もう半年になるのです。
月日が経つのは、早い。
去年の7月、五郎が旅立ちました。
リンパ腫で余命あと数日の、五郎。
それを眺めていたのが、麗でした。
次が麗の番に、なるなんて…
一年前。
まさか一年後にいないとは、思ってもみませんでした。
毎朝実依爺と一緒に、起こしに来てくれることがなくなるなんて。
こんなにも、早く。
これはどうも、猫同士の挨拶みたいですね。
おでこをゴチンとやっておりました。
私も一緒に、ゴチンとやってみたところ。
結構、痛くてですね。
これはほんとうに、後から見返せばの話なんですけど。
これが秋の、麗。
これが、冬の麗。
どこかちょっと、しょぼくれた感じがありました。
病気だったんですね、いまから思えば。
腎臓が悪くなってきていたのでしょう。
しかしまだ普通に暮らしていました。
よだれを垂らすようになって、なんだかおかしいなと。
そう思って動物病院に連れて行ったら、そこで即入院。
最初は歯周病かなと思っていたんです、ひなのように。
歯の病気もたしかにありました。
しかしそれ以上に、腎不全を起こしている方が深刻でした。
1週間の入院で、一度は持ち直したのです。
一度は希望を持たせてくれました。
しかし一度悪化した腎機能は、元には戻りません。
腎不全が判明した時点で、すでに悪すぎたのです。
腎臓は沈黙の臓器といわれ、気づくのが遅れるといいます。
まさにそうでした。
オムツが必要となり、測ってみた寸法はSSサイズ。
これじゃ子猫サイズですよ。
腎臓がいよいよ働かなくなってからは、ひどいものでした。
食事が摂れずどんどん痩せ細り、鼻水も止まらず。
気分が悪くて苦しそうな感じがありました。
麗ちゃんとはもっと長くいられると、思っていました。
早世した妹と異母兄の分まで。
残念ながら麗ちゃんも6歳と1週間の、猫生でした。
これはもう運が悪かったとしか、言いようがありません。
歳をとって慢性腎不全になるだけが、腎臓病ではありません。
他にも当然、あるわけです。
麗ちゃんの骨壷、まだなんです。
以前注文していた写真入り骨壷が、廃盤になってしまいまして。
代わりを決められずにいました。
そろそろ彼女の分も作ってあげないとね。