HahaCoLabo(ハハコラボ)
母娘関係研究所
加藤なほです。
▼１月・２月開催分 UPしました
予告【名古屋】セミナー
「毒親育ちを卒業し、”わたし” らしく生きるための３つの方法
日時…3月17日(土)10:30〜12:30
場所…名古屋市内(栄周辺を予定)
定員…20名
※申込開始 1月17日(水)20:00〜
本日は、2日間集中講座の《おはなし会ファシリテーター養成講座》を名古屋にて開催させていただいておりました。
富山で教員をされている男性の方がお越しくださいましたが、前日のうちに岐阜まで移動することができたそうで、ほっと一安心。
名古屋は雪が積もることは滅多にないのですが、昨日から大雪に見舞われている地域もあり、
センター試験初日である今日、受験生のみなさんの中には、大変な思いをされた方もいらっしゃったとニュースで見ました。
受験生のみなさん、
最後まで諦めずにがんばってください！
富山のお客様からいただいたチョコレート
”神様のチョコレート”
《自分の人生を犠牲にして、親に復讐しようとしない。》の続きを書いていきます。
年末の帰省によって、
”母親への怒りは弱くなっている”
という大きな収穫を確認できたものの、
年末年始における
”幸せそうな家族の風景”
”穏やかな家族の風景”
に反応してしまう自分を発見した彼女。
そのとき、
”不公平”
”ずるい”
”うらやましい”
”なぜわたしだけこんな思いを…”
”なぜわたしはみんなとちがうの！？”
という、怒り中も似た感情が湧いてきて、
「…そうだ、
この家に生まれてきたからだ。
この母親だからだ。
この母親じゃなかったら、
わたしは幸せな結婚をして、
子どもを産んで、
幸せな家庭を手にしていたのに！！」
という、母親への怒りが再びわいてきて、
弱くなってきた母親への怒りを確認したばかりなのに、
またも母親へと怒りをぶつけそうになったそうです。
でも、
「あれ？なんか変…
と気がついて、怒りをぶつけずに済んだんです！
…でも、この不公平感とかずるい！という気持ちを、わたしはどう処理したらいいのでしょう」
という話をしてくださったのです。
かつて母親にされた、
”幼少期”
の理不尽な行動や言動に関しては完了させることができてきていたのですが、
・結婚を諦めたこと
・結婚を諦めたことで子どもを持つことができなかった
という
”大人になってから”
の思いが(今回はこの２つ)、年末年始の幸せそうな家族を多く見かけることによって引き出された(思い出された)ということが起きたのです。
これは、《この記事》にも書いた 投影 から起こる仕組みと同じです。
この感情はどこからくるのか、彼女と話しながら見えてきたのは、
”人と同じにしなさい”
という、幼い頃からずっと聞かされてきた母親の言葉だったのです。
「人と同じにしなさい」
という母親の言葉を聞いて聞いて聞いて育てば、
誰だって、
「人と同じじゃないといけないんだ」
という固定観念をもつことでしょう。
ましてや、
”人と同じ”
であれば、彼女の母は彼女を叱り飛ばすこともなかったのだから、余計です。
・結婚をしていない
・(50代になってしまい)子どもがいない、できない
そんな自分は、
＝穏やかな家庭をもっていない
＝人と違う
＝何かが欠けている
＝不公平だ、ずるい、幸せじゃない
という解釈となり、
これらは全部母親のせいだ！
この母でなければわたしは結婚をし、
妻になることも、
子どもを持つことへの恐れもなく、
(人と同じ)幸せを手にしていたのに！！
という怒りがわいていた
ということだったのです。
◼︎著書「ワタシの母は、毒親でした。」
〜アダルトチルドレンの娘と過保護で過干渉な母の6年間戦争〜
元恋人からのDV、母への殺意、絶縁、結婚…どう自分を回復させたのかを綴っています。
HahaCo Labo
母娘関係研究所
代表 加藤なほ