本日、ご紹介する本はこちら。
「セクシープロジェクトで差をつけろ!」
この本の作者は、経営コンサルタントです。
この本には、会社内でプロジェクトを企画・実行する方法が書いてあります。
●セクシーなプロジェクトとは?
プロジェクトは、商品開発、イベント開催、問題への対処法等を「企画」して、「実行」することです。
「企画」「実行」することで売り上げをアップしたり、何らかの問題を解消したりするわけです。
では、セクシーなプロジェクトとは、何なのか?
しびれるほどかっこいいプロジェクトなんだそうです。
もう少し分かりやすく言うと、以下のとおりです。
誰もやったことがないようなプロジェクト
では、どうやったら誰もやったことがないようなことをできるのか?
これを説明する前に、プロジェクトについて説明します。
多くの人は、プロジェクトとは、企画と実行で構成されていて、労力の配分としては企画に1割、実行に9割だと考えています。
しかし、作者曰く、プロジェクトを作り上げるには、企画と実行だけではダメなのだそうです。
プロジェクトは、①企画、②売り込み、③実行、④退場の4つのステップで構成されるべきなのだそうです。
売り込みとは何か?
会社の中で、プロジェクトを実行するためには、幹部やキーパーソンを説得する必要があります。
商品やイベントを成功させるためには、お客さんに売り込みを行う必要があります。
退場とは何か?
そのプロジェクトに携わった人が永久にいるわけではありません。
誰かにバトンタッチすることになります。
これを円滑にやるための取組が退場です。
作者は、プロジェクトの配分は、企画3割、売り込み3割、実行3割、退場1割だと言っています。
プロジェクトだけの実行に注力するのではなく、バランスよく企画、売り込み、退場を実施しなければならないわけです。
話を誰もやったことのないようなプロジェクトに戻しましょう。
こうしたプロジェクトを作り上げるうえで、最も重要なのは「企画」です。
誰もやったことのないことをするためには、まずは、誰もやったことのないようなことを考える必要があるわけです。
これまでの枠を取っ払って考えなければならないです。
この本には、これをやるための考え方やスタンスが書いてあります。
具体的には、以下のようことが書いてあります。
「やってみなければできるかどうか分からない。すごいことをやってみたいと思わなければ、すごいことは何もできない。」
「めざましい失敗には褒美を出す。平凡な成功は罰する。」
「物わかりのいい人間は世間にあわせようとする。分からず屋は世間を自分に合わせようとする。分からず屋がいなければこの世は進歩しない。」
「私は何がなんでも現状に満足しない。現状にしがみつく上司には断固抵抗する。」
「すごい仕事は人がくれるものではない。」
「自分が愛していないものを、どうして人が愛してくれると思うのか。」
「生きた証になるほど、やる価値があるのか。」
誰もやったことがないようなプロジェクト、かっこいいですよね。
いい刺激をもらいました。
●実行の際のコツ
実行する際に重要になってくるのは、スケジュールです。
いつまでに、何をやるのか決めておかなければ、事は進みません。
徹底的にスケジュール管理をすることを推奨しています。
ただ、この本の主題は、誰もやったことのないようなプロジェクトを作り上げることです。
誰もやったことがないわけですから、何を、どれくらいの期間でやるのか見極めるのは難しいです。
というわけで、作者が重視しているのは、以下のことです。
とにかく試してみる
商品開発であれば、試作品を作って、それをテストするわけです。
重要なのは、プロトタイプ的な試作品ではなく、パーツでもいいので、細切れの試作品を作ることなのだそうです。
とにかく試してみる、常に行動することが大切というわけです。
試しにやってみる、このことをスケジュールに組み込む必要があります。
それから、多くのプロジェクトは98%まで到達すると、進まなくなるのだそうです。
残り2%が厄介なんです。
残り2%は、完成度の部分です。エラーや間違いや粗さの有無をチェックして、訂正、ブラッシュアップするわけです。
しかし、この2%の労力を怠ると、大きな失敗に繋がったり、せっかくの努力も評価が得られないことがあるようです。
では、どうすればいいのか?
作者は、残り2%は他のプロに任せることを推奨しています。
全部を自分でやる必要はないし、やるべきではないわけです。
なるほどですね。
トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈2〉セクシープロジェクトで差をつけろ!
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