塩は全ての生き物に必要なものです。
人間の場合は、主に調味料として使っていますね。
塩味のしない食べ物は、何だか物足りなくて、あまり美味しいと感じません。
他にも運動などで汗をかくと、塩分が欲しくなります。
塩が血圧を上げるということが長年言われ続けていますが、いまだに結論が出ていません。
それは、塩をたくさん食べても問題のない人は、血圧に何の問題もないほか、
心血管疾患、脳卒中、臓器障害の発生率や死亡率が低いからです。
一方で、塩分が悪影響を及ぼす人たちが一定数います。
今回は塩分が悪影響を及ぼすのはどんな人たちなのか、みていきます。
塩分感受性が高い人の特徴は?
塩分の多いものを食べると、塩分の少ない食べ物に比べて、血圧が高くなる人たちがいます。
それが塩分感受性が高い人たちです。
塩分感受性が高い人たちを調査すると、尿として排泄されるナトリウムが少ないことが知られています。[1]
そして、心血管系や総死亡率が上昇することも明らかとなっています。[2]
塩分感受性が高い人たちは、メタボリックシンドロームの人、II型糖尿病の人に多いことが示唆されています。[3][4]
つまり、肥満が何らかの要因と考えられます。
僕の考えではおそらく、細胞にあるGLUT4というブドウ糖の取り込み口が、
ナトリウム依存性であることに関係していると考えています。
GLUT4は、ナトリウムの濃度勾配を利用して、ブドウ糖を細胞へと取り込みます。[5]
他にも塩で増加するcAMPもエネルギー代謝に関係しています。
しかしGLUT4は、プーファによる過酸化脂質でダメージを受けやすいことが知られています。[6]
多くの現代食がプーファ過剰なので、塩分感受性に寄与しているものと考えられます。
他にも塩分に過敏な人たちにはさまざまな特徴が見られます。
続きます。
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【参考文献】
[1]Fatal and nonfatal outcomes, incidence of hypertension, and blood pressure changes in relation to urinary sodium excretion
JAMA . 2011 May 4;305(17):1777-85.
[2] Inverse salt sensitivity: an independent risk factor for cardiovascular damage in essential hypertension
J Hypertens . 2022 Aug 1;40(8):1504-1512.
[3]11β-Hydroxysteroid Dehydrogenases and Hypertension in the Metabolic Syndrome
Curr Hypertens Rep . 2017 Nov 14;19(12):100.
[4]Nonmodulation as the mechanism for salt sensitivity of blood pressure in individuals with hypertension and type 2 diabetes mellitus
J Clin Endocrinol Metab . 2012 Oct;97(10):3775-82.
[5]Sodium–glucose cotransporters: Functional properties and pharmaceutical potential
J Diabetes Investig . 2020 Jul;11(4):770-782.
[6]Mitochondrial H2O2 emission and cellular redox state link excess fat intake to insulin resistance in both rodents and humans
J Clin Invest. 2009 Mar 2; 119(3): 573–581.
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