そうでした。

 

我が家の歴代猫を全員知っているのは、私と実依爺だけなのです。

 

 

赤ちゃん猫の実依が、拾われてきたとき。

 

先住猫は準、雛、五郎の三匹でした。

 

実依は四匹目でした。

 

それが16年前のことに、なります。

 

 

実依の次に加入したのが、新之助。

 

しかし新之助が会ったことがない猫が、いるのです。

 

五月です。

 

 

我が家に半年だけ、いました。

 

保護したときすでに10歳の老猫。

 

新之助が来る前の年の冬に、突然亡くなってしまいました。

 

 

こんな赤ちゃん猫兄弟がいたことも、ありました。

 

この子達は一ヶ月だけ、いました。

 

私が仮パパです。

 

良縁あって、兄弟で貰われていきました。

 

 

赤ちゃん兄弟のチョコマカ具合に、引いている猫たち。

 

みんなこれでもまだ十分、若かったんですけどね。

 

あの兄弟も今頃は13歳くらいになっているはずです。

 

 

メインクーン赤ちゃんの帝のことも。

 

よく面倒を見てくれていたものです。

 

帝と一緒にいたのは、四ヶ月だけでしたからね。

 

最短でした。

 

 

帝の妹の麗とは、おじいちゃんと孫みたいな感じで。

 

麗がいなくなってからも、しばらくは。

 

ずっと帰りを待っていました。

 

 

そして結汰。

 

歴代猫を全員知っているということは。

 

それだけ別れも多く知っていることになります。

 

 

長生きしていたら。

 

去夏からはそっくり柄のキジトラ猫と、暮らすようになりました。

 

こうやって並んでみると。

 

実依の方が色が少し薄くて、丸っこいのです。

 

 

今回の記事を、書くにあたって。

 

写真を探していたら、こんなのも出てきたんですよ。

 

桃ちゃんの写真、懐かしい。

 

この写真のなかで残っているのは、実依と新之助だけになりました。

 

 

実依は長老ではあるものの、最長老かどうかはわからない。

 

推定3歳まで野良猫をやっていた秋生の方が、少し年上なのです。

 

でもそこは、推定でしかありませんからね。

 

実依は赤ちゃんの時から知っているので、年齢は判明しています。

 

 

準、雛、五郎、五月、帝、麗、桃、結汰。

 

実依爺、覚えているかな。

 

猫は自分にとって嫌なことだけは、長期的に覚えているものの。

 

大抵のことは数十秒で忘れるというんですがね。

 

 

時々、ミャ〜ミャミャ〜🎵と何やら歌を歌っています。

 

何の歌か、いつか教えてくれないものかな。

 

 

 

結汰が旅立って、ひと月が経ちました。

 

人間も猫も、まだ慣れません。

 

 

なぜ、あんなことになってしまったのか。

 

まったくもってわかりません。

 

何の予兆もなかったのです。

 

寝ている間の、突然死だったのです。

 

 

あの日、結汰はここに横たわっていました。

 

抱き上げたときすでに、心臓も呼吸も止まっていたのです。

 

開ききった瞳孔と、だらりとした舌を見て。

 

結汰が行ってしまったと、わかりました。

 

 

それ以来、夜になると玄乃がこの場所に来るのです。

 

猫にはわからないのでしょう。

 

このおもちゃにも結汰の匂いが残っているのかもしれませんね。

 

子猫の頃から中に入るのが、好きだったんですよ。

 

 

この間まで、ごはんのときはいつも一緒でした。

 

猫缶の蓋が開く音が、すると。

 

二匹揃ってキッチンカウンターの上に、飛び乗ってきたものです。

 

 

いまは玄乃だけになりました。

 

食べながらずっと、キョロキョロしているのですよ。

 

ユウ兄ちゃんがそのうち出てくると、思ってるのかな。

 

 

昼寝のときも。

 

 

いまはポツンとしています。

 

 

イカ耳になって、悲しい顔をしています。

 

クロノン寂しいね。

 

 

フ〜〜ガ〜〜〜スライム

 

 

このタイミングで、また新ちゃんの寝言が聞こえてきました。

 

ハハハ、なんて格好ですか。

 

新之助を見ていると悲しい気持ちも飛びますね。

 

ずっと、結汰といがみ合ってばかりいた新之助。

 

 

たいてい、おやつの取り合いか。

 

夏場にひんやりマットの、取り合いか。

 

ニャ〜!猫あたまフガッ!牛あたま みたいな感じで、唸ってました。

 

それももう、遠い思い出になりました。

 

 

結汰はいつも、換気扇の上から見下ろしていたものだから。

 

台所に来るとつい、見上げてしまうのです。

 

一番高所にいる猫が一番偉いという話を、聞いたことがあります。

 

お父さんいつも下っ端だった!?

 

 

その前はメインクーン麗が換気扇の上で暮らしていたものでした。

 

その麗も2年前、6歳になったばかりでいなくなりました。

 

結汰も6歳になったばかりでした。

 

右の方に写っているメインクーン雛は、17歳まで生きました。

 

猫の寿命、わからないものです。

 

 

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結汰が突然、旅立って。

 

ショックなのは人間だけでは、ありません。

 

 

6月18日の午前2時。

 

結汰が突然、旅立ってしまいました。

 

ユウにいちゃんはなんで起きてこないのかなと。

 

玄乃、しきりにチョイチョイとしてました。

 

 

それからというもの。

 

玄乃、階段の中頃でずっと座っているのです。

 

イカ耳になって。

 

なんでここかなと、思ったんですけどね。

 

わかる気がします。

 

 

結汰は1日何度も一階と2階を往復していたのです。

 

ここにいれば、必ず通りますからね。

 

待っていればそのうち結汰に会えますね。

 

結汰が、来れば…

 

 

ユウ兄ちゃん、なかなか来ないな〜。

 

 

そろそろ来てもいいころなのにな〜。

 

 

イカ耳になっちゃうよ宇宙人

 

 

クロちゃん…ショボーン

 

キジトラ実依も麗が帰ってくるのをずっと、待っていました。

 

出かけたきりなかなか帰ってこないと、思っているのかな。

 

もう帰ってくることが、ないのだとは。

 

猫にはわかりません。

 

 

結汰とは生まれたときから一緒でしたからね。

 

玄乃の方が一ヶ月くらい、年下の生まれで。

 

結汰の母猫がついでに玄乃を育ててくれていたのでした。

 

野良猫時代から一緒だったので、離すには忍びないと思いましてね。

 

 

二匹一緒に、お迎えしたのでした。

 

小さかった!

 

玄乃はとくに細かったしね。

 

 

そのうち玄乃の方が体が大きくなりました。

 

ついこの間まで、毎日一緒にごはんを食べて。

 

 

いつでも一緒にいたのです。

 

それが突然、いなくなっちゃったわけですからね。

 

こんな光景を見ることも、もうできなくなってしまいました。

 

 

いまとなってはクロノン、一匹で寝るばかり。

 

寂しそうですが…

 

人間に猫の穴を埋めてあげることは、難しい。

 

お互い言葉からして通じない、違う世界の住人なのです。

 

 

しんみりしていると、向こうから情けない声がフガ〜スライム

 

新ちゃん、そこで何やってるんですかね???

 

カーテンに爪が引っかかって、ヘソ天の体勢でもがいているのでした。

 

どんな悲しいときでも笑いを提供してくれる、新之助でした。

 

 

 

 

 

ハハハ、寝ぼけています。

 

これがまさか、生前最後の写真になってしまうとは。

 

 

先週水曜日の昼間は、いつも通りこうでした。

 

いつも通りの、結汰でした。

 

新之助のダラケも、いつも通りでした。

 

 

ほんとうに、何があったのかわからないのです。

 

夕方まで、元気に走り回っていたのです。

 

これが水曜日の夕方のことです。

 

それからわずか二日後の、金曜日に。

 

 

同じ場所で今度は骨壷に入って、並んでいるのです。

 

五郎、雛、桃、麗の隣に。

 

不条理としか言いようがありません。

 

そういえば麗も6歳になったばかりでした。

 

 

水曜日はちょうどAmazonから今月のごはんが届いたところだったんですよ。

 

結汰が食べると思って、これだけ買ったんだけどな。

 

寂しいものです。

 

 

いつもなら、真っ先に飛んでくる子がね。

 

もう、来ないのです。

 

しんみりしていると、足元からフガフガ〜牛あたま

 

 

フガフガって。

 

こんなときでも新之助は笑わせてくれるんですね。

 

こんなときだからこそ、ですかね?

 

 

結汰も来年はシニア猫の仲間入り。

 

時間が経つのは早いもんだ、と思っておりました。

 

早かったのは、お迎えの方だったなんて…

 

 

結汰にあたたかいお言葉の数々、ありがとうございます。

 

あまりに多くのコメントを頂戴してお返事できておりませんが、全部読ませていただいています。

 

日課となっていたオムツ交換も、思い出となってしまいました。

 

 

 

 

昨日まで普段通りに元気いっぱいだったのに。

 

なぜ? どうして?

 

 

結汰が夜中に突然、何かが詰まったような呼吸をし始めて。

 

目が覚めました。

 

結汰、どうした?

 

と様子を見に行ったときにはすでに、心臓が止まっていました。

 

午前2時のことでした。

 

6歳になったばかりでした。

 

 

結汰を可愛がってくださり、ありがとうございます。