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たかがMPS(筋筋膜性疼痛症候群)、ふわふわ筋肉を手に入れろ!

一般的な治療法で激痛からは解放されたものの、

疼痛は全身に及び、股関節可動域制限も完治に至らず。

そこからは一切の治療を止め、自己流治療。

発症から完治まで。


私が完治の目標として最初に設定したのは、





痛みを思い出しても痛まないこと


以前と同じ動きをしても痛まないこと(ただし普通の筋肉痛は許す)


二度とぶり返さないこと





だった。





は、もうとっくにクリアしている。


「呪われた6週間」をリアルに思い出し、痛みに浸りきってもいっこうに痛まない。


確かに脳は痛みを記憶するが、


何も問題がないのに痛みを再現するようなバカなマネはしない





も、ようやくクリア。


ダンス系エクササイズは問題なし(筋肉痛もなし)。


ただ、ヨガは柔軟性、持久力がもう少し必要。


健康な時でもこれができるまで何ヶ月もかかったんだから


もう少し時間が必要だ。





については、正直、何年も先のことは分からない。


ただ、もう予防法が分かっている。(つまり原因が分かっている


よっぽどヘマをしない限り再発はないだろう。


それに万一再発しても、対処法も治療法も分かっている。





これで完治、根治したとみなしても、いいよね?


私は満足してる。




そして最後の最後に現れたのは、胸の痛みだった。


だがこれは今まで感じていた痛みとは明らかに違う。


筋肉による締め付けや痙攣ではない。


実際、胸まわりの筋肉を触ってみても特に異常は感じられない。


押してみても痛いところはどこにもない。


それなのに苦しくて仕方がないのだ。




この胸の痛みを何かに例えるなら・・・




そう、今にも泣き出しそうになるのを


ぐっと我慢し続けている時に感じる痛み。




ところが実際には悲しいことや辛いことは何もない。


友人たちと楽しくわいわいやっている最中でさえ、


ただ胸の苦しみだけが、感情を伴わずに存在している奇妙な状態だった。




こんな状態が3日も続き、


何をどうすればいいのかさっぱりわからないでいた。




そしてようやく気がついた。


この苦しい胸の痛みは、私自身が自分の体に与えていたものだと。




今から思えばバカみたいな話だが


その時は心から、自分の体に謝っていた。




そして胸の痛みがすーっと消えていった瞬間、


これで本当に治ったのだと実感した。


自分の中で確かに、何かが変わったのを感じたのだ。












今までに経験した様々な痛みが再現された後は、


えっ、これも痛みを発する前の前兆だったの?というような症状、


例えば風をひいていないのに咳が出るとか、


治療済みの歯が痛み出すとか・・・(神経抜いたのに何でやねん)


そういえば歯科医に歯ぎしりを指摘されたのも思い出した!


他にも喉に食べ物を詰まらせやすかったとか・・・


口が渇くのでずっとガムを噛んでいたとか・・・




そういったものが数え切れないほど


実際の症状として、または記憶として、


次々に現れては消えていく・・・。




まるで時間を遡っていくかのようだった。







そろそろ体の声が聞こえなくなってきている。


せっかくどんな小さな声でも聞こえるようになっていたのに・・・。


聞こえなくなってきたのはもう体が声をあげる必要がなくなったから?




そんなことを思う日々が続いていた時だった。


突然、背中が痛い。ビリビリきた。


わー、ここの筋肉が固まると歩けなくなるから勘弁してよー。


と思っていると、2、3時間で治まった。




次に現れたのは、ちょうど肘をぶつけた時の骨に響くような痛み。


症状のひどかった時に股関節から足先まで


骨に沿ってビーンと響いていた大っ嫌いなヤツ。


それがとっても控えめに股関節から10cmほど現れた。




それからも、今までに経験した様々な痛みが次々に、


控えめに現れては消えていく・・・。





わかった! 別れの挨拶だろ?


いろんなことを教えてくれたね


大丈夫。ちゃんと覚えといてやるから安心して消えな。




そんなことを思っていた。










これまで、ひたすら「ふわふわ筋肉作り」に集中してきたけど


今日は別の角度から、この自己流治療法について考えてみる。




比較するのは心身症の自己治療法

http://www.biwa.ne.jp/~susumu55/selfcontrol.htm



なんで心身症? だってメンタルが絡んでることは否定できーーーん!





<STEP1>


ストレスのなかで自分がどのような感情に支配されやすかったかを知る


→ 私の場合は自己否定。(気付いたのはだいぶ後だったけど)





<STEP2>


よく「病は気から」と呪文のように言われますが、


病は生活習慣から」という視点が先でしょう。(本文より)


→ 私は筋痛症を生活習慣病ととらえ、栄養や姿勢を見直した。


   また徹底して体を冷やさないようにした。




心身症を述べる時に「心から体へ」という方向性が注目されがちです。


しかし逆の「体から心へ」というベクトルも軽視できません。(本文より)


→ 私がやったのは「体から心へ」。





<STEP3>


リラックス法の習得


→ 私がやったのは呼吸法と筋弛緩法





<STEP4>


身体との対話


→ 例のようなややこしいことはしていないが、体の声(痛み)を聞いていた





<STEP5~7>は長くなるので省略





<STEP8>


自然の癒し


→ 都会だと難しいけど公園はある。


   私はウォーキングに出かけて花の香りや虫の声を楽しんでいた。





<STEP9>


日々の小さな運動の積み重ねが、徐々に体質改善をもたらし、


多くの心身症の克服に役立つはずです。(本文より)


→ 小さな運動と言えば、私の場合は「ゆる体操アレンジ」と「ストレッチ」


   あ、本文にあるトイレ体操は筋トレ系なので筋痛症の人は×。





<STEP10>


症状を治すのではなく、その症状で、自分の何かを変えるのです。


一言でいうなら、『病気を治す、ではなくて・・・・・・病気で、治すのです』(本文より)


→ まさに体の痛みという症状で自分を治したのだと思う。





振り返ってみると、意外にマトモなことやっとるやん!

























これはMPSではなく変形性股関節症などの疾患がある方を


対象にかかれたブログだが、共感するところがあるので一部ご紹介。


(でも変形は痛みとは関係ないから、やっぱMPSだ)





話し相手を誰にするか、というのは難しい問題だが


(本来なら医師やリハビリのスタッフだが、時間的に余裕がない)


話をすることで、自分の症状を客観的に見ることができるようになり、


現在の自分の状態を理解できるようになる、というくだりがあって・・・


以下、コピペ。





痛みがひどいと、「痛い、痛い」という思いが前面にでてしまって、


どんなときに痛いのか、どういう痛みなのか、こんな姿勢をしたときは



痛くないとか、これをやった次の日はもっと痛くなるとか、


そういったとても大切なこと考えることを辞めてしまっています。




しっかり話をしていくと


「こういう姿勢してたら痛くなんやけどな」


と自分で気づいていることを初めて理解できるようになります。




痛みを解決するヒントはこのあたりにもあって、


「なぜそのような姿勢をしたら痛くないのか」を


考えていけば、痛み軽減につながっていく可能性もあります。




自分の症状を理解することで、損をすることはないですよ。





うん、これは絶対!


私もとことん自分の筋肉を観察して自己流治療法を思いついた。



今日はわざと筋肉を痛めつけてみる。


回復度をチェックするためだから、良い子はマネしちゃいけないよ~。



ウォーキング(大股速歩き)40分、


階段の上り下り15分を休憩なしでやってみた。



膝、笑いまくりやーん!


太もも、パンパンやーん!


そして翌日・・・


イッテーッ!


でも、これは・・・


懐かしの普通の筋肉痛!


右太ももの付け根に若干締まった感じがあるけど


これくらいなら特に問題ないんちゃう?


筋肉痛は長くとも3日以内に治まれば正常だ。



さらに別の日・・・


10cmヒールで朝まで遊ぶ。(あくまで回復度チェック)


さすがに足がヤバくなったが、帰って爆睡したら復活した。


痙攣もほとんど起きなくなった。


たま~に深いところで振動を感じるくらいかな。



さらに別の日・・・


ちょこっと走ってみた。


以前は走ろうとすると骨が骨盤から


バラバラになってしまいそうな感覚だったが、


(筋肉はガチガチなのにどうして骨はバラバラになりそうなんだ?)


今回はしっかり走れた!




<余談>


今日1014日付のK先生のブログ


結局医師の自作自演の匂いがぷんぷんする。」


モロ言ってくれちゃうね~、この先生。


原因を知らずに治療しているなら勉強不足。知っててその治療なら詐欺だな。



ある本を読んでいて思ったんだけど、


線維筋痛症の治療には非薬物治療もあるらしい。


患者教育、有酸素運動、認知行動療法などを行うらしいが、


昔の人はみな、そういうのを生活の知恵としてやってたんじゃないかな。


わざわざ病院行って金出して教えてもらう必要ある?



この話は「トイレ」


http://ameblo.jp/iron6/entry-11313970405.html


の番外編みたいなものだ。恥かきついでに話しておこう。




筋痛症の人は筋肉だけでなく内臓にも影響がでている人が少なくない。


当然と言えば当然だな。




私の場合は胃腸だった。


少し食べただけで胃がパンパンに膨れ上がるので、


一回の食事を2、3回に分けて少しずつ食べていた。




だが何より苦しかったのが便秘だ。


数ヶ月の間は乳酸菌、オリゴ糖、食物繊維を大量に摂取し、


薬や自己流マッサージで何とかなっていたが、


6月ごろについにピークを迎えた。


便秘薬を限界量まで飲んでもまったく効かない。


左下腹部を触るとゴロゴロと石が詰まっているような感じだ。


さすがに危機感を覚えた私は、病院へ行こうと考えた。




でも病院で何されるんだ?


ちょっとネットで調べてみると浣腸でダメだった場合、


「摘便」というのをされるらしい。


つまり看護婦さんにホジホジされるのだ。



ひーーーーっ!




そしてトイレで2時間も頑張ったあの日、


最後に脳裏に浮かんだのが「摘便」の二文字。


そんな生き恥をさらすようなことをされるくらいなら


いっそ、ひと思いに・・・




私は覚悟を決めた。そして・・・




ビニール手袋を3枚重ねにして手にはめたのだった!












お尻が楽になってきた。


もうすでに痛みはなくなっていたが、


床に座ると坐骨周辺にどうしても硬さが残っていた。


それがもうほとんど感じられない。





痙攣もたまにしか起きなくなった。


そしておもしろいことに気がついた。


太ももの筋肉が固くなってきたと思ったら、


グンニュって感じで筋肉が動く。


すると、ふ~っと硬くなった筋肉がゆるむ。


筋肉自らがヨイショと動いて緩めてくれているようだ。





やるなー、筋肉!





そういやぁ、トリガーポイントも自然に消えちゃったな。


皮膚感覚のおかしかったところも正常に戻ったみたいだ。




<追記>


「皮膚感覚がおかしい」というのは、


先生の白衣の袖が当たっただけで、


金属製のものを押し当てられたように感じたり、


圧痛点を探すのに指でグリグリされると、


思いっきり爪を立てられているように感じたり・・・


もちろん先生の爪は伸びていない。



またスカートの裾が触れただけなのに擦りむいたように感じたり、


体を洗っていると擦り傷の上をタオルでこすってしまったように感じたり・・・


それでいてその部分をそっと指で触ると、他の部分より感覚が鈍かったり・・・



何か熱いものを押し当てられたように感じたり、


誰かに腕をつかまれたように感じたり・・・


もちろん周りにそんなことをするヤツはいない。



何もないのに何かを踏んづけたと感じたり・・・


足の裏から股関節まで直径1センチくらいの棒が突き抜けたように感じたり・・・


あ、これ痛そうだけど「何、今の?」って感じで余裕カマせるレベルね。


とにかく、おかしな感覚がいっぱいだったのだ。





また温泉に行った。


やっぱ温泉はラジウム温泉の方が血流アップ効果を感じたな。




でも今回の目的は坂道歩行の練習。


自宅の周辺では平らな道と階段でしか練習できなかったので、


この機会を利用してとことん歩く。




この温泉の周囲は急な坂道のアップダウンばかりで


ほとんど平らな場所がない。


そんな道を20分ほど歩いていると


ヤバい、太ももがパンパンになってきた。


やはりまだ治っていないのか。


そう思った瞬間、夫がこう言った。




「けっこうキツいな。俺、フクラハギ、パンパンになってきた。」




なぬ? 




運動不足とは言え健康な夫と同じレベル!


そしてパンパンの太ももも、一晩眠っただけで回復した。


もちろんあの筋痛症特有の変な痛みはない。


ということは、これは普通の筋疲労!


回復スピードも問題ない。(以前は回復に1週間から10かかった)




筋力低下は認めざるをえないが、


これで筋力を徐々に元の状態に戻していくことができれば


私が満足する完治のレベルに到達する。