いつも睦まじいのは、よいことながら。
そんなに詰まって、狭くないんですかね?
秋生と、夏子。
今日もねころんに収まっています。
収まっていますというか…
あきおの頭が、はみ出していますね。
これだけ日当たりが良かったら。
むしろ暑いくらいじゃ、ないんですかね?
別の角度から写真を撮ろうと。
ねころんの真向かいに立ったところ。
夏子が急に目を覚ましました。
私、睨まれてます!
影をつくったことを、怒っているようです。
グースカ寝ていたかと、思いきや。
そういうことは、わかるんですね。
敏感なんですね。
古代ギリシャの哲学者に、ディオゲネスという奇人がおりまして。
アレクサンダー大王との逸話が、残されています。
なんだか思い出しちゃった。
場面はアレキサンダー大王とディオゲネスのコリントスでの有名な出会いで、ひとつの樽をねぐらとして豊かさと社会的因習への軽蔑を教える哲学者に、ギリシア世界の支配者は他に望むものはないのか、と尋ねる。この間いに対してディオゲネスは「さよう、私の太陽を遮らないでくだされ」と答えるのである。
なお、ディオゲネスが樽に入っていたとするのは後世の誤解だそうで。
ラテン語に翻訳されるときに、甕を樽と訳したことで混乱したみたい。
そういえば、過去にも。
麗が影をつくったら、新之助が目を覚ましたことがありました。
猫って意外と、日陰に敏感なもんですね。
新之助みたいな鈍感そうな猫でも、わかるんですからね。
結局、この角度に戻りました。
秋夏の部屋、とても日当たりが良いものですからね。
晴れた日の午後は半袖でいられるくらいです。
こちらの部屋では…
キジトラ組が仲良くしておりました。
さきほどの麗ちゃんの写真は、3年前のものです。
実依はなかなか麗がいなくなったことが、わからなくて。
いつまでも探していたものです。
今日も新之助は終日コタツの上。
お腹を温めるのに余念がないのでした。




































































