北の地の達磨大師(前編) | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。

「北海道」「大仏」

一般的にはあまり結びつかないワードだと思います。

ですが、北海道にも会いたい大仏はたくさんあります。

ただいかんせん、北海道は広すぎる

これに尽きます。

 

北海道にも大仏さまはたくさんいるんです。

ただ、その大仏さまと大仏さまとの距離が車で2時間とか、

下手すると3時間…もっとかかったりする。

同じ北海道内なのに、です。

 

それに比べ九州は…例えば大分県などは、

会いたい磨崖仏と磨崖仏との距離が車で数分。

その数分の移動の間に、知らなかった磨崖仏を見付けてしまったりもします。

つまり密度がものすごく高い濃厚

 

そうした意味で言うと、北海道はあまりに広くて、

個人的に会いたい仏さま、行きたいスポットとスポットとの間が遠すぎる。

ゆえに、かなり時間を取れないと行けない、となってしまうわけです。

 

それでも行きたい。

やっぱり会いたい。

 

そんなわけで少し前に北海道に行ってきました

甲子園風に言うと、6年ぶり2度目の北海道です。

北海道で行った全ての行程はとても書けませんが、

いくつかピックアップして書こうと思います。

 

 

函館空港には、初めて降り立ちました。

レンタカーに乗り最初に向かったのは、

空港から車で10分ほどの場所にある、函館市民の森です。

 

ちょうど紫陽花が奇麗に咲いていました。

 

この市民の森からほど近い場所に、

大きな達磨大師像があると言うのです。

10年以上前からその存在は知っていましたが、今まで来れていませんでした。

 

ただこの場所がわからなかった…

スマホのマップに頼りきっていたら、

ピンがちょっとズレた場所に立っていて見付からず、

ぐるぐる歩き回ってしまいました。

 

最終的には、どうしても解らず、

アイスクリームを売っているお店の方に聞きました。

コロナ禍なので、できるだけ自力で探し当てたかったのですが、

やはり人から直接得る情報が一番早い。

暑かったので、アイスも美味しかったです。

 

 

教えていただいた交差点に着くと、

交差点の向かい側から、すでに達磨大師は見えていました。

見える人には見えます。

私は二度見しました。

 

どこにいるのかお解りでしょうか?

 

上の写真の中心部に寄りますね。

 

 

赤い何者かがこちらをのぞいています。

探している方は、あの方で間違いない様子。

 

この引きの写真でこれだけハッキリその輪郭が分かるということは、

つまりかなりの大きさだということです。

 

 

看板には

「道南名所 第三位 達磨大師像

とあります。

 

どういった基準で道南の名所第三位なのかは分かりません。

少なくとも私にとっては今のところ、道南名所第一位です。

だって他の何にも目もくれず、空港から真っ先にここに来たのですから。

 

いったいどんな達磨大師が現れるのか。

早る心を抑えつつ、

看板のある参道入口からのびる階段を上っていきます。

 

見えて来た達磨大師の全貌は…!

 

 

太陽の光を直に浴び、ピッカピカに輝いていました。

赤と白と黒。

太陽光を浴びる三色のコントラストがとても眩しい。

 

 

親しみを感じるユーモラスで優しげな達磨大師。

胸の逆三角形の黒い部分は胸毛でしょうか。

つくった方のデザインセンスに目を見張ります。

 

そして、デッカい!!

高さは約7メートルあるとのこと。

 

この像は誰がどのようにして作ったものなのか。

長くなりましたので、詳細は後編につづきます。