JR東日本の「リゾートしらかみ」には、新しい順に「」「青池」「くまげら」の3つの編成(車両)があって、それぞれ趣が異なります。
 
今回は「青池」編成の乗車記です😆
 
どの編成(車両)が来るのかは、公式HPに掲載されていますので、予約前に確認することができます。
 
」編成の乗車記はこちら↓

青池編成

リゾートしらかみ(青池編成)の車両は、HB-E300系というハイブリッド気動車。
リゾートビューふるさと」「海里」「ひなび」などと同じ形式で、静かな走行音と、ゆったりとしてシートピッチが自慢の車両です。
 

 
「青池」とは、十二湖にある池の名前で、もちろん青いカラーリング。
車体のロゴマークにも、池の形が描かれています😌
 
 
乗車するのは、青森駅08:09発の「リゾートしらかみ2号」。
 
 
1.3.4号車の車内はリクライニングシートが並びます。
 
大きな窓が網棚まで広がり、観光列車として車窓を満喫することができます😉
 

車内設備

何度か進行方向が変わりますが、五能線内で海側となるのはA席ですので、予約の際にはA席を指定しましょう。
 
 
2号車は半個室仕様のボックス席で、4名用のボックス席が9区画あります。
4名用なのですが、3名以下でも予約することは可能です。ただし、相席となりますので、ご注意ください。
※3名利用でも4名分の指定席券を買えば貸切になりそうな気もしますが、乗車人数分を超える指定席券を確保することは、JRの規則で禁止されています。
個人的にはこの規則はそろそろ改正しても良い時期なのではないかと思いますが🙄
 
 
ボックス席で五能線内で海側となるのは、A席とD席。

※(五能線内では)秋田方面へ向かう場合はA席が進行方向、青森方面へ向かう場合はD席が進行方向になります。

※ボックス席以外は、A席が海側D席が山側です。

 

足元のレバーを操作すると、座席をフルフラットにすることができます。
※「橅」編成では一部区画のみですが、「青池」編成では全ての区画でフルフラットに変更することができます。
 

車内を探検

運転室の直後には、展望室があります😉
共有スペースなので、譲り合って利用したいものです。
 
 
また「リゾートしらかみ(青池編成)」では、前後の展望室に2カ所ずつコンセントがあります。
 
全区間乗り通すと5時間超にも関わらず、各座席にコンセントはありません🙅
 
 
ちなみに、私が確保した席は、展望室のすぐ後ろの、4号車の11AB席です。
A席は目の前に排気管の柱がかかりますが、五能線内で海側。B席は通路側ですが、前面展望も可能です。
 
 
コンセントも空いている時を見計らって、使いやすいです。
 
また、展望室には記念乗車証と乗車記念スタンプが用意されています。
 
記念乗車証は3編成共通ですが、乗車記念スタンプは3編成別々のものです。
 
 
乗車する際にぜひ手元に置いておきたいのが「五能線の旅」のパンフレット。
 
かつては車内で配布されていたのですが、現在では用意がないようです。
そのため、首都圏の駅で配布されていた冊子を持参しました。
 
 
とは言え、現在はデジタルの時代。
座席テーブルにある2次元バーコードを読み取ると、スマホで閲覧することができるようになっています。
 
 
デッキには「リゾートしらかみ乗車証明書」が据え付けられています。
これを沿線の観光施設に提示すると、入場料が割引になる特典が受けられますので、忘れずに頂いておきましょう。
 
 

車内販売は無人売店で

ここで、最近始まったサービスをご紹介しておきます。
「リゾートしらかみ」では車内販売がないため、「橅編成」「青池編成」の2号車には無人売店が設置されました。
 
ご覧のような商品のほか、ソフトドリンクなども販売されています。
 
 
無人なので、こちらのセルフレジで会計をする仕組みです。
決済は、交通系ICカードかクレジットカードのみです。
 
 
私も、白神山地の水(120円)、もふどら(310円)、金の蔵いぶりがっこ(120円)を購入してみました。
 
 
お酒のつまみが多い印象でしたが、アルコール類の販売はありません。
その代わりではありませんが、リゾートしらかみグッズが販売されています。
 
また、途中停車駅でお弁当などを受け取れるサービス「ごのたび」も始まっていますが、予約方法がわかりにくく使いづらい印象です。
 

迫力ある津軽三味線の生演奏

青森駅出発時点ではガラガラでしたが、新青森駅で3割ほど、残り7割が弘前駅から乗ってきて、車内は満席となりました。
 
弘前駅で進行方向が変わり、川部駅で再び進行方向が変わり、いよいよ五能線に入っていきます。
 

 

それにしても、川部駅の駅名標の文字が薄くなりすぎています。

 

五能線内に入ると、車窓左手には岩木富士こと岩木山とりんご畑が見えてきます。

乗車する日によっては、川部駅~陸奥鶴田駅間で、「津軽弁の語り部」が昔話をしてくれるのですが、この日はあいにく実施日ではありませんでした。

 

 

そして、津軽鉄道との乗換駅、五所川原(ごしょがわら)に停車。

「走れメロス」号が停車していましたが、冬の風物詩「ストーブ列車」も味わいがあります。

 

 

リゾートしらかみ2号では、五所川原駅~鰺ヶ沢(あじがさわ)駅間で、津軽三味線の演奏が行われます。

 

20分程度の演奏になりますが、生で聞く津軽三味線は体の奥底にまで響くような音色です。

 

各車両の天井に取り付けられているTVモニターでも見ることはできます(音も聞こえます)が、やはり生で聞くと迫力が違いますので、面倒がらずに3号車のイベントスペースに行くことをおすすめします。

 


演者さんは2名で、演奏は素晴らしいのですが、シャイなのか職人気質なのか、残念ながらあまり愛想がいい感じではありませんでした🤫

 

 

なお演奏は毎日ではなく、土日祝が中心です。

実施日は公式HPに掲載されていますので、要チェックです。

 

 

鰺ヶ沢駅の手前で、車窓右手に海が見え始め、この先、いよいよ海の景色が楽しみな区間に入っていきます。

 

後編では「リゾートしらかみ」の車窓に見える絶景や、十二湖の青池の様子をお伝えします。

 

↓リゾートしらかみ2号に乗るには前泊が必要。乗り鉄さんには、駅が近い東横INNがおすすめ👍

 

↓鰺ヶ沢駅から無料送迎5分の豪華な温泉旅館。1名でも宿泊可能で、飲物代が全て含まれるオールインクルーシブプランがおすすめ。想像より安かったです🤗