蝶好きなhideのブログ -4ページ目

蝶好きなhideのブログ

蝶を採ったり飼育したりするのが好きな62歳のおじさんのブログです。
どなたでもお気軽にコメントください・・・!
右下のテーマは、アゲハチョウ・シロチョウ・タテハチョウ・シジミチョウ・セセリチョウ・ジャノメチョウ・マダラチョウの順に並んでいます。

2024年4月です。

8年ほど使用してきたデジタルカメラのキャノン PowerShot SX720 HSがレンズのカバーがうまく閉まらなくなり、日付のメモリー機能もうまく作動しなくなりました。

今までこのブログの写真撮影に十分活躍してくれました。北海道に八重山にいつも旅のお伴でした。

お疲れ様でした。ありがとう。

 

今度の新機種は キャノン PowerShot G7X MarkⅡです。

新しいだけに色々な機能が満載です。

うまく使いこなしていきたいと思います(^_^)!

私はデジタルカメラもプリンターもキャノン派です・・・! デザインと機能が素晴らしい!!

 

キャノン PowerShot SX720 HS レンズのカバーが閉まらなくなりました

 

キャノン PowerShot SX720 HS  傷だらけですが思い出深いです

 

キャノン PowerShot SX720 HS  お疲れ様でした

 

キャノン PowerShot G7X MarkⅡ マクロ撮影機能も進化しており幼虫、卵の撮影もばっちりです。

マクロ撮影の場合は「AUTO」設定よりも、「M」マニュアル設定の方が大きく撮れます。

 

キャノン PowerShot G7X MarkⅡ

 

キャノン PowerShot G7X MarkⅡ

 

キャノン PowerShot G7X MarkⅡ こんな機能も・・・!

ウラキンシジミ飼育です。

孵化した幼虫はトネリコの新芽に喰いこみ葉を食します。

ウラキンシジミ、チョウセンアカシジミは孵化直後は度々新芽から幼虫が離れて徘徊する場合がありますので、そしたらばまた水に濡らした面相筆で幼虫を新芽に付け直してあげます。

ある程度成長してしまえば食草から離れる事はありません。

 

2024年4月16日トネリコの新葉上の幼虫。

2024年4月19日トネリコの新葉上の幼虫。

 

2024年4月16日トネリコの新葉上の幼虫。 どこに幼虫がいるかおわかりですか?

 

2024年4月16日トネリコの新葉上の幼虫。 ↓の下です!

 

2024年4月19日トネリコの茎上の幼虫。

 

2024年4月19日トネリコの新葉上の幼虫。 だいぶ成長しました。

 

2024年4月です。

2023年に母蝶採集し産卵させたウラキンシジミの卵です。

冷蔵庫内のタッパーに入れて適度に水分を与えて冬越ししていました。

4月5日に冷蔵庫より取り出し暖かい部屋に置いていました。

4月9日より孵化開始しました。

トネリコの膨らみかけた新芽に幼虫を付けて飼育開始です。

 

2024年4月5日 新潟県産 ウラキンシジミ卵 トネリコの樹皮の凹みに産まれた

 

2024年4月5日 新潟県産 ウラキンシジミ卵 トネリコの樹皮の凹みに産まれた

 

2024年4月5日 新潟県産 ウラキンシジミ卵 トネリコの樹皮の凹みに産まれた

 

2024年4月9日 新潟県産 ウラキンシジミ 孵化した幼虫 中央

 

2024年4月9日 新潟県産 ウラキンシジミ 孵化した幼虫(2頭)をトネリコの新芽に付ける

丁寧にやるならば1つの新芽に1頭の幼虫が望ましいですが、時間がないので2頭一緒です

 

昨年の話ですが2023年6月18日に新潟県のウラキンシジミのポイントにでかけました。

快晴でウラキンシジミの♂、♀ともに多数いました。

♂は夕方に活発にトネリコの周辺を飛翔します。♀は昼間はあまり飛翔せずトネリコ葉上にいるかヒラヒラと少し飛んだりしています。♀を産卵用に何頭か持ち帰りました。

その後無事に産卵してくれました。

トネリコの樹皮の凹み、割れ目、めくれ等に好んで産卵されます。

 

トネリコの木は最近は伐採されることが多く、ウラキンシジミ、チョウセンアカシジミには住みにくい世の中になってしまいました・・・。

昔はトネリコの木に刈り取った稲をかけて乾燥させてトネリコは「はざ木」と呼ばれていました。今は稲の乾燥は機械化されておりトネリコの需要はほとんどなくなり伐採されることが多いです。

 

私が小学生の頃(40年以上前)はトネリコは結構身近に生えていて、夏になるとトネリコにとまっていたアブラゼミ、ツクツクボウシ、ニイニイゼミを捕虫網をばさっとかぶせて採った事が大変懐かしいです(^_^)!

 

2023年6月18日 新潟県 ウラキンシジミのポイント 中央 トネリコの木

 

2023年6月18日 新潟県 ウラキンシジミ ♀ ♂より大型で裏面の色が明るい

 

2023年6月18日  ウラキンシジミ♀が産卵の時に好むトネリコの樹皮の凹み

 

2023年6月18日  ウラキンシジミ♀が産卵の時に好むトネリコの樹皮の割れ目、めくれ

 

2023年6月20日  ウラキンシジミ♀が産卵したトネリコの樹皮の凹み

2024年4月5日 春になりました。

ぼちぼち飼育も忙しくなってきました。

昨年7月に山梨県で採集したキマダラモドキの♀より採卵した幼虫達を確認してみます。

ヒメノガリヤスのプランターにて産卵させていました。

冬の間はベランダにネット掛けしたプランターをぼんと置いていました。

雨、雪、寒さの冬を乗り越えて幼虫達は元気でしょうか?

 

プランターのネットを外してヒメノガリヤスの葉を確認すると食痕があります。

約10頭の幼虫を確認できました。まずはひと安心。

今後はうまく育って欲しいですね!

 

2024年4月5日 自宅のベランダ ネット掛けのヒメノガリヤスのプランター

 

2024年4月5日 ヒメノガリヤスのプランター 緑の新芽が伸びています

 

2024年4月5日 ヒメノガリヤスのプランター 食痕あり 幼虫はどこに?

 

2024年4月5日 ヒメノガリヤスの葉 食痕あり 幼虫を確認

 

2024年4月5日 ヒメノガリヤスの葉 食痕あり 幼虫を確認

その後のミヤマシジミですが、産卵された卵は実は越冬に失敗してしまいました。

全滅でした・・・。

 

なお、令和5年(2023年)10月1日より新潟県糸魚川市の蝶は糸魚川市希少野生動物保護条例により

ギフチョウ、ヒメギフチョウ、ミヤマシジミ、アサマシジミ、クロツバメシジミ、ヒサマツミドリシジミ、ゴマシジミ、ヒメシジミ、フタスジチョウ、オオムラサキ、ベニヒカゲ、クモマベニヒカゲ、タカネヒカゲ

が採集禁止となりました。

万が一捕獲した場合は、最高で1年以下の懲役、または罰金刑だそうです。

 

皆様くれぐれもトラブルなきように御注意下さい。

↓ 詳しくは新潟県糸魚川市のHPを御覧ください。

 

 

2023年8月26日・27日の与那国島採集旅行ではクチナシの実よりイワカワシジミの卵を3つ採りました。

与那国島ではイワカワシジミは少なく結構得難い種類です。

クチナシの木はそこそこ見られますが実付のよい木は限られます。

イワカワシジミの卵は結局1つのみ孵化しクチナシの実を順調に食していました。

蛹になるまではクチナシの実を2個食しました。

2023年10月4日には立派な♀が羽化しました(^_^)。

 

結果として今回の与那国島採集旅行では迷蝶は全く得られませんでした(T_T)。

しかしタイワンシロチョウ、イワカワシジミも飼育できたので色々と楽しかったです。

与那国島をまた是非訪れたいです!

 

2023年9月14日 クチナシの実に潜入し実を食するイワカワシジミ幼虫。

クチナシの実の外側はかなりしなびています。糞が外側に多量に排出されています。

 

2023年9月17日 1個目のクチナシの実を食べ上げ、2個目の実に食いこむイワカワシジミ幼虫。

 

2023年9月20日 2個目のクチナシの実を旺盛に食するイワカワシジミ終齢幼虫。

糞が外側に多量に排出されています。

 

2023年9月23日 クチナシの実からの糞の排出が無くなり、上の写真のように紫色の体液の排出が見られたら蛹化が間近です。

 

2023年9月25日 イワカワシジミ 蛹 クチナシの実をカッターで切ったところ

 

2023年10月4日 与那国島産 イワカワシジミ ♀ 羽化

エキゾチックな美しい蝶です・・・!

 

山梨県で得たキマダラモドキ成虫♀はプランターに白ネット掛けして様子を見ていましたが8月中は全く産卵しませんでした。

辛抱強く成虫♀にはクワガタ用ゼリー、ポカリスエット希釈液等を与え続けていました。

ようやく2023年9月4日に白ネットに産まれた卵と孵化した幼虫が確認できました。

自然環境でもキマダラモドキは9月に入って産卵するそうです。

その後は、ミズゴケやビニールネットにも卵が産み付けられているのが確認できました。

今後は幼虫越冬することになりますのでいずれは屋外にプランターを出す予定です。

 

2023年9月25日 ヒメノガリヤスのプランターに白ネット掛け 8月に葉をカットしていましたが新芽が

ちょっと伸びてきています。

 

2023年9月11日 山梨県産 キマダラモドキ成虫 ♀ 2023年7月30日から9月25日まで生きて産卵してくれました。

 

2023年9月4日 白ネットに産まれたキマダラモドキ 卵 孵化幼虫(下側 ピンボケですが)

 

2023年9月25日 ミズゴケに産まれたキマダラモドキ 卵 

 

2023年9月18日 ビニールネットに産まれたキマダラモドキ 卵 

2023年7月29日・7月30日の山梨県の採集ではキマダラモドキ成虫も得られました。

キマダラモドキは全国でも比較的局地的に産する蝶で近年は数が減ってきている印象です。

今回は幸運なことに樹液ポイントを見つけられて沢山の個体に出会えました。

♀をいくつか採り産卵用に自宅に持ち帰りました。

数年前には北海道千歳市でキマダラモドキ♀を採り産卵を試みましたが失敗に終わっています。

今回はうまくやりたいところです。

 

2023年7月30日 山梨県 キマダラモドキ 生息地 主にカシワからなる疎林

 

2023年7月30日 山梨県 樹液に集まるキマダラモドキ 上が♀ 下は♂?

 

2023年7月30日 山梨県 樹液に集まるキマダラモドキ ♀ 上の写真の拡大

♀は♂に比べて翅が大きく丸みをおびる。翅表の色は明るい斑紋が目立つ。

 

2023年8月1日 キマダラモドキ 食草の1種 ヒメノガリヤス プランター

♀の産卵用には葉は不要なのでカットします。

 

2023年8月1日 キマダラモドキ 食草の1種 ヒメノガリヤス プランター 葉をカットした後に

ミズゴケ、枯葉、ビニールネットを適当に配置し、水で湿らせます。

 

ミズゴケ、枯葉 水で湿らせます。

 

ビニールネットをミズゴケの上にポンと置きました。

その後の山梨県産 ホシチャバネセセリ幼虫です。

途中経過があまりありませんが、早いものが2023年9月9日にはオオアブラススキの葉裏で前蛹になっていました(A個体)。

他には終齢幼虫(B個体)も9月11日に確認できました。

9月18日には2つの蛹(A個体・B個体)が確認できました。

9月20日には無事1頭(A個体)が羽化してくれました。めでたしめでたしです(^_^)!

野外では山梨県のホシチャバネセセリは年1回の発生ですが、室内で飼っていたので年内2化となってでました。

他の幼虫達(5頭位?)は成長が遅く越冬巣を造っており来年羽化する感じです。

 

2023年9月9日 ホシチャバネセセリ オオアブラススキの葉裏で前蛹となる (A個体)

 

2023年9月15日 ホシチャバネセセリ オオアブラススキの葉裏で蛹となる (A個体)

 

2023年9月11日 ホシチャバネセセリ 終齢幼虫 白っぽい体色 (B個体)

 

2023年9月18日 ホシチャバネセセリ 2つの蛹 

上が(B個体)・下が(A個体)

下の蛹の方が早く蛹化した。 蛹が色付き羽化の前兆が見られる。

 

2023年9月20日 山梨県産 ホシチャバネセセリ 成虫羽化 (A個体)