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フェルデンクライスという動きのメソッドがあります。
詳しくはフェルデンクライス誕生と歴史
モーシェ・フェルデンクライスは頭脳明晰にして身体能力にも優れていたようです。
パリのソルボンヌ大学で物理学博士号を取得、ジョリオ・キュリーの共同研究者に抜擢されました。
また、現代柔道の創始者である嘉納治五郎に師事してヨーロッパ人初の黒帯を取得したそうです。
フェルデンクライスのプラクティショナー・吉田万里子さんのレッスンに参加しました。
参加者向けFBページに、創始者フェルデンクライスの素晴らしい言葉が載りました。
吉田さんの許可を得て転載します。非公開FBページなのでURLはありません。
弱点のとらえ方が東洋的だと思いました。
柔道の達人ならではの視点でしょうか。
感動した私のコメント
大学受験指導に携わる者が「弱点に負けよう」なんて言っていいの⁈
でも、フェルデンクライスは頭脳明晰な物理学者にして黒帯の持ち主です。
怠け者やひ弱な人とは程遠い存在です。
私は武術には疎いのですが、柔道、合気道、その他武術の達人は、
余計な力みがなく、それでいて、あらゆる攻撃に瞬時に対処しますね。
合気道の達人である細身の老人が、屈強な若者を投げ飛ばす古い動画を見たことがあります。
実際は投げ飛ばしているわけではなく、相手の力を利用すると勝手に吹っ飛ぶらしいのです。
とても興味深い。
さて、
四人姉妹の長女なんて、家族の中では「長男」みたいなものです。
非常に気の張る立場です。
親の精神的な支えは皆無にひとしく、
年中無休で、妹に弱みを見せまいとがんばっていました。
その反面、無力感、不安、恐怖、絶望などにさいなまれました。
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大学4年と5年(意図的に留年した)キャリア官僚を目指そうとしてがんばった頃、
鬱病のような症状を呈しました。
心身ともに限界だったのだと思います。
「もうやめたい」という弱音に負けないで
面接をちょろまかして官庁に入ったら、命を失くしたか廃人になったかもしれません。
戦線離脱は賢明でした。
30歳ごろ、太極拳を習いました。
太極拳は動く東洋哲学とも言われます。
先生には「太極拳を身体で理解している」と言っていただきました。
ゆったりした動きが、長年のこわばりを解くのに役立ちました。
その辺りから私の人生は変わりだしました。
風が吹けば飛ぶ弱っちいところを
克服するのではなく、
そんなところに負ける
そうすると確かに新しい地平が見えてきたようです。
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