母娘関係研究所
加藤なほです。
メンターの一人、こーちゃんこと本田晃一さんのブログ記事に《自分の人生を不幸にしてまで復讐しない》という、とてもハートフルな記事があります。
晃一さんはホームレスの例で書かれていますが、
”親との関係に悩んだがゆえに子どもをもたない決意をしたけれど、
本当は子どもが欲しかったという本音に気づいた”
ということにも通ずるものがあるな
とセッションをしていて思ったのです。
わたし自身悩みに悩んでいたときは、
籍も入れていないのに、
妊娠もしていないのに、
未来が心配で心配で仕方なく、
「子どものことは大好きだけど、
こんなわたしが母親になれるのかな?」
「母と同じように、
女の子が生まれたら、わたしみたいに人形のように操ってしまうのではないか…」
と、漠然とした恐怖感に苛まれていました。
母は、《コントロールばかりする親》というタイプだなとわたしは感じていたので(他にも当てはまりますが)、
わたしも子どもを支配してしまう親になるのでは…と怖かったのです。
▼2011年に書いていた記事
”親との関係に悩んだがゆえに子どもをもたない決意をしたけれど、
本当は子どもが欲しかったという本音に気づいた”
に戻りますが、先日対面セッションをさせていただいた50代のお客様との話を元に書いていきます。
彼女は、秋の《おはなし会》に参加され、その後、継続的にセッションを受けてくださっているのですが、
夏までの長い間、ずっと抱えていた母親への憎しみや恨みの感情は、ワークなどを通して随分と小さくなってきており、
かつてされた理不尽な体験などはほぼ気にならなくなった というところまでもってきた方。
よって、この年末年始、実家に帰るという選択をとられたのです。
その理由は、
”母を前にし、
自分は変化しているのかを確かめるため”
というもの。