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半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。

2022年も今日を含めてあと3日。

1年を振り返る時期がやってまいりました。

年末恒例の年間巨大仏大賞

改め年間大仏・石仏大賞を今年も発表させていただきます。

 

まずはちょっとだけ2022年の振り返りを。

私の今年の一番大きなニュースはと言えば、

3月に全国各地の石仏をまるっと掲載した石仏本

『道ばた仏さんぽ』を出させていただいたことでしょう。

 

昨年秋頃から今年2月頃までめちゃめちゃ忙しかったのは、

この本の執筆や掲載許可取りなどにかかりきりだったからです。

5月には本の出版記念イベントもさせていただきましたが…

本当に集客が大変でした。

 

夏には北海道に行きました。

実を言うとこれは、この時すでに決まっていた

『夢みる巨大仏 東日本の大仏たち』

重版に向けての追加取材のためでした。

そして11月、とうとう重版となりました!

 

重版とは、初版本がなくなったことにより、

加筆修正などを加え、同じ判型・装幀にて本を刷り直すこと。

つまり、とっても嬉しいこと!!

ご購入くださった皆さま、ならびにご協力くださった皆さま、

本当にありがとうございます。

重版本の方もどうぞよろしくお願いいたします。

 

ものすごくザックリ振り返ると、今年はこんな感じの1年でした。

 

なんだ、すごくザックリ言ったら良い1年でしたね。

いろいろ大変だったけど。

2023年も良い1年になるよう頑張ってまいりましょう。

 

 

ということで、今年も行きましょうか、

年末恒例、年間巨大仏大賞!

改め、年間大仏・石仏大賞2022!

 

これは、私がその年に出会った中で特に印象に残っている大仏や石仏、

「これはスゴいの撮れた!」という苦労の末の作品や、

思い入れのある大仏、石仏写真を年間大仏・石仏大賞と称し、

勝手に選出しご紹介するという、まったくもって個人的な企画です。

 

ちなみに過去3年の年間巨大仏大賞はこちらからどうぞ↓

『年間大仏・石仏大賞2021』

『年間巨大仏大賞2020』

「年間巨大仏大賞2019」

 

 

それでは半田カメラが選ぶ、

2022年の大仏・石仏写真ベスト3!

さっそくご紹介してまいりましょう。

 

年間大仏・石仏大賞2022

まずは第3位の発表です。

 

 

狛坂磨崖仏 (滋賀県栗東市)

 

狛坂磨崖仏は国宝にこそ指定されていませんが、

指定されてもまったく不思議ではないと思うぐらいに素晴らしい!

日本を代表する石仏だと思います。

 

そんな素晴らしい石仏ですから、拙著『道ばた仏さんぽ』

どうしても掲載させていただきたく、昨年も参拝を試みたのです。

ところが!!

狛坂磨崖仏があるのは滋賀の金勝山という山の中。

一番近い駐車場から片道1時間、山道を歩かないと辿り着くことができません。

昨年試みた時は、寒波により山道が凍結していて断念!

そして、今年念願のリベンジ参拝!

 

やっと辿り着いた狛坂磨崖仏は、大きくて、見事で、歴史を感じさせる…

本当に素晴らしい石仏で、感激もヒトシオでございました。

そんなこの2年間の想いもひっくるめての第3位となりました。

 
 

つづいて

年間大仏・石仏大賞2022

第2位の発表です。

 

 

聚楽園大仏 (愛知県東海市)

 

これはまだ記憶に新しい、12月のはじめの写真ですね。

写真の右下に小さく人が写ってますので、

大仏さまの大きさが伝わるんじゃないでしょうか。

 

聚楽園大仏さまのいらっしゃる聚楽園公園が紅葉ライトアップを行っていまして、

それと平行する形で大仏さまもライトアップされていたわけです。

昨年も行きたかったのですが、いろいろあって行けず…

今年こそは!ということで馳せ参じました。

 

いやぁ、めちゃめちゃカッコ良かったです。

ただ普通に昼間にお会いするだけでもカッコ良いんですよ。

それが七色に変化するライトアップって、アナタ!

痺れました。

 

ブログに書いておりますので、詳細はこちらからご覧ください↓

『聚楽園大仏 夜間ライトアップ』

 

 

それではとうとうお待ちかねの

年間大仏・石仏大賞2022

栄えある第1位の発表です!!

 

 

頭大仏 (北海道札幌市)
 

第3位、第2位ともに昨年は諦めて今年やっと…!

という2年越しの想いが乗っかってのランクインだったわけですが、

そうした意味で言うと頭大仏は6年越しの想いが乗っかっています。

 

頭大仏殿のある北海道の真駒内滝野霊園に参拝したのは2016年4月のこと。

この年の4月完成予定だった頭大仏殿でしたが、なんと完成が延期!

私は大仏殿に入ることができないまま霊園を後にしました。

そして、6年後の今年やっと北海道に行き、大仏殿を参拝できたという…!

つまり、6年の想いが乗っかりまくっているわけで、堂々の1位となりました。

 

たとえ想いが乗っかっていなかったとしても、

頭大仏殿の構造も、大仏さまも圧巻のスケールでしたので、

間違いなく上位ランクインでしたね。

 

詳細はこちらからお読みください↓

『夢にまでみた頭大仏殿へ!(前編)』

『夢にまでみた頭大仏殿へ!(後編)』

 

冒頭に書きましたが、このとき頭大仏殿で撮影した写真は

『夢みる巨大仏 東日本の大仏たち』重版本に追加掲載されています。

ぜひチェックしてみてください。

重版本の注文の際はこちらをご参照ください↓

『重版に関する追加情報』

 

 

こんなラインナップになった2022年。

毎年同じことを言っていますが、3つに絞るのは大変な苦行です。

上位3位+もうひとつ部門賞を選ぶ、

というのが恒例になっているのですが、とうとう今年はふたつ!

さよなら大仏賞 と、

年間神像賞という、部門賞を選びました。

 

どちらもここに書かずにはいられないからです。

少し長くなりますが、どうか最後までお付き合いください。

 

 

まずはさよなら大仏賞からまいりましょう。

この賞はタイトル通り、今年お別れした大仏さまをご紹介する、

涙なしには語れない賞です。

 

では、発表しましょう。

さよなら大仏賞2022 はこちらです。

 

 

淡路島世界平和大観音 (兵庫県淡路市)

 

このブログをはじめた頃からすでに管理者がおらず、

廃墟同然となっていた、高さ100メートルの巨大仏、淡路島世界平和大観音さま。

廃墟同然で立ち入ることもできないというのに、

私はこのユル可愛い観音さまを拝むために何度も淡路島に行っています。

 

いつか新しい管理者を迎え、再建、再興される日が来ればいいな…

と願っておりましたが、その願いも虚しく、

昨年から解体作業がはじまり、今年とうとうその作業を終えました。

 

写真は今年のはじめ、最後のお別れをしようと淡路島に行った際のもの。

明らかにこちらに向かって

「今までありがとう。さようなら」

と、挨拶してくださってますよね。

きっと解体する方々も意識して、お顔と手を出す形で足場を組んだのだと思います。

 

淡路島大観音が解体されたことなんて、皆んなもう忘れているかもしれません。

でも私は覚えてますよ。

これからも写真は機会があれば出していこうと思っています。

 

淡路島世界平和大観音に関する過去のブログは複数あります。

ご覧になりたい方はブログ内検索してください。

客観的にまとまってるのはwithnewsさんに書かせていただいた記事かも。

withnewsの記事はこちらからお読みください↓

『半田カメラの巨大物巡礼』

 

 

 

さよなら大仏賞で1年を締めくくるのはあまりに悲しい!!

なのでつくったもう1部門。

それが年間神像賞です。

これは文字通り、仏さまではない神さまの像ということ。

私が今年出会った中で最も印象深かった神さまをご紹介します。

 

では、発表しましょう。

年間神像賞2022 はこちらです。

 

 

岩崎のカシマサマ (秋田県湯沢市)

 

この写真だけ大きさが解るよう私入りです。

秋田県湯沢市は私の出身地です。

秋田県では村境に藁や木でつくった道祖神が立っていることがあります。

悪いものが村に入ってこないよう、守り神のような役割をしているのです。

 

中でも秋田県南部の湯沢市〜横手市にかけては、

上の写真のような巨大なわら人形をつくる風習があります。

この人形の呼び名は地域で異なりますが、湯沢ではカシマサマと呼ばれています。

 

もちろん、私が秋田に住んでいた頃にもあった風習ですが、

その頃の私は仏さまにも神さまにも、さほど興味がありませんでした。

今になって自分の地元の風習を何も知らない…

と恥ずかしく思い、勉強したいと思っていたところに救世主が現れました。

秋田在住の仏像大好き少年が道祖神を案内してくれることになったのです。

 

それが実現したのが今年の夏のこと。

彼にたくさんの道祖神を案内してもらい、とてもエキサイティングな体験でした。

ブログに書かねばと思いつつ、内容があまりにもボリューミーで…

年内に手をつけられず、年をまたぐことになってしまいました。

来年は書きます。絶対。

 

そんな誓いも込めて、今年の最後にご紹介させていただきました。

 

 

長くなりましたが…

年間大仏・石仏大賞とともに、今年1年を振り返りました。

 

来年は6月に久しぶりの写真展を行う予定で計画を進めています。

これ、はじめて言いました。

それ以外の予定は何も決まっていません。

写真展の準備などしながら、何かしらやりたいことも出てくるでしょう。

流れにまかせ、来年もできる範囲で頑張っていきたいと思います。

 

皆さまもお身体に気を付けて、また来年元気でお会いしましょう。

どうかよい年末年始をおすごしください。

南知多の岩屋寺を参拝した後のお話です。

岩屋寺に関しては前回、前々回のブログをお読みください。

『岩屋寺にて石仏ざんまい(前編)』

『岩屋寺にて石仏ざんまい(後編)』

 

岩屋寺で時間を使い過ぎてしまい、

すでに『櫃まぶし』を諦めた私には中途半端な時間が残っていました。

ならばギリギリまで知多のお寺を堪能したいと思い

近くのオススメのお寺をMさんに聞くと、

「面白いお寺があります」

とMさんがもうひとつの推し寺を紹介してくださいました。

 

お寺の名前は宝珠寺さん。

そのお寺の案内看板が、岩屋寺から車で5分ほどの海沿いの道に現れます。

 

 

看板には

『東京とげぬき地蔵尊 洗い観音さま』

とあります。

 

東京とげぬき地蔵と言えば、

おばあちゃんの原宿と呼ばれる東京、巣鴨にある、

あまりにも有名なお寺、高岩寺ご本尊の通称です。

 

知多にも東京とげぬき地蔵があるとは知りませんでした。

この時点ですでにかなり興味深いです。

 

そしてこの看板には気になる箇所がもうひとつありました。

 

 

この『法話あり』という部分。

ここだけ水色に色を変えてますし、なんだか主張を感じます。

 

駐車場に車を停め、さっそくこの宝珠寺さんに行ってみると、

 

 

本堂と向かい合うような形で、

洗い観音さまがいらっしゃいました。

 

 

逆行でしたが、まだ真新しいようで輝きのある観音さま。

とげぬき地蔵のように、日々、人々に洗われ、磨かれているのかもしれません。

綺麗な花や奉納された品々が並ぶ様子から、

人々に愛されていることが伝わってきます。

 

 

観音さまのすぐ横に『洗心庵』という休憩所のような建物があり、

入口にこんな張り紙がしてありました。

『あなたのお話お聴きします 和尚』

しかも和尚さまと思われる方の笑顔のお写真付き。

 

道路沿いの看板にあった『法話』というのはこのことだな

と、ここで合点がいきました。

 

中にお邪魔すると、写真と同じ笑顔の…

いいえ、写真にも増してフレンドリーで柔和な笑顔の和尚さまが、

温かいお茶をいれてくださいました。

そして和尚さまの口から洗い観音さまがなぜ建立されたのか、

その経緯がとうとうと語られるのです。

 

 

こちらのお話を聴いていただく前に、

まずは和尚さまのお話を聴くタイムがある…

ということだな、と思いました。

ですが、この和尚さまのお話がただひたすら楽しいのです。

 

お話をかいつまんでギュッとしますと、

和尚さまは若い頃、東京の巣鴨にある高岩寺で修行されていた。

その後、海外に渡るなど苦節あり、現在の宝珠寺を継ぐこととなるが、

東京に居た頃にみた高岩寺の観音さまの姿が脳裏から離れなかった。

とうとう平成3年に高岩寺よりお許しをいただき、

姉妹観音である洗い観音さまがこの地にお姿を現した。

と、このようなことでした。

 

 

そして洗い観音さまの参拝方法については、

オリジナルの手ぬぐいを地元の皆さんがつくってくださった。

この手ぬぐいで、自分の身体の悪い部分と同じ観音さまのお身体の部分を洗う。

手ぬぐいは持ち帰り、家のお風呂で同じように自分の身体を洗うと良い。

とのことでした。

 

この洗い観音さまの建立秘話と、参拝方法は、

おそらく落語で言うところの枕(まくら)なのではないかと思いました。

まずはお寺のお話を聴き、それをきっかけに話は転がっていく。

気付けば自分のことも話ていた、そんな感じです。

 

本来ならばこのブログのタイトルは

『洗い観音さまのお寺』とか『知多にあるとげぬき地蔵』

とするべきところですが、

ご住職との会話がひたすら楽しいお寺

としたのは、むしろ会話の方が印象的だったからです。

 

コロナ以降、お茶を飲みながら人の話を聴いたり、聴いてもらったり…

そんなささやかな時間が圧倒的に不足していると思います。

 

私が愛知県に住んでたら、月イチぐらいで行ってしまうかもしれません。

和尚さまとの時間は、そんな楽しい時間でした。

誰かと話たい、誰かに話を聴いてもらいたい、

という方は宝珠寺さんへ行ってみてはどうでしょうか。

きっと元気になれると思います。

 

 

最後に今回、お寺をご案内くださったMさんに、

本当に素敵な時間でした、ありがとうございました!!

と御礼を言わせていただいて、知多のお寺めぐりを終わります。

南知多にある岩屋寺の参拝レポート後編になります。

前回の『岩屋寺にて石仏ざんまい(前編)』よりつづけてお読みください。

 

岩屋寺の裏山にあたる大師ヶ嶽の山道(参道)に祀られた、

八十八ヶ所の石仏を拝みながら登ること約50分。

(前回も書きましたが、私は写真を撮りながら登っているので、

通常であればその半分以下の時間で登れると思います)

とうとう山頂に到着しました!

 

雄大な景色に「よく登って来たなぁ」と思うものの、ここはまだ折り返し地点。

山頂までの登り道にある石仏は第47番まで。

山の下り道は第48番〜第88番の石仏が並びます。

 

 

山頂にも様々な石仏がありましたが、特に印象的だったのはこのお三方。

中央に身代わり大師、右に稚児大師、左が不動明王。

 

お不動さまのクオリティも素晴らしかったんですが、このお稚児さん!

(稚児大師とは弘法大師の幼少期を表したものです)

 

 

めちゃめちゃ可愛い!!

おててもムクムクして手袋みたい。

 

そして9年ぶりの再会。

山頂に立つ、弘法大師像がこちらです。

 

 

台座を含めた高さ5〜6メートルくらいでしょうか。

大師さまの位置からは海もよく見渡せることでしょう。

この大師像と八十八カ所石像は1955(昭和30)年にともに開眼されたそうです。

 

9年前にお会いした時はなんだかもっとツルッとしていて、

修行感がやや薄いように感じたのですが、

風雨に晒され以前よりも貫禄が増したように感じました。

 

 

山頂にてひと休みしまして…

ここからは八十八ヶ所の石仏めぐり、後半戦の下り坂。

 

後半にも可愛らしい石仏がたくさんありましたが、

長くなりますので紹介は割愛させていただきます。

 

 

山登りスタイルとはとても言えない普段着なため、

いつものことながら足元はトゲトゲだらけ。

ご参拝の際には、皆さまはくれぐれも歩きやすい恰好で。

 

 

さて、

いろいろありつつ八十八ヶ所の石仏めぐりを終え、

山を下りるとその先に奥の院への参道が現れます。

 

 

スギの木なんでしょうか。

参道脇には背の高い木が立ち並んでいます。

 

湿度が高く、苔むしていて、

明らかにさっきまでいた本堂のあるエリアとは空気が違う感じ。

同じお寺とは思えないほどです。

 

 

赤い三重塔が見え来るとそこが奥の院。

その昔、知多半島に上陸した弘法大師はここ岩屋の地で修行したと伝わります。

 

 

上の写真の建物が奥の院の本堂にあたる場所です。

仏教の伝わるもっと前から岩を神体とした人々の信仰の地だった場所

昔の人々は自然に神の依り代(よりしろ)をみていたのだと、

ご住職からうかがいました。

 

中も参拝しましたが写真は撮っていません。

撮っていないことで、私がこの地に神秘的なものを感じたことを、

ご理解いただけるんじゃないでしょうか。

 

石仏だけは少し撮らせていただきました。

 

 
感じ方は人それぞれだと思いますが、
個人的には胸に来るものがあったと言うか…
『神秘の奥の院』という感じでしたね。
参拝前にご住職にその歴史をおうかがいできたこと、
Mさんにご案内いただいたことも影響していると思います。
 
そして何より、岩屋寺はどこに行っても石仏だらけ。
奥の院の石仏は苔むしていて味が出まくりでしたし、
石仏好きにはたまらない、何時間でもいられるお寺でした。
 
 
気付けば時刻はもうすぐ12時半。
お寺に着いたのは9時半頃だったから…
3時間近くお寺の裏山と奥の院をさまよっていたことになります。
 
これに関して新たに気付いたことがあります。
同じ趣味を持つ人と一緒に行動すると時間がかかりすぎる、ということ。
興味のない人が同行していると私の暴走を止めてくれますし、
さすがにこちらも相手に配慮して早めにすませたりします。
ところが今回はMさんという同じ趣味の仲間と一緒だったので、
止めるどころか、ふたりで暴走、脱線しちゃう。
 
おかげで『櫃まぶし』を食べる時間はなくなってしまいました。
が、楽しかったからいいのです!
私的には『櫃まぶし』より圧倒的に『石仏』です。
 
南知多でのお寺めぐりは、あと少しだけつづく予定です。

聚楽園大仏のライトアップを堪能し、ホテルでぐっすり眠ったその翌日。

SNSで長らく交流のある愛知在住のフォロワーさんと、

南知多のお寺巡りをすることになりました。

 

名前を出したらご迷惑になるかもしれないので、

ここでは仮にMさんと呼ぶことにします。

 

Mさんとはもう10年ほどSNSでやり取りしていましたが、

実際にお会いしたことはなく、この時が「はじめまして」でした。

SNSを利用しない方には理解し難いかもしれませんが、

私のような激レア趣味を持つ者にとってSNSは貴重な仲間探しの場でもあります。

実生活で同じ趣味を持つ人と出会うことなど、ほぼ皆無ですから。

 

案の定、この日はMさんとお寺や大仏さまの話で大盛り上がり。

初めて会った気など全くしませんでした。

 

そんなMさんに愛知に行くことを事前連絡すると、

「私の推し寺に案内します!」

みたいなお返事をいただきまして、その言葉にあまえさせていただいたわけです。

 

そしてMさんの推し寺というのが、南知多の岩屋寺でした。

 

 

岩屋寺尾張高野山とも呼ばれる歴史あるお寺。

 

私は9年前に一度、この岩屋寺を参拝しています。

ですがその時の私は奥の院には参拝していなかったのです。

歴史的にみれば、岩屋寺で最も重要な場所は奥の院だと言っても過言ではないのに。

 

ですから今回はMさんの案内で、岩屋寺の神秘の奥の院を参拝することになりました。

 

 
奥の院は近くまで車で行くことができ、その道が一番簡単です。
ですが石仏好きならばお寺の裏山、大師ヶ嶽を越えて行くのが本道。
なぜなら大師ヶ嶽一帯には無数の石仏が祀られているからです。
 

 

そうです、すでにお察しの方もいるでしょう。

ここから山登りがはじまります…

Mさん、付き合わせちゃってごめんなさい!

 

まずは裏山への入口、

階段右手の斜面に現れるのが五百羅漢石仏です。

 

 

この五百羅漢が実に可愛いらしい!

 

一体、一体が個性的で。

自然の草花と相まって癒やしオーラがガンガン出ています。

お手製の前掛けや帽子も似合ってますよね。

 

 

草花の椅子にもたれかかってるみたい。

 

 

このお二人は絶対に何か内緒話してるでしょ。

 

9年前に参拝した時にも五百羅漢はあったのに…

こんなに個性的なのに、なぜかそこまで記憶にないんですよね。

9年前は今ほど石仏に興味を持ってなかったんです。

興味を持たないと見えないものって多いなと、改めて感じます。

 

 

五百羅漢はまだ山の入口付近。

階段を登り切ると、そこから山道がはじまります。

 

幾重にも折れ曲がった山道にポツポツと八十八ヶ所の石仏が祀られています。

 

 

上の写真のように、

中央に大師像がある三尊の組み合わせが多かったですが、スタイルは様々。

 

全体的に可愛らしい石仏が多く、カメラのシャッターを押す手が止まりません。

時おり前掛けや帽子のクオリティーがめちゃめちゃ高い石仏があったりして、

愛されてる印象を受けました。

 

 

石仏→カメヤマローソク→石仏→カメヤマローソク→石仏

のループゾーン。

共感は得られないと思いますが、個人的にはちょっとエモかったです。

 

 

そうこうしていると、大師ヶ嶽山頂が見えてきました。

山頂には親大師と呼ばれる弘法大師の石像が立っています。

 

五百羅漢からここまでの所要時間がだいたい50分くらい。

石仏が現れるたびに撮影しながら登ってますので、どうしても長くなってしまいます。

普通に登れば山頂まで片道20分くらいではないでしょうか。

 

9年前にも山頂まで行きました。

あの時は夏で、蚊にさされまくって大変だったな…

そんな大師さまとの久々の再会ですが、

長くなりましたので、後編につづきます。

しばしお待ちください。

毎年11月に入ったぐらいから、

紅葉と大仏(石仏も)の絶景を拝みに行きたくて行きたくて…

どうにも体がムズムズしてしまいます。

 

とはいえ仕事もあり、家庭もあり、そうそう自由には動けず…

いつもその欲望をグッと抑えるわけです。

いちおう大人ですし。

 

ところがこの12月のはじめ、

「けっこう頑張れば1日だけ自由に動けるかも」

っていう日を見付けまして、無理矢理行ってしまいました。

 

愛知県に、です。

 

12月3日(土)、午前のうちに急ぎで用事を済ませ、

午後イチで東京駅に向かい、新幹線で名古屋へ。

名古屋から名鉄に乗り換え『聚楽園駅』を目指します。

 

聚楽園駅に着いたのは15時半をまわった頃でした。

駅を降りると目に飛び込んできたのが、

この光景。

 

 

目線を少し上に上げれば、

夕日を浴び輝いている大仏さまのお顔が見えます。

 

 

そうです、聚楽園大仏です!

聚楽園大仏さまは昭和2年につくられた、

コンクリート大仏の元祖とも言うべき大仏さまで、

このブログには本当に何度も登場しています。

 

一番最初の登場は今から9年も前の2013年のこと。

こちらのブログ↓をどうぞ。

『愛知巨大仏巡り3〜聚楽園大仏〜』

 

この時は酷い雨で、リベンジのため翌年2014年に再訪。

そのまた翌年2015年にも再々訪。

そしてそのまた翌年2016年には桜と大仏さまの絶景を拝みに再々再訪。

その時のブログはこちらです↓

『桜と大仏 〜聚楽園大仏〜』

 

「いや、どんだけ行くんだよ」

というツッコミが聞こえてきそうですが…

まぁ、それぐらい好きな大仏さまってことです。

 

 

で、この聚楽園大仏さまのいらっしゃる聚楽園公園が、

紅葉の時期夜間ライトアップを行っておりまして。

な、なんと、昨年より

大仏さまもライトアップされている

というのです!!

 

ヤバいよ!行かなきゃ!!

ってなったんですが、昨年はどう頑張っても行けなくて…

泣く泣く諦めたわけです。

そして今年!

なんとか1日だけつくれた動ける時間に、すっ飛んで行った!

ということなんです。

 

すみません、前置きが長いですね。

 

 

15時半の時点でこうだった大仏さまが、

16時半からライトアップされて…

 

17時近くになるとこうです!!

 

 

はたまた、

こうです!!

 

 

なんでもこのライトアップは、

地元、東海市出身のイルミネーションデザイナーの方が手がけてらっしゃるそうで。

七色に変化して、普通のライトアップとは一味違うぞ、という感じ。

 

本当に心の底から、

めちゃめちゃカッコ良かったです。

 

 

上の写真の角度が私の好きな角度。

やはり大仏さまは下から見上げてナンボでしょう。

この切れ長の目がカッコ良いんですよね。

なにげに月を入れて撮ってみました。

 

そう言えば、この大仏さまの前の階段部分には阿吽の仁王像が立っているのですが、

老朽化のため現在は近くに立ち入れないようになっていました。

…悲しいですね。

なんとか修復していただけないですかねぇ。

 

 

写真は他にもたくさん撮ったんですが、もったいないので全部は出しません。

また機会がありましたら。

 

ちなみにこの大仏さまのライトアップは、

聚楽園公園の紅葉のライトアップと平行する形で行われているもので、

基本的には紅葉ライトアップ目的の観光客が多いと思うんですよね。

 

 

もちろん、大仏さま以外の風景もめちゃ奇麗でした。

でも私は大仏さま以外はこの1カットしか撮りませんでした。

すみません、大仏撮影で持てる力を使い果たしました。

 

思えば15時半に聚楽園駅に着いてから、

なんと20時半までずっと聚楽園公園にいました。

…我ながらすごいな、5時間もいたんだ。

普通、この寒い中そんなにいないよね…

でも、何時間でもいられるなってぐらいカッコ良かったです、本当に。

 

ホテルに着いてアッという間に熟睡してしまったことは言うまでもありません。

 

この翌日は長年SNSでつながっている愛知県在住のフォロワーさんと合流し、

時間の許す限り知多半島のお寺をめぐったのですが…

そのことは書けるかな…

余裕があれば年内に書きます。

書けなかったらごめんなさい、気長にお待ちください。

 

では、また次のブログで。