俳人ホーム -24ページ目

<毒草丸 2月の俳句 ③>

ショートトラックの韓国は、なんであんなに強いねん、知らんかったぞ・・。
最近焼酎湯割りから日本酒熱燗に変えたら、体調が若干持ち直してきた、なんでやろ・・。
とかなんとか言いながら2月早くも3週目。もう息があがって先が見えません。読み直したらお寒い句ばっかりで・・。
好きにコメントしてください。
(業務連絡:この場を借りて陽太さんのお父さんのご冥福をお祈りいたします)

葱たっぷり刻んで暮れる京町屋

水洟や手紙でやんわり叱られて

夕時雨男に似合わぬ泣きぼくろ

白菜の芯の白さや嫁姑

大根洗う女は貧富を駆逐して


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<毒草丸 2月の俳句 ②>

体調も会社の調子も、落ち込んでおりますので句作のほうもなんか早くも息切れ気味でございます(来週あたり自由律かも)。
たかしさんにも自由律とか有季定型とか気にしてないとかいわれておりますが、詩形とゆー大きな観点からみれば自由律であれ定型であれ、「こころにとどくモノが良い」という一点で片付くとは思います。
しかしもともと俳人ホームは僕のなかでは有季定型の俳句クラブであると認識していますし、有季定型でがんばりゃ書けなくもないし・・とゆーくらいの思いでおりますので、たかしさんのコメントのよーに、そんな深い意味で前回のコメントを書いているわけではありませんので悪しからず。
ただし「自転車を盗られて冬の立ち話」・・・この句から冬をとって「自転車を盗られて立ち話」で、自由律句として成立するとはまったく考えてないし、自由律句にするなら別の構成にするくらいの器量は自分であると思っております。(・・こんなこと酒飲みながら話せば30秒でわかりあえることかなとおもいますが・・ブログの限界やな)

凍返る家長のようなカサゴかな

冬晴れの空三角にビルの底

理由ありのセーター買うて母笑う

山茶花の素数のような白である

北の旅禿げた頭も吹雪かれて

<毒草丸 2月の俳句 ①>

2月担当の毒草丸です。
基本、俳人ホームは有季定型なので五七五季語有りでなんとかガンバリたいと思いますが、なにせ思考回路が10年以上も自由律になっておりますので途中で息切れギブアップ・・・になったら管理人が責任とって謝ってください。サッカーでいえばアウェイとゆーやつで、それにしても一ヶ月連続のアウェイは、キツイな。

自転車を盗られて冬の立ち話

禅寺の雑巾バケツに冬が居る

話とはそういうことか日短か

出戻りの娘海鼠のごと眠る

京の朝寒い坊主が二三人

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いよいよ今月は、毒草丸さんの俳句です。
2月は逃げるといいますが、好句を逃がさぬよう、どしどしコメントお願いします。

新年句会作者発表

少し遅れましたが、作者を発表させていただきます。
作者の予想は当たっていましたか?
感想がまだの方は、どしどしコメントを。

1; 正月や大吉の人他の人 たかし
2; うれしくもなし保険会社の賀状かな 柳葉魚
3; 賀状来る去年の賀状の返事載せ 三椒
4; 劇作の台本の余白去年今年 長尺
5; 習い事始める気配松の内 柳葉魚
6; 新年を迎える巫女ら道清め 陽太
7; 正月は亡き人のごとく立ち去りぬ 北狐
8; 赤子泣く一月一日赤子泣く 毒草丸
9; 正月の後ろ姿が美しい たかし
10; 盃を妻にも回し今朝の春 長尺
11; 腕を組んで年を越した 毒草丸
12; 正月や熱き血潮のいつ褪せる 北狐
13; 門松や竹の切つ先鋭角に 三椒
14; 世は動き我は黙して去年今年 陽太


15; 時雨るるや庇の深き家を訪ふ 三椒
16; しんしんと雪女郎しんしんと 北狐
17; 昭和の子みんな○子で年の暮れ たかし
18; 咳をする妻の背中に言えぬこと 毒草丸
19; 冴え沈む街に明日の夢描く 長尺
20; 熱燗と熱き饂飩のフルムーン 陽太
21; 暖かき冬ありがたく恐ろしく 柳葉魚
22; 釣りあげた鮒と眼が合う寒さかな 毒草丸
23; 冬晴のブランコ高く午後の紅茶 陽太
24; 日常を外れし夜の牡丹鍋 柳葉魚
25; 口紅に冬の月の煌めけり 北狐
26; 年の瀬のちくわの穴から宇宙(そら)見える たかし
27; 煤の湯の芯より上る希望かな 長尺
28; 朝刊をめくる風来る寒さかな 三椒


以上です。

俳人ホーム新年句会開催

新年明けましておめでとうございます。
俳人ホーム、今年もよろしくお願いします。
新年の俳人ホームブログ句会です。
各人、選句と句評をブログのコメント欄でお願いします。(選句だけでも結構です。)

選句数は
新年に関するものから:3句
自由句から:3句です。

投句できなかった方も、どしどし選句して参加してください。
コメント、よろしくお願いします。

1、新年に関するもの
1; 正月や大吉の人他の人
2; うれしくもなし保険会社の賀状かな
3; 賀状来る去年の賀状の返事載せ
4; 劇作の台本の余白去年今年
5; 習い事始める気配松の内
6; 新年を迎える巫女ら道清め
7; 正月は亡き人のごとく立ち去りぬ
8; 赤子泣く一月一日赤子泣く
9; 正月の後ろ姿が美しい
10; 盃を妻にも回し今朝の春
11; 腕を組んで年を越した
12; 正月や熱き血潮のいつ褪せる
13; 門松や竹の切つ先鋭角に
14; 世は動き我は黙して去年今年


2、自由句
15; 時雨るるや庇の深き家を訪ふ
16; しんしんと雪女郎しんしんと
17; 昭和の子みんな○子で年の暮れ
18; 咳をする妻の背中に言えぬこと
19; 冴え沈む街に明日の夢描く
20; 熱燗と熱き饂飩のフルムーン
21; 暖かき冬ありがたく恐ろしく
22; 釣りあげた鮒と眼が合う寒さかな
23; 冬晴のブランコ高く午後の紅茶
24; 日常を外れし夜の牡丹鍋
25; 口紅に冬の月の煌めけり
26; 年の瀬のちくわの穴から宇宙(そら)見える
27; 煤の湯の芯より上る希望かな
28; 朝刊をめくる風来る寒さかな


以上です。

<たかし 12月の俳句 ④>

いよいよ最終回です。
年末のお忙しいなか、お付き合いありがとうございました。
今回は具象的な句をつくってみましたので
どうぞ気軽にご批評ください。

それより
12月26日ネット句会の投句締め切りですよね。
投句して、正月の暇つぶしをしたらいかがでしょうか?

それではみなさん、いいお年を。

管理人さん!今年はお世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いします。。


箱寿司の角がめくれる冬至かな

写真ではいつも横顔ジングルベル

足の指角にぶっつけ冬暮れる

枯れ草や少年の足冷えていく


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たかしさんの俳句、今回で最終となりました。
師走の忙しい中、ありがとうございました。

1月は、先日メールで送ったとおり「ブログ句会」を行います。
まだ投句されてない方は、管理人までメールを。

2月は、いよいよ毒草丸さんのご登場です。

<たかし 12月の俳句 ③>

いよいよ歳末です・・。
第3回めの投句です。
かなり今回は苦戦しました。
前回も北さんに勇気づけられました。
ありがとうございます。

今日14日は私の誕生日。
うれしくも、なんともありませんが
月日の早さだけは痛感です。

カモが来る加藤和彦狩りに行く

ベランダの干し柿ちぢむ犬太る

両手を組む両手が温くなる

霜月の少年少女オムライス

霜月のハモニカの音鳩になる

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<たかし 12月の俳句 ②>

皆さん、たくさんの評価をありがとうございます。
とくに北さんからのメッセージは見に余る限りです。
気を引き締めて2週目をご披露します。
ところで、穂村弘という歌人がいます。
SEをしていたらしいのですが、最近、サラリーマンを辞めたようです。
そして、詩や評論の他に小説も書き始めたようです。
歌人のこんな活躍はうらやましい限りです。
短歌のドラマはわかりやすくて、それが何かと支持されるのでしょうか・・・。
わが俳句も客観写生ばかりではなく、
ドラマづくりを心がけてみたいと思うのです・・・・。


入院する女のうしろ氷雨かな

ツリーからまさかの匂いゆるい午後

紅葉狩あごのきれいな犬懐く

哀愁のアイスクリーム真冬なり

猫踊る冬のサクラの木の下で


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<たかし 12月の俳句 ①>

いつもブログにゆるい作品を発表しています。
でも、“俳人ホーム”の面々には、失礼のない
ごまかしのない自意識過剰作品をお届けしないと・・・。
今日11月26日は絵に描いたような小春日和。
松田優作の映画を観て、コミック全7巻揃えました。
回を追って過激な作品をと気負っておりますが、
初回、どうぞ柔らかく一刀両断ください。

小春日のサランラップの薄さかな

小春日の脳の細胞さらさらと

小春日の松田優作物語

靴脱いでゴロンと枯れ草目が回る

冬が来る猿になって穴に入る
 
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たかしさん。
師走の忙しいときですが、一ヶ月、よろしくお願いします。
みなさん、どしどしコメント、お願いします。管理人
     

<長尺 11月の俳句 ④>

長尺です。
毎週コンスタントにというのは、なかなか厳しいものですね。
毎回〆切を守れず、管理人様にはご迷惑をおかけしてしまいました。
私としては楽しい一ヶ月でありました。
改めて、皆様に御礼申し上げます。
句会など、またお誘い頂ければ幸いです。
では、最終週、よろしくお願いします。

 その下に緑秘めたり刈田原

 行秋の小さな広場に猫眠る

 冬に入る部屋に紫煙の漂いて

 くつくつと粥炊き上がり小夜時雨

 淀川に水鳥集う頃となり

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長尺さん。一ヶ月間ありがとうございました。
これからもコメントで参加してくださいね。
来月12月はいよいよ、たかしさんのご登場です。