「山羊たちの沈黙」
グラント・ヘスロヴ監督作品。(アメリカ)94分
「ヤギと男と男と壁と」
ジョージ・クルーニー様、ユアン・マクレガー様、ケヴィン・スペイシー様、ジェフ・ブリッジス様他
一応、原作有り。ジョン・ロンスン著「実録・アメリカ超能力部隊」。
ってことで、一応、実話ベースって話です。
地方新聞社の記者、ボブ・ウィルトン(ユアン・マクレガー様)、妻に浮気・離婚され、
ここは、でかい記事を当てて、見返してやるとばかり、
イラクへと戦場取材に向かう・・・が、行動規制が多く、ホテルで暇をもてあましている中、
かつて、別取材で聞いたことがある男、リン・キャシディ(ジョージ・クルーニー様)と出会う。
彼こそ、山羊をキラキラした目で見つめるだけで、殺すことが出来る超能力の持ち主。
ビル・ジャンゴ(ジェフ・ブリッジス様)率いる、超能力兵士を育成する、
米軍に存在した極秘部隊「新地球軍」の筆頭兵士。
世界を平和に導く善の力、フォースを身につける「ジェダイ計画」。
大真面目に、壁のすり抜け(ぶつかる)、透明化(気持ちの問題?)、遠隔視の訓練に励む。
ってんで、「スターウォーズ」本家ご出演のユアン・マクレガー様と、「フォース」「ジェダイ」の連発。
いやはや、楽しい。クルーニー様って、王道ハリウッド男前な上、政治色もあり、
極めて真面目な作品も多い。
しかし~、仲良しされてらした、ブラピ様と同じく、
おバカな情けない目に合う役とかが、一番魅力的に見えてしまうので、当作、ハマってる。
ま、今やご立派な奥様と「対」で売りですが・・・
彼を敵視する、心理実験専門のラリー・フーパー(何かと話題のケヴィン・スペイシー様)。
見るからに怪しい役を、楽しんでらっしゃるご様子でした。(男性ヌード場面にご登場も意味深)
しかしまあ、空の雲を消して見せると、凝視してて、
障害物なんてない砂漠の道で、わざわざここ?な岩に車を乗りあげ、立ち往生。
身代金誘拐で捕まったりな超能力者?との、凸凹珍道中。
軍を退役して会社を設立、心理実験や超能力実験を続けるラリーは現れるは、
(わざわざイラクで?)
ラリーの実験の責任をとらされ、軍を追放されたビルまであらわれるは・・・
山羊の話には「山羊たちの沈黙」ギャグ、
大詰めには、実験施設を壊滅させて、一匹の山羊を抱えて逃げるリン。
ハンニバル博士は出て来ないのか?「スターウォーズ」は何処へ行った?
なんだかんだ言って、とりあえず大団円?
彼らと別れ、帰国したボブは、体験を記事にする。
そして、信じる者は救われる?壁に向かって走り、軽快に通り抜けるエンディング。
だって「スターウォーズ」だもんね。
公開当時、「私のジョージ」と仰る位、クルーニー様ファンのお方に、
感想を伺ったら「全然面白くないわ、あれ」と言われ、拝見してなかった。
うん、基本、趣味が合わないことを考えるべきだったか?
結構、笑わせて頂きましたよ。