発表!年間大仏・石仏大賞2021 | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。

もう年末ですよ…なんでこんなに早いんでしょうか。

ブログは更新できていませんが、2021年の振り返りと、

年末恒例の年間巨大仏大賞だけはやらせていただこうと思います。

 

 

まずはちょっとだけ振り返り。

今年もつづくコロナ禍により、リアルイベントはできないまま。

ちょっとだけテレビやラジオの出演があったりだとか、

配信イベントに呼んでいただいたりはありましたが、

写真展示などはしないまま年末を迎えています。

 

夏ごろはコロナの感染拡大もありましたし、

かつ仕事もそこそこ忙しく、精神的に少しテンパってました。

何かを発信する心の余裕はなかったです。

 

ここ最近はそれを越える忙しさで…

なんでかと言いますと、新しいお仕事が入りまして。

まだ詳細は言えませんが、何事もなければ、たぶん来年にはご報告できると思います。

報告がないときは、何事かがあったとお考えください。ないと良いけど。

 

ですから(感染状況によるところもありますが)

来年は新しいご報告やイベントなどもできると思います。

というか、やりたい。

そのためには今、頑張らねばならないので、頑張ります。

 

ちょっと抽象的な表現になってしまいましたが、

今年はこんな感じの一年でした。

 

 

大仏方面の活動は…

最近は石仏(その名のとおり石の仏さまですね)にハマってまして、

そうした連載もさせていただいてますので、

大仏さまと言うよりは石仏を巡ることが多かったと思います。

 

なので、今年は『年間巨大仏大賞』 改め『年間大仏・石仏大賞』

とさせていただきたいラインナップです。

 

ということで、今年もまいりましょう、

年末恒例、年間巨大仏大賞!

改め、年間大仏・石仏大賞2021!

 

これは、私がその年に出会った大仏、石仏の中で印象に残っているもの、

またはこれはスゴいの撮れた!という苦労の末の作品や、

思い入れのある大仏、石仏写真を年間大仏・石仏大賞と称して、

勝手に選出しご紹介するという、まったくもって個人的な企画です。

 

ちなみに過去3年の年間巨大仏大賞はこちらからどうぞ↓

『年間巨大仏大賞2020』

「年間巨大仏大賞2019」

「年間巨大仏大賞2018」

過去をさかのぼってみたら、2020年の段階ですでに半分が石仏でした。

 

ですが皆さん、石仏も面白いんですよ!

それをこれから証明します。

石仏でも大きいものは、大きいですし、そういう意味では大仏ですしね。

 
それでは、

2021年の大仏・石仏写真ベスト3!

さっそくご紹介してまいりましょう。

 

 

年間大仏・石仏大賞2021

まずは第3位の発表です。

 

 

御誕生寺の大仏 (福井県越前市)

 

こちらの大仏さまは2019年に新たにお目見えした大仏さまで、

建立されたことは知っていましたが、いろいろあって行けてなかったわけです。

そして今年の夏頃かな?に、やっとお会いできました。

 

ポイントは、大仏さまの足の上に猫が2匹乗っているところ。

こちらのお寺は、お寺に捨てられた猫を保護したことがきっかけで、

里親探しなどの活動を行うようになり、

今では『猫寺』と呼ばれるようになったお寺さまです。

 

とてもユニークな大仏さまですし、お寺さまの活動にも胸打たれます。

ずっと参拝したいと思っていて、やっと参拝できた、

というところがランクインの最大の理由ですね。

こちらも石造りの大仏さまなので、石仏と言ったら石仏です。

 

 

つづいて

年間大仏・石仏大賞2021

第2位の発表です。

 

 

専照寺の枝垂れ桜と石仏 (長野県飯田市)

 

この写真だけでは、どこに石仏がいるのか解りませんね(笑)

桜の下に釈迦牟尼仏の石仏が座っていらっしゃいます。

 

私、一本桜の大木も凄く好きなんですよ。

それで、枝垂れ桜と石仏のある風景が観たくて、

しかも桜の開花時期にはライトアップされると聞いて、その時期に参拝しました。

が、あんまり石仏さまにはライトが当っていなくて、石仏はちょっと暗いという。

 

でも奇麗でした。本当に。

まだ少し明るい夕方に行って、日が落ちライトアップされるまで待っていたので、

子供に「もう帰ろうよ〜」と言われつづけた、

美しくも切ない思い出からランクインと言ったところでしょうか。

 

 

それではとうとうお待ちかねの

年間大仏・石仏大賞2021……

栄えある第1位の発表です!!

 

 

普光寺磨崖仏 (大分県豊後大野市)
 

この不動明王磨崖仏も磨崖仏ですから石仏です。

ですが、高さ20メートルがあろうかという巨大な岩壁に刻まれた

11.3メートルの不動明王像でめちゃめちゃ大きいです!

ですから私の中ではこちらも広い意味では大仏さま。

 

写真の下から右端にかけて階段があるのが見えますか?

そこから大きさがお解りいただけると思います。

 

何ていうか…とにかくロケーションがとても感動的でした。

谷間になってる岩壁に彫られてるので、高い位置からも観られるんですけど、

谷を降りて行くとすぐ下まで行くことができて、それも大迫力で。

でもって、とっても優しいお顔の不動明王さまで、なんだかとっても感動したんです。

上手く伝えられないですけど。

その感動の量的にランクイン、しかも1位かなと思いました。

 

 

こんなラインナップになった2021年。

毎年のことですが、3つに絞るのが大変苦行でして。

上位3位+もうひとつ部門賞を選ぶ、というのが恒例になっています。

ですから、2021年も年間ええ顔仏像賞 という部門賞を選びました。

 

この賞はタイトル通り、

2021年に出会った大仏さまで、私が1番ええ顔だ!!

と思った大仏さまを選出する賞です。

 

では、発表しましょう。

年間ええ顔仏像賞2021 はこちら!

 

 

北条の五百羅漢 (兵庫県加西市)

 

これは石仏群ですね。

羅漢寺というお寺の境内に、五百羅漢ですから約500体の石仏が並んでいます。

特筆すべきはその形状です。

石柱に頭部だけ丸く彫り込んで、体はほぼそのまま。

手や持物などが胴体部分に薄く刻まれているという感じです。

 

稚拙と言ってしまえばそれまでですが、とっても純粋な感じと言いますか…

例えて言うなら、子供が一生懸命に描いた絵のような、そんな感じ。

 

私はこの五百羅漢に会いたくて、しかも夜に灯が灯されるという

『千灯会』というお盆の法要の時に参拝しました。

 

この写真だけではええ顔感が伝わりにくいので、

代表して一枚、アップの写真もご紹介させていただきます。

 

 

どうですか。

これぞええ顔ではないでしょうか。

 

こちらの五百羅漢は一見すると皆んな無表情に見えますが、

よく見ればどれも個性的で、笑っていたり、困っていたりと、

とても楽しくて時間を忘れます。

面白く可愛らしく、なんだか胸打たれる、本当に好きな石仏群でした。

 

 

ということで、

年間大仏・石仏大賞とともに、一年を振り返ってみました。

石仏の魅力、面白さが少しでも伝わっていたら嬉しいです。

 

 

冒頭でも書きましたが、来年2022年にはイベントなど再開し、

皆さまとお会いできる機会があるといいなと思っています。

そんなことで、すでに決まっているイベント情報を最後に。

 

 

久保沙里奈さんとMR.TSUBAKINGさんという仏像好きのお二人が

仏像トークイベントを行うということで、ゲストとしてお声がけいただきました!

 

1か月後の2022年1月29日(土)
Open/Start 13:30/14:00
場所は港区三田の法音寺さん
(以前私が写真展示をさせていただいた、心の広〜いお寺さん)です。
 
チケットは¥2.500(副住職によるご祈願&お札付)
予約&問い合わせは
dr.tsubaking@gmail.com
までお願いします。
 
楽しいイベントになると思います。
初めての方もぜひ、気になさらずお越しください。
お会いできたら嬉しいです。
 
来年がいい年になりますように、頑張ってまいりましょう。
皆さま、どうぞ良い年末年始をおすごしください。