ラベンダー農家の苦悩 その2 | パリでメディカルアロマテラピー Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

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パリ在住のTomomiが、フランスの本格メディカルアロマテラピーやオーガニック情報、日常生活をお届けします。


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こんにちは。アロマトローグのTomomiです。

フランスでは今、ラベンダーをめぐって2つの心配事を抱えています。
先日、バクテリア被害について書いたので、今日はReachの続報を。

Reach法については、ずいぶん前ですがちょっと触れました。
EU議会によって制定された法令で
あらゆる製品に含まれる、危険な化学物質を明確化しましょう、というものです。
正確には、化学物質の登録、評価、認可および制限をする法令です。

段階的に法令が厳格化しているようで
危険な化学物質のリストもどんどん増えて
とうとう精油についても言及される段階になりました。

結果的にいうと、ラベンダーの精油が化学薬品として分類されることになるそうです。
ということは、ラベンダー精油はもちろん、これを原料に使用したすべての製品が
安全基準を満たしていること、健康被害の可能性があることを
消費者に明示する必要が生じたのです。

精油やラベンダー精油を原料にしたすべての製品に
ドクロマークで「健康被害の可能性あり」みたいなラベルが
貼られることになるかもしれません。
精油瓶、化粧品、洗剤、アロマグッズ、雑貨などなど。
ラベンダーはリラックス効果が有名なのに、ドクロマークは困ってしまいますね!

「ラベンダーは化学製品じゃない!」
という看板がラベンダー畑に掲げられている写真をよく見かけます。
このReach法に反対したスローガンです。

ラベンダーには600以上の物質が含まれていて
それは、生育環境(気候、高度、土壌など)によって
かなり異なってきます。
真性ラベンダーだからといって、すべてが同じ化学物質を含む訳ではなく
収穫年によって、収穫地域によって、違いがある、ということです。

そもそも、Reachがラベンダーに課そうとしている
テストおよび健康被害への警告などは化学物質に対するもので
天然の物質には適応できないものであるとの指摘があります。
確かに、上で触れたように、合成された物質とは違って
含まれる物質は一定ではなく、かなり幅があるのです。

少なくとも、天然の物質に制限を加えるのであれば
化学物質の判断基準とは別の基準を設けるべきですよね。
化学物質は1回の検査で大丈夫ですが
天然物質はその都度検査をしなければならないので
そのコスト分を援助してあげるとか、いろいろな措置がなければ
本当にラベンダー農家はつぶれてしまいます。

ちょっと長くなってしまいますので、この続きは明日!


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