真似の真似は真似じゃない
下らん話ですが、お付き合いください…
(下らんことに問題を感じる方は、読むと気分が悪くなる可能性があります。お気をつけください。)
世の中には、物マネがうまい人がいるものです。
当社にも物マネ達者がたくさんいます。
そんな物マネ達者が、誰かの真似をします。
これがうまい!
身近な人間の特徴をよく捉えていて、実に面白い。
それで、その真似を真似したくなって、真似をするんですが、それが全く真似している人に似ていない。
つまり、真似を真似しても真似にならない。
当社にFさんという人がいて、彼が当社社長室のMさんの真似をすると、実にうまい。
Mさんの真似をしているFさんの真似を私がやってみるんですが、Mさんに全く似ていない…
(実に下らん話です。書きながら、驚いています。)
因みに、私の物マネのレパートリーですが…
1)麻生太郎(前自民党幹事長)
2)原稿を用意して話す小沢一郎(現民主党代表)
本日は以上です。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
白と黒
そばに御前そばというのがありますが、これはお殿様の御前に出したということで”御前そば”なんでしょう。
この御前そばは色が透き通ったように白い。
一方、田舎そばというのがあって、こいつは恐らく昔から庶民が口にしていた素朴なそばだから、田舎そばなんだろうと思います。
この田舎そばというのは、黒い。
つまり、古から白は高貴なもの、黒は卑しいものといったような感覚があるように思います。
私がよく覚えているのは、「アルプスの少女ハイジ」。
ハイジがクララの家に奉公(?)に行ったときに、「白いパンだぁ~」と歓喜するというシーンです。
ハイジはアルプスの田舎暮らし。
貧しいハイジの家庭で日常的に食べるのは黒いパンで、庶民は滅多に白いパンを口に出来ない。
そして、ハイジが里帰りするときに白いパンをお土産として持って帰る。
つまり、田舎の庶民と都会のお金持ちを対比的に描くフックとして黒いパンと白いパンが登場していたわけです。
そういえば、一年ほど前に読んだ「食品の裏側」という本(これは、おもしろくて恐ろしい本です)に、真っ白いレンコンとかゴボウというのは、漂白加工されている可能性があるから気をつけろというようなことが書いてありました。
- 安部 司
- 食品の裏側―みんな大好きな食品添加物
つまり、私たちの”白いもの信仰”を衝いた商法というものが存在するわけで、これは侮れません。
逆に、洗練された白いものよりも、素朴な黒いもののほうが栄養価が高い、あるいは、変に加工されていないといったようなことで、黒いもののほうが好まれたりするのも現代です。
たとえば、真っ白いゴボウよりも、黒い泥のついたゴボウのほうが安心といった考えです。
しかし、企業というのは実に抜け目ないのであって、ややもするとゴボウにわざわざ泥を塗って出荷したりする可能性もあります。
気をつけたいものですね…(まぁ、気をつけようもないですけど)
上海で
先週ですが、上海で人材ビジネスフェアーとでも言いますか、中国内で人材サービスを提供する企業の展示会が開催されました。
上海市政府の強力な後押しで開催されたということで、大変な盛況ぶりでありました。
写真はインテリジェンスが70%資本出資している「英創」という現地法人のブースです。
ご覧のように英創でもINTELLIGENCEのロゴを使用し、英文社名はINTELLIGENCEです。
この展示会では、いくつかの講演も行われて、不肖私も20分ほど時間枠をいただきました。
それなりに人前で話をしていますので、細やかに準備せずとも大丈夫と思っていたのですが…
中国の方々に向けて日本語でスピーチするということで、どうも調子がつかめないままで終わってしまいました。
「何事も準備を怠らず」の精神を再度思い知った次第です。
有害情報指定!?
某証券会社の方にこのフロクを見ることができなくなったと聞きました。
どうやら、その会社では私のフロクは有害情報として認定されたようです。
この証券会社は以前からセキュリティーがなかなか厳しくて(こんなことを書いて大丈夫か…という気はしますが、匿名だからいいでしょう…)、全てのメールのやり取りが逐一チェックされているという話でした。
いつだったか、メールのやり取りに随分時間がかかったので、その点を指摘したところ、全てのメールをアイチェック(!)しているということで、大量にメールが発生すると、その部署がボトルネックになって通信が滞るという話でした。
まぁ、もちろん、どれだけ本当かわかりませんが、メールチェックの専門部署があることは間違いないようです。
大変な部署ですね…
それで、今回、晴れてこのフロクも有害サイトと見なされたらしく、見ることができなくなったそうです!
という他愛もない話でした。
鬼平…
「食わず嫌い」は損をするというのが、私なりのポリシー。
他人に薦められると、たいがい何でも試してみるようにしています。
もちろん、試した結果、自分には合わない、あるいは、私は嫌いということもあります。
先日、旧友から池波正太郎を読めと薦められました。
なんと!「鬼平犯科帳」です!
「鬼平犯科帳」???という感じではありましたが、友人曰く「ビジネスにも通じるものがあるのだ」と…
だまされたつもりで読み始めた次第です。
それにしても、「鬼平犯科帳」、なんと24巻もあります。
生まれてこの方、恥ずかしながら、24巻というような長編続き物を呼んだことがないわけでして、どこかで挫折するだろうと思いながらも手に取ったというわけです。
それで、10日ほど経ったでしょうか…今は5巻を読んでいます。
確かに面白いのですが、ビジネスに通じるかどうかは微妙という印象です。
むしろ、連続ドラマを見ているような”やめられない”かんじでしょうか。
そんなことで、鬼平続報はまたいずれ。
吉富駅
当然ながら、「吉富駅」には初めて降り立ちました。
JR西日本の山陰本線。
山陰本線にも初めて乗りました。
京都駅から40分くらいでしょうか。
降り立ちますと、本当に何もない…
眼前に片側2車線の舗装のよい道路が横たわるのみ。
コンビニエンスストアーと見られる建設中の建物だけ不釣合いな”真新しさ”を見せています。
何をしに吉富駅まで行ったのか?
実は、以前から「男前豆腐」の存在が気になっていました。
たまに行くスーパーで、ひときわ異彩を放つ「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」には、マーケティングセンスを感じずにはおれませんでした。
実際、ついつい手に取ってしまう。
そんな中、書店をうろついていた際に、「男前豆腐店ストーリー」(伊藤信吾著)を目にして買い求めました。
なるほど、ジョニーの世界観に感心して、インテ社内で推薦したわけでした。
そうこうするうちに、『新キャリア考』なる企画を開始。
様々な世界の方々にご自身のキャリアについて語っていただこうという企画です。
(フロクでの紹介も初めて↓ご興味あれば是非↓)
http://www.inte.co.jp/career/
これは、インテWEB上で展開しているわけですが、これに是非ともジョニーに登場いただきたいと考えたわけです。
そんなことで、京都にある男前豆腐店を訪ねてまいったという次第です。
その最寄駅が吉富駅でした。
駅から男前豆腐店への道のりは車で5分ばかりでしょうか。
アクセスがないために、チャールズさんに迎えに来てもらいました。
ということで、ジョニーさんこと伊藤信吾社長に男前豆腐を生み出すまでの人生の系譜をうかがったというわけです。
WEB上へのUPはちょっと先になるかと思いますが、大変勉強になるひと時でした。
男前豆腐店の皆さん、有難うございました。
これからも、おいしい豆腐に期待しております。
侃々諤々
先日、ある人と話をしていまして…
「ケンケンガクガクの議論をしまして…」という表現が気になりました。
ケンケンガクガクは正しいのか?
カンカンガクガクではないのか?
今は便利です。
インターネットですぐに調べられる。
正解は侃々諤々=カンカンガクガクでした。
今の時代、間違いを修正するのがとてもラクです。
もちろん、調べる気がなければ修正できませんが…
言葉の印象としては、ケンケンガクガクのほうがよほどカンカンガクガクな感じがします。
侃々諤々と感じで表記されると、諤々(ガクガク)はともかく、侃々(カンカン)が読めない。
侃々はケンケンとも読めそうな気がします。
因みに、ケンケンガクガクという間違いは喧々囂々(ケンケンゴウゴウ)との混同みたいですね。
とにかく、勉強になりました。
香港に行っておりました
上海もそうですが、やはり時差がない(厳密には1時間)というのは楽です。
宿泊したホテルの朝食ブッフェに、何というんでしょうか、いわゆるラーメンを作ってくれるコーナーがあって、朝からラーメンを食しました。
「朝からラーメン??」というのが普段の認識ですが、それは、やはり郷に入れば郷に従えというんでしょうか…
ところが、意外と給仕してくれる人も『朝からラーメンを食べるのは珍しい』という前提があるようで、”wanna try?”みたいに聞いてきたりします。
風情としては、エスニックな感じをなくしたタイ風ラーメンみたいな感じ。
というか、広東風ということなんでしょうか…
よくわかりませんが、非常にあっさりしていて、朝の胃袋には優しくて、かつ、私のような「麺好き」には非常に満足のいくものでした。
(こうして写真で見ると、妙に生活感が出て、いやですねぇ~。)
薦められて…
先日、簡単な読書感想で、フロクを”つないだ”わけですが、これに対するコメントに「元検事の田中森一さんの本が面白い」という内容をお寄せいただきまして…
ふっと、なるほどと思って、アマゾンで買い求めました。
「反転―闇社会の守護神と呼ばれて」(幻冬舎)は、アマゾンで見たら、新刊が売り切れていました。
それで、中古というんでしょうか、個人取引で上代よりも高い値段で買った次第です。
- 田中 森一
- 反転―闇社会の守護神と呼ばれて
で、今週から読み始めたら、なかなか面白いですね。
ここまで書いていいのか(!)と思う部分もあり…
どうも、こうしたノンフィクションものにはまりそうな予感です。
ご推薦いただいた方、大変参考になりました。
ありがとうございます!
佐藤優さんの著書
佐藤優さんの著書は結局全部読みました。
最初に読んだのが『獄中記』(岩波書店、佐藤優著)。
- 獄中記/佐藤 優
- ¥1,995
- Amazon.co.jp
”獄中”という何とも恐ろしいワーディングに誘われて、思わず購入。
獄中という特殊な環境で綴られた”日記”ですから、全部まともに付き合っているとやっていられないので、適宜読み飛ばしたものの、佐藤優さんの博識ぶりに感心しつつ、すぐに読み切りました。
『獄中記』で佐藤優さんに興味を持って、次にジャーナリストの何とかさんと対談している本。書名は失念しましたが、対談形式ということであっという間に読み切りました。
数ヶ月経って、ふっとまた佐藤優さんの”ちょっとよじれた精神構造”から見た世界に触れたくなって、『自壊する帝国』(新潮社)を読みました。
- 自壊する帝国/佐藤 優
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
ソ連が崩壊していくプロセスやその中でのバルト三国の動きなど、佐藤優タッチの真実なんだろうけどフィクションっぽい。そして、登場する人物の人間性をえぐる描写が面白く、すらすら読みました。
それで、先週ですか、『国家の罠』(新潮社)を読みました。
- 国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて/佐藤 優
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
これは佐藤優さんが彼が主張するところの”国策捜査”にいかにして陥れられたかを描いています。
特に取調検事とのやり取りは、当たり前ながら迫真で、先行きをドキドキしながら読みました。
結局、『国家の罠』もすらすらと読み切った次第です。
それにしても、接見禁止で512日間も拘留されていたにもかかわらず、精神に異常をきたすことなく乗り切った佐藤さんという人は、ちょっと普通ではないと思います。
彼の言うとおり、ソ連・ロシア、そしてイスラエルといった政治的に厳しい国々で仕事をし、国の意志で突然捕まってしまった人々がいかに生き延びたかという実話に数多く触れていたことが大きかったのでしょうか。
ともかく、何だか知らないうちに、それまで何の興味も持っていなかった佐藤優さんの著作をほぼ全部読んでしまったわけです…