ひーちん@介護士と申しますセキセイインコ青

 

セキセイインコ青83才の母と共同生活セキセイインコ黄

 

2人そろって認知症予備軍!?

 

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今どこに・・・

 

 

前回までのお話クローバー

 

介護士になったきっかけ①

・7年前はこんな場所に居ました

介護士になったきっかけ②

・伊豆高原駅での出会い

介護士になったきっかけ③

・肝細胞癌の彼

介護士になったきっかけ④

・根治は難しいと宣告されて

介護士になったきっかけ⑤

・つかの間の幸せ

 

 

平和な日常を

取り戻したかのように

見えましたが・・・

 

 

「いつ死んでもかまわねえ」精神は

相変わらずでタラー

 

 

 

治療のための💊も

🍺で流し込む始末・・・

 

 

言ったところで

聞くような人ではなかったもやもや

 

 

身体が疲れやすく

仕事も休みがちにガーン

 

 

眠前薬の量も

睡眠薬の強さも

次第に増していき

 

好きな🍺も

惰性で飲んでいるようにみえましたもやもや

 

image

 

 

情けなさ

いらだち

グッとこらえ

 

私は何も言えず

 

ただ見守るしか

できませんでしたショボーン

 

 

image

 

定期健診の日

 

いつものように

待合で待っていました

 

黙って歩きだす彼

 

私:

 「ねぇ結果はどうだったの?」

 

彼:

 「いつもと一緒

 変わらねえよハッ

 

 さぁ飯でも食って帰るか!

 今日はラーメンラーメンだぞ」

 

 

玄関を出て

いつもと違う方向に

向かって歩き始めました

 

 

急に立ち止まり

 

彼:

 「あっちに

 いつか

 住むんだぜ」

 

私:

 「え?何言ってるの?」

 

 

 

 

 

ここは別棟の緩和病棟です

 

 

 

病棟脇の散歩道を

黙ってゆっくり歩く

彼の後ろ姿が

小さく見えましたもやもや

 

 

 

 

きっと

また再発したんだ!

 

この人

絶対に嘘ついてる!

私に隠してる・・・

 

 

美味しそうにラーメンをすする彼

 

食事中

病気の事は一切聞けない

 

 

話してくれるまで

待とうもやもや

 

 

グッとこらえるのに

必死でした

 

 

自宅に戻り

また🍺を飲みだした彼

 

 

彼:

「また出来たってよ!

 

もう手術はしねぇピリピリ

 

 

私:

「なんで?

また付き添うよ

仕事は大丈夫だから」

 

 

 

彼:

「だめだ!

付き添いはいらねぇ

 

もう手術は

懲り懲りなんだよ!」

 

 

 

いつも穏やかな彼が

 

この時は語気が荒く

 

それ以上何も言えませんでしたもやもや

 

 

帰り際

いつものハグもありませんハートブレイク

 

 

彼:

「今度

お前の荷物

取りにきてくれ」

 

 

え?

 

これって

「さよなら」の言葉なの?

もうお別れなの・・・

 

黙って彼の部屋を出ましたドア

 

 

 

時間が解決してくれる!

しばらくの間は

そっとしておこう・・・

 

 

 

帰り道・・・

 

涙が止まらず

路肩に車を止め

夕日を眺めました付けまつげ

 

 (熱海の夕日が、ますます悲しみを誘いました)

 

 

それから2週間後

 

彼の娘さんから

連絡がありました

 

スマホ

父がまた

入院しました

手術は無事に終わりましたから

心配なさらないように

 

 

居ても立ってもいられず

面会に行きました病院

 

 

あれ?いない

どこ行ったの・・・

 

 

背後から彼の声が聞こえました

 

 

彼:

「どうして分かった?

何で来た?

仕事はいいのか?

 

あいつ余計な事しやがって!」

 

 

 

会話も弾まず

 

「お大事に」クローバー

気持ちだけ

 

伝えるのに

精一杯でした

 

 

彼:

「俺が入院してる間に

荷物を取りに来てくれよ

合鍵も!

 

な!頼むから・・・」

 

 

やっぱりお別れなんだね付けまつげ

 

 

この時は涙も出ず

どの道を通って

家に帰ったのか

覚えていません

 

 

それからしばらく経ち

彼の娘さんから

また連絡がきました

 

スマホ

父は「彼女が出来た!」って

 

すごく嬉しそうに

あなたの事

話していたんですよ

 

あの人

普通の人じゃあありませんからね

 

あんな父だけど

あなたの事は

とても心配していました

ごめんなさい・・・


今までありがとうございました

 

 

 ・自分のせいで

 私が職を失ったこと

 

 ・旅行の夢も

 果たしてやれなかったこと

 

 ・俺と付き合っていても

 ろくな事がない

 

 

 

こんな事を

娘さんに話して

いたそうです・・・

 

 

 

私自身

病気を含めて

 

彼の優しいところ

破天荒な性格

 

全部好きでした流れ星

 

 

 

最後の電話で

 

「好きな女には

俺のかっこ悪いところ

見せたくないんだよ」

 

 

これが

彼の本音だったのでしょうか・・・

 

最後の言葉となりました付けまつげ

 

 

 

まさか

こんな幕引きになるとは

微塵も

想像できなかったです

 

 

 

この言葉を聞き

 

無理に手術を勧めたり

仕事を休んで

付き添ったこと

 

 

全てが

自分のエゴ!?

だったのではないか

 

彼に

精神的な負担を

かけていたんだね・・・

 

 

 

こうして

私の恋は

終わってしまいましたハートブレイク

 

 

 

彼に出会っていなければ

おそらく介護士には

なっていません

 

 

病院で素敵な介護士さんと

出会えたこともあり

 

今の私がありますキラキラ

 

 

 

施設でがん患者さんの

お世話をさせていただくとき

 

4年経った今でも

彼の事を思い出す時があります付けまつげ

 

 

 

彼の板前の仲間から

 

「彼のお墓は

ご実家のある仙台市にある」

聞いていますが

 

私は彼の最後の姿を

見ていません

 

 

今も

この空の下

 

どこかで

生きているような

 

そんな気がしていますクローバー

 

 

 

 

(病院の敷地にて)

 

最後に付き添った時の写真です

(左手にはタバコ持ってます)ガーン

 

 

 

この記事を書いたことで

気持ちの整理が

できました付けまつげ

 

 

長々とお読みいただき

ありがとうございました🙇

 

 

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