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<長尺 11月の俳句 ③>

長尺です。
高速道路が休日千円になってからというもの、
遠方ロケは土日がらみの車移動が定着してきております。
車両部をお願いする予算もないので、カメラ、助手、AP、
私(演出)の4人で交互に運転とか、なんとも情けない。

先週は東京で実景撮影だったのですが、
日曜夜出発で新宿午前3時着、マクドで休憩しそのまま収録。
朝景が確実に撮れるのは良いのですが、帰りが大変でした。
なんと、そのままゼロ泊で帰阪という弾丸ロケで、
さすがに皆ダウンして運転できず、
昼間なら富士が絶景の由比PAで月曜深夜の海を眺めるとか、
なかなか詩情も沸かない日々を過ごしております。

いやはや、突然の愚痴で申し訳ございません。
では、今週もよろしくお願いします。

野分だつ背を丸うして茶をすする

秋の雨長い電話になりにけり

誰しにも勲章はあり柿うるる

甘藷焼く妻の白髪も増えにけり

魔は去りし青し高し秋の空

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<長尺 11月の俳句 ②>

長尺です。
あっという間に一週間が経ってしましました。
みなさまからのコメント、お返事返さねばとは思いつつも、
そのままにして第二週というのも厚かましい限りですが、
今週もお付き合い頂ければ幸甚です。
よろしくお願いします。

身にしむや散歩を始めて一週間

鳥雲に右左無し突き進め

片雲窓過ぎり行き林檎剥く

木の実降る古き詩集を読み返す

阿修羅像に見えず奈良を去る

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<長尺 11月の俳句 ①>

みなさまご無沙汰しております、
未だにVP演出で喰いつないでおります、吉崎長尺です。

コメントは投稿しておりませんが、毎週拝見しております。
みなさま、世界がくっきりしているというか、
顔のある句ばかりだなあと、いつも感服しておりました。

管理人様から、今月の担当をとメール頂いたときは、
正直、怖気づいたのですが、お声かけ頂いけたことが嬉しく、
あつかましくも、お引き受け致した次第です。
スタイルも定まらず、お恥ずかしい限りですが、
一ヶ月、お付き合い頂ければ幸いです。

前置きが長くなりますので、当方近況などは、また追々。
では、よろしくお願いします。


蕎麦の花傘寿の父に碁を習う

そぞろ寒癌の義兄を見舞う朝

贔屓馬を複勝で取り茸飯

彼の人は此を描きしか星月夜

染まる染まる染まる里の宵


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長尺さん。一ヶ月間、よろしくお願いします。
管理人

<光居放夢 10月の俳句 ④>

やっとのことでゴールまでたどり着き、
次の方にバトンを渡せそうです。

俳句を作り続けることの大変さを
改めて実感しました。ほんまに。

ということで10月最後の句です。


川沿いに自転車こいで 秋の果て

秋祭り カラダの奥で太鼓鳴る

秋冷えて 一目散に幕が降り

尖りゆく深夜のラジオ 月は無し

肌寒や 休日出勤 地中行く


 
以上
どうぞよろしくお願いします。
管理人さま、本当にご苦労さまです。
1ヶ月、ありがとうございました。
光居放夢
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光居放夢さん、一ヶ月忙しい中、ありがとうございました。
これからも、コメントでどしどし参加してください。
来月11月は、吉崎長尺さんが担当してくれます。
管理人

<光居放夢 10月の俳句 ③>

やはり第3コーナーで息絶えてしましそうな感じですが、
みなさんの声援?で
なんとかゴールまではたどり着きたいと思います。


秋空や空の先にも空があり

ふたりきり新米を炊く 弦ゆるむ

秋の日や語る思い出 JAZZになる 

秋風や 腹の中まで探り入れ

秋高し 枕は地球ひと眠り



どうぞよろしくお願いします。

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<光居放夢 10月の俳句 ②>

みなさまご無沙汰しています。
久しぶりに句作に取り組んで四苦八苦です。
東京に来て6年目。
坂道の先には見晴らしのいいところがあるものと思っていましたが、
ご指摘のように、そうでもないかも???ですが(笑)
なんとか頑張っています。

ということで2回目です。


台風や 口笛吹いて大股で

月光を逃れて探す セミロング

秋雨や 道順教え後戻り  

柿剥いて股のあたりをチラ見する

昨日より早寝している 秋の籤(くじ)



以上、
どうぞヨロシクお願いします。
光居放夢

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<光居放夢 10月の俳句 ①>

お疲れさまです。
10月1回目の句を送らせていただきます。


迷い道 ジグソーパズル 彼岸花

噂して 秋の紅茶や主なく 

秋の坂 いつの間にやら荷を背負う

コスモスや子供匿い 不安顔

故郷に忘れ物あり 梨届く


以上
どうぞよろしくお願いします。
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今月から光居放夢さんが担当してくれます。
光居放夢さん、忙しい中、今月一ヶ月、よろしくお願いします。
出来れば、俳句とともに近況などもお寄せください。
管理人

<北狐 9月の俳句 ④>

俳句にあやかしの趣をとおもいますが、やっぱり俳句はリアリテイなんかな。規律なんかな。
自由奔放はちと無理かなとおもいます。
でも追求したいとの欲望はあります。
戯言をまたご批評ください。

  宵闇や 般若の眼 光ってる

  独り寝や トイレの音する 夜長かな

  流れ星 人魂みたいに 揺れ動く

  霧雨や 濡れて佇む 女かな

  澄み切った 秋の空に 魔も隠る

  星月夜 蝶の飛び交う 夢を見た

  宇宙船 月の兎は どこ行った

  赤い羽根 天使の羽が 混じるかも


一ヶ月おつきあいをありがとうございました。   
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北狐さん。一ヶ月間、ありがとうございました。
北狐ワールドを堪能しました。
最終回ですので、皆さん、思いのたけをどしどしコメントください。
次回、10月は光居放夢さんが担当してくれます。

<北狐 9月の俳句 ③>

俳句送ります。いつもお世話さんです。どうかよろしく。北狐


  秋冷や 蝋の手の 棺にあり

  刀身に 血のにじみたり 秋刀魚かな

  蒼ざめし 月の影から 病蛍

  青虫を 踏み潰して 微笑みつ

  夜食とる 障子の向こうに すすり泣き

  凄絶な 赤き月に 心澄む

  野ざらしの 骸のわれを ふと想う


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北狐さんの俳句も、いよいよ佳境に入ってきました。
どしどしコメントよろしくお願いします。
管理人

<北狐 9月の俳句 ②>

貴重な講評をありがとうございました。
ご批判にお応えして、悪趣味俳句をいくつか作ってみました。
痛罵を覚悟の上で。

  秋立つや 月のしずくか 銀の露

  迷い来し 虫を殺さば こおろぎなり  

  軒先に 佇む人あり 秋の夜

  耳のそば 吐息きこゆ 秋の墓地

  狂気の人 なぜか我見て 笑うなり

  秋風が つれてきた影 我掴む


近況を書けとのことですが、みなさんのご期待に
そわぬよう、ぼけ防止に努めている日々です。

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