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蝶好きなhideのブログ

蝶を採ったり飼育したりするのが好きな62歳のおじさんのブログです。
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右下のテーマは、アゲハチョウ・シロチョウ・タテハチョウ・シジミチョウ・セセリチョウ・ジャノメチョウ・マダラチョウの順に並んでいます。

2024年6月19日~6月23日の西表島採集は全体的に蝶の数が少なく、マダラ類の迷蝶も全くみられませんでした。やや寂しい感じでしたが、何か飼育するものを求めて林道をあちこち歩きました。

6月19日にジャコウアゲハの♀を採りましたので持ち帰って飼育することにしました。

西表島のジャコウアゲハは八重山亜種で♀の黒化が顕著で、幼虫はリュウキュウウマノスズクサを食します。

西表島や石垣島のリュウキュウウマノスズクサの葉を食しているいるジャコウアゲハの幼虫を本州に持ち帰ってふつうのウマノスズクサで飼育しようとするとうまく食さない事があります。

しかし成虫♀を持ち帰って本州のウマノスズクサに産卵させて初齢幼虫から育てるとうまくいくと以前蝶友が言っていました。

今回、飼育を試してみる事にしました。

持ち帰った♀は、居住地の新潟市から採取してきたウマノスズクサの葉に沢山産卵してくれました。

 

2024年6月29日 西表島産 ジャコウアゲハ♀ 産卵し亡くなられた後

 

2024年6月29日 新潟市産 ウマノスズクサの葉 

西表島産のジャコウアゲハ♀が卵を産んでくれました。

 

2024年6月29日 新潟市産 ウマノスズクサの葉 

西表島産のジャコウアゲハ♀が卵を産んでくれました。

 

2024年6月29日 新潟市産 ウマノスズクサの葉 

西表島産のジャコウアゲハ♀が卵を産んでくれました。

2024年7月21日 石垣島産 スミナガシが無事羽化しました(^_^)。

♂かな?

 

2024年7月21日 石垣島産 スミナガシ 羽化直前の黒ずんだ蛹

 

2024年7月21日 石垣島産 スミナガシ 羽化

 

 

 

 

2024年6月19日~6月23日の西表島採集ではスミナガシ、シロオビヒカゲの♀を採って飼育したくて焼酎バナナトラップ等も用意していったのですが、結局全く採れませんでした・・・。

シロオビヒカゲは相当飛び古した♂1頭のみ採り、スミナガシは姿も見ませんでした。

 

最終日に石垣島でヤンバルアワブキの葉よりスミナガシの幼虫(2齢?)を1頭、卵3個採り持ち帰りました。

卵からは1頭孵化しましたがその後死亡。他の卵は孵化しませんでした。

帰宅後 幼虫にはヤンバルアワブキの葉を与え無事に蛹になりました。

 

2024年6月27日 石垣島産 スミナガシ幼虫 ヤンバルアワブキの葉を与えました。

ヤンバルアワブキをある程度食べて育った幼虫は、本州の普通のアワブキは食べない事がありますのでヤンバルアワブキを与えるのが無難です。

 

2024年7月13日 幼虫が蛹になった後のヤンバルアワブキのプランター ネット掛けで飼育していました。

 

2024年7月13日 幼虫が蛹になった後のヤンバルアワブキのプランター 

終齢幼虫に葉を沢山食され葉がだいぶ減っています。

 

2024年7月13日 石垣島産 スミナガシ 蛹 ヤンバルアワブキの枝上

 

2024年7月13日 石垣島産 スミナガシ 蛹 ヤンバルアワブキの枝上

ユニークな形状の蛹です(^_^)!

西表島産 オキナワビロウドセセリ幼虫は、クロヨナの新葉をよく食しました。

発泡スチロールの容器で飼いました。

西表島から持ち帰ったクロヨナの新葉は冷蔵庫の冷蔵室保管(枝の切り取った部分を濡らしたティッシュ、アルミホイルで巻きビニール袋に入れて)で蛹化まで十分持ちました。

幼虫の成長は早く、最も成長の早いものは6月27日に蛹化、7月5日に羽化しました。

羽化した成虫は大変美しいです。

 

2024年6月21日 西表島産 オキナワビロウドセセリ 幼虫 クロヨナの新葉上

 

2024年6月27日 西表島産 オキナワビロウドセセリ 幼虫 クロヨナの新葉上

 

2024年6月27日 西表島産 オキナワビロウドセセリ 幼虫 クロヨナの新葉上

普段は巣の中(写真の葉の上部)に潜み、摂食時は巣の外に出て摂食

蛹化は巣の中で行われる

 

2024年7月5日 西表島産 オキナワビロウドセセリ 蛹

クロヨナの葉の巣を開いたところ

 

2024年7月8日 西表島産 オキナワビロウドセセリ 羽化した成虫

 

2024年6月19日~6月23日 西表島を蝶採集に訪れました。

6月21日 新芽、新葉の出ているクロヨナの木を見つけたので葉を見るとオキナワビロウドセセリの幼虫が沢山見られました。

幼虫は4齢ほどでしょうかいくつか幼虫を採取し飼育することにしました。

クロヨナの木は大木になりますが幼虫のいた木は人の背より低く、剪定された後に新葉が沢山出ていました。幼虫は硬くなった成葉は決して食べません。

クロヨナの木が剪定された後や台風で葉が吹き飛ばされた後に出てきた新芽、新葉に幼虫が沢山見られる事がよくあります。

 

2024年6月21日 西表島 クロヨナの木 新葉の光沢のある明るい緑色が目を引きます

 

2024年6月21日 西表島 クロヨナの木 新葉を折って造られたオキナワビロウドセセリの幼虫の巣

 

2024年6月21日 西表島 クロヨナの葉

左側の深緑色の成葉は幼虫は食べず、右側の様な明るい緑色の新葉に幼虫はいます

 

2024年6月21日 西表島 クロヨナの葉 

新葉を折って造られたオキナワビロウドセセリの幼虫の巣

 

2024年6月21日 西表島 クロヨナの葉 新葉を折って造られたオキナワビロウドセセリの幼虫の巣

巣を開けると幼虫が姿を現しました

 

山梨県産 キマダラモドキ幼虫です。

ヒメノガリヤスで最初は飼育していましたが、その後は葉の量が多く柔らかいオーチャードグラスのプランターで幼虫を飼育しました。

2024年

6月14日 終齢幼虫~蛹

6月15日 蛹

7月4日 ♂羽化

7月6日 ♀羽化

と順調にいきました。

 

うまくいって大変満足です(^_^)!!

 

2024年6月14日 オーチャードグラスの葉上のキマダラモドキ終齢幼虫

 

2024年6月14日 オーチャードグラスの葉裏のキマダラモドキ蛹

 

2024年6月15日 キマダラモドキ蛹

 

2024年7月4日 キマダラモドキ♂ 羽化

 

2024年7月6日 キマダラモドキ♀ 羽化

♀は♂に比べて翅が大型で後翅が白化(個体によっては明るい黄色化)します。

 

 

2024年5月18日 その後の山梨県産キマダラモドキ幼虫です。

ヒメノガリヤスのプランターにネット掛けして屋外のやや日陰の涼しい所で飼育しています。

屋外の飼育の場合はネット掛けしていてもわずかなすき間からクモ、アリ、ハサミムシ等の侵入によって幼虫を食われてしまう事がありますので、時々チェックが必要です。

 

どれ位の大きさかネットを外して確認してみました。

5頭ほどの幼虫を確認できました。

今後順調に育って欲しいです・・・!

 

2024年5月18日 ヒメノガリヤスのプランター

 

2024年5月18日 ヒメノガリヤス上のキマダラモドキ 幼虫 体調3cm 弱 上方が頭です。

 

2024年5月18日 ヒメノガリヤス上のキマダラモドキ 幼虫 体調3cm 弱 上方が頭です。

ウラキンシジミはその後無事に羽化しました(^_^)!

特に♀は大型で裏面は♂よりも明るく美しい金色です。

♀は大型で体が重いためにプラスチックの容器に入れておいたものはうまく容器の壁につかまれず、

羽化当初は翅がのびない(羽化不全)ものがありました。

プラスチック容器の壁に紙ヤスリで傷をつけて蝶がとまりやすくしている人もいます。

 

その後は吹き流しに蛹を入れたら無事翅がのびました。

ゼフィルスの飼育では大型の♀の場合こういう事があるので注意が必要です。

 

2024年5月10日 ウラキンシジミ ♂ 羽化

 

2024年5月13日 ウラキンシジミ ♀ 羽化 ♂より裏面が明るい金色

 

よくゼフィルス羽化に使うプラスチック容器 お惣菜とか入れに使われるもの

通常はこの中に蛹を入れておけば壁につかまって翅がのびます。

不用な名刺を半分に切って蛹の尾部を少量の木工ボンドで固定しています。

 

うまく壁につかまれず落下した結果 羽化不全になってしまった♀

 

吹き流しに蛹を入れると布の壁につかまりやすいので羽化不全は起きません

 


吹き流しに並べた蛹 羽化したら順次取り込みます。

その後のウラキンシジミです。

2024年4月30日 前蛹の写真

2024年4月23日より蛹になりはじめ5月3日には全てが蛹になりました。

見た目大型の蛹が得られました。

立派で大型の成虫(特に♀)が羽化する事を期待しています(^_^)!

 

2024年4月30日 ウラキンシジミ 前蛹とトネリコの葉

 

2024年4月30日 ウラキンシジミ 前蛹

 

2024年4月30日 ウラキンシジミ 前蛹

 

2024年5月3日 ウラキンシジミ 蛹

 

2024年5月3日 ウラキンシジミ 蛹

ウラキンシジミの孵化は、最初の孵化から最後の孵化までは、約10日間の差がありました。

同じ条件で冷蔵庫から一斉に出し暖かい部屋に置いていました。

ですので2024年4月21日現在、成長に大きな差があります。

早いものは終齢、遅いものは2齢?という感じです。

野外のトネリコは陽当たりの悪い所では新芽の成長が遅れるので、孵化が遅かったものにはこれらの葉を与えます。

 

2024年4月21日 ウラキンシジミ 2頭の終齢幼虫 展張したトネリコの葉を食する

 

2024年4月21日 ウラキンシジミ 2頭の終齢幼虫 展張したトネリコの葉を食する

 

2024年4月21日 ウラキンシジミ2齢幼虫 トネリコの新葉を食する

 

2024年4月21日 ウラキンシジミ2齢幼虫 トネリコの新葉を食する