たかがMPS(筋筋膜性疼痛症候群)、ふわふわ筋肉を手に入れろ! -3ページ目

たかがMPS(筋筋膜性疼痛症候群)、ふわふわ筋肉を手に入れろ!

一般的な治療法で激痛からは解放されたものの、

疼痛は全身に及び、股関節可動域制限も完治に至らず。

そこからは一切の治療を止め、自己流治療。

発症から完治まで。


<パターン1>


痛みに囚われると余計に痛む。


痛みで不安になる、悲観的になると陥りやすい。


冷静に客観的に痛みを観察する訓練を積めば、


この悪循環は大したことはない。





<パターン2>


TPB注射、鍼、マッサージなど、治療自体が痛み刺激となり、


さらに筋緊張を促進するパターン。


私がハマっちゃったやつ。


なんと、麻酔を打ったそばから痛むということが何度かあった。


ありえへん!





<パターン3>


「痛みを無視すること」が治癒を妨げているパターン




〔例1〕


「痛みを無視して楽しいことをしよう!」


→ 映画を見に行く(本人はこれが約2時間もの間、


   筋肉に負荷をかけ続ける行為であることを知らない)


→ 薬を飲んでいるので痛みを発していることに気がつかない


→ 例え痛みを感じても気のせいだと無視をする


→ 帰宅後、あるいは翌日、症状は悪化する。


   しかし本人はなぜ悪化したのか気付かない。




〔例2〕


「痛みを無視して楽しいことをしよう!」


→ 運動をする(本人はそれが間違ったやり方だったり、


   適切な運動強度でないことを知らない)


→ 薬を飲んでいるので痛みを発していることに気がつかない


→ 例え痛みを感じても気のせいだと無視をする


→ 運動後、あるいは翌日、症状は悪化する。


   しかし本人はなぜ悪化したのか気付かない。




病気の筋肉ちゃんは扱いが難しいのだ。









私の回復ぶりを目の当たりにしているのは、


毎週のように通っている図書館の職員かもしれない。


なにしろ体中に痛みが広がったときに通院を止めているのだから、


医師は私がどうなったかは知らない。





最初の頃は、大きくびっこを引きながら


必死の形相でカウンターに現れ、


借りる本と言えば、痛み関連の本ばかり。


鬱関連の本まで借りて・・・相当ヤバいやつだと思われたろう。





それがだんだんと、まともに歩けるようになり


借りる本も、「体を動かすための本」へと変わっていった。





図書館の職員は大勢いる。


そんなやつ、いたっけ? というのが実際のところだろうが・・・。







<痛み関連本の読み方>


生活習慣や運動、食事について、これはいい、これはよくないと


書かれていることについて、なぜいいのかなぜよくないのか


徹底的に追求するといいよ。




あと、痛み以外で現れる症状について


それぞれ単独で考えた場合、何が原因でそうなるのかを


徹底的に調べるとおもしろい♪


筋肉はふわふわとガチガチを繰り返している。


が、このガチガチももう以前のものとは違う。


ちょっと硬くなっている違和感がある程度だ。


普通の筋肉痛の方が痛いかもしれない。




最近、よく思い出す言葉がある。


どんな話の流れでこの言葉が出てきたのかは、まったく思い出せない。


だが妙に気に入っている。




その友人が言った言葉とは・・・




「あたし、ゆる~く生きてるから~♪」







なかなか改善しなかった右股関節の可動域だったが、


今日、無意識のうちにあぐらを組んでいた。





改めて左右差を比べてみると


見た目にはもう、ほとんど差がない。


やはりこれも硬く縮んだ筋肉の仕業だった。


だから、まだ筋肉が緩んでないのに


リハビリをやってもムダだったんだ。


それなのに何であの時、医師はリハビリを勧めたんだろ。


やっぱり筋肉の状態は自分で確認せんとアカンな





ただ、見た目には問題はないが


自分の感覚ではまだ硬さや違和感が残っている。


これがなくなるまで、とことんやるぞ!



って何を?


基本的には最初のころから始めていたことになんら変わりはない。


ただテニスボールでのマッサージだけは止めた。


どうも私の場合、トリガーポイントをいじくるとよくないようだ。





<余談>



K先生は慢性疲労症候群に対してはビタミンCを点滴されるらしい。


私の場合はポッ●レモン。


もちろん野菜や果物からも摂ってるよ。


その他の栄養素も忘れてはいない。




夏が終わろうとしている。


それとともに私の「ケイレン祭り」もそろそろ終わりなのか、


ピクピクが治まってきた。


ついこの間までは左の人差し指が


おもしろいようにピクピクして


ブログを書くときもキーを打つ音とは別のカチカチ音が


聞こえるくらいだったのに、やっとおとなしくなった。



全身のあらゆる筋肉がひっきりなしに痙攣していたのが


今はもう数箇所に限られてきた。



もちろん筋肉もどんどんやわらかくなっている。


まるで呪いが解けていくように・・・




私が「足、くじいちゃって・・・。」と言えば、


それはお尻から脚全体が痛くてびっこを引いている時だ。




私が「食べすぎで苦しい。」と言えば、


それは胸部から腹部の締め付けが辛くて動けなくなっている時だ。




私が「腰を痛めちゃって・・・」と言えば、


それは股関節の可動域制限、または腿の付け根の締め付け、


またはお尻全体が痛い、または背中に痛みや痺れがあるため、


お行儀良く座っていられない時だ。




私が「腕のスジ違えちゃったみたい。」と言えば、


それは腕が痛いかダルいかで力が入らない状態の時だ。




私が「寝違えちゃったみたい。」と言えば、


それは顎、首、肩、いずれかが痛む時だ。




私が咳き込めば、


それは痛みで体がビクッっとなってしまった時。




私が「脚がシビれた。」と言えば・・・


これはストレートに言っても通じる。


ただし相手を見ないと、おもしろがってツンツンされるはめになる。




私が「透明人間に膝カックンされた~!」と言えば・・・


これはさすがにドン引きだな。


脱力して立てなくなってしまった時だが、いまだにごまかし方が分からない。


人前で起きなくてよかった。




私は痛みを自分に対してはごまかさないが、


人に対してはとことんごまかす。


痛みを誰もが知るものに置き換えれば、


余計な心配をかけさせないし、理解もしてもらえる。


時には「それ、わかる~っ!」「私も!」と大盛り上がりになるのだ。










ところが・・・だ。



「そんな難治性の病気にかかってるなんて、かわいそう。


(でも私には関係ないわ)」



え~っ!難治性の病気だなんて一言も言ってないよぉ。


(確かに治るのに時間はかかっているが・・・)



「体のどこにも異常はないんでしょ。気にするから痛いのよ。」



それは病院の検査で見つけられないだけの話で本当は・・・


私の話は彼女の耳には入っていないようだ。



「痛いだけで死にはしないんでしょ。


私なんて臓器の一部を失ったんだから。


それがどれほど辛いことだか知ってるの!」



ガーーーーーン!


しばらく会っていなかった彼女にそんなことがあったなんて!



もちろん私の辛さを分かってくれとは一言も言っていないし、


思ってもいなかった。


なにしろ本人はどれだけ痛もうが、それなりに楽しんでいたからだ。


(だってこんな摩訶不思議な痛み、今まで味わったことある?)


できれば関西人らしく、痛みを透明人間にボコられる様子に例えて


おもしろおかしく話してやろうと思っていたくらいだ。



だが・・・どうやら彼女は友人に私と同じような症状の人がいて、


嫌な思いをしたらしい。


そして彼女自身も大変な経験をしたので、


ただ痛いだけの私にムカついたのだろう。


結局、本当に伝えたいことは何一つ聞いてもらえなかった。



私はこの大失敗を経験して以来、二度と話すまいと心に決めている。


本当に筋痛症の知識を必要としている人にはこっそり教えてあげるけどね。




当時こんなものは1ヶ月もあれば治ると信じていた私は


以前から人に会う約束をいれてしまっていた。


ところが何とか歩けるようにはなったが


まだかなりの痛みを伴う状態だ。



キャンセルしようにも相手は遠方から泊りがけでやってくる。


それに私も数年ぶりに彼女に会いたい。


さんざん迷ったあげく、正直に自分の症状をあらかじめ伝えておくことにした。


相手に余計な心配をかけさせないため、不快感を与えないためだ。


それに筋痛症というものがあることを知ってもらう


いい機会になるかもしれないと思った。



痛みに顔をしかめてしまったり、体がビクッとなったり、


いきなり脱力して立てなくなれば相手は驚き、心配するだろう。


しばらくすれば治まるから気にしないでと言いたかった。



痛みや締め付け、関節の可動域制限で


きちんとした姿勢が保てなければ相手は不快に思うだろう。


お行儀良く座っていられなくてごめんねと言いたかった。



そして筋痛症は誰にでも起こりうるもの


であるにもかかわらず、その知識を持った医者が少ないため、


患者は早期に適切な治療を受けられずに悪化する。


またヘルニアなどと誤診され無用な手術を受けるはめになる。


筋痛症の知識があれば余計な回り道をしなくて済むよと


教えてあげたかった。



少なくとも「病気の私を気遣って」なんて気持ちは


これっぽっちもなかった・・・。





筋・筋膜性疼痛症候群、線維筋痛症、


どちらもちゃんとした病名ではないので、


通っていた病院では、最初に私が痛みを訴えた場所から


変形性股関節症ということになっていた。


もちろん私の股関節に変形はない。





鍼灸整骨院では捻挫、筋挫傷ということになっていた。


おいおい、全身捻挫に筋挫傷かよ~。


一体、どんな過酷な職業に就いてるヤツやねん。





そういえば1軒目の整形外科で紹介状を書いてもらった時、


薦められたのはリウマチの治療に力を入れている病院だった。


この時はまだ筋痛症の知識がなかったので、


なぜリウマチではないと分かっているのに


そんな病院を薦めるのか疑問に思っていたが・・・


あいつ、線維筋痛症を疑っとったんか!?


薦められた病院へ行かなくてよかった。





とにかく、私自身は自分の症状を


スーパーウルトラ筋肉痛と呼んでいる。


(筋痛症の痛みを知らない人のために言っておくが、


これは、ただの筋肉痛とは比較にならない痛み。


透明人間から殴る蹴るの暴行、または


ナイフや針で刺したり皮膚を剥ぐといった拷問を受けるような痛み。


そして自分の筋肉に絞め殺されるような痛みだ。)





とにかく、治るんやったら何でもエエねん!





Wさんのブログタイトルのパクリみたいになってしまった。




<追記>


最近(2014年2月)、神経障害性疼痛のCMをよく見かける。


HPを見てみるとチェックリストには懐かしい痛みの種類がずらずら。


ほとんど当てはまる~っ!


ただ「冷風に当たっただけで痛い」とか「皮膚が赤や赤紫に変色」ってのはなかった。


が、結果は「あなたの痛みは神経障害性疼痛の疑いがあります」だって。


医師に相談してみましょうって?


これ製薬会社のCMやろ?ほんでそこと提携してる病院がおススめされるんやろ?


っつ~ことは・・・


余計なことは言わんでよろしい。 は~い(^O^)/


<全体の流れ>


2011 12月 初期症状


2012 1月 一般の整形受診


      2月 鍼灸整骨院へ通う


      3月 MPS研究会所属の整形受診


      4月 薬の服用を止める(服用は3週間のみ)


      6月 通院を止める


      7月 整骨院通いを止める


      8月 自己流治療のみ


      10月 完治



<自己流治療の流れと体調>


2012年 2月 保温、栄養の見直し(下半身の痛み、歩行困難)


      5月 ウォーキング、ストレッチの開始(ゆっくり歩行)


      6月 副交感神経を優位に、

         筋肉に負荷をかけない姿勢、歩き方の練習(全身痛、痙攣)


      7月 筋肉の緩め方を試行錯誤


      8月 心理面に注目(回復期)




<ストーリー>


わずかなヒントをたよりに、あとは本能、野生のカン(?)で自己流治療


果たしてそれは医学的に正しいことだったのか・・・




<おすすめ記事>



心身症の自己治療法を参考に、自分の治療法を振り返った記事

http://ameblo.jp/iron6/entry-11382537989.html



ミトコンドリア説を参考に、自分の治療法を振り返った記事

http://ameblo.jp/iron6/entry-11389844229.html  以下



記事の更新は予定しておりませんが、


いろいろな先生方の本を参考に過去の記事に補足を入れてます。