技術士合格法(2.1 申込書の書き方)(R6.2.14更新) | 技術士を目指す人の会

技術士を目指す人の会

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

2 申込書の書き方

 

2.1 申込書の内容

●技術士二次試験の資格要件

技術士二次試験を受験するには、以下の2つの条件をクリアーする必要があります。

 

 ① 一次試験に合格

 ② 技術士としてふさわしい経歴

 

●一次試験

まず、二次試験を受験するためには、一次試験に合格する必要があります。

一次試験は、基礎科目、適性科目、専門科目で構成されています。

基礎科目と適性科目は、全ての技術部門で共通の試験になります。

専門科目は、技術部門毎に異なる試験問題になります。

例えば、上下水道部門なら、水道と下水道について出題されます。

本書は二次試験対策について詳述するため、一次試験の内容については、日本技術士会のホームページをご覧ください。

こちらをご覧ください)

 

それから、一次試験で合格した技術部門と二次試験を受験する部門は同じでなくてもいいです。

一次試験に合格していれば、どの部門の二次試験でも受験することができます。

例えば、一次試験を建設部門で合格していたとしても、二次試験は上下水道部門を受験することができます。
 

 

●技術士としてふさわしい経歴

次に、技術士二次試験を受験するためには、申込書に記入して、提出する必要があります。

申込書は、3月下旬から配布され、4月中旬までに提出します。

この申込書には、氏名、住所、勤務先、最終学歴、受験する部門、研究内容、業務経歴、業務内容の概要、選択科目等を記入します。

具体的な記入用紙については、日本技術士会のホームページを見てください。

申込書のメインは「業務経歴」と「業務内容の概要」です。

「業務経歴」と「業務内容の概要」により、自らが、技術士としてふさわしい経歴を有していることを示す必要があります。

「業務経歴」は、どんな部署でどんな仕事を何年従事していたかを記し、「業務内容の概要」は、業務経歴のうち、代表的な業務について概要を記すものです。

他の資格試験でも、業務経歴を積むことを求めているものもあります。

ただし、こうした試験は、試験に合格した後に業務実績の提出が求められます。

その点、技術士二次試験は、受験前に業務実績を示す必要があるため、かなり特殊な試験と言えます。

 

事前に「業務経歴」と「業務内容の概要」を提出することは、何を意味するのでしょうか?

 

口頭試験では、「業務経歴」と「業務内容の概要」について質問されます。

申込書に記入した業務経歴と業務内容では、専門的知識と高等な専門的応用能力を発揮できていないことが明らかなら、試験官からかなり厳しい質問をされます。

極端な話ではありますが、受験する前の段階で、不合格になってしまう可能性があります。

 

つまり、申込書を記入する時点で、試験のチャレンジは始まっているわけです。

 

 

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●二次試験の過去問と解答例

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●二次試験の予想問題

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●口頭試験について

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