(臨)マークがない臨時駅

特定の日にしか開設されない駅を「臨時駅」と呼びます。

今までに各地の臨時駅めぐりをしてきましたが、今回はJR鹿島線の終点にある鹿島サッカースタジアム駅に行ってきました。
 
名前のとおり、サッカーの試合がある時だけ営業する臨時駅なのです⚽️
 
 
旅客が乗降できるのは年に十数日なのですが、JR鹿島線鹿島臨海鉄道の接続駅になっていることから、時刻表には臨時駅を示す(臨)の表示はありません。
 
運賃計算もこの駅が境界になるため、きっぷも通年で買うことができます。
 
ただし実際の運転扱いは、隣の鹿島神宮駅JR鹿島線鹿島臨海鉄道の乗換駅になっています。
そのため、JRの駅でありながら、鹿島サッカースタジアム駅に乗り入れる旅客列車はすべて鹿島臨海鉄道の車両です😁
 
 
ご覧の通り、駅前には鹿島アントラーズの本拠地、カシマサッカースタジアムがあって、サッカー観戦には抜群の立地です。
 

  広い駅構内

歩道橋から駅構内を見下ろすと、島式ホームが1本ありますが、それ以外にもいくつかの線路が敷かれています。
 
この駅は、もともと北鹿島駅という国鉄の貨物駅で、鹿島臨海鉄道の貨物線が神栖方面に分岐していることもあり、貨物列車の入換や旅客列車の夜間留置のために使われています。
 
 
それでは、ホームに入ってきましょう。
JRの駅なのに、駅員さんは鹿島臨海鉄道の社員さんです。
 
 
きっぷうりばと書かれた窓口はシャッターが閉められていて、物置になっているとのこと。
きっぷは駅員さんが手売りしてくれます。
来駅記念として入場券を購入したいところですが、入場券は発売していないそうです。
 
また、JR鹿島線方面に限り、Suicaが使えるため、簡易改札機が設置されています。
鹿島臨海鉄道Suica利用不可です。)
 
 
簡素ながらSuicaのチャージ機も設置されています。
1,000円札のみ使えるみたいです。
 
 
階段を降りると改札口とホームが見えてきました。
 
 

列車はたまにしか来ないので、駅員さんも退屈そうです。

 

  ホーム

ホームから、階段を見上げます。

 
 
 
ホームは5両分の長さがあります。
 
入換線には、JR貨物の機関車も待機していて、ここで鹿島臨海鉄道の機関車と付け替えを行なっているようです。
 
 
鹿島臨海鉄道の旅客列車が到着しました。
 
サッカー開催日といっても増便されるわけでもなく、定期列車が臨時停車するだけ。
そのため、列車の本数も少なく、なかなか利用しづらいのが残念です。
 
 
せっかくなので、駅名標とドアが開いている列車を撮影しておきましょう。
 
 
入場券は発売していないため、使用したきっぷを乗車記念として頂いてきました。
 
東京駅からも結構なお値段ですので、タイミングが合えば「青春18きっぷ」などで行くのがおすすめかもしれません。
 
 
過去に訪れた臨時駅もご覧くださいね😉
 

JR四国 予讃線 (臨)津島ノ宮駅

 

JR四国 牟岐線 (臨)田井ノ浜駅

 

JR九州 長崎本線 (臨)バルーンさが駅

 

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