<北狐 9月の俳句 ③> | 俳人ホーム

<北狐 9月の俳句 ③>

俳句送ります。いつもお世話さんです。どうかよろしく。北狐


  秋冷や 蝋の手の 棺にあり

  刀身に 血のにじみたり 秋刀魚かな

  蒼ざめし 月の影から 病蛍

  青虫を 踏み潰して 微笑みつ

  夜食とる 障子の向こうに すすり泣き

  凄絶な 赤き月に 心澄む

  野ざらしの 骸のわれを ふと想う


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北狐さんの俳句も、いよいよ佳境に入ってきました。
どしどしコメントよろしくお願いします。
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