スタッフと言っても人材派遣会社のことではない☺
ある日のこと。アメリカのどっかの採石場みたいなところで、白いアイスクリームのような物体が温泉のように湧き出ているのを発見する❗
作業員の一人が、動いているそれを何の警戒心もなく、ペロッと舐めてみると…………あんれま~コリャ~うんまい😋やめられない止まらないかっぱえびせんのようだヮヮヮヮ~
とたちまち作業員たちを虜にする。
ある寝苦しい夜のこと。ジェイソン少年は蚊に刺されて目を覚ます。喉が乾いたなと冷蔵庫の中の飲み物を漁りに行く。冷蔵庫を開けると、アイスクリームのようにパック詰めされた『スタッフ』が蓋が開いていて、その中からトロロがご飯茶碗からこぼれ落ちるかのようにヌ~っと蠢いていたのであった‼
ジェイソンはビビって慌てて冷蔵庫の戸を閉める。背後からジェイソンのオトンポが怖い顔をして睨んでいた。「何だ。ジェイソンか。泥棒かと思ったわ」と言うオトンポにスタッフがもぞもぞ動いてた❗❗と言うが「馬鹿こくでね~」と一蹴される。
スタッフが発見されてから、商品化するまでそう時間はかからず、ハーゲンダッツのようにパック詰めされいざ販売されると、瞬く間にアイスクリームやヨーグルト、ナタデココ、ティラミスなんかのスイーツ業界を差し置いて売れ筋ナンバーワン商品となる。
スイーツ業界のお偉いさんが一同集まって眉をしかめていた。そんな中にお偉いさんたちは、一応凄腕の産業スパイである元FBI捜査官のモー・ラザーフォードを雇い、スタッフの製造過程の秘密や製法を探り入れて欲しいと依頼される。モーの意味は「more money!(もっと金をよこせ!)のモーだ!」をやたら強調するちょっち変な奴であった。
翌朝、ジェイソンの家での朝ごはんの時間、兄貴が早々と朝飯を済ませるとスタッフを食べる。オカンポも低カロリーだし美味しいし😃とヨーグルト感覚で食べている。
しかしジェイソンは昨夜に蠢いていたスタッフを目撃ドキュンしてからすっかし食べる気が失せて頑なに拒絶する。
スタッフのCMの撮影現場に堂々とモー・ラザーフォードは乗り込み、CMプランナーである女子ケンドールを口説き落とし、スタッフの名付け親である彼女の広告代理店を丸ごと買収して君にはそこの代表取締役をやっていただきたいと持ちかける。
スタッフがただのスイーツではなく得体の知れない怪しいものだと感じたジェイソンはスーパーマーケットへ行き、うまそうにパクついているガキンチョのスタッフを取り上げ床に叩きつける❗その後はホウキを手に取って商品棚に大量に陳列しているスタッフをはたき落とす地道なスタッフ排斥運動を展開して店員に取り抑えられる。
ラザーフォードはスタッフの認可を許可した役人の一人に会い、製造工法や認可の過程を率直に訊ねる。役人のオジサンはその資料を持ってきてラザーフォードに渡してくれる。飼い犬にまでスタッフを与えているとうそぶくお役人のオジサンはラザーフォードが帰った後「おまいにもワテシにもご褒美が必要だな?」と言ってスタッフお食事タイムに洒落込む。
ラザーフォードはスタッフの会社に買収されてすっかり寂れた街ステイダーに単身で調査にやって来る。スタンドのオヤジが滅多に来ない来客に驚いていた。街を歩くラザーフォードにいきなり襲いかかる謎の黒人❗だがラザーフォードは冷静に相手を組伏せる。黒人はこの街の顔であったチョコチップ・チャーリーであった。
ゴーストタウンと化した街では手がかりは得られない。それはチョコチップ・チャーリーも同じであった。かつてチョコチップ・チャーリーの仲間であった重役たちも彼を追放した後の行方は全く不明であった。だが郵便や書類を郵便局に転送してあると訊いて郵便局に二人は行ってみる。
それを郵便局兼よろづ屋的な無愛想なオヤジに見せてもらおうとするが拒否られる。それを奪い取って見るとジョージア州ミッドランドばっかしであった。
どうも郵便局のオヤジに胡散臭さを感じていた二人は相談する。奴を拉致って吐かせようか?と考えていたら、郵便局のオヤジはぽっかり大口を開けて倒れていた‼
街から脱出しようとした二人を手に手に鉄パイプなどを持った男たちが襲撃してくる❗チョコチップ・チャーリーとラザーフォードはそやつらをぶん殴ると顔が豆腐のようにグチャッ❔❕と砕ける⁉
ドライブインで小休止しようとした二人はさりげなく「スタッフはあるかえ?」と訊ねて見る。するとギョッ(;゜∇゜)とした顔をするウェイトレスのネーチャンに他の客も一斉にこっちをガンつけてくる(・・???
鋭く感づいたラザーフォードは二手にわかれて探ろうとチョコチップ・チャーリーと行動を別にすることにする。
都会の雑踏を歩くラザーフォードをいきなし轢き殺そうと危ない運転をするスタッフの宣伝カーにビックリしたりする。ラザーフォードは、ようやくスタッフの会社の重役の一人フレッチャーに落ち会う。あなたはスタッフを食したことはあるのか?と訊ねるとお菓子類は医者に止められているから食ってないよ~んと平然と言う。ラザーフォードはさらに突っ込んで「おまいたちはどういう効果があってそれを知った上で流通させているのか?」と訊ねる。ここにスタッフを売り込みに来た連中も半ば中毒状態で現に愚かな大衆もすっかり虜になってるからエエや~んと平然と言ってのけるフレッチャーにラザーフォードは
「ステイダーの街の住人の引っ越し先のほとんどはジョージア州ミッドランドだな。そこにはお宅らの採掘会社が確かあったよな?」と言うとフレッチャーはおまいらに邪魔立てはさせないかんな!と不適に言ってのける。
「閉鎖させちゃる」と意気込むラザーフォードに対して「それはどうかな?ちみは無礼で下品で競合会社に雇われた一産業スパイに過ぎない。こんだけ世間に認知されたものを止めることは出来へん。それよっかおまいうちで働かんか?」と逆に勧誘してくる。
ラザーフォードは再びケンドールを巻き込んで、スタッフの工場プラントに潜入する決意を話す。戸惑う彼女を強引に説得する。ラザーフォードは新聞記事でスーパーマーケットで狼藉を働いたジェイソン少年の記事を見つけて彼に会おうとする。
自宅に軟禁されているジェイソンにオトンポもオカンポも兄貴も執拗にスタッフを食べるよう脅してくる。「さっこれを食べておまいも家族の一員だ❗」と危ない目付きで脅してくる。ジェイソンは食べるふりをしてスタッフをトイレに流す。そして家族の前ではシェイビングクリームをスタッフに見立てて食べて皆に見せる。
その隙を突いて家からジェイソンは脱走する。そこへ急行したラザーフォードに拾ってもらい、家族から逃れる。
ラザーフォード、ケンドール、ジェイソンはプライベート小型飛行機でジョージア州ミッドランドに向かう。表向きにはケンドールによる取材名目で工場へと堂々と潜入する。撮影しようとするラザーフォードに「勝手に撮ってんじゃねーゴラ( *゚A゚)~」と凄む奴もいる。留守番のジェイソンは飛行機で眠りこけていたら飛行機のパイロットともども暗殺しようと巨大スライムのように飛行機に入り込んで来る‼
どうにか逃れたジェイソンは単身で採掘会社を調べる。作業員に見つかりそうになってタンクローリーに隠れるが、地面から涌き出るスタッフをバキュームカーのように組み上げていたため、スタッフに飲み込まれそうになる‼
モーテルで休んでいるラザーフォードにも枕をぶち破ってラザーフォードの顔面にへばりついて窒息させようとする‼ケンドールが火をつけてどうにか退治する。すかさず第二段で工場でラザーフォードにくってかかった男が襲撃してくるが…………とめどなく溢れてくるスタッフに飲み込まれて壁に磔になってしまう(゜ロ゜)
スタッフが明確に殺意を持って襲い来る生命体であることに気がついたラザーフォードとケンドールは巨大化したスタッフに火をつけモーテルを脱出する。採掘場の裏山から湖のように大量に湧き出ているスタッフを発見したラザーフォードとケンドールはスタッフを組み上げるトラックを強襲して強奪する。中で間一髪スタッフに飲み込まれそうになっているジェイソンを救出する。
同時に採掘場の何ヵ所にも仕掛けたダイナマイトで爆破してスタッフ温泉を根こそぎ埋めてしまう。
強襲したときにホースが垂れ下がったまんまで走行してたため、途中でお巡りさんにトラックを止められる。GUNを突きつけられラザーフォードたちは車外に出される。ジェイソンとケンドールも車外に出されるがジェイソンが機転を効かせて表向きにはをこぼれているスタッフがもったいないから一緒に食べようと誘い、生唾を飲むお巡りさんも無我夢中で拾い食いをする。その隙に後ろからどっ突いて気絶させる。
ラザーフォードは以前に一悶着あった私設軍隊?右翼みたいな組織を率いているスピアーズ大佐を訪ねる。銃を手に手に構えた兵士たちに包囲される。ラザーフォードは異常に反共産主義であるスピアーズ大佐に、今回のスタッフの一件は共産主義者たちの陰謀であり、国家存亡の危機であると訴える。
その言葉に以前にハメラレたのでのっけからラザーフォードを疑って警戒していたスピアーズ大佐は協力してスタッフ退治を手伝う約束をしてくれる。
ラザーフォードたちは、スタッフ工場に、さっきかっぱらったトラックでもう一回乗り付け、油断させたところを一斉にスピアーズ大佐の武装した兵たちで急襲する❗❗❗❗
撃たれた作業員たちは鮮血ではなくてスタッフの白いクリームをぶちまけるのでスピアーズたちも仰天して目を白黒させる。プラント内を制圧した部隊と中を探ると、作業員たちはぽっかり大口を開けて脱け殻のように死んでいた‼
ケンドールとジェイソンはキングスライムのように巨大スタッフに飲み込まれそうになるが辛うじて救出される。
スピアーズ大佐は「国民にこの事をありのままに放送しなくては……」とラザーフォードに伝え、兵たちと共に全員タクシーに乗り込みラジオ局に向かう。ちゃんとお金を払って領収書をもらっている。変に律儀な連中です。
ラジオ局でも、やっぱり大スポンサーなのか?スタッフのCMが流されていたが、即座に停止させ緊急放送を要請する。一応有名人であるケンドールが「国民はスタッフに汚染されている❗決して食べないように」の放送原稿を作成する。
そこへ兵たちを押しのけ「俺を誰だと思ってんだ❗斎藤さんだぞ☀じゃなくてチョコチップ・チャーリーだぞ✨」とやけに竹中直人がかった感じで息巻いている。ケンドールとチョコチップ・チャーリーの二人の有名人で放送すれば説得力があっていいかなと考えていたのでチョコチップ・チャーリーも参加させることにする。
レコーディングルームでケンドールにチョコチップ・チャーリーは「何度も襲われたよ❗脱け殻になった死体もいくつも見たんだ❗」と興奮気味に話していたら・・・・・・・・・・・・・・・・・
急にカクカク痙攣し出したチョコチップ・チャーリーは大口をパカッと開けて大量のスタッフを放出する❗❗❗❗顔面も「北斗の拳」でケンシロウに殺られた悪人のようにいびつな形に変形してしまう❗❗❗❗
チョコチップ・チャーリーもスタッフに汚染されていたのであった。レコーディングルームはスタッフで溢れかえる。ラザーフォードはラジオ局の電源ケーブルを切り取ってスタッフを感電させて火をつけスタッフを焼却する。
スピアーズ大佐が急遽、国民に向けて緊急放送をする。
「国民の皆さん。重大な危機です。我々は異星人の襲撃を人知れずに受けています。『スタッフ』そのものが異星人なのです。自宅にあっても決して食べないように‼また商店やコンビニなどの販売する業者は即販売を停止してください。販売や流通も即座に止めてください。ご家族に中毒症状が現れた方はすぐ病院へ。家にあるスタッフは焼却してください」
アメリカで爆発的に売れたスタッフはたちまち焼却される。スタッフの販売店は爆破され、ナゼか?隣のマクドナルドまで巻き込まれちってるwwww
ラザーフォードは再びフレッチャーの会社にやって来る。フレッチャーは別に謝罪するわけでもなく全く悪びれる様子も見せずに「一ヶ所くらい採掘場が破壊されたくらいどうと言うことはない世界中からスタッフは湧き出ているんだから。あと今日はもう一人お客さんがいるんだ☀」とラザーフォードに依頼をしたアイスクリーム業界のお偉いさんがいる。
フレッチャーはスタッフは20%だけ混入したアイスクリームで、これだったら中毒は起こさないから今度はこれでやんべや。と全く懲りていない。
薬害エイズなんかでもそうだけど被害の当事者にならなければ痛みはわからないもんで、そういった懲りない連中をラザーフォードはピストルで脅し座らせる。そこへ箱一杯のスタッフを持ったジェイソンが入って来る。してくださいはスタッフのせいで家族を失った被害者てある。そしてフレッチャーたちにムリヤリスタッフをたらふく食わせる。
チョイ「ハングマン」にも似たような感じです。
どこぞの怪しい取引現場でスタッフを密かに取り引きしているヤツラがいる。まだ悲劇は終わりそうにもなかった……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
ラリー・コーエン製作総指揮、監督、脚本でB級魂炸裂な一本です🎶
とっても発想はユニークですな🍀まさかのスイーツが侵略者で、動き回る様は「人喰いアメーバの恐怖」や「ブロブ」を想像させるようでもありますし、はたまた名作「ゴジラ対ヘドラ」のヘドラのようでもあります。でもタイトルに偽りアリでどう考えてもゾンビではないですし、映画的にゾンビ物にカテゴライズしていいもんか?的な感もあります。死んだ抜け殻死体はゾンビっぽい雰囲気もありますが、ジャンル的には侵略SFものとでも、また深読みするとアメリカの大量消費社会への警鐘のような暗示的なポリティカルサスペンスな一面もあるやも❔知れません。
近頃ウチの職場でも、結構な勢いでインフルエンザが猛威をふるっております。皆さまもお身体を気をつけて用心してお過ごしください(*^^*)