前回受験が2005年。
今回は2025年12月。実に20年ぶりの受験になる。60歳目前にしての挑戦でありました。
10年以上?は英語の勉強から離れていたというのに。
なんで受験する気になったかというと、
今年度終了すると非正規雇用期間満了となるので履歴書になにがしか書きたいと思った……
それだけのことで、特に英語を使う職を探したい訳では無い。
願わくば履歴書に書いても恥ずかしくない点が取れたらいいと思っただけなのです。
実を言うと、5年前の職探しのとき2005年のTOEICスコアを履歴書に書いていたのだけど、
「もっと新しいスコアはないの?」
と尋ねられ、TOEICスコアって古いとだめなのかと知ったのだった。
というわけで、8月から勉強を始めた。
youtubeを見るとTOEICの情報が溢れかえっている!
まあまあのお値段でabceedという教材使い放題のアプリも使うことができる!
これならスマホで隙間時間に簡単に勉強できます。
便利な時代になったなーと感心するとともに、いろいろなことで驚いた。
たとえば
◯点以上とらないと就職内定がフイになることがある
会社で◯点以上取るよう義務付けられている
TOEICの点数が大学の単位に変えられる場合がある
世の中にはTOEICerというマニアな人たちが何度も何度も受験して満点を目指している
TOEICは年々難しくなっているので5年前の点数は今と比較にならない
などなど……
厳しい世界になりましたね!
そして、日本人の英語力は格段に上がっているようです。
それから、今は「音読」が流行っているんですねー
うまくやって場合の効果はわかるけど、漫然と30回とかやると昔の漢文素読みたいになりそう。
し、のたまわくーーとかいうアレ。
しかし、TOEICで最も驚いたのは
「問題数が多くてスピード勝負になる」
ということ。
TOEICは問題に出てくるシチュエーションや単語が限定的なので、
ゆっくり解けばそこそこ取れそうなのだけど、
なにしろ高得点者でも最後まで解ききれないというスピード勝負。
なので、リスニングパートは次の問題の設問を前の問題のアナウンスが終わる前に読む「先読み」というテクニックが必要になる。リーディングに至ってはpartごとに使っていい時間は文法一問20秒、読解一問一分などというのは常識らしい。
これじゃまるでスポーツじゃないか。集中力と瞬発力と忍耐力。体力いるわー
20年前、情報が乏しかったせいかそんなことは知らずに受けて
「時間なかったー。もういい年だから集中力もだめだったな」と思ったのを覚えています。
なのに、なんでまた性懲りもなく受けようと思ったんでしょうねえ。
申し込みを済ませてから、何度もやめときゃ良かったと後悔しました。
どうも瞬発力と集中力が足りなさすぎて、できる気がしない。
しかし、せっかくなのでyoutubeの情報をもとに単語を覚え、問題集に取り組み、
先読みだとかのテクニックも練習してみました。
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さて、昨日やっとTOEIC受験を済ませました。
感想としては、フル模試を何度かやっていたおかげか途中でしんどくなることなく終わることができました。
しかし、youtube仕込みの様々なテクニックはあまり使いこなせませんでしたね。
最後8問は時間切れで塗り絵になっちゃったし。
それでも、自分の実力は取り敢えず出せたようだということで納得できた。
非常に低い点数の結果になっても、これを実力と受け止めようと思います。
これで得た教訓は、youtube情報に振り回されすぎてはいけないということ。
「これだけやればOK」というyoutuberの言うことに疑問を抱いて途中で方針転換し、自分なりの勉強方法に切り替えて良かった。多少は実力が上がったと思います。また、いろいろなテクニックの情報が気になってつい見てしまったけど、普通に勉強したほうが良かったですね。
youtubeもたくさん見ていると「これはキャッチーな情報を真似て再生産してるだけの動画」とか、
「これは超上級者にしか当てはまらない情報だから自分は関係ない」とかわかってくるのでうまく使えばいいだけのことなんですけど、しょうもない動画を見てしまうのは止められなかったです。
しんどかったけど久しぶりに勉強した感がありました。
