アトピーは正式にはアトピー性皮膚炎といい、
アトピーという語源は、ギリシャ語で奇妙や異常という意味のatoposから由来しています。
その意味のように、原因不明とされる皮膚の異常症状を起こしています。
それが良くなったり、悪くなったりを繰り返して、
現代医療では良くならない、治らないといわれています。
そのため、今の医学ではステロイド剤を処方して、症状を抑えるという対処が主流となっているようです。
皮膚の役割からみるアトピーとは?
以前、こんな記事を書きました。
皮膚に出てくる湿疹や吹き出物、じんましんなどの症状は、排出の症状。
身体に溜まったゴミを、皮膚を犠牲にして排出していると捉えます。
アトピーもそのひとつ、身体に溜まったゴミを排出する過程といえます。
そのゴミを排出するのは、本来肝臓や腎臓が受け持つ役割です。
しかしながらこの二つの臓器にもできることは限られていて、
それを超えたときに皮膚を犠牲にしてまで、排出を行うという感じ。
皮膚は再生しやすいからですね。
また免疫細胞のゴミ掃除によって、ゴミの排出も行われます。
なので、身体の中で火種となるゴミの元を排除していくこと、
そしてゴミを出し切ることが解決への道筋です。
デトックス器官である肝臓と腎臓は、身体の中でも糖新生を行う臓器でもあります。
糖新生とは、身体の中でブドウ糖が少なくなったときに、ブドウ糖以外のものからブドウ糖を作るシステムです。
だからといって、ブドウ糖が要らないということではなく、
それだけブドウ糖を積極的に使う臓器なのです。
また肝臓にはグリコーゲンというブドウ糖が変化したものが蓄えられていて、
血糖値の低下などに伴って、それが使われていきます。
今は糖質が毛嫌いされているため、あえて避けている人が多いです。
そのため、肝臓に蓄えられるグリコーゲンの量が少なくなっています。
火種となるゴミの元を排除するにも肝臓にグリコーゲンがしっかりと蓄えられていることがポイントになります。
結果を見るだけでは解決しない
よく砂糖を食べるとアトピーが悪化したという話を聞きます。
その一方で、オメガ3脂肪酸が症状を抑えるということも聞きます。
しかしながらこれは、結果を見て、一喜一憂しているだけに過ぎません。
砂糖は純粋なエネルギー源となりますので、エネルギーが増えてくると、
エネルギーを使う免疫細胞の動きも活発になってきます。
そのため、免疫細胞による排出や炎症の症状が悪化します。
つまり、砂糖で症状が悪化するのは、改善のプロセス上での結果を見ています。
オメガ3脂肪酸が症状を抑えるというのは、免疫細胞によるゴミ掃除機能をストップさせてしまうからです。
オメガ3脂肪酸はとても酸化しやすい油なので、酸化してできたアルデヒドにより、
免疫細胞の動きが抑制されたため、あたかも症状が治まっている結果を見ています。
オメガ3脂肪酸は元々塗料です。
すぐ乾く=すぐ酸化して重合する性質を利用し、木材に塗膜を作ります。
身体の中でも、もれなく酸化します。4-HHEの毒性も調べてみてね。
ステロイド剤で症状が治まるのも、免疫細胞たちのゴミ掃除機能をストップさせてしまう結果を見ています。
他にも季節が暖かくなると症状が悪化するという話も聞きますが、
これも環境変化による体温の上昇によって、免疫細胞の動きが活発になっているのを見ている結果となります。
ストレスによって悪化するのも、メタボリックスイッチが起こった結果を見ています。
これらの結果の捉え方の違いには、とても大きなものがあります。
ですので、
- 肝臓と腎臓に負担をかけないこと
- 免疫細胞たちのゴミ掃除の邪魔をしないこと
- 身体の中に溜まったゴミを出し切ること
- 身体の中に毒を入れないこと
が見えるようになると、道が開けてきます。
これらには全部、エネルギー(ATP)がかかわります。
一般的に言われる腸内環境を整えるというのは、二の次になります。
上のポイントを押さえることで、腸内環境も勝手に整ってくるという感じ。
もし根本的に改善したいと思うのなら、身体の仕組みのことや、形態形成維持のことを学び、
実践していくのが道筋となってきます。
免疫機能も形態形成維持のひとつです。
ただし、それなりに時間はかかります。
どれだけ身体にゴミが溜まっているかによって、道のりが違ってきます。
そのため、アップダウンを繰り返しながら改善へと向かっていきます。
おそらく他の療法とは、全く考え方が違うと思います。
それには見えている物事をどう捉えるかが鍵となってきます。
ちょうど、Vanilla先生もオメガ3に関する話題を記事にされていました。
こちらも読んでみてね。
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