岩屋寺にて石仏ざんまい(前編) | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。

聚楽園大仏のライトアップを堪能し、ホテルでぐっすり眠ったその翌日。

SNSで長らく交流のある愛知在住のフォロワーさんと、

南知多のお寺巡りをすることになりました。

 

名前を出したらご迷惑になるかもしれないので、

ここでは仮にMさんと呼ぶことにします。

 

Mさんとはもう10年ほどSNSでやり取りしていましたが、

実際にお会いしたことはなく、この時が「はじめまして」でした。

SNSを利用しない方には理解し難いかもしれませんが、

私のような激レア趣味を持つ者にとってSNSは貴重な仲間探しの場でもあります。

実生活で同じ趣味を持つ人と出会うことなど、ほぼ皆無ですから。

 

案の定、この日はMさんとお寺や大仏さまの話で大盛り上がり。

初めて会った気など全くしませんでした。

 

そんなMさんに愛知に行くことを事前連絡すると、

「私の推し寺に案内します!」

みたいなお返事をいただきまして、その言葉にあまえさせていただいたわけです。

 

そしてMさんの推し寺というのが、南知多の岩屋寺でした。

 

 

岩屋寺尾張高野山とも呼ばれる歴史あるお寺。

 

私は9年前に一度、この岩屋寺を参拝しています。

ですがその時の私は奥の院には参拝していなかったのです。

歴史的にみれば、岩屋寺で最も重要な場所は奥の院だと言っても過言ではないのに。

 

ですから今回はMさんの案内で、岩屋寺の神秘の奥の院を参拝することになりました。

 

 
奥の院は近くまで車で行くことができ、その道が一番簡単です。
ですが石仏好きならばお寺の裏山、大師ヶ嶽を越えて行くのが本道。
なぜなら大師ヶ嶽一帯には無数の石仏が祀られているからです。
 

 

そうです、すでにお察しの方もいるでしょう。

ここから山登りがはじまります…

Mさん、付き合わせちゃってごめんなさい!

 

まずは裏山への入口、

階段右手の斜面に現れるのが五百羅漢石仏です。

 

 

この五百羅漢が実に可愛いらしい!

 

一体、一体が個性的で。

自然の草花と相まって癒やしオーラがガンガン出ています。

お手製の前掛けや帽子も似合ってますよね。

 

 

草花の椅子にもたれかかってるみたい。

 

 

このお二人は絶対に何か内緒話してるでしょ。

 

9年前に参拝した時にも五百羅漢はあったのに…

こんなに個性的なのに、なぜかそこまで記憶にないんですよね。

9年前は今ほど石仏に興味を持ってなかったんです。

興味を持たないと見えないものって多いなと、改めて感じます。

 

 

五百羅漢はまだ山の入口付近。

階段を登り切ると、そこから山道がはじまります。

 

幾重にも折れ曲がった山道にポツポツと八十八ヶ所の石仏が祀られています。

 

 

上の写真のように、

中央に大師像がある三尊の組み合わせが多かったですが、スタイルは様々。

 

全体的に可愛らしい石仏が多く、カメラのシャッターを押す手が止まりません。

時おり前掛けや帽子のクオリティーがめちゃめちゃ高い石仏があったりして、

愛されてる印象を受けました。

 

 

石仏→カメヤマローソク→石仏→カメヤマローソク→石仏

のループゾーン。

共感は得られないと思いますが、個人的にはちょっとエモかったです。

 

 

そうこうしていると、大師ヶ嶽山頂が見えてきました。

山頂には親大師と呼ばれる弘法大師の石像が立っています。

 

五百羅漢からここまでの所要時間がだいたい50分くらい。

石仏が現れるたびに撮影しながら登ってますので、どうしても長くなってしまいます。

普通に登れば山頂まで片道20分くらいではないでしょうか。

 

9年前にも山頂まで行きました。

あの時は夏で、蚊にさされまくって大変だったな…

そんな大師さまとの久々の再会ですが、

長くなりましたので、後編につづきます。

しばしお待ちください。