当時こんなものは1ヶ月もあれば治ると信じていた私は
以前から人に会う約束をいれてしまっていた。
ところが何とか歩けるようにはなったが
まだかなりの痛みを伴う状態だ。
キャンセルしようにも相手は遠方から泊りがけでやってくる。
それに私も数年ぶりに彼女に会いたい。
さんざん迷ったあげく、正直に自分の症状をあらかじめ伝えておくことにした。
相手に余計な心配をかけさせないため、不快感を与えないためだ。
それに筋痛症というものがあることを知ってもらう
いい機会になるかもしれないと思った。
痛みに顔をしかめてしまったり、体がビクッとなったり、
いきなり脱力して立てなくなれば相手は驚き、心配するだろう。
しばらくすれば治まるから気にしないでと言いたかった。
痛みや締め付け、関節の可動域制限で
きちんとした姿勢が保てなければ相手は不快に思うだろう。
お行儀良く座っていられなくてごめんねと言いたかった。
そして筋痛症は誰にでも起こりうるもの
であるにもかかわらず、その知識を持った医者が少ないため、
患者は早期に適切な治療を受けられずに悪化する。
またヘルニアなどと誤診され無用な手術を受けるはめになる。
筋痛症の知識があれば余計な回り道をしなくて済むよと
教えてあげたかった。
少なくとも「病気の私を気遣って」なんて気持ちは
これっぽっちもなかった・・・。