本日、ご紹介する本はこちら。
「減らす技術」
この本には、人生をシンプルにする方法が書いてあります。
●何を減らすのか?
この本、整理整頓ではありませんん。
やるべきことを減らす方法が書いてあります。
どうやって減らすのか?
具体的には、以下の「2つのステップ」を実践します。
ステップ1、大切なことを見極める。
ステップ2、それ以外のものを取り除く。
これをすれば、人生がシンプルになるそうです。
●生産性をアップする方法
今から紹介する方法はとてもシンプルです。
昔、このシンプルな方法を提案した経営コンサルタントは、大金を手に入れたそうです。
そのシンプルな方法の手順を紹介します。
❶朝、起きたら、やるべきことのリストを作る。
❷そのリストのうち大切なものベスト3選ぶ。
❸メモに書き記してポケットに入れる。
❹職場に着いたらメモを読み、一番大切なことをやる。
❺一番大切なことが終わったら二番目に大切なことをやる。
➏二番目に大切なことが終わったら三番目に大切なことをやる。
たったこれだけです。
しかし、この方法を導入した会社は業績がアップしたそうです。
ちなみに、この方法は別の本に書いてあった方法ですが、先程説明した「2つのステップ」が見事に反映されています。
●大切なこととは?
「2つのステップ」のステップ1は、大切なことを見極める です。
それでは、大切なこととはどんなことなのか?
それは、本質に迫ること、なのだそうです。
昔、芸術家と鑑賞者との間でこんな会話があったそうです。
「木彫りの象って、どうやって作るの?」
「簡単だよ。象らしくないところを全部削ればいい。」
なるほど、この話で言うと、象の部分が本質になるわけです。
象以外の木が、減らすべき部分です。
では、どうやって本質を見極めるのか?
以下のような条件に合致するかどうか確かめればいいそうです。
①自らの価値観に合致する
②人生のゴールに到達する上で必要
③心から好き
④大きな変化を生みだす
⑤欲しいものではなく必要なもの
まずは、この自問自答することにより、本質の部分を見極めるわけです。
●取り除くとは?
やるべきことが10個あったとして、それを並列処理できる人は、優秀な人です。
しかし、僕ら凡人はそうはいかない。
10個それぞれを少しずつやってしまうと、結局、何も完了していない。
出来高はゼロです。
こうした事態を避けるためには、やるべきことを1つに絞り込むべきだそうです。
欲張ってはいけません。
1つだけです。
そして、その1つに集中する。
1つのことに集中することは、それ以外のことをやらないことと同義です。
つまり、集中することが、「2つのステップ」のステップ2、それ以外のものを取り除く です。
ところがです、集中することが難しい。
本当に難しいです。
なぜ、集中できないのか?
何かをしていたら邪魔が入ります。
電話、メールやLINEの着信音、誰かに話しかけられたりします。
何かをしていたらいろいろな雑念が生じます。
心配事、腹立たしいこと、カープの勝ち負け、明日の天気のことを考えたりします。
何か一つのことをやっていると疲れます。
飽きてきますし、眠たくなりますし、肩が凝りますし、身体が重くなります。
集中するのは難しいです。
だから、集中するためには、いろいろな工夫が必要です。
スマホは控える必要がありますし、部屋に関係ない書籍やテレビを置いてはいけません。
お付き合いで参加している会合等を欠席する勇気も必要です。
集中が持つのは45分なのだそうです。30〜45分集中したら5分休憩する必要があります。
これをやり遂げるためには、集中したい時は、タイマーで測定しながら行動する必要があります。
疲れないようにするためには、姿勢であったり、食事であったり、軽い運動であったり、要するに、健康を維持する必要があります。
これは、ストイックになるべきだという話ではありません。
集中したいのであれば、その前に、やるべきことがあるという話です。
いろいろ考えて、いろいろ工夫して、何はともあれ行動しなければいけませんね。
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