ビジネス本を紹介「1分で話せ」 | 技術士を目指す人の会

技術士を目指す人の会

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

本日、ご紹介する本はこちら。

 「1分で話せ」

 

この本の作者は、ヤフーアカデミアの学長で、プレゼンテーションのプロフェッショナルです。

この本には、プレゼンテーションのコツが書いてあります

 

●なぜ1分なのか

この本のタイトルは、「1分で話せ」ですが、なぜ、1分という短い時間で話すべきなのか?

なぜなら、誰しも人の話しを聞いていないからです。

相手が話を聞いているのは、せいぜい2割くらいなのだそうです。

残り8割は聞いていないわけです

当然ですが、話が長くなればなるほど、内容を聞いてもらえない部分が増えます。

だから、とくかに短い時間で説明をする必要がある、というわけです。

 

●聞いてもらうだけはなく、伝える必要がある

話をするからには、自分の言っていることを相手に伝えなければならいです。

聞いてもらった上で、内容を正しく理解してもらう必要があるわけです。

そうなると、短い時間で話して、なおかつ、解りやすく説明する必要があります。

この本では、スッキリ・カンタンにするコツが書いてあります。

具体的には、 以下の構成で話をするべきだと言っています。

 

主張+3つの理由

 

まず、自らの意思を主張して、それが正当であることの理由や根拠を述べます。

例えば、僕は讃岐うどんが好きですが、かけうどんのひやひやを食べることにしています。

ちなみに、ひやひやというのは、冷たい出汁に冷たいうどんが入ったものです。

これを「主張+3つの根拠」で説明します。

 

讃岐うどんは、かけうどんのひやひやが一番です。

理由は3つあります。

第1に、「かけ」にすると、お出汁そのものの旨味を堪能できます。

第2に、「ひやひや」にすると、うどんのコシが倍増して、歯ごたえ、のどごしが最高です。

第3に、やっぱ、安いですよね。

 

という感じです。

「かけうどんのひやひや」の良さを主張してみました。

 

●聞いてもらい、伝えるだけではなく、行動してもらう必要がある

雑談なら、話して、伝えるだけでいいです。

しかしながら、仕事、会合で、誰かに何かを話をする場合、最終的に行動してもらう必要があります。

話をして、聞いてもらって、内容を伝えて、行動してもらう。

つまり、話のゴールは、相手に行動してもらうことです。

 

例えば、先程の「かけうどんのひやひや」です。

 

讃岐うどんは、かけうどんのひやひやが一番です。

理由は3つあります。

第1に、「かけ」にすると、お出汁そのものの旨味を堪能できます。

第2に、「ひやひや」にすると、うどんのコシが倍増して、歯ごたえ、のどごしが最高です。

第3に、やっぱ、安いですよね。

 

広島市中区なら、白島の「美の庵」で、かけうどんのひやひや(390円)を食べてください。

https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340101/34015796/

 

こんな感じですね。

最後に一言、相手に行動してもらう内容を挿入しています。

「かけうどんのひやひや」を食べてもらうことをゴールに設定するわけです。

 

●伝えたい言葉はあるか

この本には、1分でうまく話を伝えるための構造について書いてあります。

しかしながら、これはあくまでも技術的な側面であって、人に話をする際は、もっともっと大切なことがあるのだそうです。

それは何か?

話し手の 「想い」 なのだそうです。

単なる想いではなく、自分の存在をかけるぐらいの強い想いを相手にぶつける必要があると作者は言っています。

そうでなければ、伝わらない、共感はしてくれても、相手は行動してくれないのだそうです。

人間は感情の生き物です。

技術や理屈よりも、語り手の本気度が物事を左右するというわけです。

これは、胸に刺さりますね。

 

というわけで、

プレゼンテーションというのは、シンプルで論理的である必要、なおかつ、情熱を込める必要があるわけです。

 

 

 

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