ちはやふる 7・8巻/末次由紀
積み漫画がかなり消化されてきたので、新規購入解禁。
いそいそと買いに行った。
A級を目指す太一は、一人大会に出場する。どうしても太一を応援したい千早は、部活動を賭けた赤点追試に向けた特訓を抜け出してしまう。そしてその大会には、新も福井から参戦していたのである。
久しぶりに再会する三人。
そして動揺する太一。
驚き、そして嫌だという気持ち。自分と千早の間に入ってくる。自分とかるたの間に入ってくるあいつ。
しかし、また同時に、涙ぐむ程の喜び。やった、新が帰ってきたという溢れる想い。千早同様、自分も新を待っていたのだという事を改めて知る。
惜敗した太一に、原田先生は昇段を持ちかける。準優勝2回は十分に立派だ、と。人間だれでも、時には報われる事がないと、気持ちが挫けてしまう事を先生は知っていた。しかし、笑ってキッパリ昇段を固辞した太一は、自分自身に確かめるようにつぶやく。「先生 おれは A級に なるより … 逃げないやつに なりたい…」。それは、6年生の時、自分に「卑怯な奴」と言ってくれた、「友」へ応える意志であった。
そしていよいよ、名人位・クイーン位挑戦者決定戦予選が始まる。
名人、そしてクイーン若宮詩暢に勝つため、「天才」に潰されないため、いろいろな「武器」が必要な千早たち。小六のスピードスターりりか、そして前クイーンのユーミンなど、強敵と戦う中で、また一歩かるたの深さを知り、「強さ」とは何か掴んでゆく千早だった。
クイーン若宮詩暢、そして名人周防久志の、底知れない強さ。師を持たない個性派タイプの「天才」として描かれる両者に、千早・太一・そして新は、どう挑んでゆくのか。
挑戦者達の1年が、今日また始まる。というような流れ。
かるた、そして勝負における気持ちの大切さ。悔しさを維持する事。そして現実との折り合い。
「やりたいことを 思いっきり やるためには やりたくないことも 思いっきり やんなきゃいけないんだ」
本当にかるた100%しか目に入らなかった千早が、このころから、少しずつ周りの事、仲間の事、を考えられるようになってくる。本当に少しずつだが。大切な仲間の絆。そうした人間的成長も見所。
そして細かいところも見所たくさん。
まずなんと言っても、スノー丸グッズ欲しさにアイスを食べまくり、丸まると肥えてしまったクイーンがキュートすぎるだろう。太って動きの鈍った体で、それでも勝つのは凄い。
あと、原田先生とかなちゃんの関係もちょっと期待か?おでこちゃんとはこれまた凄いあだ名を。
ストーリーも作品の雰囲気も盛り上がって、スキ無し。
次巻も非常に楽しみである。

末次由紀
ちはやふる 7・8巻
いそいそと買いに行った。
A級を目指す太一は、一人大会に出場する。どうしても太一を応援したい千早は、部活動を賭けた赤点追試に向けた特訓を抜け出してしまう。そしてその大会には、新も福井から参戦していたのである。
久しぶりに再会する三人。
そして動揺する太一。
驚き、そして嫌だという気持ち。自分と千早の間に入ってくる。自分とかるたの間に入ってくるあいつ。
しかし、また同時に、涙ぐむ程の喜び。やった、新が帰ってきたという溢れる想い。千早同様、自分も新を待っていたのだという事を改めて知る。
惜敗した太一に、原田先生は昇段を持ちかける。準優勝2回は十分に立派だ、と。人間だれでも、時には報われる事がないと、気持ちが挫けてしまう事を先生は知っていた。しかし、笑ってキッパリ昇段を固辞した太一は、自分自身に確かめるようにつぶやく。「先生 おれは A級に なるより … 逃げないやつに なりたい…」。それは、6年生の時、自分に「卑怯な奴」と言ってくれた、「友」へ応える意志であった。
そしていよいよ、名人位・クイーン位挑戦者決定戦予選が始まる。
名人、そしてクイーン若宮詩暢に勝つため、「天才」に潰されないため、いろいろな「武器」が必要な千早たち。小六のスピードスターりりか、そして前クイーンのユーミンなど、強敵と戦う中で、また一歩かるたの深さを知り、「強さ」とは何か掴んでゆく千早だった。
クイーン若宮詩暢、そして名人周防久志の、底知れない強さ。師を持たない個性派タイプの「天才」として描かれる両者に、千早・太一・そして新は、どう挑んでゆくのか。
挑戦者達の1年が、今日また始まる。というような流れ。
かるた、そして勝負における気持ちの大切さ。悔しさを維持する事。そして現実との折り合い。
「やりたいことを 思いっきり やるためには やりたくないことも 思いっきり やんなきゃいけないんだ」
本当にかるた100%しか目に入らなかった千早が、このころから、少しずつ周りの事、仲間の事、を考えられるようになってくる。本当に少しずつだが。大切な仲間の絆。そうした人間的成長も見所。
そして細かいところも見所たくさん。
まずなんと言っても、スノー丸グッズ欲しさにアイスを食べまくり、丸まると肥えてしまったクイーンがキュートすぎるだろう。太って動きの鈍った体で、それでも勝つのは凄い。
あと、原田先生とかなちゃんの関係もちょっと期待か?おでこちゃんとはこれまた凄いあだ名を。
ストーリーも作品の雰囲気も盛り上がって、スキ無し。
次巻も非常に楽しみである。
Bフレッツプレミアム マンションタイプへの変更/NTT西日本
自己評価としては、保守的、もしくは超めんどくさがり、と思っている。
なので、上手く行っているものには触りたくない。わざわざ仕事を増やすような事はしたくないのだ。
ただ、くさいものにはフタ、という態度でやり過ごしては、いつかしっぺ返しが来る。
仕事で使っている自宅サーバも、10年前に作った自作機にOSはNT4.0、業務ソフトは2003年のバージョンのまま。機能的には何の不満もないのだが、万が一クラッシュした時に、同じサーバ機能を短期で復旧しようとすると、パーツ等が古すぎて調達が難しくなってきている。なので、サーバの新調は懸案なのだが、古すぎて、アップデートも簡単でない。ちょこちょこと作業や調査をしては、壁に当たり、また今度にするか…、という感じで、もう何年やってるんだという状態である。
ネット接続についても、毎月のように営業が訪ねてくるし電話も掛かってきてDMも入る。速くなりますよ、安くなりますよ、キャッシュバックキャンペーンですよ、と。しかし、取り敢えず今上手く繋がっているものは触りたくないので、全部無視してきた。多少安くなったり速くなったりしても、作業が億劫だし、また回線は仕事の命でもあるので、万が一接続が上手く行かない、というようなトラブルがあった日にゃ商売上がったりであるからだ。
しかし、いろいろ一気にやる事にした。
その第一弾として、ネット回線を、Bフレッツマンションタイプから、プレミアムへアップグレードした。
色々な事にやる気が出てそれが持続しているのは、鬼トレの効果があるなと自分では感じているのだが、このプレミアムへの変更自体は、鬼トレを始める前に、単に営業電話で良さそうだったので決めた、というだけの事である。
しかし、実は、失敗であった。迂闊にもあまり調べることなく、サービスアップなので、局内工事だけで終わるだろうと考えていたのである。実際はプレミアムは全く異なるサービスなのであった。
NTT西日本のBフレッツマンションタイプ(VDSL)は、100Mbpsの上位回線を最大32世帯でシェアするという。現状では特に不満はないが、今後、当マンションでの利用率の増加そしてリッチコンテンツの増大により帯域が圧迫されネット対戦時の品質に影響が及ぶ事は予想される。また、ダウンはいいとして、アップが2~6Mbpsと極めて遅いのは常々問題と思っていた。自宅サーバには営業所から4台のPCが接続してくるので、アップ速度の向上は仕事の効率に直結する。プレミアムは1Gbpsを最大32世帯でシェアし、理論最大速度は上下100Mbpsと、ノーマルと変わらないものの、帯域圧迫時の耐性が期待される。
結果から言うと、プレミアムへの変更でこれらは改善された。実測は上下とも20~30Mbpsで安定。とくにアップが10倍となったのは嬉しい。
しかし、ここまでくるのには試行錯誤の連続が待ちかまえていた。
旧結線図
○
|
VDSL
|
無線ルータ(WZR-HP-G300NH) - サーバ&PC&ノートPC&ゲーム機
|
VOIP - 電話機
※ルータ:PPPoE接続、DHCPサーバ、パケット変換でPPTPパケットをサーバに転送
※サーバ:DDNS監視、PPTPサーバ、WINSサーバ
まず、プレミアムは単なるサービスアップではなく、別サービスと考えるべきである。接続先はNTT西のIPv6ネットであり、VDSLもプレミアム専用機に変更する必要があり、また、CTUという装置を導入する必要がある。これは早い話、NTT西の特殊IPv6網専用ルータである。特殊なので一般ルータを代用する事ができず、外す事はできない。
そして、これが最大の問題だったのだが、CTUには、パケット変換ルールを上手く設定できず、PPTPパケットが通らない。結果、営業所とのVPN接続が上手く行かなくなってしまう。色々検索してみたが、どうもプレミアム使用時にCTUのパケット変換設定でVPNするのは無理のようだった。やむなく、CTUはPPPoEパススルーに設定し、これまで通り無線ルータでPPPoEし、ここでPPTPを捌く事にした。この時の注意点としては、ひかり電話のVOIP端末はCTUと同じネットワークで無いとだめ、という点である。設定画面でVOIPのIPを変更できないので、トポロジが若干制限されてしまう。
ここで、古いサーバの機能もついでに見直す事にした。なにせ10年前の設定である。希望としては、最終的にサーバなど無くしてしまいたい。業務ソフトに依存している内はそうも行かないが、そうした将来を見据えてサーバ機の責務をどんどん奪っていく事にした。
まず、これまで全く使ってなかったが、今時の無線ルータには機能が山盛で、DDNS、VPNやファイルサーバ機能ならルータだけでまかなえてしまう。そこでこれらを活用する事にした。
まず、DDNS監視機能を移した。WZR-HP-G300NHには、IPを監視して、自動的にDDNSサイトへ変更を叩いてくれる機能がある。ただし、対応サイトは限られている。これまでValueDomainのDDNS機能を使っていたが、これを対応しているDynDNSに新規登録し、トライアウトを申し込み、即座に解約するという技で、無料DDNSホストを1つゲットした。これでValueDomainでDNS用に払っていたドメイン料が不要になる。無線ルータに設定すれば、あら簡単と、DDNSが設定される。更新もかなり速い。DynDNSの無料ホストは、期間が空くとエクスパイアされてしまうので、無線ルータの設定で毎日叩くようにした。ちなみにこれまで、サーバでやっていたDDNS監視は、タイムラグが大きく、またサーバOSがNT4.0という事もあり古い監視ソフトが上手く動かず、結局、無線ルータ再起動した時は、すぐに忘れずにValueDomainのDNSレコードを手で打ち直す、みたいな運用で、結構面倒だった。これで肩の荷が下りた。
つぎに、PPTPも無線ルータにやらせる事にした。おまけ機能的な性能で、負荷的に間に合うのかなと若干心配だったが、やってみると、全然問題ない。むしろ、旧型機のサーバで処理していた時より、圧倒的に速くしかも安定している。
最近のルータはスゲーなと感心したのだが、ここで問題発生。営業所のクライアントを順次PPTPで繋いでいくと、3台目までは全く問題なく繋がるのに、4台目は繋がった瞬間必ず切断。ひょっとして、と調べると、やはり、無線ルータのPPTP同時セッション数は3台、と仕様にある。惜しい。うちの営業所は4台やねん。
やはりサーバ機でやるか。しかし、PPTPのハードでの処理というのは捨てがたい魅力である。障害時にも機械を買ってきて差し替えるだけですぐ回復できる。本来ビジネス用に拠点間のVPNという事になれば、YAMAHAのルータなどが定番だろうが、うちのような零細個人事業にはそんな予算も必要性もない。本当に機能的には、無線ルータのおまけ機能で十分だったのだ。なので、ちょっとしらべて、PPTP10セッション可能な、同じバッファローの有線ルータを購入する事にした。実売4000円程度である。早速買ってきて繋いでみると、設定も全く同じ。何のトラブルもなくPPTPでの営業所からの接続が実現した。これまでより約2倍の通信速度と、まだエラーを見た事がない安定性(それまでは繋がらなくなったり途中で切れたりする事がしばしばあった)。
また、これまで格好付けてWINSサーバを使っていたが、格好悪くてもIP直打ちでいいやん、と割り切れば、
もはやサーバ機にサーバOSが乗っている必然性が無くなった。
そこで、サーバ機としてファンレスのセットトップボックス向けベアボーンを購入し、無理矢理手持ちのXPを乗せ、これに業務ソフトを入れてファイルサーバ兼用とした。
最後、IP電話であるが、これまではNTTでなく、プロバイダのぷらら提供の050IP電話を使っていた。というか、なんか調子が悪く使っていなかった。これを返して、NTTのひかり電話を導入する事にした。電話番号はもともとの固定番号を移す。固定電話のIP化は、緊急時などの連絡としてずっと不安に思っていたが、割り切った。固定をひかり電話にするメリットは電話料金の他にもある。バカでかいFAX電話機を廃棄できるのだ。
ひかり電話には、「FAXお知らせメール」という、誰も知らないマイナーサービスがある。これは簡単に説明すると、着信したFAX通信をNTTの局で代理受信し、画像として保存し、その画像のURLをメールで通知してくれるサービスである。今時FAXなんか使わない訳だが、ビジネスをやっているとどうしてもFAXで送受信しないといけないシチュエーションもある。年に数回の受信のためにFAX機をどんと置いておくのは場所も取るし、メンテのコストもかかる。月額105円のサービスでこれらから解放されるのである。
ただし、「FAXお知らせメール」は、設定すると全ての着信を奪ってしまうので、家の電話は鳴らなくなる。
そこで、ひかり電話の「マイナンバー」サービス。これは月額105円で、もう一つ電話番号をもらえるサービスだ。VOIPにも2口タイプが来るので、電話機を2台刺せば、2台が別番号で使用できる。この追加番号に対して「FAXお知らせメール」を設定し、どうせ着信しないので、FAXは繋がなくても良いのだ。
これも快調に動いている。FAX電話機はもう捨ててしまった。
ちなみに送信時は、モデム+XPのFAX機能を使用する。生原稿の時は複合機のスキャナで読む。
こうして、プレミアムへの移行に伴う作業は一段落した。
いろいろ大変だったし、思いもよらぬ制限があったりして焦ったが、結局は上手いところに落ち着いた。
セキュリティ的にもパケット変換よりルータハードのPPTPサーバという事で、格段に向上したろう。安定性はすでに書いた通りである。もし、うちの営業所のPCが3台であったらな、有線ルータは不要であった。1台の安価な無線ルータで何もかもできるとは、あらためて凄いなと感心した。
現結線図
○
|
VDSL(プレミアム用)
|
CTU -VOIP(2口) - 電話機
|
有線ルータ(BHR-4GRV) - サーバ&PC
|
無線ルータ(WZR-HP-G300NH) - ノートPC&ゲーム機
※CTU:PPPoEパススルー
※有線ルータ:PPPoE接続、DHCPサーバ、DDNS監視、PPTPサーバ
※無線ルータはブリッジ設定
なので、上手く行っているものには触りたくない。わざわざ仕事を増やすような事はしたくないのだ。
ただ、くさいものにはフタ、という態度でやり過ごしては、いつかしっぺ返しが来る。
仕事で使っている自宅サーバも、10年前に作った自作機にOSはNT4.0、業務ソフトは2003年のバージョンのまま。機能的には何の不満もないのだが、万が一クラッシュした時に、同じサーバ機能を短期で復旧しようとすると、パーツ等が古すぎて調達が難しくなってきている。なので、サーバの新調は懸案なのだが、古すぎて、アップデートも簡単でない。ちょこちょこと作業や調査をしては、壁に当たり、また今度にするか…、という感じで、もう何年やってるんだという状態である。
ネット接続についても、毎月のように営業が訪ねてくるし電話も掛かってきてDMも入る。速くなりますよ、安くなりますよ、キャッシュバックキャンペーンですよ、と。しかし、取り敢えず今上手く繋がっているものは触りたくないので、全部無視してきた。多少安くなったり速くなったりしても、作業が億劫だし、また回線は仕事の命でもあるので、万が一接続が上手く行かない、というようなトラブルがあった日にゃ商売上がったりであるからだ。
しかし、いろいろ一気にやる事にした。
その第一弾として、ネット回線を、Bフレッツマンションタイプから、プレミアムへアップグレードした。
色々な事にやる気が出てそれが持続しているのは、鬼トレの効果があるなと自分では感じているのだが、このプレミアムへの変更自体は、鬼トレを始める前に、単に営業電話で良さそうだったので決めた、というだけの事である。
しかし、実は、失敗であった。迂闊にもあまり調べることなく、サービスアップなので、局内工事だけで終わるだろうと考えていたのである。実際はプレミアムは全く異なるサービスなのであった。
NTT西日本のBフレッツマンションタイプ(VDSL)は、100Mbpsの上位回線を最大32世帯でシェアするという。現状では特に不満はないが、今後、当マンションでの利用率の増加そしてリッチコンテンツの増大により帯域が圧迫されネット対戦時の品質に影響が及ぶ事は予想される。また、ダウンはいいとして、アップが2~6Mbpsと極めて遅いのは常々問題と思っていた。自宅サーバには営業所から4台のPCが接続してくるので、アップ速度の向上は仕事の効率に直結する。プレミアムは1Gbpsを最大32世帯でシェアし、理論最大速度は上下100Mbpsと、ノーマルと変わらないものの、帯域圧迫時の耐性が期待される。
結果から言うと、プレミアムへの変更でこれらは改善された。実測は上下とも20~30Mbpsで安定。とくにアップが10倍となったのは嬉しい。
しかし、ここまでくるのには試行錯誤の連続が待ちかまえていた。
旧結線図
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VDSL
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無線ルータ(WZR-HP-G300NH) - サーバ&PC&ノートPC&ゲーム機
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VOIP - 電話機
※ルータ:PPPoE接続、DHCPサーバ、パケット変換でPPTPパケットをサーバに転送
※サーバ:DDNS監視、PPTPサーバ、WINSサーバ
まず、プレミアムは単なるサービスアップではなく、別サービスと考えるべきである。接続先はNTT西のIPv6ネットであり、VDSLもプレミアム専用機に変更する必要があり、また、CTUという装置を導入する必要がある。これは早い話、NTT西の特殊IPv6網専用ルータである。特殊なので一般ルータを代用する事ができず、外す事はできない。
そして、これが最大の問題だったのだが、CTUには、パケット変換ルールを上手く設定できず、PPTPパケットが通らない。結果、営業所とのVPN接続が上手く行かなくなってしまう。色々検索してみたが、どうもプレミアム使用時にCTUのパケット変換設定でVPNするのは無理のようだった。やむなく、CTUはPPPoEパススルーに設定し、これまで通り無線ルータでPPPoEし、ここでPPTPを捌く事にした。この時の注意点としては、ひかり電話のVOIP端末はCTUと同じネットワークで無いとだめ、という点である。設定画面でVOIPのIPを変更できないので、トポロジが若干制限されてしまう。
ここで、古いサーバの機能もついでに見直す事にした。なにせ10年前の設定である。希望としては、最終的にサーバなど無くしてしまいたい。業務ソフトに依存している内はそうも行かないが、そうした将来を見据えてサーバ機の責務をどんどん奪っていく事にした。
まず、これまで全く使ってなかったが、今時の無線ルータには機能が山盛で、DDNS、VPNやファイルサーバ機能ならルータだけでまかなえてしまう。そこでこれらを活用する事にした。
まず、DDNS監視機能を移した。WZR-HP-G300NHには、IPを監視して、自動的にDDNSサイトへ変更を叩いてくれる機能がある。ただし、対応サイトは限られている。これまでValueDomainのDDNS機能を使っていたが、これを対応しているDynDNSに新規登録し、トライアウトを申し込み、即座に解約するという技で、無料DDNSホストを1つゲットした。これでValueDomainでDNS用に払っていたドメイン料が不要になる。無線ルータに設定すれば、あら簡単と、DDNSが設定される。更新もかなり速い。DynDNSの無料ホストは、期間が空くとエクスパイアされてしまうので、無線ルータの設定で毎日叩くようにした。ちなみにこれまで、サーバでやっていたDDNS監視は、タイムラグが大きく、またサーバOSがNT4.0という事もあり古い監視ソフトが上手く動かず、結局、無線ルータ再起動した時は、すぐに忘れずにValueDomainのDNSレコードを手で打ち直す、みたいな運用で、結構面倒だった。これで肩の荷が下りた。
つぎに、PPTPも無線ルータにやらせる事にした。おまけ機能的な性能で、負荷的に間に合うのかなと若干心配だったが、やってみると、全然問題ない。むしろ、旧型機のサーバで処理していた時より、圧倒的に速くしかも安定している。
最近のルータはスゲーなと感心したのだが、ここで問題発生。営業所のクライアントを順次PPTPで繋いでいくと、3台目までは全く問題なく繋がるのに、4台目は繋がった瞬間必ず切断。ひょっとして、と調べると、やはり、無線ルータのPPTP同時セッション数は3台、と仕様にある。惜しい。うちの営業所は4台やねん。
やはりサーバ機でやるか。しかし、PPTPのハードでの処理というのは捨てがたい魅力である。障害時にも機械を買ってきて差し替えるだけですぐ回復できる。本来ビジネス用に拠点間のVPNという事になれば、YAMAHAのルータなどが定番だろうが、うちのような零細個人事業にはそんな予算も必要性もない。本当に機能的には、無線ルータのおまけ機能で十分だったのだ。なので、ちょっとしらべて、PPTP10セッション可能な、同じバッファローの有線ルータを購入する事にした。実売4000円程度である。早速買ってきて繋いでみると、設定も全く同じ。何のトラブルもなくPPTPでの営業所からの接続が実現した。これまでより約2倍の通信速度と、まだエラーを見た事がない安定性(それまでは繋がらなくなったり途中で切れたりする事がしばしばあった)。
また、これまで格好付けてWINSサーバを使っていたが、格好悪くてもIP直打ちでいいやん、と割り切れば、
もはやサーバ機にサーバOSが乗っている必然性が無くなった。
そこで、サーバ機としてファンレスのセットトップボックス向けベアボーンを購入し、無理矢理手持ちのXPを乗せ、これに業務ソフトを入れてファイルサーバ兼用とした。
最後、IP電話であるが、これまではNTTでなく、プロバイダのぷらら提供の050IP電話を使っていた。というか、なんか調子が悪く使っていなかった。これを返して、NTTのひかり電話を導入する事にした。電話番号はもともとの固定番号を移す。固定電話のIP化は、緊急時などの連絡としてずっと不安に思っていたが、割り切った。固定をひかり電話にするメリットは電話料金の他にもある。バカでかいFAX電話機を廃棄できるのだ。
ひかり電話には、「FAXお知らせメール」という、誰も知らないマイナーサービスがある。これは簡単に説明すると、着信したFAX通信をNTTの局で代理受信し、画像として保存し、その画像のURLをメールで通知してくれるサービスである。今時FAXなんか使わない訳だが、ビジネスをやっているとどうしてもFAXで送受信しないといけないシチュエーションもある。年に数回の受信のためにFAX機をどんと置いておくのは場所も取るし、メンテのコストもかかる。月額105円のサービスでこれらから解放されるのである。
ただし、「FAXお知らせメール」は、設定すると全ての着信を奪ってしまうので、家の電話は鳴らなくなる。
そこで、ひかり電話の「マイナンバー」サービス。これは月額105円で、もう一つ電話番号をもらえるサービスだ。VOIPにも2口タイプが来るので、電話機を2台刺せば、2台が別番号で使用できる。この追加番号に対して「FAXお知らせメール」を設定し、どうせ着信しないので、FAXは繋がなくても良いのだ。
これも快調に動いている。FAX電話機はもう捨ててしまった。
ちなみに送信時は、モデム+XPのFAX機能を使用する。生原稿の時は複合機のスキャナで読む。
こうして、プレミアムへの移行に伴う作業は一段落した。
いろいろ大変だったし、思いもよらぬ制限があったりして焦ったが、結局は上手いところに落ち着いた。
セキュリティ的にもパケット変換よりルータハードのPPTPサーバという事で、格段に向上したろう。安定性はすでに書いた通りである。もし、うちの営業所のPCが3台であったらな、有線ルータは不要であった。1台の安価な無線ルータで何もかもできるとは、あらためて凄いなと感心した。
現結線図
○
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VDSL(プレミアム用)
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CTU -VOIP(2口) - 電話機
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有線ルータ(BHR-4GRV) - サーバ&PC
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無線ルータ(WZR-HP-G300NH) - ノートPC&ゲーム機
※CTU:PPPoEパススルー
※有線ルータ:PPPoE接続、DHCPサーバ、DDNS監視、PPTPサーバ
※無線ルータはブリッジ設定
コリアンキッチン シジャン ATC店/韓国料理
前からあった店だが行った事がなかったので、先日行ってみた。
母体は杵屋。
妻と二人で、石焼きビビンバと冷麺のセットを。
割合マイルドな味付けで、かなり美味しかった。
冷麺にはちゃんと酢が付いてくるし、ビビンバにはちゃんとスープが付いてくるので、お好みで混ぜよう。
小皿のキムチはどちらに入れるか迷うところ。結局半々に入れてみた。
次回はチゲやチヂミも食べてみたい。
かなり店員の愛想が良かったのも○。
母体は杵屋。
妻と二人で、石焼きビビンバと冷麺のセットを。
割合マイルドな味付けで、かなり美味しかった。
冷麺にはちゃんと酢が付いてくるし、ビビンバにはちゃんとスープが付いてくるので、お好みで混ぜよう。
小皿のキムチはどちらに入れるか迷うところ。結局半々に入れてみた。
次回はチゲやチヂミも食べてみたい。
かなり店員の愛想が良かったのも○。
Eensy weensy モンスター 2巻/津田雅美
この2巻で終了。
1巻のエントリで、その内手に入れば~、と書いていたが、実は2巻セットでゲットしていたらしい。
平凡で穏やかながら、心にモンスターを棲まわせる七花と、七花にプライドをぶちこわされて目が覚め、人間的に大成長した元キラキラ王子の葉月との、淡い恋物語がゆっくりと進む。
葉月の気持ちは知りながら、つきあう、という段階には、扉の前で躊躇する七花。それを優しく見守り時を待つ葉月。しかし、ここぞというチャンス、なぜわたしなの?という七花の問いに、葉月は痛恨のミス。
葉月が好きだと語る七花の個性。それは、七花が忌み嫌っている、彼女の内のモンスターなのだった。それ、わたしじゃないから!
しかし、雨降って地固まる。七花のモンスターを葉月の包容で鎮められる事が分かり、ふたりはおつきあいを始める。こうして各月1話で構成した1年間の物語はハッピーエンド。
それなりに綺麗にまとまって、くすっと笑えて、ほんわりする、という漫画だろう。
無駄にキャラを配しすぎなので若干ごちゃっとした印象はあるが、まあそこが津田雅美的なテイストなのでもあろう。
Eensy weensy モンスターの過去エントリ

津田雅美
Eensy weensy モンスター 2巻
1巻のエントリで、その内手に入れば~、と書いていたが、実は2巻セットでゲットしていたらしい。
平凡で穏やかながら、心にモンスターを棲まわせる七花と、七花にプライドをぶちこわされて目が覚め、人間的に大成長した元キラキラ王子の葉月との、淡い恋物語がゆっくりと進む。
葉月の気持ちは知りながら、つきあう、という段階には、扉の前で躊躇する七花。それを優しく見守り時を待つ葉月。しかし、ここぞというチャンス、なぜわたしなの?という七花の問いに、葉月は痛恨のミス。
葉月が好きだと語る七花の個性。それは、七花が忌み嫌っている、彼女の内のモンスターなのだった。それ、わたしじゃないから!
しかし、雨降って地固まる。七花のモンスターを葉月の包容で鎮められる事が分かり、ふたりはおつきあいを始める。こうして各月1話で構成した1年間の物語はハッピーエンド。
それなりに綺麗にまとまって、くすっと笑えて、ほんわりする、という漫画だろう。
無駄にキャラを配しすぎなので若干ごちゃっとした印象はあるが、まあそこが津田雅美的なテイストなのでもあろう。
Eensy weensy モンスターの過去エントリ
絶対平和大作戦 4巻/小椋アカネ
読んだのはしばらく前だが、すっかり書くのを忘れていた。
ツンデレ大作戦も、この4巻で予定終了である。
いよいよヨハネとユーダの婚礼の日取りが決まり、両国にとっても、明るい平和な未来が約束されたかのように思われたそんな時。兄ヨシュアの鬱屈した野望と、くすぶる戦禍の恨みが、二人への祝福を呪詛に変えようと待ちかまえていた。ヨシュアサイドに焚き付けられたカナン人は、国境の街ジュデッカで行われた結婚パレードのメテオラ国王を狙撃。迅速に議会を掌握したヨシュアは、カナンに宣戦布告しヨハネに指揮を命じた。現地の安全警備を最優先したヨハネは命令を封殺。マスコミ等を駆使し、暴動の発生など最悪の事態は防いだヨハネだったが、その代償として待っていたのは、命令に反して軍を私用した事による国家反逆罪での逮捕であった。それこそがヨシュアの罠と分かっていながら、ユーダとその親族、そしてその国民を守るため、ヨハネに選択の余地はなかった。そして、花婿と引き離され、ただただ再会を祈るユーダの元に届いたのは、ヨハネ王子の処刑が決まったという非情な報せであった…。
上手く盛り上げる筋書きや、中盤ヨハネとユーダのなれそめの回想が入ったりして、読みでがある。
結末も素晴らしい雰囲気の中でまとめておりファンには満足行くものだと思う。
作者にはまた連載などでじっくりと新作を描いて欲しいところだ。
絶対平和大作戦の過去エントリ

小椋アカネ
絶対平和大作戦 4巻
ツンデレ大作戦も、この4巻で予定終了である。
いよいよヨハネとユーダの婚礼の日取りが決まり、両国にとっても、明るい平和な未来が約束されたかのように思われたそんな時。兄ヨシュアの鬱屈した野望と、くすぶる戦禍の恨みが、二人への祝福を呪詛に変えようと待ちかまえていた。ヨシュアサイドに焚き付けられたカナン人は、国境の街ジュデッカで行われた結婚パレードのメテオラ国王を狙撃。迅速に議会を掌握したヨシュアは、カナンに宣戦布告しヨハネに指揮を命じた。現地の安全警備を最優先したヨハネは命令を封殺。マスコミ等を駆使し、暴動の発生など最悪の事態は防いだヨハネだったが、その代償として待っていたのは、命令に反して軍を私用した事による国家反逆罪での逮捕であった。それこそがヨシュアの罠と分かっていながら、ユーダとその親族、そしてその国民を守るため、ヨハネに選択の余地はなかった。そして、花婿と引き離され、ただただ再会を祈るユーダの元に届いたのは、ヨハネ王子の処刑が決まったという非情な報せであった…。
上手く盛り上げる筋書きや、中盤ヨハネとユーダのなれそめの回想が入ったりして、読みでがある。
結末も素晴らしい雰囲気の中でまとめておりファンには満足行くものだと思う。
作者にはまた連載などでじっくりと新作を描いて欲しいところだ。
絶対平和大作戦の過去エントリ
カバチタレ!/東風孝広
職場で13巻ぐらいのセットを拾ったので、読んでみた。
最初、青木雄二が描いたのかと思って、確か「ナニワ金融道」1作の筈とびっくりしたが、画風を引き継いだ元アシさんによる作品だった。トーンを使わずビッチリと描き込む濃い画風は本当によく似ているが、キャラの表情がやや甘めな所やキャラポーズにやや動きが見える点は若干個性だろう。
青木雄二が監修として参加している事からも分かるように、内容は、ナニ金とよく似ている。
主人公の田村は底辺のブラック企業を首になり困窮していたところを行政書士の大野に助けられる。何を言っても聞く耳を持たなかった狸社長が、大野の書いた内容証明郵便一本で、不払い給与をあっさり払った事に田村は驚愕する。法律と金と頭は使いよう、という事で、心機一転、転身して大野の事務所で行政書士を目指す田村が、依頼者に報いるため経験を積みながら様々な困難を乗り越えていく話である。原作者は行政書士事務所を持っているとの事で、真実は漫画より奇なりと、業務経験で得た実際のエピソードを多数参考にしているのだろう。
様々な法律や諸手続、行政処分、その他裏社会などの諸々を料理しており、絵柄と相まって独特の魅力がある。また、舞台となるのは広島で、繰り広げられる広島弁による丁々発止の掛け合いも印象深い。なお、カバチタレとは広島弁で屁理屈屋、という事らしい。
結局、自分を助けられるのは自分だけだ、という事がよく分かる漫画である。溺れる者は藁をもつかむというが、藁どころか、差し出された浮き輪に見向きもせず、助けの声に耳も貸さず、助けを求めつつも身勝手に踊り狂って泥沼に沈んでゆく人々の何と愚かな事か。こうして漫画で読めば誰でも分かる。しかし、事自分自身、そして身内の問題になれば、冷静に客観視できる人ばかりではない。法律、金融や行政などの社会知識の有無、それが命運を分ける事も多い。
ところで、主人公始め事務所の面々は八面六臂の活躍であるが、安そうな行政書士の報酬で割が合うのだろうか、という点はかなり疑問だ。
利潤に食いつくナニ金とは違い、そうした活動にコストの上限が存在する中、「人助け」を全面に出した物語展開には若干不自然さが生じるが、作中でも多少はそうした点に突っ込みがあるものの、お話だからと割り切るのは若干無理があるような気がしないでもない。
まあ、気楽に読む分には楽しい漫画である。
手に入れば是非続きを読みたい。続刊が20巻までと、田村が行政書士の資格を取った後の「2」が二十数巻出てさらに現在も連載中らしい。

東風孝広
カバチタレ!
最初、青木雄二が描いたのかと思って、確か「ナニワ金融道」1作の筈とびっくりしたが、画風を引き継いだ元アシさんによる作品だった。トーンを使わずビッチリと描き込む濃い画風は本当によく似ているが、キャラの表情がやや甘めな所やキャラポーズにやや動きが見える点は若干個性だろう。
青木雄二が監修として参加している事からも分かるように、内容は、ナニ金とよく似ている。
主人公の田村は底辺のブラック企業を首になり困窮していたところを行政書士の大野に助けられる。何を言っても聞く耳を持たなかった狸社長が、大野の書いた内容証明郵便一本で、不払い給与をあっさり払った事に田村は驚愕する。法律と金と頭は使いよう、という事で、心機一転、転身して大野の事務所で行政書士を目指す田村が、依頼者に報いるため経験を積みながら様々な困難を乗り越えていく話である。原作者は行政書士事務所を持っているとの事で、真実は漫画より奇なりと、業務経験で得た実際のエピソードを多数参考にしているのだろう。
様々な法律や諸手続、行政処分、その他裏社会などの諸々を料理しており、絵柄と相まって独特の魅力がある。また、舞台となるのは広島で、繰り広げられる広島弁による丁々発止の掛け合いも印象深い。なお、カバチタレとは広島弁で屁理屈屋、という事らしい。
結局、自分を助けられるのは自分だけだ、という事がよく分かる漫画である。溺れる者は藁をもつかむというが、藁どころか、差し出された浮き輪に見向きもせず、助けの声に耳も貸さず、助けを求めつつも身勝手に踊り狂って泥沼に沈んでゆく人々の何と愚かな事か。こうして漫画で読めば誰でも分かる。しかし、事自分自身、そして身内の問題になれば、冷静に客観視できる人ばかりではない。法律、金融や行政などの社会知識の有無、それが命運を分ける事も多い。
ところで、主人公始め事務所の面々は八面六臂の活躍であるが、安そうな行政書士の報酬で割が合うのだろうか、という点はかなり疑問だ。
利潤に食いつくナニ金とは違い、そうした活動にコストの上限が存在する中、「人助け」を全面に出した物語展開には若干不自然さが生じるが、作中でも多少はそうした点に突っ込みがあるものの、お話だからと割り切るのは若干無理があるような気がしないでもない。
まあ、気楽に読む分には楽しい漫画である。
手に入れば是非続きを読みたい。続刊が20巻までと、田村が行政書士の資格を取った後の「2」が二十数巻出てさらに現在も連載中らしい。
3DS/川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング/任天堂
恒例の月曜日、鬼トレ報告。
<近況まとめ>
コツコツとやっている。特に鬼計算だけは毎日続けている。その甲斐あってか、ジワ伸び。
先週、区切り方式に切り替えたと報告したが、あれが身に付いたら、眼前の霧が晴れるようにスッと5バックに到達した。あれだけうんうん唸って苦労していた4バックなぞは、今や90~100%の正解率と、もはや児戯にも等しい。5バックも安定して据え置きで鍛錬できているので、近いうちに6バックは見えた印象。
しかし、先週も書いたが、これってワーキングメモリの容量拡大なの?単に手際が良くなっただけでは?という問題は依然ある。この辺はもう数ヶ月取り組んでから振り返って判断するしか無さそうだ。
しかし、こと記憶の能力に関しては、かなりの効果を実感している。当然、鬼トレがその原因であるという科学的根拠は何もないが、ここのところ記憶力がパワーアップした、とう実感はひしひしとあるのだ。
例えば。あんなに熱中して遊んでも、ゲームのキャラ名などは良く忘れてしまう。何度と無く目にし口にしたはずの愛着あるキャラ名でも、例えば1年前2年前遊んだRPGのパーティメンバーを挙げてみろ、と言われると、霧がかかったように何も出てこない事もあった。下手をすると主人公・ヒロインの名前さえ出てこなかったりして。キャラの存在自体はよーく覚えているんだよ。あいつだよ、あいつ。あのゴツイ奴だ。主人公の親友で。えーとえーと、確かラ行の文字から始まったような印象…。みたいな感じだった。
それが最近、妻と話している時に、最初はやっぱり忘れていて名前が分からなかったのだが、そのキャラについての話の間に、リアルタイムに違和感なくスッと浮かんできて、自分でもびっくりした。覚えていたのではなくて、確かに最初は忘れていて分からなかったのだが、思い出そうしたら出てきた、という感覚。普段でも何かを一生懸命思い出そうとする事はあれど、それとは全く違う未体験の感覚なのだ。上手く説明できないが、裏でファイル検索のプロセスが走っている、という様な感覚。これが、そのゲームの各キャラの話題になるたびに、スッスッと次々出てくるので、端から見たらこの人はゲームキャラ名全部覚えている人だな、と思われただろう。印象が上手く伝わらないかも知れないが、自分では結構驚いた体験だった。
その他、鬼トレの他の種目はボチボチローテ。鬼計算の手法を鬼記号にも応用してみたら、上手く行きそうな気配。鬼トレ補助もぼちぼちと。結局計算が苦手なんだよね。九九とか即答できない。伸び悩み。脳トレ系は、毎日コツコツ。ただ、全面クリア型、満点100点タイプのトレーニングは、終わったらモチベーションが続かない気配。聖徳太子など今週は1回もやらなかった。漢字は割と得意なので漢字書取は100点ポンポン出てしまうが、面白いので毎日やっている。飛石課題のパターンをリストアップして、そのうちブログで公開したい、と考えているところ。
出席日数 37日
鬼トレグレード B
鬼トレ対決 4勝
賞状 38→43/106
記録(初回 → 前回 → 今回)。○印は前回から伸びたところ
●集中時間 測定
46秒 → 1分58秒 → 1分58秒
●鬼トレ
○鬼計算 3バック → 4バック → 5バック
鬼めくり レベル9 → レベル9 → レベル9
鬼ネズミ 4匹 → 速い4匹 → 速い4匹
鬼朗読 レベル4 → レベル5 → レベル5
○鬼記号 速い2バック → 3バック → 速い3バック
鬼ブロック レベル5 → レベル6 → レベル6
鬼カップ 5カップ → 5カップ → 5カップ
鬼耳算 2バック →2バック → 2バック
●鬼トレ補助
○計算20 40秒 → 25秒 → 24秒
○漢字破壊 2分07秒 → 1分22秒 → 1分20秒
倍数探し 54秒 → 54秒58 → 54秒58
加算格闘 109点 → 245点 → 245点
漢字宇宙 222点 → 254点 → 254点
○釣銭渡し 1分38秒 → 56秒 → 46秒
計算100 2分13秒 → 2分8秒 → 2分8秒
加算破壊 1分8秒 → 1分8秒 → 1分8秒
○時計計測 1分36秒 new
●脳トレ
○陣取対局 3面 → 22面 → 29面
○赤黒赤黒 普通 2勝 → 6勝 → 8勝
○赤黒赤黒 難しい 1勝 → 4勝 → 6勝
名曲演奏 91点 → 95点 → 95点
○同色整列 簡単 1勝 → 4勝 → 6勝
○同色整列 普通 1勝 → 3勝 → 4勝
○同色整列 難しい 1勝 → 2勝 → 3勝
○同色整列 すごく難しい 0勝 → 0勝 → 1勝
○同色整列 ものすごく難しい 0勝 new
○飛石課題 1面 → 15面 → 22面
聖徳太子 100点 → 100点 → 100点
○札番増減 普通 3勝 → 3勝 → 5勝
札番増減 難しい 1勝 → 1勝 → 1勝
○漢字書取 100点 new
●リラックス
脂肪爆発 簡単 2189点 → 2189点 → 2189点
○脂肪爆発 普通 1432点 → 1432点 → 1804点
脂肪爆発 難しい 1170点 → 1170点 → 1170点
細菌撲滅 簡単 82点 → 616点 → 616点
細菌撲滅 普通 183点 → 183点 → 183点
細菌撲滅 難しい 249点 → 249点 → 249点
鬼トレの過去エントリ

<近況まとめ>
コツコツとやっている。特に鬼計算だけは毎日続けている。その甲斐あってか、ジワ伸び。
先週、区切り方式に切り替えたと報告したが、あれが身に付いたら、眼前の霧が晴れるようにスッと5バックに到達した。あれだけうんうん唸って苦労していた4バックなぞは、今や90~100%の正解率と、もはや児戯にも等しい。5バックも安定して据え置きで鍛錬できているので、近いうちに6バックは見えた印象。
しかし、先週も書いたが、これってワーキングメモリの容量拡大なの?単に手際が良くなっただけでは?という問題は依然ある。この辺はもう数ヶ月取り組んでから振り返って判断するしか無さそうだ。
しかし、こと記憶の能力に関しては、かなりの効果を実感している。当然、鬼トレがその原因であるという科学的根拠は何もないが、ここのところ記憶力がパワーアップした、とう実感はひしひしとあるのだ。
例えば。あんなに熱中して遊んでも、ゲームのキャラ名などは良く忘れてしまう。何度と無く目にし口にしたはずの愛着あるキャラ名でも、例えば1年前2年前遊んだRPGのパーティメンバーを挙げてみろ、と言われると、霧がかかったように何も出てこない事もあった。下手をすると主人公・ヒロインの名前さえ出てこなかったりして。キャラの存在自体はよーく覚えているんだよ。あいつだよ、あいつ。あのゴツイ奴だ。主人公の親友で。えーとえーと、確かラ行の文字から始まったような印象…。みたいな感じだった。
それが最近、妻と話している時に、最初はやっぱり忘れていて名前が分からなかったのだが、そのキャラについての話の間に、リアルタイムに違和感なくスッと浮かんできて、自分でもびっくりした。覚えていたのではなくて、確かに最初は忘れていて分からなかったのだが、思い出そうしたら出てきた、という感覚。普段でも何かを一生懸命思い出そうとする事はあれど、それとは全く違う未体験の感覚なのだ。上手く説明できないが、裏でファイル検索のプロセスが走っている、という様な感覚。これが、そのゲームの各キャラの話題になるたびに、スッスッと次々出てくるので、端から見たらこの人はゲームキャラ名全部覚えている人だな、と思われただろう。印象が上手く伝わらないかも知れないが、自分では結構驚いた体験だった。
その他、鬼トレの他の種目はボチボチローテ。鬼計算の手法を鬼記号にも応用してみたら、上手く行きそうな気配。鬼トレ補助もぼちぼちと。結局計算が苦手なんだよね。九九とか即答できない。伸び悩み。脳トレ系は、毎日コツコツ。ただ、全面クリア型、満点100点タイプのトレーニングは、終わったらモチベーションが続かない気配。聖徳太子など今週は1回もやらなかった。漢字は割と得意なので漢字書取は100点ポンポン出てしまうが、面白いので毎日やっている。飛石課題のパターンをリストアップして、そのうちブログで公開したい、と考えているところ。
出席日数 37日
鬼トレグレード B
鬼トレ対決 4勝
賞状 38→43/106
記録(初回 → 前回 → 今回)。○印は前回から伸びたところ
●集中時間 測定
46秒 → 1分58秒 → 1分58秒
●鬼トレ
○鬼計算 3バック → 4バック → 5バック
鬼めくり レベル9 → レベル9 → レベル9
鬼ネズミ 4匹 → 速い4匹 → 速い4匹
鬼朗読 レベル4 → レベル5 → レベル5
○鬼記号 速い2バック → 3バック → 速い3バック
鬼ブロック レベル5 → レベル6 → レベル6
鬼カップ 5カップ → 5カップ → 5カップ
鬼耳算 2バック →2バック → 2バック
●鬼トレ補助
○計算20 40秒 → 25秒 → 24秒
○漢字破壊 2分07秒 → 1分22秒 → 1分20秒
倍数探し 54秒 → 54秒58 → 54秒58
加算格闘 109点 → 245点 → 245点
漢字宇宙 222点 → 254点 → 254点
○釣銭渡し 1分38秒 → 56秒 → 46秒
計算100 2分13秒 → 2分8秒 → 2分8秒
加算破壊 1分8秒 → 1分8秒 → 1分8秒
○時計計測 1分36秒 new
●脳トレ
○陣取対局 3面 → 22面 → 29面
○赤黒赤黒 普通 2勝 → 6勝 → 8勝
○赤黒赤黒 難しい 1勝 → 4勝 → 6勝
名曲演奏 91点 → 95点 → 95点
○同色整列 簡単 1勝 → 4勝 → 6勝
○同色整列 普通 1勝 → 3勝 → 4勝
○同色整列 難しい 1勝 → 2勝 → 3勝
○同色整列 すごく難しい 0勝 → 0勝 → 1勝
○同色整列 ものすごく難しい 0勝 new
○飛石課題 1面 → 15面 → 22面
聖徳太子 100点 → 100点 → 100点
○札番増減 普通 3勝 → 3勝 → 5勝
札番増減 難しい 1勝 → 1勝 → 1勝
○漢字書取 100点 new
●リラックス
脂肪爆発 簡単 2189点 → 2189点 → 2189点
○脂肪爆発 普通 1432点 → 1432点 → 1804点
脂肪爆発 難しい 1170点 → 1170点 → 1170点
細菌撲滅 簡単 82点 → 616点 → 616点
細菌撲滅 普通 183点 → 183点 → 183点
細菌撲滅 難しい 249点 → 249点 → 249点
鬼トレの過去エントリ
星になる日/鈴木ジュリエッタ
デビュー作を含む、作者の初期作品集。短編6話収録。
ベースはポップなのだが割と暗めのファンタジー色が強い作品が多い。
オデット 、ドルチェ 、神様 など、その後の作品に引き継がれるモチーフや設定などが散見され、ファンには興味深い内容。
「朝がくる」
重病で意識を失った少年が、同じように意識の戻らない少女の精神世界に入り込んで交流する話。自分を呼んでくれる人がいる、という幸せ。母親の懸命の呼びかけに、少年は目覚めた。そして少年は願う。自分も彼女を呼ぶ事ができる筈だと。きっと朝は来る。
「星になる日」
この話が一番好きかな。
暇を持て余した闇の領主、吸血鬼ドラクロア。100年に一度の珍しい開花も、500年に一度の流星雨も、人狩りも、今日は乗り気せず、空をぶらぶら舞っていると、森の奥で彷徨う女を見かけた。飢饉に喘ぐ里から口減らしのために捨てられた盲目の少女ミナであった。こんな小物でも、いたぶり殺せば暇つぶしにはなるかと、早速手に掛けようとするドラクロアだったが、自らの威容も見えず、死を受け入れているミナは命乞いもせず、詰まらない。「死にたがってる 人間なんか 殺しても つまんねー」「お前に 「生きたい」っていう 欲求を抱かせてやる」。ドラクロアはミナを樹海の主である魔女の館へ連れて行き、魔法で視力を回復させる。しかし、その代償に生命エネルギーを使われたミナは残り2時間ほどの命となってしまう。
なんとかミナに命乞いをさせたいドラクロアは、生への執着を持たせようと、2時間で「スゲーものを 見せてやるよ」と、ミナを引っ張り回す。100年に一度の幻の花の開花に包まれ、500年に一度の流星雨を仰ぐミナ。ただでさえ、初めて世界を見る事ができたミナには、もちろん幻想の風景は素晴らしいものだった。しかし、ミナには別のものも見えていた。自分に向かって差し出されたドラクロアの手。そしてそれを取りに行ける幸せ。こんなに優しくされた事はミナの短い人生にはなかったのだ。
流星雨を見ながら命尽きようとするミナ。最後に、ドラクロアに願う。人は死ぬとお星様になるの。一人で光っているのが淋しくなったら、きっと、星空に私を見つけていてね。暗い森で私を見つけてくれたみたいに。
晴れた夜には約束通り星空を見上げるドラクロア。彼の目に映る煌めきは、ミナが教えてくれた、限りあるゆえに価値のある、命の交歓の思い出なのである。
「マイ ブラッディ ライフ」
一風変わった吸血鬼もの。
吸血鬼の父と、人間の母。そして吸血鬼の京汰。ある日突然現れた父に連れられ、母の元から引き離される。ひとりぼっちになったのは、母か、それとも自分なのか。種族を越えた家族の愛を描いた作品。
「サクラチル」
淡い恋心と心の闇に揺れる少女、桃香。そして学校の桜の木の精、ハル。桃香は、何故か見えるようになったハルに恋の相談に乗ってもらう。例え心に闇が潜んでいても、好きな相手に誠実であろうとする事の美しさ。本当に自分が好きなのは誰なのか?また、桜が咲いたら…。精霊と少女の間の越えられない谷をわたる想いを描く。これもちょっと深い印象。
「拝み屋裏台帳」
除霊をする拝み屋家業の主人公と、成仏できない女子高生のドタバタモノ。オチまで綺麗にまとまっているが、それだけにあっさりした印象。
「椿檻」
「神様」シリーズに繋がる「巴衛」の名が初出。当時の担当から取ったという。雰囲気も少しだけ似ている。
昔々、山の主様が子供を捕らえ、異界の屋敷に幽閉し、笛を吹かせ、愛でていた。カゴの小鳥のように。
巴衛は、流れの違う時の中で、出自を忘れる程の間、一人過ごしていた。ある日山で道に迷った千賀子が
たどり着くまでは。物の怪から千賀子を匿い、話を交わし、巴衛は自らの生を自分で選ぶ事を決める。それは、自分にそれを思い起こさせてくれたこの少女を助けてあげる事でもあった。
こうして眺めてみると面白い。オデット、そしてドルチェ。どうやら鈴木ジュリエッタという作家は、人と、人ならぬモノの恋路に多大な関心があるようである。
また後日書く事になるが、現行連載中の「神様はじめました」は、大変面白い漫画ではあるが、なんかある意味垢抜けてしまって、こうした初期のボテッとしたファンタジー色が抜けた感があり、そこが少々残念なのである。
個人的に、非情に好きなテイストでまとまった短編集である。

鈴木ジュリエッタ
星になる日
ベースはポップなのだが割と暗めのファンタジー色が強い作品が多い。
オデット 、ドルチェ 、神様 など、その後の作品に引き継がれるモチーフや設定などが散見され、ファンには興味深い内容。
「朝がくる」
重病で意識を失った少年が、同じように意識の戻らない少女の精神世界に入り込んで交流する話。自分を呼んでくれる人がいる、という幸せ。母親の懸命の呼びかけに、少年は目覚めた。そして少年は願う。自分も彼女を呼ぶ事ができる筈だと。きっと朝は来る。
「星になる日」
この話が一番好きかな。
暇を持て余した闇の領主、吸血鬼ドラクロア。100年に一度の珍しい開花も、500年に一度の流星雨も、人狩りも、今日は乗り気せず、空をぶらぶら舞っていると、森の奥で彷徨う女を見かけた。飢饉に喘ぐ里から口減らしのために捨てられた盲目の少女ミナであった。こんな小物でも、いたぶり殺せば暇つぶしにはなるかと、早速手に掛けようとするドラクロアだったが、自らの威容も見えず、死を受け入れているミナは命乞いもせず、詰まらない。「死にたがってる 人間なんか 殺しても つまんねー」「お前に 「生きたい」っていう 欲求を抱かせてやる」。ドラクロアはミナを樹海の主である魔女の館へ連れて行き、魔法で視力を回復させる。しかし、その代償に生命エネルギーを使われたミナは残り2時間ほどの命となってしまう。
なんとかミナに命乞いをさせたいドラクロアは、生への執着を持たせようと、2時間で「スゲーものを 見せてやるよ」と、ミナを引っ張り回す。100年に一度の幻の花の開花に包まれ、500年に一度の流星雨を仰ぐミナ。ただでさえ、初めて世界を見る事ができたミナには、もちろん幻想の風景は素晴らしいものだった。しかし、ミナには別のものも見えていた。自分に向かって差し出されたドラクロアの手。そしてそれを取りに行ける幸せ。こんなに優しくされた事はミナの短い人生にはなかったのだ。
流星雨を見ながら命尽きようとするミナ。最後に、ドラクロアに願う。人は死ぬとお星様になるの。一人で光っているのが淋しくなったら、きっと、星空に私を見つけていてね。暗い森で私を見つけてくれたみたいに。
晴れた夜には約束通り星空を見上げるドラクロア。彼の目に映る煌めきは、ミナが教えてくれた、限りあるゆえに価値のある、命の交歓の思い出なのである。
「マイ ブラッディ ライフ」
一風変わった吸血鬼もの。
吸血鬼の父と、人間の母。そして吸血鬼の京汰。ある日突然現れた父に連れられ、母の元から引き離される。ひとりぼっちになったのは、母か、それとも自分なのか。種族を越えた家族の愛を描いた作品。
「サクラチル」
淡い恋心と心の闇に揺れる少女、桃香。そして学校の桜の木の精、ハル。桃香は、何故か見えるようになったハルに恋の相談に乗ってもらう。例え心に闇が潜んでいても、好きな相手に誠実であろうとする事の美しさ。本当に自分が好きなのは誰なのか?また、桜が咲いたら…。精霊と少女の間の越えられない谷をわたる想いを描く。これもちょっと深い印象。
「拝み屋裏台帳」
除霊をする拝み屋家業の主人公と、成仏できない女子高生のドタバタモノ。オチまで綺麗にまとまっているが、それだけにあっさりした印象。
「椿檻」
「神様」シリーズに繋がる「巴衛」の名が初出。当時の担当から取ったという。雰囲気も少しだけ似ている。
昔々、山の主様が子供を捕らえ、異界の屋敷に幽閉し、笛を吹かせ、愛でていた。カゴの小鳥のように。
巴衛は、流れの違う時の中で、出自を忘れる程の間、一人過ごしていた。ある日山で道に迷った千賀子が
たどり着くまでは。物の怪から千賀子を匿い、話を交わし、巴衛は自らの生を自分で選ぶ事を決める。それは、自分にそれを思い起こさせてくれたこの少女を助けてあげる事でもあった。
こうして眺めてみると面白い。オデット、そしてドルチェ。どうやら鈴木ジュリエッタという作家は、人と、人ならぬモノの恋路に多大な関心があるようである。
また後日書く事になるが、現行連載中の「神様はじめました」は、大変面白い漫画ではあるが、なんかある意味垢抜けてしまって、こうした初期のボテッとしたファンタジー色が抜けた感があり、そこが少々残念なのである。
個人的に、非情に好きなテイストでまとまった短編集である。
バンビ -森の、ある一生の物語/F・ザルテン/上田真而子
以前読んだ、ル・グウィンのエッセイ
で、動物ファンタジーの正統として推されていた本。え?バンビが?と気になっていたので、それ以来読もう読もうと思っていて、ようやく読んだ。
もちろん初めて読んだ訳で、ディズニーの有名なアニメも観た事はなかった(アニメはル・グウィンが糞味噌にこき下ろしていた)。
まあ、誰でも知っているように、この話はまず、バンビと名付けられた、ある子鹿の物語である。冒頭でバンビは生まれ、母に守られ、森の動植たちと触れ合いながら育ってゆく。
まず、読者がはっきりと思い知らされるのは、ぬくぬくと優しい、人工甘味料のようなベッタリ甘いファンタジーなのではない、という事だ。動物たちが考えたり喋ったり、森全体でのうっすらとした社会性を持っていたりする点はもちろんファンタジーだが、それらを除けばむしろシートン動物記のような印象。
物語を貫くのは厳しい自然の掟である。
登場する動物たちの目的はただ一つ。生きる事。生き抜く事、である。
そして、そうした森の動物たちに非情なる脅威として立ちふさがる者、それは「あいつ」と呼ばれる人間であった。
銃を持って動物を狩る「あいつ」から、命からがら逃げまどう。恐ろしいあいつの姿。嫌な臭い。そうした緊迫の描写が実に多くの紙幅を割いて繰り返し繰り返し描かれる。そこには森の動物たちのような対話はない。あるのは一方的な力の行使だけでなのである。人間の下僕になったことで森の動物たちから総スカンを食らう犬がわめく。あの方こそ、全てをなし得、すべてを作りだすお方なのだ、と。
しかし、バンビは知る。
ある日、銃の暴発かなにかの事故で、あいつは森の中の雪原に血まみれで倒れていた。これは、我々森の動物の上にいる存在ではない。全てを為し得る者ではない。我々と同じように血を流し死んでゆく、我々と同列の存在だ。「だから」、我々と、そしてあいつの上に、全てを統べるお方がいるはずだ、という真理にバンビは到達する。それこそが、鹿のおさ、古老として生きるための資質といえる悟りであった。
この作品で徹底して語られるのは、ひとりで生きる事の大切さ、である。
母親との蜜月は瞬く間に過ぎ、あんなに愛しく思った幼なじみの雌鹿からも狂おしい発情期が過ぎれば去ってゆくのだ。森の生き物たち全体との広く薄い交わりはあれど、基本的には、たった一人で生きていくのが雄鹿の宿命なのである。それが生き延びるための道理なのである。仲間の誰よりも齢を重ね、成熟したバンビは語る。「昔の道は、もう歩かない」。それが生きる術なのである。深い言葉だろう。
とにかく、生き延びるか、さもなくば死か、という冷厳な物語である。そしてそれ故に、つかの間の森の生命の躍動する豊かさ、色鮮やかな生き物たちの舞うような生の謳歌が、眩い程に胸に迫るのだろう。
はっきり言って、幼子にはちょっと厳しい恐ろしい話ではないだろうか。
可愛いバンビがちょこちょこしているだけでは済まない訳で、この原作をいかにウォルト・ディズニーが料理したのか、逆にとても興味が湧いてきた。確か職場にDVDがあったと思うので、ちょっと観てみよう。

F・ザルテン/上田真而子
バンビ -森の、ある一生の物語
もちろん初めて読んだ訳で、ディズニーの有名なアニメも観た事はなかった(アニメはル・グウィンが糞味噌にこき下ろしていた)。
まあ、誰でも知っているように、この話はまず、バンビと名付けられた、ある子鹿の物語である。冒頭でバンビは生まれ、母に守られ、森の動植たちと触れ合いながら育ってゆく。
まず、読者がはっきりと思い知らされるのは、ぬくぬくと優しい、人工甘味料のようなベッタリ甘いファンタジーなのではない、という事だ。動物たちが考えたり喋ったり、森全体でのうっすらとした社会性を持っていたりする点はもちろんファンタジーだが、それらを除けばむしろシートン動物記のような印象。
物語を貫くのは厳しい自然の掟である。
登場する動物たちの目的はただ一つ。生きる事。生き抜く事、である。
そして、そうした森の動物たちに非情なる脅威として立ちふさがる者、それは「あいつ」と呼ばれる人間であった。
銃を持って動物を狩る「あいつ」から、命からがら逃げまどう。恐ろしいあいつの姿。嫌な臭い。そうした緊迫の描写が実に多くの紙幅を割いて繰り返し繰り返し描かれる。そこには森の動物たちのような対話はない。あるのは一方的な力の行使だけでなのである。人間の下僕になったことで森の動物たちから総スカンを食らう犬がわめく。あの方こそ、全てをなし得、すべてを作りだすお方なのだ、と。
しかし、バンビは知る。
ある日、銃の暴発かなにかの事故で、あいつは森の中の雪原に血まみれで倒れていた。これは、我々森の動物の上にいる存在ではない。全てを為し得る者ではない。我々と同じように血を流し死んでゆく、我々と同列の存在だ。「だから」、我々と、そしてあいつの上に、全てを統べるお方がいるはずだ、という真理にバンビは到達する。それこそが、鹿のおさ、古老として生きるための資質といえる悟りであった。
この作品で徹底して語られるのは、ひとりで生きる事の大切さ、である。
母親との蜜月は瞬く間に過ぎ、あんなに愛しく思った幼なじみの雌鹿からも狂おしい発情期が過ぎれば去ってゆくのだ。森の生き物たち全体との広く薄い交わりはあれど、基本的には、たった一人で生きていくのが雄鹿の宿命なのである。それが生き延びるための道理なのである。仲間の誰よりも齢を重ね、成熟したバンビは語る。「昔の道は、もう歩かない」。それが生きる術なのである。深い言葉だろう。
とにかく、生き延びるか、さもなくば死か、という冷厳な物語である。そしてそれ故に、つかの間の森の生命の躍動する豊かさ、色鮮やかな生き物たちの舞うような生の謳歌が、眩い程に胸に迫るのだろう。
はっきり言って、幼子にはちょっと厳しい恐ろしい話ではないだろうか。
可愛いバンビがちょこちょこしているだけでは済まない訳で、この原作をいかにウォルト・ディズニーが料理したのか、逆にとても興味が湧いてきた。確か職場にDVDがあったと思うので、ちょっと観てみよう。
監督不行届/安野モヨコ
作者がアニメ監督の庵野秀明と夫婦であるという事を知ったのが、つい1月程前の新聞記事だった。
へー、と思っていたところ、図書館で偶然この本を見かけたので借りてみた。
もともと庵野秀明についても、その作品についても詳しく知っていた訳ではない。が、上記の新聞記事では、何か神経質そうなオタクの権化のような印象だった。しかし、この本では、カントク(庵野をモデルにしたキャラらしい)のどうしようもないオタ生活と、それにどんどんと染まってゆく妻ロンパース(モヨコをモデル)の、ほのぼのオタ夫婦エッセイ漫画として、カントクの愛すべき「バカ」さ加減が全開に表現されており、非常に好感を持った次第である。
もちろんフィクションとしての創作や誇張はあるだろうが、しじゅうアニソンを歌いまくって、ライダーとウルトラマンのポーズと台詞を決めまくり、TVとDVDと漫画に首まで浸っているカントクの日常は、ある意味どこか求道者のそれを彷彿とさせる程である。
カントクに強力に引っ張られてオタ化していくロンパースだけでなく、妻の影響をじわじわ受けるカントクの変化も興味深いところである。
という訳で、観よう観ようと思いつつ、面倒でなかなか進んでなかったエヴァンゲリオンをまた観ますか…。

安野モヨコ
監督不行届
へー、と思っていたところ、図書館で偶然この本を見かけたので借りてみた。
もともと庵野秀明についても、その作品についても詳しく知っていた訳ではない。が、上記の新聞記事では、何か神経質そうなオタクの権化のような印象だった。しかし、この本では、カントク(庵野をモデルにしたキャラらしい)のどうしようもないオタ生活と、それにどんどんと染まってゆく妻ロンパース(モヨコをモデル)の、ほのぼのオタ夫婦エッセイ漫画として、カントクの愛すべき「バカ」さ加減が全開に表現されており、非常に好感を持った次第である。
もちろんフィクションとしての創作や誇張はあるだろうが、しじゅうアニソンを歌いまくって、ライダーとウルトラマンのポーズと台詞を決めまくり、TVとDVDと漫画に首まで浸っているカントクの日常は、ある意味どこか求道者のそれを彷彿とさせる程である。
カントクに強力に引っ張られてオタ化していくロンパースだけでなく、妻の影響をじわじわ受けるカントクの変化も興味深いところである。
という訳で、観よう観ようと思いつつ、面倒でなかなか進んでなかったエヴァンゲリオンをまた観ますか…。