北海道の大仏旅 直感を信じた結果 | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。

少し間が空きましたが、北海道の旅をつづけてまいりましょう。

前回は函館空港に降り立って真っ先に向かった、

手作り系大仏さま、達磨大師像の話を書きました。

こちらからお読みください↓

 
その後(ワケあってここには書きませんが)函館のお寺さんをいくつか参拝。
湯の川温泉のとあるホテルに宿泊し、翌朝を迎えました。
 
今回の旅の最大の目的地は札幌にありました。
札幌のお寺と霊園に事前に取材のアポを入れていまして、
その前に函館に寄ったというかたちです。
なので函館から札幌まで車で移動しないといけないわけです。
 
ルートはふたつ
いや、ルートはたくさんありますが、今回はこのふたつで死ぬほど悩みました。
 
 
①函館から八雲町を通り、国道5号線で内陸を横断して岩内町を経由するルート
 
函館から八雲町を通り、そのまま内浦湾に沿って洞爺湖から登別に行くルート
 
このふたつ。
なぜかと言えば、岩内町登別市
このふたつの地に会いたい大仏さまがいたからです。
 
 
時間的に考えて、どう頑張っても両方は行けない。
一人旅だったら両方行っちゃうかもしれないけど…そうじゃないから。
どちらかひとつ。
二者択一!
さあ、どうする!
 
悩んだ末に私が出した答えは…
岩内へ行く!
つまり①のルートでした。
なんでかって…
うーん、直感としか言いようがないですね。
 
その直感が当ったか、外れたか。
結論を言えば、
かなりハズレぎみのアタリでした。
 
大仏さまは素敵だったんです。とっても。
だからそういう意味ではアタリ
お会いできて良かった。
お寺さまもとても親切に対応してくださって、
参拝できましたし、大仏さまの撮影許可もいただきました。
本当にありがとうございました。
 
ところが…なんです。
その日、お寺さまは急なご葬儀が入っておりまして、
大仏さまの前には故人の方の遺影がドーン!
 
いや、ちょっと、撮影許可はいただいたものの…
これはとても撮影できないです!

こんな時に参拝してしまって本当にすみません!!

でも6年越しなんです…6年ぶりの北海道なんです…

ごめんなさい…

一枚だけ、一枚だけ大仏さまを撮影させていただいてもいいですか…?

 

と、なってしまった写真がこちらです。

 

なんだか、私の心を写すような写真だ…

 

大仏さまはカッコ良かったです。とても。

岩内最古の寺院、帰厚院さんの、

高さ6.8m木造総金箔塗りの大仏さまです。

とにかく大きさに圧倒されました。

 

もっと引いた全体像をお見せしないと大きさは伝わらないと思いますが、

前述したような事情で全体像はお見せできません。

ご理解ください。

 

もちろん、ご葬儀中ではありませんよ。

ご葬儀の前の遺影やお花などが配置されている時に、

のほほんと参拝してしまった…ということです。

 

返す返すも通常時に参拝したかった。

お寺の方に大仏さまのお話も聞きたかったですし。

そういう意味では残念でしたが、これはもう仕方ないですね。

誰も悪くない。

ただ私に運がなかっただけです。

 

またいつか、死ぬまでにいつか、参拝できたらいいな。

また岩内に来られたらいいな。

そんな岩内の大仏さまとの出会いでした。

 

 

次回は札幌です。

やっと会えた、6年越しに会えた、

あの霊園の大仏さまのことを書こうと思ってます。