【★】第十四章 古の神々 【★】
さて、オメテオスだが・・・
あれから半年が経過していた。
オメテオスはルードフの行方を探していた。
デオン国は、領土を次々と拡大している。
黒騎士で構成された、黒豹軍団ができあが
り、2万人にも達していた。
ルードフの行方を探していたが、見つからずに
いたところ、魔界からの報せが届いた。
オメテオスは、魔元帥の呼び出しを受け
魔界に戻り、魔元帥のいる魔城に向かった。
オメテオス「魔元帥、今戻りました」
テンペ「よー帰ってきたの~」
魔元帥 エテオトル「ゴクロウ」
「ルードフヲ、サガシテイタヨウダナ」
オメテオス「ルードフは見つかりませんでした」
魔元帥 エテオトル「フム」
「マア、ヨイ、イズレデテクルダロウ」
テンペ「しかし、ルードフが暗黒王、パウウガガ
と盟約を結んでいるとはのお」
オメテオス「暗黒王 パウウガガ・・」
テンペ「うむ、少し長くなるが話しておかねばな
るまいて・・・」
魔元帥 エテオトル「ソウダナ」
テンペが語る
遥か古の話じゃ、現在から、数億年前になるな
天界に神が降臨し、神は様々な動物や木々、草を作
った。大地をつくり、海をつくり、昼と夜をつくり
その作った場所にそれぞれの神を配置したんじゃ
人もつくったんだが、人には役目を与えた様々なるも
のを管理し守るように脳にインプットしておったんじゃ・・・
それが、人間の定められた機能だったのじゃ・・・
平和は何千年も続いていくんじゃが、各場所に配置
された神々の中であらゆるものを所有し私服を肥や
すものが現れたんじゃ・・・人間の欲望を利用しての~
それが、パウウガガとテクートその妻のトラン、そ
して、その息子のトツィングらが、人間を操って、
欲望をあおり、無用な征服を繰り返した・・・
本来、人間は神の作ったものを管理しながら永続的
に守っていくのが使命だったんじゃが、この四人は
その純情な心を食い物にしていくんじゃな・・・
更には、征服した場所の神々の力を奪って、4人は
どんどん、強力になってしまうんじゃ
歯止めが効かなくなっていったんじゃ
加えて人間も自我に目覚め欲望を追求していったの
じゃ・・・要は勝手に活動を始めたのじゃな・・・
天界の神々は、自分の部下を地上に送って人間を導
こうとするが・・・自我に目覚め欲望を追求する事
を覚えた人間は、これも歯止めが効かなくなったんじゃ
パウウガガらは、どんどん他の神々を攻めていくん
じゃ、当時、神々はまとまりが悪くてのう
4人の結束力の前に神々は勝てなかったんじゃ
我らが王の父上、グノンゴナ様の所にもに攻めてき
たんじゃ、グノンゴナ様は4人の強さに圧倒されて
一度負けて、闇の中に家族とともに封じ込められてのう
・・・
闇の中に家族とともに封じ込められた、王は、打破する
べく思案した。
家族の中に、大賢者で魔法使いのアマールが、ある禁
呪魔法を使って、グノンゴナ様の家族同士をより強くしよ
うと提案したのじゃ、闇から脱出することと、パウウガガに
勝つためにな、それが今で言う「禁呪」じゃな「禁呪」は、
血族の血同士を掛け合わせてより強力な血族をつくりだ
してしまったんじゃ、これを血の禁呪といっての~、だから
我々の1部の者は、2段階、3段階の進化変身が一部可能
となったんじゃ・・・
一部とは、血族か呪文を読んだもののみじゃな
武器も血の禁呪で強化をしてつくりだし、その力を持っ
て闇からの脱出をできた。
脱出をした、グノンゴナ様は、神々同士の結束を固め
る事が大事だと、天界に話にいくのじゃが・・・
グノンゴナ様は禁呪で状態変化してしまって戻らなくての
天界神 ノスナタスは、グノンゴナ様の変わりきった姿を
見て驚き、血族同士を強化したことを嘆き、悲しみもの凄く
怒ったのなじゃ
「魔物どもめ!神の倫理と摂理を犯しおって!」とな・・・
勿論、グノンゴナ様も一族を守るためにやった事だと
理解を求めるが・・・天界神 ノスナタスも他の神々も理
解はしてくれなかった・・・・そして、その異様さと計り知れ
ない禁呪の力に他の神々は、恐怖したんじゃな・・・
我らが一族は魔族と名づけられたのは、その時だ・・・
オメテオス・・・
「そんなー・・・グノンゴナ様も神なのにか?
それに神々が結束しなかったから、パウウ
ガガ達がのさばっていたんだろう??」
「パウウガガ達はお咎め無しかよ・・・」
テンペ
いや、続きがある、天界神 ノスナタス達は、あら
ゆる手を使っておったのじゃが、パウウガガ達は、人
間をうまく使って、人間を盾に天界を司どる神の動き
を止め、自分達はノウノウと生きていくんじゃ
この時、力を蓄えておったんじゃな
そして、天界を司どる神の中で最強の神7名
らは、合議に合議を重ねて、パウウガガ達を討伐
しにいくんじゃが、テクートとトラン、息子の
トツィングは倒せるもののパウウガガを逃がして
しまうんじゃ
テンペ「お!こんな時間か、今日はもう遅い、この
話は長い故、また、明日、ココへきてくれ」
魔元帥 エテオトル「ソウダナ、オメテオスモ、ツカレテイルダロウ」
オメテオス「お気遣い有難うございます。では、明日」
魔元帥 エテオトル「ウム」