思い返せば今から6年前、2016年の春。
「この春、完成予定の大仏殿に参拝するため北海道に来た」
と言っても過言ではないのに、
実際に来てみたら大仏殿の完成が夏に延期になっていた!
という…
あまりにも悲しい現実に、
入ることの出来ない大仏殿前に立ちすくむ私がいた…
そんな、ほろ苦い春の思い出。
バッチリこのブログに書いていました。
こちら↓
懐かしい。
そして、けっこう面白かった、このブログ。
前知識として読んでいただくと話が早いです。
この時入れなかった大仏殿内部に、とうとう入る時がやってきました!
そうです、今回の旅の最大の目的地、真駒内滝野霊園です。
事前に霊園にご連絡して撮影許可もいただいてます、完璧だ!
真駒内滝野霊園は札幌駅から車で45分ぐらいの、
ゆるやかな高台にある、とてつもなくデッカい霊園です。
その大きさを利用するように、
石像、石仏、モニュメント、モアイ像…などなど。
霊園内にはたくさんの石の像やモニュメントが安置、設置されています。
…このへんの説明は長くなりますので、
6年前のブログを読んでいただいた前程で、省きますね。
で、本題です。
6年前に入れなかった頭大仏殿とはいかなるものか。
こちらが頭大仏殿を外から観たところです。
頭大仏という名のとおり、丘から頭だけ出ている大仏さま。
この写真1枚だけでも情報量が多すぎて、疑問符がいっぱいだろうとお察しします。
ひとつひとつ説明していきますね。
元々、こちらの霊園には像高13.5メートルで石造りの大仏さまがおられました。
霊園開園30年の記念事業として、大仏さまをより厳かな存在にする大仏殿を建設したい!
と、霊園が依頼したのが建築家の安藤忠雄氏。
そして安藤氏の考案した大仏殿が、
ラベンダーの丘にすっぽりと大仏が覆われ頭だけのぞかせる
という、実に独創的な参拝空間だったわけです。
上の写真ではラベンダーの丘を人が歩いていますが、
これは7月の週末にのみ行われる「ラベンダー祭り」でのことで、
通常は立ち入ることができません。
もちろん私は、この丘を歩きたくて7月に参拝したわけです。
ということで!
さっそくラベンダーの丘の遊歩道を歩いてみましょう!!
大仏殿に一番近い駐車場の入口付近にチケット売り場がありまして、
そちらで遊歩道チケット(税込500円)を購入すれば、どなたでも丘に登ることができました。
ちなみにこの遊歩道は「祈りの道」と名付けられてました。
大仏さまがどんどん近づいてくるというのは、本当にテンションが上がります。
ましてや、通常は入れないところです。
とは言え、最大に近づけてもここまで。
あまり近づくと落下の危険性もありますからね。
ですが、大仏さまにここまで近づけただけでも、個人的にはかなり興奮しました。
まだ見ぬ、大仏さまの鼻から下の全貌はいかに…!
それはこの後のお楽しみです。
これでもっと天気が良かったら…
もっとラベンダーが咲いていたら…
と、欲を言えばきりがありませんが。
ラベンダーの開花には少し幅があるようでした。
参拝したのは7月の終盤でしたから、
咲いているところは咲いてましたが、全体的に満開は過ぎた感じでしたね。
また参拝できることがあれば、今度こそ満開時に!
大仏殿の外だけで、ずいぶん長くなってしまいました。
「おい、中に入んないのかよ!」
とツッコミが聞こえてきそうですが、大仏殿内部は次回のお楽しみ。
しばしお待ちください。