過去にブログを読んでいただいていた皆様 ご無沙汰しております。
2020年12月入居以来、実際に2年住んでみてどうだったか。
今まさに現在進行形で新築を進められている方や、リフォームを考え始めているといった方の参考になるかも? という視点で、我が家のケースをご紹介してみます。
不満点も、満足ポイントもどちらも、ゆるくランキング順で紹介してみたいと思いますが、どれも大事。という、家族4人で2年住んでの感想で並べてみます
今回は不満ポイント
をご紹介
今回は不満ポイント

不満&後悔ポイント
- 外壁の汚れ対策と雨仕舞い&軒の出幅
- 汚れが目立ちやすいキッチンフローリング
- 庭は、植物たちのために土の入れ替えから
- 反応がにぶいBluetoothリモコン照明
- ケチったホワイト軒天
- 自転車置き場が足りない
- リビング窓の大きさ。窓仕様のデザイン面への影響
- エアコンが効きづらいリビング階段
- 難しい照明計画
- 2Fバルコニーは日当たり次第で設計が大事
では、それぞれご紹介
- 外壁の汚れ対策と雨仕舞い&軒の出幅
最近の新築の家は、デザイン上のトレンドなのか基本的に軒の出幅は特にリクエストをしない限りかなり小さくなっていると思います。
我が家も設計士の設定したまま疑問もなく変更しませんでしたが、実際に住んでみると雨が降った際には軒が深い方が、窓が少し開いていても吹き込みにくいですし、壁の上部も風雨から守られるので汚れが付きにくかったことに気づきました。我が家はもう少し深くしておいても良かったと思っています。
また、窓周り、軒のないバルコニー壁周りでは、雨がどう垂れるかをもっとしっかり確認して対策リクエストしておけば良かったと思っています。場所によっては築2年でも少しづつ雨が流れた跡がわかるようになってきました。
↓赤いラインの部分の雨仕舞い処理の工夫ひとつで汚れにくくなりそうです
- 汚れが目立ちやすいキッチンフローリング
キッチン床は当然ですがどうしても汚れますよね。クッションフロアなどにするか、フローリングにするか我が家も迷いました。ウレタン塗装のフローリングであれば、頑丈で汚れも染み込みませんので我が家はこちらを選びましたが、ブラックウォルナットで色が濃いので白っぽい汚れがよく目立ち、キッチンにはあまり向いてなかったです。明るい色ならばウレタン塗装フローリングでもよさそうです。
↓約2年経過 こまめに掃除すれば綺麗ですが、手間はかかります
- 庭は、植物たちのために土の入れ替えから
これは不満を言ってもどうにもなりませんが、都会で土地購入に使える予算に限りがあったので、ガーデニングも好きな我が家はもう少し庭の面積が欲しかったところです。お隣が・・そこそこの面積でだいぶ築古&お一人ながらまだ50代かな?なので、いつか引っ越されたら部分的に買わせてもらえたら!とか、遠い目で考えております。
それはさておき、庭に多少なりとも植物を植えようと思われているなら、ぜひとも外構工事の際に土の入れ替えを加えることを絶賛お勧めします!
曇りの日に撮った写真でどんよりしてますが、花を咲かすには土が大事!
我が家の土地は前にあった古家を解体された更地の状態で買ったのですが、解体する際に砕いたと思われる基礎コンの小さな残骸や、釘やら、なんだかわからないカケラが植物を植える場所に満遍なく混じっていまして、植物を植えるたびにそれらを引っ張りだして捨てるのがかなり大変でした。そしてもちろん植木用の土の方がはるかに植物には良いですので。これは、本気で失敗したな、という点です。
たったこのくらいの広さでも、ガラ袋で5袋分くらいは瓦礫を発掘!
- 反応がにぶいBluetoothリモコン照明
照明器具は調光調色など迷うことも多かったので、住んでから好みに調整しやすいという視点で、結構多くのオーデリック社のBluetoothリモコン対応な照明を入れました。これは実際使ってみて、日々の使い勝手という面でデメリットがありました。壁スイッチの確実な反応に比べるとBTリモコンはワンタッチポンだと反応してくれないことが結構多くて、2度押しがあるある。さらには4灯のうち1つだけなぜかなかなか反応しないとかも普通に起きてます。将来不便なところは壁スイッチだけの方式に変更したいと思ってます。ご注意を!
- ケチったホワイト軒天
庭まわりの軒は出幅も少ないし、余計な課金を避ける意味でノーマルのホワイトにしました。が!木目にしたガレージ部分の軒天と比較すると、やはりこれは木目にしておくべきだったと失敗です。たとえ面積が狭くてもしっかりとデザインポイントになるので、とても有効だと思います。
↓ここは木目調が正解で、プチ後悔ポイント
- 自転車置き場が足りない
自転車は2台分がガレージの空きスペースに入ればいいとして、限られた残りの外構面は植物を植える花壇や、室外機系置き場として使っているため、3台目が置けません。最初から考えていればもう一台くらいは置けたはず。
↓このあたりとか工夫次第で置けたはず!
マンション住まいでは駐輪場も少し玄関から距離があったことで、歩く or 車で。という選択で考えることが自然だったので2台で間に合ってましたが、戸建てだと目の前で便利なので、自転車もう一台欲しいな、というニーズがでてきた感じです。
折りたたみ自転車まではいいかな・・ということで2台でいまは我慢です。
これから計画の方は、このあたりもしっかり考えてみると良いかと思います。
- リビング窓の大きさ。窓仕様のデザイン面への影響
我が家の1Fリビング窓はもう少し高さと幅を大きくしておきたかったです。
夏暑すぎるかな〜、とか、壁少ないと絵をかけたり家具配置とかで不便かな?という諸々の想像もあって今の大きさになっているのですが。高さも2.1mでなく、2.4mの方が解放感もより良かった感じです。ただし!今の窓はペアガラスが標準で、場合によってはトリプルもできますが、APW330のペアでも十分本当に重たく、掃き出し窓の場合でトリプルは1枚50-60Kgとか当たり前で開け閉めを気軽にスムーズに行うのは無理だと思った方がいいです。「エィ!」とか言いながら開けることになりますのでご注意を!
これは、隣家との関係や方角によるので、一概に言えませんが、窓の大きさは建ってからではまず変更できないので、重さや仕様に十二分に気を使ってチェックされることをお勧めしたいと思います。
窓についてはもう一点。
今度はサイズが小さな窓では、フル樹脂サッシを採用すると、窓枠がアルミもしくは、アルミ樹脂複合タイプよりもかなり太くなり、ガラス面積率がかなり影響を受けます。つまり明るさも下がるし、特にデザイン面では大いに野暮ったく重たくなります。FIXタイプならばそこまでではありませんが、開閉タイプだとここは特に注意が必要だと思います。我が家は失敗しました。縦長や横長の開閉式窓ではとても残念な気分を味わっております。いまだに・・交換したい気分です。
なんと横幅の1/3しか窓ガラスが残らない!
外観にも影響しました
特に幅の小さな滑り出し窓の仕様&デザインに注意です!!
イメージとしては、Excelなどの表計算ソフトで、表の外枠に罫線を付ける際に4ptとか極太の枠線サイズを選ぶと、邪魔で残念なことになると思います。まさにそういうデザイン上のデメリットがありますので、小さな窓は性能的にも全体への影響度は低いのでそこだけでもアルミ樹脂複合タイプの活用がオススメです。
滑り出し窓は外から見ると野暮ったい太さになりますので、失敗しました!
- エアコンが効きづらいリビング階段
わかってはいましたが、リビング内に階段を配置したので特に冬場には2Fから冷気が階段を伝わって降りてきます。床暖とエアコンを強くすればいい話ではあるんですが、人がいない時に2Fを一緒に温めるのはやはりエコじゃないのでうまく冷気を止めるカーテンなり、ドアなりを最初から綺麗に収まるように設計しておけば良かったです。
- 難しい照明計画(何を連動、どこでスイッチをオンオフするか)
広い空間となるLDK周りではダウンライトや、間接照明、ペンダントライト、ブラケットライトなどがたくさんありますが、どこまでどういう系統でON/OFFさせるか。独立させるか。照度や色味は固定にするか、可変にするか。
これは自分達の好みや行動が大いに影響しますので、プロの方もあまり積極的には口を出してこないところでした。
結果的に、いまやり直すならばスイッチ系統のまとめ方や、動作などを数箇所変更したいという部分がいくつかできてしまいました。あと、使う機会のない照明もいくつか。これは足りないよりは良いだろうという発想でしたので仕方ありませんね。
結構しっかりとイメージしたつもりでも、実際に住んでみるとベストが違ったというところが残りましたので、いつか部分的にやり直したいなと思います。
学びとしては、修正工事を行う場合でもすでに配線が行っているところは新規配線は要らないので、足りないよりは多めにという方針は正解だったかもしれません。
- 2Fバルコニーは日当たり次第で設計が大事
想像はしていたものの、それを上回って、2Fバルコニーは日当たりが強烈で夏はヤバいくらい暑いです! 用途としては、1. お日様に干したい時の洗濯用 2. 地植えしないタイプの植物たちを並べる 3. 広い青空、星空や月を眺めたい
という目的で総延長20m近いバルコニーにしました。
結果・・1. と 3. は狙い通りながら、2. の植物たちにとっては厳しすぎる環境になっています。これは考えが足りなかったので、簡易のアルミの柱などを組んでもらって直射日光を遮れるタープなり日除けをつけれるようにすべきだったというのが反省ポイントになりました
最初から設計で考慮するならばデザイン面やメンテ面にも配慮した形で埋め込めるようにできただろうになっと感じています。
以上、ざっくりですが我が家の不満&後悔ポイントのご紹介でした



皆様の家づくりが良いものになりますように
