テストの添削❤️ | フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

パリ在住19年のTomomiが、フランス本場アロマテラピーや自然療法のお話、日常生活をお届けします

こんにちは。アロマトローグのTomomiです。

 

昨年夏に日本で行った中級1のレッスン。

「やれる人だけやってみてください」と最後にテストをお配りしました。

その締め切りが2017年12月31日だったのですが

31日にドドーッと提出がありました(笑)。

みなさん、お正月の準備も済んで、ホっとしたところでお時間があったのでしょうね。

私のレッスンに対して、反応してくださったことがとっても嬉しかったです。

送ってくださったみなさま、ありがとうございました💓

 

が、ごめんなさい、もう締め切りを過ぎたので、今後送ってくださっても添削はしません

「提出し忘れたー!」という方は、残念ですが、当日お配りしたプリントで自己採点してください。

(いつも冷たくてすみません。でもキリがないので。結構エネルギー使うんです。)

 

添削は、以前いただいていた分は、年末に頑張って終えていたのですが

ギリギリセーフの方もいらしたので、また年明けに頑張って添削しました。


実は昔、大学受験の予備校で論文講師をしていたため、添削は好きです。

毎週20枚くらい添削してたでしょうか。夏期講習なんかは毎日添削三昧!楽しかったなあ。

当時は大学の過去問をやったり、予想問題を私が作ったりしていたのですが

「こう答えてほしい」「これを知っているか?」ということを知るために

問題って作られています。(私はそうやって作っていました)

ただ漠然と解くのではなく、出題者の狙いを考えてやるんだよーと指導していたのを覚えています。

 

その頃から15年ほどの月日が経ち、そこまで考えずにテストを作った気がします。

「何を見て回答してもいいです」というテストのため、暗記することが目的ではありません。

暗記はどうせすぐ忘れますし、あやふやな暗記をするくらいだったら

ちゃんとしたデータをいちいち確認した方が安全です。(特に精油は!)

それと、私のプリントの引用(抜き出し)は、私にとっては評価が低い。

もっと考えてほしいし、ご自分でさらに調べてほしい、自分の言葉に置き換えて説明してほしい

というのが私のテストの狙いです。

ですが、やっぱりみなさん、(引用して)答えが一緒になるんですよね。。。

 

え?答えが一緒になるって、正解ってことでしょ?と思いますよね。

正しい箇所を抜き出したんだから、間違いなわけないじゃない?ですよね。

ハイ。確かにみなさん正解です。でも面白くない。

だって、私のプリントの文言が一字一句そのまま抜き出してあるんだもの。。。

私の言葉なので、もう耳にタコができるほど読み飽きました。(だから読んだだけで引用だとすぐにわかる)

せめて自分の言葉で書いていただきたいのですよね。

 

回答した方にしてみれば、「ちゃんと話聞いてましたよ!」「ちゃんと理解していますよ!」ということ。

日本には「抜き出し問題」というのもありますものね。日本のテストでしたら、100点です。

でも私は100点じゃ満足しません!

過不足ない回答が100点だとしたら、私のテストは150点満点なので、ギリギリ合格点です。

 

実際のテスト問題は違いますが、考え方としては

日本の場合、  4+6=(  )  というテストが出ます。

フランスは、 ( )+( )=10  というテストが出ます。

フランスの場合は、答えはひとつじゃない、アプローチはいろいろあるよ、という考え方です。

結果が同じなら、自分らしい説明をして相手を納得させようじゃないの、と躍起になります。

でも、日本は同じ答えを求められるので、そこで個性を出したりしてはいけないのです。

なので、みなさんからいただいた回答を読んで

「日本だし、こうなるよなー」と再発見させていただきました。

 

私と同じ考え方の人を量産することに、本当に興味がありません。

正解は人の数だけあると思っています。

今回も、個性的な活動されている方達でしたし、みなさんの知識の範囲はとてもバラエティに富んでいます。

そういうものをガンガン入れて、テストしてくださったらもっと嬉しかったな、と思います。

出題者の私が添削してて、「へえ、こんな考えもあるんだ!」と勉強になるような回答が理想。

が、友人からも言われますが、私はかなり「特殊な」みたいなので、そんな風に考える人は少数派だよ、と。

ですよね。しかも、そんなことをお伝えしていないので、伝わるわけがありません。

 

でもね、提出してくださった方の全体的な印象は「日本的だな」という模範回答でしたが

お一人お一人の表現の仕方に、個性が出ていて、それはそれで興味深かったのですよ。

選ぶフォントとか、行間の取り方とか、漢字の変換間違えとか(←間違いはみんなあります)。

もちろん、内容も!!!説明が丁寧な人もいれば、超簡潔な人もいて。

しかも、夏から4ヶ月の月日が経っても、きちんと大事なことは覚えていらっしゃる。

もともとアロマの知識の深い方が多かったので、さすがー!と思いました。

知識がきっちりあるにもかかわらず(しかもお忙しいのに)

テストをやっていただき提出してくださったのは、素晴らしいな、と思います。

自分の知識にあぐらをかかずに、いろいろな人の話に耳を傾ける姿勢があるからですよね。

見習わなくっちゃ。

 

日本の方を見ていると、みなさんの知識欲はとても深いなと思います。

でも、それを満足させるほどの理論の多様性が日本にはあまりないのだと気付かされます。

4+6=(  )の国だから、10以外の答えを言ってはいけない(間違いと言われちゃう)

そんな空気があるんですよね。

でも、義務教育が終わったら、( )+( )=10の考えで行きませんか?

1つのものには多様な見方があるんだよ、というのが当たり前になれば

アロマも日本も、もっと面白い発展をしていくんじゃないかと思います。

 

なんて偉そうなことを書いてしまいました。

偉そうついでに、全員、再試のプリントを同封しました(私に送る必要はありません)。

プリントの引用だけでは答えられない質問をたくさん取り揃えたのです。

全員合格ですが、もっと知識を定着していただきたいなーと思ってのことです。

お時間ある方はまたチャレンジしてみてください!

 

修了証作成作業に関しては、嫌いじゃないけどチマチマした仕事のオンパレードでして

去年のコンピューターの故障で、アドビのIllustratorのソフトも消えていたことに今更気付き

再インストールをしたり、プリンターが壊れかけて何度も失敗を繰り返したり

必要以上に時間がかかりました。(急いでいる時に限って、いろいろ起きるのはなぜ?)

終わった時は、やったー!と狂喜乱舞でした。

 

私が発行する修了証は全く世間で通用しませんが(非力でごめんなさい)

テストをしてくださった感謝の気持ちを込めて、修了証もパリから郵送致しました!

添削も、私の手書きのメッセージが書かれていますので、ぜひ読んで今後の参考にしてください。

郵便受けの前で首を長くしてお待ちくださいね!!

何事もなければ、来週には日本に届くと思います❤️

 

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手書きで1枚1枚添削致しました!