ドリームホーム(2011) | とし104の気ままに映画プログ2

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ブログの説明を入力します。B級な映画や主にホラー映画を自分の独断と主観でupさせていただきます♪そんなに投稿マメではないですが、よろしくお願いします。


 なかなかオサレなジャケ写真ww



 これは凄まじい⁉️⁉️⁉️⁉️ッス



 

 香港は中国に返還されてからも地価の高騰が続いていた。それに対して庶民の所得は減る一方であり、現在の日本にも通ずるように格差社会が拡がりつつあった。





 お台場のような湾岸エリアの高級マンションビクトリアNo.1でのこと。守衛がうつらうつらしながらモニターをぼんやりと見ていたら・・・・・・・・
 実体を見せずに忍び寄る白い影❗のガッチャマンならぬ謎の人⁉️音も立てずに守衛の背後に必殺仕事人のように忍び寄るとジャジャジャジャ~ン「結束バンド~」(ドラえもんの秘密道具紹介風にww)を取り出すと職務怠慢守衛の首にスポッとくぐらせ一気にクイッと絞め上げる❗❕❗❕


 😣頚をギッチリ絞められ悲鳴をあげることも出来ずにもがき苦しみながらのたうち回る守衛はどうにかして結束バンドを切ろうとカッターナイフを手に取るがピッチリ頚に巻きついている結束バンドを切れずに自分の喉を切りつけて血まみれになって死んでしまう❗❕
 オープニングからの掴みはオッケーである。



 香港のとある銀行でテレホンアポインターをしているチェンさん(ジョシー・ホー)は友達や同僚に「働きすぎや~ん」と言われつつも夜はさらにセレクトショップみたいなとこでも働いている。彼女は何故にそんなに馬車馬のように働きずくめなのだろうか?夜にはホテルでも彼氏を待つとき店員に「ご宿泊ですか?」と訊ねられ「休憩です❗」と即答する。遅れて到着した彼氏は家庭持ちのケチンボでチェンさんの身体しか求めていない。そんなズブズブの不倫関係ではあるが別れることも出来ないでいる。嫁から電話がかかってきたのでチェンさんを置いてきぼりにさっさと帰る。当然ホテル代はチェンさん持ちである。

 同僚たちは東京にショッピング旅行に行こうと相談していてチェンさんを誘うが「マンションを買いたいから3人で行ってきなよ😃」とやんわりと断る。





 再びビクトリアNo.1のマンションに舞台が移る。秋吉久美子みたいな妊婦さんがチャットで主婦同士で会話をしている。玄関の呼び鈴が鳴って家政婦さん(ボイン)が応対するドアをいきなりフルオープンさせて顔面を強打させる❗❕チェンさんの出で立ちは帽子を目深に被り松嶋菜々子の「家政婦のミタ」みたいである。フラフラの家政婦さんの後頭部にナイフをグサッ=(;゚;Д;゚;;)⇒と一撃クリティカルヒットで目玉が飛び出る‼️‼️


 そんな立て込んでいるときに彼氏からの電話が鳴る。「タバコと酒買っといてチョンマゲ」と一方的に用件だけ言って切る。電話をしているバオー来訪者に気がついた秋吉妊婦さんはチェンさんを見つけて仰天する‼️別の部屋に逃げ込んでロックするがハンマーでドアノブを叩き壊し侵入する。秋吉妊婦さんは棒で反撃してチェンさんの顔に傷を負わせ倒すがチェンさんは逃げる秋吉妊婦さんの足をむんずと引っ掴み転ばす。臨月の妊婦さんがスッ転ばさせられたら大変である❗苦しみお股からダラダラ出血して苦しむ。チェンさんはすかさず秘密道具結束バンドを取り出して後ろ手に縛り上げ足も縛る❗動けなくなった秋吉妊婦さんに布団圧縮袋のビニール袋を頭にすっぽり被せて掃除機で空気を吸い出す電撃ネットワークも真っ青な処刑方法で抹殺する!!( ; ロ)゚ ゚
  



 香港の夜景を眺めながらチェンさんは1991年の幼き頃を思い出していた。ひしめき合うように建っているアパートで家族で暮らすチェンさん。ボーイフレンドのジミーと糸電話で会話をして近況報告をしている。港でボケーっとしているお爺ちゃんを迎えに行く。漁師を廃業したお爺ちゃんが「どこに引っ越したい?」と訪ねる。地上げか?再開発か?立ち退きを迫られていたのである。そしてチェンさんの大好きなジミーの家族はいち早くアパートを引き払うことを糸電話で告げたのだ!!
 チェンさんは「聖母マリア様。海が見える景色は要りません…その代わりにジミーたちが引っ越さなくても済むように…お別れするくらいなら…毎日お爺ちゃんを捜しますから…イエス様は世の罪を取り除く神の子羊です…どうか神様のお恵みで聖なる父をお遣わしください…あなたの清い血で私の罪を流してください…そしてあらゆる悪から清めてください…アーメン」と懸命に祈るが無情にもジミーの一家は引っ越してしまう。


 秋吉妊婦さんの旦那が悠々と帰ってきて変わり果てた彼女の姿を見て愕然とする‼️慌てて人工呼吸を施すが手遅れである。顔にスカーフェイスにされたチェンさんは必死に鏡に向かっていた。チェンさんは背後からゴルフクラブで旦那をドッ突くが致命傷は与えられずに反撃して来てチェンさんの頚を絞めるがアイロンを手に取ってぶん殴り倒す‼️‼️‼️


 2004年には母が他界する。1999年に大学生になったチェンさんは大学を辞めて家を買ってあげて家族と共に住もうと必死に働き出す。

 そして現在に戻り、ビクトリアNo.1を内覧していた。不動産屋によるとここは人気物件なので値引きする気はナッシングだと告げられる。それでもチェンさんはビクトリアNo.1の海が見えるこの部屋を購入する気マンマンでいた。



 秋吉妊婦さんの家を攻めた次はいかにも死亡フラグたちまくりのドラッグでラリった若者たちの乱交パーチーに興じる部屋へ「突撃となりの晩ごはん」的な突入を開始する。その前に若者たちはコカインの売人(ピエール瀧御用達)からイチゴ味⁉️のコカインを購入する。コカインの売人が部屋を出ようとしたところを出会い頭の挨拶代わりに出刃包丁で急襲する‼️‼️
 売人は内臓を床にぶちまけながら苦しむ。売人がぶっ倒れているのを目撃した男にも襲いかかるが腕力の差で反撃されるが割れているビーカー❔みたいな容器を喉に突き刺して倒す‼️泥酔してフラフラの女子もトイレの便器に何度もガンガン叩きつけてぶち殺す‼️‼️






 チェンさんは肺を病んでいるお父さん(古田新太似)を病院に連れてきていた。お父さんは医療保険に入っていたのだが病歴を申告していなかったため規約違反になってしまい開胸手術と化学療法をしなければならないのに保険金を受け取れないことが判明してしまう。思わず頭を抱えるチェンさんだがどうしようもない。香港の空はチェンさんの心を反映するかのようにドンヨリと曇っていた。
 ホテル代をケチる彼氏は車の中でエツチを済ませていた。背に腹は代えられないチェンさんはこのてんで役に立たないケチンボ彼氏に金を貸してくでと頼むがお金は女房が管理しているからムリ(ヾノ・∀・`)だからとにべつもなく断る。住宅資金の貯金を使えよと軽々しく言う。

 手術を一刻も早くしなきゃならないのに平然とタバコを吸い酒を飲んでいるダメオヤジに説教をするが「じゃあええよワシ死ぬから(`ヘ´)」と開き直っている。しかも弱り目に祟り目でチェンさんは2つも仕事を掛け持ちしているがローン審査が通らなくてご希望通りの融資が受けられないと言われてしまう。追い詰められたチェンさんは酸素吸入マスクを欲しがるお父さんをわざとシカトして渡さなかった❗❕❗お父さんは苦しがるが自分の力ではどうすることも出来ずに恨めしそうにチェンさんを睨みながら息を引き取った。

 
 売人と若者一人と泥酔ガールを始末したチェンさんはエツチに励んでいる真っ最中の男女を襲う‼️‼️
 背後から包丁を突き刺して貫通させるモーレツなやり方である。そして男の⚫⚫⚫を切り取って女に投げつける。女は慌てて逃げベッドの下に隠れチェンさんは後を追っかけ包丁でブッ刺そうとするがベッド下に落っことしてしまう❗女はすかさず包丁を奪い取ってチェンさんの足元をグサッと突き刺す❗❕チェンさんは痛みにもがき苦しみならもベッドの折れた木切れを手に取って女の口に突き刺す❗❕



 チェンさんは生命保険会社に出向き早速お父さんの死亡保険金を受け取る。そして直ぐに頭金としてビクトリアNo.1の8階B号室の購入を決めようと急ぐ。そして無職ニートの弟にも海の見えるマンションに引っ越すわよと宣言する。


 
 若者たちの乱交ルームに石倉三郎風とタカ&トシのタカ風のお巡りさんが騒ぎを聞きつけてやって来て玄関をノックする❗ヤベッ(;゚∇゚)と焦るチェンさんだが冷静に住人のふりをする。




 ヤバいことをしてマンション購入資金を手にしたチェンさんは売り主の家へとタクシーで向かう。

 ………………………………………ところが、この土壇場に及んで売り主の老夫婦が足下を見てもっと高い値段で売りたいからと一方的にチェンさんのとの契約を反故にしてしまう。困り果てている不動産屋に食ってかかるチェンさんだがどうすることも出来ない。あの物件でなければどうしてもダメよダメダメ😵なチェンさんは目の前が真っ暗になる!老夫婦にも「頭金を払ったのにあんまりよ」と憤るが全く知らんぷりんこシカトされてしまう!!!!!
 大気汚染で薄汚れた空はまさしく絶望に満ちたチェンさんそのもののようであった。チェンさんは今にも崩れ落ちそうであった❗ギャンブルで大負けしたカイジのようである(;つД`)


 な感じてある。画面のカメラワークも左右に酔いそうなくらいにグラグラしている。

 


 しかし・・・・・・チェンさんの目はまだ死んでいなかった。むしろ研ぎ澄まされた猟犬のようにギラギラしていた❗❕





 お巡りさんはピンポン連打している。チェンさんはゆっくりとドアを開けて応対する。中のただならぬ気配と顔を傷ついているチェンさんに怪しむお巡りさんは部屋に踏み込もうとするが口に木切れを突っ込まれて死んだかと思われた女子が包丁を手にチェンさんを襲撃する‼️‼️ピストルをお巡りさんが突きつけるがそれに動じることなくチェンさんに切りかかる❗❕チェンさんは避けるがタカ風お巡りさんは喉と顔をザックリと切りつけられてしまう‼️‼️女はつんのめって倒れて木切れがそのまま口から後頭部を貫通して死んでしまう❗❕❕❗
 チェンさんは直ぐさまタカ風お巡りさんが落としたピストルを拾いタカ風お巡りさんを射殺する❕❗その傍らで怯えていた石倉三郎風お巡りさんも相次いで射殺する❗❕
 チェンさんは売人がまだ生きていてるのを見つける。ピストルをムリヤリ売人に持たせて口の中に突っ込み射殺する❕❕まあ要するに自殺したように偽装したわけですな。
 血まみれの死体だらけの惨劇の現場をチェンさんは足を引きずりながら立ち去る。





 
 今日もいつも通りにテレホンアポインターの仕事を淡々とこなすチェンさん。だがその表情は憑き物が落ちたかのようにスッキリと晴れ晴れとしていた。不動産屋から携帯に電話が入る。売り主があらためて値引きするからと交渉を再開してきたのだ。チェンさんは落ち着いて元の販売価格よりもさらに130万香港ドル少ない価格を要求する。ええそんなムチャな!と言う不動産に「あんた週刊誌の記事見なかったん?」と週刊誌のページを見る。『妊婦を含む11人の死体と12人の命❗』と大々と書かれている。不動産屋は「あんなことあった物件ですが契約していいんですか?」と聞き返す。がチェンさんの決意は当初と変わってはいなかった。



 そしていつも通りにダメ彼氏と落ち会うチェンさんは彼氏が車でやって来ると「もうおまいとはオサラバじゃ!あばよ😃」と別れを告げる。


 引っ越し作業に立ち会うチェンさんはあの海が見える憧れの景色をぼんやりと見つめていた。ラジオのニュースではアメリカに端を発したサブプライム危機が報じられていて、世界的規模な金融危機と我が国でも不動産価格の悪化などが予測されると思われますと報じていた……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………



 香港映画は「八仙飯店之人肉饅頭」や「力王RI-KI-OH」などなど情け容赦ナッシングのえげつない鬼畜ホラーも多々ありますが新たなるニューカマーとでも言うべきな新たな才能をパン・ホーチョン監督は魅せてくれました。凄まじいまでのドイヒースプラッター描写のつるべ打ちと香港の繁栄と翳りと共に織り成すドラマが相まってとっても粋な見応えあるシャシンなんです。チェンさんを凶行に駆り立てた動機も至ってシンプルで、彼女はまたジェイソンやレザーフェイスのような殺人鬼モンスターではなくあくまでも一般人殺人鬼なのでしかも女子なので殺害に至るまで一筋縄ではいかないで苦労したり時には反撃に遭ったりするのも他のスラッシャー映画とは一線を画す感じです。



 4月になって新年度もスタートして元号も令和に変わることになって心機一転新たな気持ちでブログを更新していこうと思ってますので皆さまよろしくお願いします(*^^*)