恐怖の火あぶり(DON,T GO INTHE HOUSE)(1979) | とし104の気ままに映画プログ2

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ブログの説明を入力します。B級な映画や主にホラー映画を自分の独断と主観でupさせていただきます♪そんなに投稿マメではないですが、よろしくお願いします。




 これは名作です( ´-ω-)



 



 ゴミ処理場で働くドニー(ダン・グリマルディ)は黙々と作業をしていると………同僚のベンがスプレー缶が焼却炉に混入しているのに気がつかずに引火してスプレー缶が爆発💥して火だるまになってしまう‼️‼️



 ところがドニーは目の前で同僚がのたうち回っているのにほっぽといて、自分の道具を片づけている。上司らしきオッサンや他数名がベンについた火を消しているのに平然としているドニーを上司が怒鳴りつけるがドニーは「彼は炎🔥に包まれているから悪いものが落ちて救われた⁉️」とワケワカメな戯言をぬかしている。
 そんなドニーを同僚でダチのボビー(ロバート・オス)が気を使って「あんなヤローの言うことなんか気にするな。怖くって誰でも身動き出来なくなることだってあるさ。だから今日は飲みに行って嫌なことは忘れようぜ😃」と声をかけてくれるがドニーは家で母が待っているから…と断る。

 彼が郊外の立派な邸宅に帰る。「オカンポただいま(* ´ ▽ ` *)ノ」と元気よく言うが返答はなし。カモミールティーを持っててあげるが母はソファーに突っ伏したまま急死していた❗❕
 「ほ~らオカンポお茶だぞえ。寝たふりしたってダメだよん」と懸命に呼びかけるが当然反応はナッシングである。
 そんなドニーに天からの声が聴こえる…………………

 「あなたは自由よ…」

 「もう何も怖くないの…」

 「私たちがそばにいるから安心して…」

 「あなたは自由なのフリーダムなの…何でも出来るのよ~ん…好きなことをしてエエのよ~ん」

 「本当⁉️オイラ何ヤッチャッてもエエのかな⁉️」

 とりあえず大音量でレコードをかける。70年代のディスコ調っぽい曲をかけてルンルン😆🎶✨にノッテいた。
 ドニーはもう一回オカンポの死体をじっくりと眺めていると天の声が「彼女は死んでいるから悪‼️彼女のように火を使って清めて永遠の命を与えちゃいなさ~いメラメラあなたは火の主イフリートなのよ何も恐れるものはないのよ😁」とメフィスト・フェレスのように囁きかける。

 ドニーはマッチ箱を手に取って幼き頃を思い出していた。母はドニーを叱るときは決まって火をつけたガスコンロの上でドニーの手を引っ張ってチロチロ下から火で炙る❗虐待を日常的に行っていたのだ❗❕❗❕父親も既に離婚したのか?死別したのか?わからないがもういない。悪は地獄の業火で焼き払われなければならないのよ❗とまあ火傷した子供の腕が痛々しくも悲しくなります😢😢
 ドニーはヘラヘラしながら母親にかつてそうされた仕返しでもするかのように母の手をマッチで火あぶりにします❗❕



 ドニーは部屋の一室を自分一人で改装リフォームします。何と全面シルバーなステンレス貼りのステンレスルームてすwww


 ドニーは車を走らせ消防服を購入して花屋に向かいます。しかし花屋はもう閉店クローズの時間でしたがドニーは病気の母へのプレゼントにとムリクリに頼み込み花を売ってもらいます。花屋の看板娘のキャシーはこのせいでバスに乗り遅れます。ドニーは白々しく待ち伏せしていて「僕のせいで遅れてしまってお家まで送りますよ」と優しく紳士的に声をかけてあげる。途中で荷物を降ろしたいのでとキャシーをムリヤリに自宅へと立ち寄らせる。キャシーはじゃあ少し待っててねとドニーに言われ玄関を入ったとこの部屋で待っていた。ドニーは家に連れ込む第一段階の作戦は成功したので次はどうスッかな☺️とほくそえんでいた。その怪しさニヤを察知したキャシーは「タクシーを呼ぶから電話を貸してケロ」と頼む。電話しているところを後ろからドッ突かれキャシーは気を失う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 でキャシーが目を覚ますと全裸にされ手と足を鎖で繋がれ身動き一つ出来ない状態にされていた❗そこにバババ~ンと消防服に身を包んだドニーが無言で現れる❗❕ドニーはキャシーに灯油をぶっかける。そして火炎放射器をスイッチオン‼️‼️‼️
メラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラ





 ボビーは上司に「あのバカタレが来ないとクビにすっぞ❗」と言伝てされる。ドニーはこの一大イベントのために一週間も会社を無断欠勤していたのだ。
 ドニーはその間にも次なる獲物を狙い道端で車がエンコして困っている女子に優しく声をかける。コヤツなかなかのナンパ師である。
 この二番目の女子も送る前に家に立ち寄ってもエエかな?と言いくるめ・・・・・・・・・・・・・




 
 
 ドニーは黒焦げオカンポの死体とキャシーともう一人の女子のバーベキュー死体に衣装を着せてソファーに横たわらせる。で新しいコレクションに「オカンポ!紹介するよリンダだよ~んw」
なんてぬかしております。

 ボビーはドニーに電話をして言伝てする「ドニー。月曜までには出社しないとクビになってまうだよ。病気は大丈夫かえ?」と教えてくれる。ドニーは背後にいもしないはずの女子たちの亡霊の姿を感じるようになる‼️‼️‼️

 「このクズ!クズめ!父親と同じだ!」

 「おまいは父親の代わりに苦しむんだ!呪ってやっかんな!」 

 「違う❗罰されるのはアンタだ❕❕」

 「彼女は悪魔よ…罰しなさい…ワタスが手を貸してあげるから…」

 ドニーは二階の部屋に行くと川俣軍司のように頭の中の電波と会話をして母親の死体に怒鳴りつけていました。クスクスとドニーのことを嘲笑う電波にも「このビッチ!アバズレ!」とマジオコして死体たちをしばきまくります。

 ドニーは真冬の海岸に佇んでいると突如炎が巻き上がり爆発するイリュージョンのような光景を見ています。爆発した海岸を覗き込むと中から地獄の亡者のような黒焦げバーベキュー死体たちが現れ地面に引きずり込まれる悪夢で目を覚まします❗階段の上には炎🔥🔥を纏った黒焦げキャシーが呼びかける幻覚にも度々悩まされます。


 ドニーは教会に懺悔をしに行きます。そしてかつて幼き頃に僕が悪い子だったから罰を受けたんだ❗と心に悪魔が👿いるから焼かれたんだ❗と母親から火あぶりの虐待を都度都度受けていたことを告白する❗神父さんは「母を赦しなさい」と諭される。
 神父さんに心の吐露をしたことで少しだけだが心が晴れたドニーは母親の死体に「僕は変わるよ!あなたを許すよ!」と聖水をかけてあげる。



 ドニーは久しぶりにダチのボビーに電話をする。自分から自らどっかに行かないか?と誘う。驚きながらもボビーはちょうどその夜はデスコで女の子と楽しむ予定だったんだよフフフおまいも来いよ☺️と誘ってくれる。パレスディスコに8時だよ!全員集合!だかんなと言われる。躊躇いながらもドニーは紳士服屋に赴き新しい衣装を新調してもらう。そして全身コーディネイトしてもらい「これが今の流行りのナウいスタイルなんですよ✨これであなたもトラボルタでやんす✨✨」とべた褒めされる。

 彼は自分の異常さに気づきつつも立ち直ろうと変わろうと必死にあがき続けてきたのかもしれない。勇気をふりしぼって夜のディスコに出陣する。少し酒の入っていたボビーは陽気にドニーを呼びWデートが開始になる。ボビーとデート相手は早速踊り出す。ドニーも女子の方から一緒に踊らない?と声をかけられるが「僕チン無理なの」とやんわり断る。グズグズしているうちに彼女は他の知り合いのヤローに誘われ踊りに行ってしまう(;´д`)それを黙って見ているドニーに彼女は優しく手をさしのべ両手を持ってドニーをいざなう。だがその下にはアロマのようなキャンドルの炎🔥🔥がチラチラと光っている❗❕
 このポーズはまさしくガスコンロの上で腕を焼かれたあのポーズと全くクリソツであり、ドニーが忘れかけていた悪夢が再び蘇る❗❗❗❗❗
 ドニーはキャンドルを手に取るとせっかく誘ってくれている彼女にキャンドルを投げつける‼️‼️
 頭のヘアーに引火してしまい大惨事となってしまう‼️‼️‼️



 ドニーは黙ってディスコから立ち去ります。騒ぎを聞きつけた彼女の兄貴が血相を変えてドニーを追っかけます。駐車場でドニーを見つけてフルボッコにします。ドニーはどうにか彼を振り切り車に飛び乗り逃げ出します。ボコボコにされ半ベソ泣き(。´Д⊂)顔のドニーに天の声が「もう安心して…これでいいのだ(バカボン)彼女こそが悪なのよ…」と囁きます。

 真冬の寒空の中、居酒屋から二人の女子がほろ酔い気分で出て来てヒッチハイクをしていたがほとんどの車にスルーされる。ドニーは目ざとく女子~ズを見つけると車を停車させて彼女たちを乗せてあげる。「う~寒ッ」と乗り込んできた彼女たちは酔ってはいるが礼儀正しくドニーに礼を言う。まだまだ呑み足んない彼女たちにドニーは「何だったら家の部屋開放してあげッからビール買って行って呑み直さへん?」と持ちかける。彼女たちはノリノリで「マジマジ薬丸www~?」と喜んでドニーの家へと誘われる。タイトルが示す通り「DON,T GO IN THE HOUSE」でそこに入っちゃダメ👐だと言いたくなってしまうがゴキブリホイホイに吸い寄せられるゴキブリのように彼女たちも入ってしまう。彼女たちは立派なお屋敷に感嘆しながらもあちこちを歩き回りはしゃいでいたが二階に上がるとドニーの家はまたシーンと静まり返る。


 ボビーはドニーの様子がただ事ではないことをようやく知り、神父さんに助けを求めに行く。神父さんはボビーと共にドニーの家に直行する。ドニーの家は鍵がかかっていたがボビーがドアを蹴破り侵入すると、女子の悲鳴が聴こえる❕❕その声のする部屋に入ると先程お持ち帰りされた女子~ズ二人がキャシーのように縛られ火刑にされる寸前であった。ボビーと神父さんは彼女たちを助け出す。彼女たちを避難させた時に神父さんは二階にドニーがいるのでは?と様子を見に行くと・・・・・・・・

 不意に現れた消防服姿のドニーは「おまいの言葉は全部嘘っぱちじゃ~おまいも嘘つきじゃ~❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗」
 
 と火炎放射攻撃をお見舞いする❕❕


 神父は火だるまになって階段から転げ落ちる‼️外に出たボビーが気がついて神父さんについた火を消火する。



 ドニーが焼死体置き部屋に入ると…………………………



 「ドニー‼️おまいを呪って呪って呪ってやるwww」と焼死体ズが仲良くドニーに襲いかかって来る⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️



 ドニーはここは防火仕様の部屋じゃないのに火炎放射器を乱射する‼️部屋はたちまち業火に包まれる。それでも焼死体ズはお構いなしにドニーに覆いかぶさって来る‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
 
 ドニーの家は全焼してしまうのであった(´・д・`)




 このニュースを見ている少年がオカンポから「このバカちんが❕」とシバかれまくっている。オカンポが部屋から去ったあとに少年にドニーの声が囁きかける⁉️⁉️
 「嘆くことはない…おまいには俺たちが憑いている❔さ~あ?おまいを縛るものは何もない!おまいはもう自由だぞえ……………」




 待望のDVD化に驚いて即アマゾンの密林からポチッと注文してしまいました。初見は記憶がおぼろげなんですが……「午後のロードショー」か何かで普通にオンエアされていたのを観て衝撃を受けた記憶があります。それからビデオレンタルにあったのは知りつつもスルーして、YouTubeに字幕は当然なしの「DON,T GO INTHE HOUSE」のタイトルに惹かれて改めて見直していたら見事DVDにて復刻したのでようやく見直して今回のブログにてアップしてみました。
 宣伝文句は「血の出ないスプラッター!」「焼殺版マニアック❗」などと謳われています。たしかに他に例がないとは思います。幼き頃に受けた火あぶりによる虐待!歪んだトラウマを抱えながらそのまま大人になり母への憎悪はそのまんま一般の女子に向けられる…そして母の死により呪縛から解放されトンデモサイコパスへと変貌する。とまあホラー映画の王道的な展開ではありますが、やっぱし白眉は最初のキャシーを火刑にするそのインパクトのある描写に尽きるかと思います。いや~焼殺って恐い((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルですね…恐ろしいですね((( ;゚Д゚)))ある意味究極の苦痛を相手に与え続けるわけですから。ジョー・スピネルの「マニアック」ともラストが似ているのでよく比較されますが、女子を殺害して頭皮を剥がす❗ドギツいインパクトがある名作ですが、こちらはトム・サヴィーニのサービス精神の旺盛さからグロいスプラッターのてんこ盛りです。それに対して「恐怖の火あぶり」とタイトルで高々と喧伝されておりますが具体的に見せるのは最初のキャシーと終盤の神父さん直焼きだけのチョイ寂しい感じもありますが、おそらく低予算ゆえのしょうがないのかな?とも思います。

 ドマイナーな作品と侮ることなかれ🍀なかなか見事なサイコスリラーで観たら忘れられなくなるキョーレツインパクトが残る佳作であるかと思います。



 ようやく桜も開花して春らしくなってきましたがまだまだ花冷えの夜や朝は寒かったりするので風邪などひかぬよう身体に気をつけてお過ごしください(*^^*)