神様はじめました/鈴木ジュリエッタ
と言う事で、一連のジュリエッタエントリを見れば明らかなように、すっかりジュリエッタファンになってしまったので、もちろんの事、次の作品に手を出した。
現在も連載中の最新作である。ラッキーな事に丁度のタイミングで職場で4巻セットを拾ったので、早速読んだ。その後8巻まで買い増し。
ドルチェ、オデットに負けず劣らずの素晴らしい作品で、最も素晴らしい点は、この面白い漫画がなんと13巻まであってなお連載中という点だろう。
一人の漫画家の作品の系譜としてみた場合に、転換点を感じるほど凄くあか抜けた印象。長いストーリーをまとめることが苦手と思われる作者だったが、今作では、はっきりと、密集した連載によるストーリー漫画を意識した構成になっている。
そして驚くべきなのは、そのページあたりのエンターテインメント密度の高さだろう。作者の渾身の気合いがひしひしと感じられる。
ただし、巻が進むにつれ、若干、そうしたパワーが薄れ、「ただのストーリー漫画」に堕ちていっているような気配があり、危惧するところもある。垢抜けたと同時にジュリエッタ独特の色も抜けてしまっている印象。
主人公は薄幸の女子高生、桃園奈々生。ギャンブル狂の父親と借金苦に喘ぐ二人暮らしを健気に支えていたが、とうとうある日父親が蒸発。借金取りに追われ、住む場所も失い、呆然と公園に佇む奈々生に声を掛けてきたのは、怪しい風体のミカゲと名乗る中年男性だった。奈々生の境遇に涙したミカゲはさり気なくおでこにキスして励ますと、私の家を譲りましょうと地図を渡して去っていった。半信半疑ながら地図の場所にたどり着いてみると果たして荒廃した社がポツリ。騙されたと思った矢先、境内に灯った鬼火と、怒りの形相で出迎えた狐の妖怪。20年間も留守番をさせやがってと憤懣やるかたない美しい人型の狐は、巴衛と名乗るミカゲ社の神使であった。ミカゲ社の主の座を譲られたということは、奈々生は土地神の座を引き受けたと言うことになる訳である。久々の主人の着座に泣いて喜ぶ鬼火童子の虎鉄と鬼切。一方巴衛は人間風情に土地神が勤まる訳がないと奈々生の存在を認めず社を出てしまう。土地神が勤まらないのはもちろんと思うが、20年もミカゲを待ち続けた巴衛の心を想い、せめて一泊の礼と別れを告げに異世界へ巴衛を捜しに行く奈々生は、魑魅魍魎に狙われる。力の使い方も知らぬ未熟な人間の土地神など、妖にとってはカモネギどころか舟盛りが歩いているようなものだった。九死に一生と逃げまどう奈々生を巴衛は高みの見物。泣いて謝れば助けてやるという巴衛を意地を張ってはねつける奈々生は、ついにこれまでかという場面で伝家の宝刀を抜く。それは口づけを交わし、神使を絶対服従させる契約だった。
こうしてひょんなことからボロ神社に住まい、美しい野狐の妖怪を神使と従えた、ヘンテコ神様生活が始まってしまった。そして、生き神としての修行に励む中で、奈々生は巴衛に惹かれてゆく。自分の恋を自覚した奈々生は巴衛に告白するが、巴衛はあっさりスルー。しかし一緒に過ごす日々の中で二人の絆は確実に深まってゆき…。という様な感じである。
基本、ドタバタ恋愛コメディで、まあ主従ものと言えないこともない。それより、人と人でないものの恋、という作者の基本テーマ(実際あらゆる漫画がこれだ)がキーだろう。人でないものを描くことは、取りも直さず、人を描くことになるからだ。今後、こうしたポイントをどれだけ活かした作品になって行くかが評価の分かれ目になってくるだろう。しかしジュリエッタはほんとに好きだなこのパターン。
8巻まで読んだ限りでは、長編ストーリーの組み方は大変上達している。が、それでも並下というレベルだ。ただ、努力の跡はひしひしと感じるのでファンとしては応援したいところ。
海外のWikipediaで面白いものを見つけた。熱心なファンは日本の漫画のページを作っているが、当然(なのか?)、「神様はじめました」や作者の鈴木ジュリエッタのページもある。ちなみに海外タイトルは「Kamisama Kiss」である。理由は明らかだろう。で、コアなマニアは原題も要チェックなのだろう、日本語タイトルも併記してある。そしてご丁寧に、その英訳も載せているのだが、それが「Nice to Meet You, Kamisama」となっていて思わず吹いた。神様はじめまして。惜しい。その内直しておいてやろう。
さて、この作品、最近本屋でやたら目に付くだろう。なんとアニメ化とあいなったためだ。テレビ東京系で10/1深夜より放送である。もちろん、関西でも5日から放送されるので録画してチェックする予定。


鈴木ジュリエッタ 神様はじめました
現在も連載中の最新作である。ラッキーな事に丁度のタイミングで職場で4巻セットを拾ったので、早速読んだ。その後8巻まで買い増し。
ドルチェ、オデットに負けず劣らずの素晴らしい作品で、最も素晴らしい点は、この面白い漫画がなんと13巻まであってなお連載中という点だろう。
一人の漫画家の作品の系譜としてみた場合に、転換点を感じるほど凄くあか抜けた印象。長いストーリーをまとめることが苦手と思われる作者だったが、今作では、はっきりと、密集した連載によるストーリー漫画を意識した構成になっている。
そして驚くべきなのは、そのページあたりのエンターテインメント密度の高さだろう。作者の渾身の気合いがひしひしと感じられる。
ただし、巻が進むにつれ、若干、そうしたパワーが薄れ、「ただのストーリー漫画」に堕ちていっているような気配があり、危惧するところもある。垢抜けたと同時にジュリエッタ独特の色も抜けてしまっている印象。
主人公は薄幸の女子高生、桃園奈々生。ギャンブル狂の父親と借金苦に喘ぐ二人暮らしを健気に支えていたが、とうとうある日父親が蒸発。借金取りに追われ、住む場所も失い、呆然と公園に佇む奈々生に声を掛けてきたのは、怪しい風体のミカゲと名乗る中年男性だった。奈々生の境遇に涙したミカゲはさり気なくおでこにキスして励ますと、私の家を譲りましょうと地図を渡して去っていった。半信半疑ながら地図の場所にたどり着いてみると果たして荒廃した社がポツリ。騙されたと思った矢先、境内に灯った鬼火と、怒りの形相で出迎えた狐の妖怪。20年間も留守番をさせやがってと憤懣やるかたない美しい人型の狐は、巴衛と名乗るミカゲ社の神使であった。ミカゲ社の主の座を譲られたということは、奈々生は土地神の座を引き受けたと言うことになる訳である。久々の主人の着座に泣いて喜ぶ鬼火童子の虎鉄と鬼切。一方巴衛は人間風情に土地神が勤まる訳がないと奈々生の存在を認めず社を出てしまう。土地神が勤まらないのはもちろんと思うが、20年もミカゲを待ち続けた巴衛の心を想い、せめて一泊の礼と別れを告げに異世界へ巴衛を捜しに行く奈々生は、魑魅魍魎に狙われる。力の使い方も知らぬ未熟な人間の土地神など、妖にとってはカモネギどころか舟盛りが歩いているようなものだった。九死に一生と逃げまどう奈々生を巴衛は高みの見物。泣いて謝れば助けてやるという巴衛を意地を張ってはねつける奈々生は、ついにこれまでかという場面で伝家の宝刀を抜く。それは口づけを交わし、神使を絶対服従させる契約だった。
こうしてひょんなことからボロ神社に住まい、美しい野狐の妖怪を神使と従えた、ヘンテコ神様生活が始まってしまった。そして、生き神としての修行に励む中で、奈々生は巴衛に惹かれてゆく。自分の恋を自覚した奈々生は巴衛に告白するが、巴衛はあっさりスルー。しかし一緒に過ごす日々の中で二人の絆は確実に深まってゆき…。という様な感じである。
基本、ドタバタ恋愛コメディで、まあ主従ものと言えないこともない。それより、人と人でないものの恋、という作者の基本テーマ(実際あらゆる漫画がこれだ)がキーだろう。人でないものを描くことは、取りも直さず、人を描くことになるからだ。今後、こうしたポイントをどれだけ活かした作品になって行くかが評価の分かれ目になってくるだろう。しかしジュリエッタはほんとに好きだなこのパターン。
8巻まで読んだ限りでは、長編ストーリーの組み方は大変上達している。が、それでも並下というレベルだ。ただ、努力の跡はひしひしと感じるのでファンとしては応援したいところ。
海外のWikipediaで面白いものを見つけた。熱心なファンは日本の漫画のページを作っているが、当然(なのか?)、「神様はじめました」や作者の鈴木ジュリエッタのページもある。ちなみに海外タイトルは「Kamisama Kiss」である。理由は明らかだろう。で、コアなマニアは原題も要チェックなのだろう、日本語タイトルも併記してある。そしてご丁寧に、その英訳も載せているのだが、それが「Nice to Meet You, Kamisama」となっていて思わず吹いた。神様はじめまして。惜しい。その内直しておいてやろう。
さて、この作品、最近本屋でやたら目に付くだろう。なんとアニメ化とあいなったためだ。テレビ東京系で10/1深夜より放送である。もちろん、関西でも5日から放送されるので録画してチェックする予定。
海月姫/東村アキコ
職場で4巻セットを拾った。今、我が家で最もホットなハマリ漫画である。その後追加購入して7巻まで読んだ。
オタク女子の恋愛シンデレラストーリー、といった感じ。
再開発の網から漏れたような旧地区にひっそりと佇む木造アパート、天水館。そこは腐女子の巣窟であった。この漫画では、特殊な趣味に尋常でなく入れ込んで社会生活に影響を来し自分のテリトリーに引きこもっている女性を差して、広い意味で腐女子と使われている。そんな腐女子が腐女子を呼び寄せる天水館で暮らす主人公の月海(つきみ)もまた、その名の通りのクラゲマニアであった。幼少に亡くした母の記憶と分かちがたいクラゲへの愛。その愛以外には、地位も金も才能も、何も持たない社会不適応者と自任し、鹿児島から上京して天水館に棲息し、日々クラゲを育てスケッチする日々を送っていた。
そんなある日、ペットショップのクラゲの処遇を見るに見かね、勇気を振り絞ってイケメン店員と渡り合った事をきっかけに、これまた腐女子が苦手とするオシャレで可愛い女の子と月海は知り合ってしまう。奪ってきたクラゲと一緒に部屋までついて来たオシャレ女子は、月海のクラゲ趣味を意に介せずむしろ面白いと泊まり込み、しょっちゅう遊びに来るようになる。ただでさえ苦手なオシャレ女子だったのに、さらに彼女には秘密があった。実は、女装が趣味で、近所のお屋敷に住む大物政治家の次男坊、蔵之介がオシャレ女子の正体だったのだ。オシャレ女子でさえいっぱいいっぱいであるのに、オシャレ男子など目も合わせられない月海。しかも天水館は男子禁制。天水館腐女子の面々、尼ーず達に知られたら死の制裁は必至である。
強引な蔵之介に振り回され、とまどうばかりの月海。
しかし、そんな月海の心に、深い海に漂うクラゲの発光のように、ほのかに灯る気持ちがあった。
自分とは違う世界に住むはずの蔵之介がなぜか自分に関与してくる不思議。困惑半分ながら、差し伸べられた手の、気持ちの、その暖かさに解けてゆく心の芯。
時を同じくして、再開発を狙う不動産業者が天水館の買収に動き出す。
現在、天水館には、オーナーの娘で和服オタクの智恵子、BL漫画家で天水館唯一の稼ぎ頭目白先生、三國志オタクのまやや、鉄女のばんばさん、ジジ専のジジ様、そして月海が住んでいた。韓ドラマニアのオーナーは韓国などを飛び回り、魔窟の存続などには興味なし。不動産開発会社の女狐に籠絡され、あわや天水館は風前の灯火。腐女子達の明日はどうなる?
蔵之介は、月海にどんどん惹かれていった。クラゲの棲む海のように澄んだ海月の心。ふと見せる笑顔。フルメイクしドレスアップした時の気品。恋愛など百戦錬磨の筈の自分が、引っ込み思案なオタク女子を好きになってしまうという認めがたい現実から必死で目を逸らそうとする蔵之介。
それでも、何とか月海のために天水館を守ろうと決意した蔵之介は、何かビジネスで一儲けすることを目指す。手近なところから小銭を稼ごうとフリマに出店。すると、驚くことに月海デザインのクラゲぬいぐるみが売れたのだ。
尼ーずを総動員し、現地調達した材料で現地生産したクラゲぬいぐるみを売り切る事に成功。自信を付ける。そして、亡くなった母がクラゲのウエディングドレスを作ってくれると言っていた、という月海の思い出話に触発され、クラゲのドレスで勝負に出ることを決意する蔵之介。ドレスとは、自分にとっても母との思い出のキーアイテムであり、何より、ファッション好きの自分の才能も活かせる分野だった。
月海のクラゲデザインセンス、蔵之介のプロデュース能力、そして尼ーずの労力。みんなで力を合わせて天水館を守ろうと学園祭ノリで突き進んでゆく。ファッションブランド「ジェリーフィッシュ」は成功するのか…というような所がメインのお話。
腐女子、女装男子と、特異なキャラ設定で掴み、分かり易いストーリー展開にのせて、王道の恋愛漫画を描く、といった印象で、非常に面白い。このように一見奇異な設定をよそに、核となるのは「恋は思案の外」という古典的な心情だ。なんであんな腐女子をと思いつつ月海に惹かれてしまう蔵之介。住む世界が違うとしりながら、元大臣の長男であり政治家秘書である蔵之介の兄、修に思いを寄せてしまう月海。勘違いから始まって、ゆっくりと月海への気持ちを育んできた女性経験無しの修。そんな修を籠絡しようとした土地ブローカーの女狐営業稲荷は、ミイラ取りがミイラになって修に惚れてしまう。
天水館を守ろう作戦が進む中、こうした恋愛のすれちがい模様に目が離せない。
当然の如く異性交遊のない尼ーずの面々も決して蚊帳の外ではない。
磨けばトップモデルも真っ青というまややは(本人の意向はともかく)引く手あまただろうし、ばんばさんと花森も結構怪しいのではと個人的には踏んでいる(ともに乗り物オタであるし)。また、ジジ様と蔵之介の父というのも意外とありそうだ。
この作者の漫画は初めて読んだが、パワー派の割に読みやすいと思う。はちゃめちゃであっても、どこか冷静に、一歩引いたページの印象がある。
絵柄は結構好き嫌いあるだろう。どことなく、しりあがり寿や石ノ森章太郎を彷彿とさせる。
物語は、徐々にリアリティの階段を上ってゆく。学園祭ノリからビジネスへ。自分のテリトリーから一歩踏み出し、社会という人間関係の荒波がうねる海へ足を踏み入れた腐女子達の通過儀礼だろう。
今後の展開にも目が離せない。

東村アキコ
海月姫
オタク女子の恋愛シンデレラストーリー、といった感じ。
再開発の網から漏れたような旧地区にひっそりと佇む木造アパート、天水館。そこは腐女子の巣窟であった。この漫画では、特殊な趣味に尋常でなく入れ込んで社会生活に影響を来し自分のテリトリーに引きこもっている女性を差して、広い意味で腐女子と使われている。そんな腐女子が腐女子を呼び寄せる天水館で暮らす主人公の月海(つきみ)もまた、その名の通りのクラゲマニアであった。幼少に亡くした母の記憶と分かちがたいクラゲへの愛。その愛以外には、地位も金も才能も、何も持たない社会不適応者と自任し、鹿児島から上京して天水館に棲息し、日々クラゲを育てスケッチする日々を送っていた。
そんなある日、ペットショップのクラゲの処遇を見るに見かね、勇気を振り絞ってイケメン店員と渡り合った事をきっかけに、これまた腐女子が苦手とするオシャレで可愛い女の子と月海は知り合ってしまう。奪ってきたクラゲと一緒に部屋までついて来たオシャレ女子は、月海のクラゲ趣味を意に介せずむしろ面白いと泊まり込み、しょっちゅう遊びに来るようになる。ただでさえ苦手なオシャレ女子だったのに、さらに彼女には秘密があった。実は、女装が趣味で、近所のお屋敷に住む大物政治家の次男坊、蔵之介がオシャレ女子の正体だったのだ。オシャレ女子でさえいっぱいいっぱいであるのに、オシャレ男子など目も合わせられない月海。しかも天水館は男子禁制。天水館腐女子の面々、尼ーず達に知られたら死の制裁は必至である。
強引な蔵之介に振り回され、とまどうばかりの月海。
しかし、そんな月海の心に、深い海に漂うクラゲの発光のように、ほのかに灯る気持ちがあった。
自分とは違う世界に住むはずの蔵之介がなぜか自分に関与してくる不思議。困惑半分ながら、差し伸べられた手の、気持ちの、その暖かさに解けてゆく心の芯。
時を同じくして、再開発を狙う不動産業者が天水館の買収に動き出す。
現在、天水館には、オーナーの娘で和服オタクの智恵子、BL漫画家で天水館唯一の稼ぎ頭目白先生、三國志オタクのまやや、鉄女のばんばさん、ジジ専のジジ様、そして月海が住んでいた。韓ドラマニアのオーナーは韓国などを飛び回り、魔窟の存続などには興味なし。不動産開発会社の女狐に籠絡され、あわや天水館は風前の灯火。腐女子達の明日はどうなる?
蔵之介は、月海にどんどん惹かれていった。クラゲの棲む海のように澄んだ海月の心。ふと見せる笑顔。フルメイクしドレスアップした時の気品。恋愛など百戦錬磨の筈の自分が、引っ込み思案なオタク女子を好きになってしまうという認めがたい現実から必死で目を逸らそうとする蔵之介。
それでも、何とか月海のために天水館を守ろうと決意した蔵之介は、何かビジネスで一儲けすることを目指す。手近なところから小銭を稼ごうとフリマに出店。すると、驚くことに月海デザインのクラゲぬいぐるみが売れたのだ。
尼ーずを総動員し、現地調達した材料で現地生産したクラゲぬいぐるみを売り切る事に成功。自信を付ける。そして、亡くなった母がクラゲのウエディングドレスを作ってくれると言っていた、という月海の思い出話に触発され、クラゲのドレスで勝負に出ることを決意する蔵之介。ドレスとは、自分にとっても母との思い出のキーアイテムであり、何より、ファッション好きの自分の才能も活かせる分野だった。
月海のクラゲデザインセンス、蔵之介のプロデュース能力、そして尼ーずの労力。みんなで力を合わせて天水館を守ろうと学園祭ノリで突き進んでゆく。ファッションブランド「ジェリーフィッシュ」は成功するのか…というような所がメインのお話。
腐女子、女装男子と、特異なキャラ設定で掴み、分かり易いストーリー展開にのせて、王道の恋愛漫画を描く、といった印象で、非常に面白い。このように一見奇異な設定をよそに、核となるのは「恋は思案の外」という古典的な心情だ。なんであんな腐女子をと思いつつ月海に惹かれてしまう蔵之介。住む世界が違うとしりながら、元大臣の長男であり政治家秘書である蔵之介の兄、修に思いを寄せてしまう月海。勘違いから始まって、ゆっくりと月海への気持ちを育んできた女性経験無しの修。そんな修を籠絡しようとした土地ブローカーの女狐営業稲荷は、ミイラ取りがミイラになって修に惚れてしまう。
天水館を守ろう作戦が進む中、こうした恋愛のすれちがい模様に目が離せない。
当然の如く異性交遊のない尼ーずの面々も決して蚊帳の外ではない。
磨けばトップモデルも真っ青というまややは(本人の意向はともかく)引く手あまただろうし、ばんばさんと花森も結構怪しいのではと個人的には踏んでいる(ともに乗り物オタであるし)。また、ジジ様と蔵之介の父というのも意外とありそうだ。
この作者の漫画は初めて読んだが、パワー派の割に読みやすいと思う。はちゃめちゃであっても、どこか冷静に、一歩引いたページの印象がある。
絵柄は結構好き嫌いあるだろう。どことなく、しりあがり寿や石ノ森章太郎を彷彿とさせる。
物語は、徐々にリアリティの階段を上ってゆく。学園祭ノリからビジネスへ。自分のテリトリーから一歩踏み出し、社会という人間関係の荒波がうねる海へ足を踏み入れた腐女子達の通過儀礼だろう。
今後の展開にも目が離せない。
「僕のお父さんは東電の社員です」/森達也/毎日小学生新聞
ちょっと前に話題になった本。
この本は2つの部分から構成されている。
1つは、読者投稿の転載。もう一つは森とかいう著者の主張。およそ半々ぐらいの割合。
そもそもこの本の発端は、毎日小学生新聞に載った論評に小学生が反論した、というところから始まる。
元毎日記者北村龍行の「東電は人々のことを考えているか」という記事が11年3月に掲載された。内容を要約すると、無責任な東電に原発の管理を任せていたのが失敗の元だった、というあまり内容のない文だ。
そして、「突然ですが、僕のお父さんは東電の社員です」から始まる反論が、ゆうだい君という小学生から投稿され掲載された。それも要約すると、東電だけの所為にするな、電気を欲した全ての人に責任の一端はあるだろう。過去の責任論より、今はみんなで今後を考えることの方が大事だろう、というものだ。小学6年生とは思えないほど文章も上手く、論旨もしっかりしているし、何より内容がある。
そして、これを読んだ、同じ小学生から、そして中学生、はては大学生や大人まで、ゆうだい君への返事という形で次々と意見が送られてきた。賛同あり批判ありのそれらの投稿をそのまままとめたのが第1部。
これは割合面白かった。小中学生がメインだが、どういう報道を受けてどういう考え方がそこに促成されているのか、というのが結構透けて見える印象。そして個性的な意見が多かったのが意外だった。家庭での電気の無駄遣い、として挙げられている行為の筆頭がゲーム、というのが悲しかったね。
そして、森の文章。これは丸々無駄だ。あたかも前半の意見を受けてまとめました、みたいな顔して掲載されているが、内容薄い、紋切り型の文章で、まったくもって蛇足に過ぎない。折角前半で色々な意見がバラバラと出ているのに、何故一人だけ本の半分も紙幅を割いて駄文を載せているのか。本書の価値を減ずること著しい。
ということで、読むなら前半だけでよいだろう。

森達也/毎日小学生新聞
「僕のお父さんは東電の社員です」
この本は2つの部分から構成されている。
1つは、読者投稿の転載。もう一つは森とかいう著者の主張。およそ半々ぐらいの割合。
そもそもこの本の発端は、毎日小学生新聞に載った論評に小学生が反論した、というところから始まる。
元毎日記者北村龍行の「東電は人々のことを考えているか」という記事が11年3月に掲載された。内容を要約すると、無責任な東電に原発の管理を任せていたのが失敗の元だった、というあまり内容のない文だ。
そして、「突然ですが、僕のお父さんは東電の社員です」から始まる反論が、ゆうだい君という小学生から投稿され掲載された。それも要約すると、東電だけの所為にするな、電気を欲した全ての人に責任の一端はあるだろう。過去の責任論より、今はみんなで今後を考えることの方が大事だろう、というものだ。小学6年生とは思えないほど文章も上手く、論旨もしっかりしているし、何より内容がある。
そして、これを読んだ、同じ小学生から、そして中学生、はては大学生や大人まで、ゆうだい君への返事という形で次々と意見が送られてきた。賛同あり批判ありのそれらの投稿をそのまままとめたのが第1部。
これは割合面白かった。小中学生がメインだが、どういう報道を受けてどういう考え方がそこに促成されているのか、というのが結構透けて見える印象。そして個性的な意見が多かったのが意外だった。家庭での電気の無駄遣い、として挙げられている行為の筆頭がゲーム、というのが悲しかったね。
そして、森の文章。これは丸々無駄だ。あたかも前半の意見を受けてまとめました、みたいな顔して掲載されているが、内容薄い、紋切り型の文章で、まったくもって蛇足に過ぎない。折角前半で色々な意見がバラバラと出ているのに、何故一人だけ本の半分も紙幅を割いて駄文を載せているのか。本書の価値を減ずること著しい。
ということで、読むなら前半だけでよいだろう。
ちはやふる 9・10巻/末次由紀
9巻は名人戦の後半よりスタート。
一字決まりが28枚あると言いのける周防名人の圧倒的な強さ。そしてその「感じ」のよさ。立ちはだかる天才にモチベーションを失いかけ、うなだれるかるた部メンバー。
しかし、毎日の練習内容をきっちりと記録に残していた机くんは、記録を分析し、千早にも20枚ぐらい一字決まりがあるようだと教えてくれる。どれだけの手間だろう。気づいてくれた、教えてくれた友達に、いつか応えたいと心に刻む千早。
一方の太一は珍しく新からの電話を受ける。名人戦の札を並べ、練習に余念のない新の気迫に触れ、もう一度心を奮い立たせる。かるたで大事なのは「感じ」ではない。相手より速く札を取ること、ただそれだけだ。才能は手に入らなくても、速く取る方法はいくらでも考えられるはず。そう教えてくれた新。自分を気に掛けてくれるライバルを想い、共に名人を目指す意欲が太一の心に灯る。
瑞沢かるた部メンバーは揃って2年となり、新入生の季節となる。新入部5人を勝ち得ないと部室を譲らなくてはならないという事態に、勧誘に力を入れる千早達。千早と太一のルックス作戦で大量の新人勧誘に成功したものの、やる気のあるものは少なかった。しかし、6月にはすぐに高校選手権。やる気のない1年に手を取られ、自分たちの練習が出来ない事を恐れる二年生。しかし、新人育成に最も熱心だったのは意外にも千早だった。去年、高校選手権で倒れた千早。誰よりも悔しい思いをした千早は、この一年、もう一人部員がいれば、そう願い続けてきたのだった。
厳しい指導に脱落者が続出し、最終的に残ったのは、やはり色物の二人だけ。恋に血道を上げ、太一を狙う花野菫と、クセのある性格とプレイスタイルだが強くはなりたいという筑波くん。
一筋縄ではいかず、素直に言うことを聞かない1年二人に振り回されつつも、なんと回り出すかるた部の練習。
太一は自分のことに集中し、千早は周りを見られるように。かなちゃんは専任読手を目指す。
そうしていよいよ迎えた高校選手権東京都予選。日本一を目指す瑞沢は気合いが違う。急遽スミレと筑波くんも試合に出ることとなり、波乱はあったものの順調に勝ち上がる瑞沢。しかし決勝トーナメントで意外な相手に遭遇する。聞いたことのない無名の朋鳴高校。実はその顧問とは、白波会の先輩でホープにして、名人戦挑戦者の坪口さんだったのだ。伝授されたテクニックには一分の隙もない。焦る瑞沢、そして太一。
これまで優勝に縁の薄い太一は、とんでもなく運が悪い男であった。実力的には申し分なくても、たまたま結果が出ないことが続いていた。すると、真面目な性格であればあるほど、運ではなく、実力が足りないと言う思いに取り憑かれてしまう。千早が差し出してくれたタオルが、汗と一緒にその思いをぬぐい去ってくれた。部長としての太一は全体に目を配り、自分の試合に集中し切れてなかった。団体戦は個人戦だよ。原田先生の言葉をうけ、メンバーを信じ、自分の試合だけに集中する太一はようやく勝ちをもぎ取る。
先輩達の真剣な戦いに、心に火を付けられていく1年。
そうして迎えた決勝の相手は、もちろん北央学園。今年から東京都は2校出場できるようになり、全国大会出場は既に決まっているものの、日本一を目指す宿命のライバル達には固唾を呑むほどの緊迫感がみなぎる。…というところで2巻分。
相変わらず読み応えあり。描写が丁寧だ。千早の強欲で真っ直ぐ一本な所も素晴らしい。細かいところも面白い。ヒョロくんと肉まんくんの姉が交際しているとか、意外な展開も。
そしてもちろん、かき回してくれる新入生がいいね。スミレは千早のライバルに鳴りそうな予感。秘めた才能と根性が開花しそう。新人に押されてしまわないよう、かなちゃんと机くんの一皮むける成長譚も是非読みたい。
急遽試合に出ることになったスミレ。初の公式戦で緊張しながらも、千早の戦いぶりなどにあてられ、勝ちたいと思うようになる。必死で覚えようとして、脳の使ってなかった部分にメキメキと血が流れ出す、という描写、最近鬼トレやってるので親近感がわく。
ちはやふるの過去エントリ

末次由紀
ちはやふる 9巻
一字決まりが28枚あると言いのける周防名人の圧倒的な強さ。そしてその「感じ」のよさ。立ちはだかる天才にモチベーションを失いかけ、うなだれるかるた部メンバー。
しかし、毎日の練習内容をきっちりと記録に残していた机くんは、記録を分析し、千早にも20枚ぐらい一字決まりがあるようだと教えてくれる。どれだけの手間だろう。気づいてくれた、教えてくれた友達に、いつか応えたいと心に刻む千早。
一方の太一は珍しく新からの電話を受ける。名人戦の札を並べ、練習に余念のない新の気迫に触れ、もう一度心を奮い立たせる。かるたで大事なのは「感じ」ではない。相手より速く札を取ること、ただそれだけだ。才能は手に入らなくても、速く取る方法はいくらでも考えられるはず。そう教えてくれた新。自分を気に掛けてくれるライバルを想い、共に名人を目指す意欲が太一の心に灯る。
瑞沢かるた部メンバーは揃って2年となり、新入生の季節となる。新入部5人を勝ち得ないと部室を譲らなくてはならないという事態に、勧誘に力を入れる千早達。千早と太一のルックス作戦で大量の新人勧誘に成功したものの、やる気のあるものは少なかった。しかし、6月にはすぐに高校選手権。やる気のない1年に手を取られ、自分たちの練習が出来ない事を恐れる二年生。しかし、新人育成に最も熱心だったのは意外にも千早だった。去年、高校選手権で倒れた千早。誰よりも悔しい思いをした千早は、この一年、もう一人部員がいれば、そう願い続けてきたのだった。
厳しい指導に脱落者が続出し、最終的に残ったのは、やはり色物の二人だけ。恋に血道を上げ、太一を狙う花野菫と、クセのある性格とプレイスタイルだが強くはなりたいという筑波くん。
一筋縄ではいかず、素直に言うことを聞かない1年二人に振り回されつつも、なんと回り出すかるた部の練習。
太一は自分のことに集中し、千早は周りを見られるように。かなちゃんは専任読手を目指す。
そうしていよいよ迎えた高校選手権東京都予選。日本一を目指す瑞沢は気合いが違う。急遽スミレと筑波くんも試合に出ることとなり、波乱はあったものの順調に勝ち上がる瑞沢。しかし決勝トーナメントで意外な相手に遭遇する。聞いたことのない無名の朋鳴高校。実はその顧問とは、白波会の先輩でホープにして、名人戦挑戦者の坪口さんだったのだ。伝授されたテクニックには一分の隙もない。焦る瑞沢、そして太一。
これまで優勝に縁の薄い太一は、とんでもなく運が悪い男であった。実力的には申し分なくても、たまたま結果が出ないことが続いていた。すると、真面目な性格であればあるほど、運ではなく、実力が足りないと言う思いに取り憑かれてしまう。千早が差し出してくれたタオルが、汗と一緒にその思いをぬぐい去ってくれた。部長としての太一は全体に目を配り、自分の試合に集中し切れてなかった。団体戦は個人戦だよ。原田先生の言葉をうけ、メンバーを信じ、自分の試合だけに集中する太一はようやく勝ちをもぎ取る。
先輩達の真剣な戦いに、心に火を付けられていく1年。
そうして迎えた決勝の相手は、もちろん北央学園。今年から東京都は2校出場できるようになり、全国大会出場は既に決まっているものの、日本一を目指す宿命のライバル達には固唾を呑むほどの緊迫感がみなぎる。…というところで2巻分。
相変わらず読み応えあり。描写が丁寧だ。千早の強欲で真っ直ぐ一本な所も素晴らしい。細かいところも面白い。ヒョロくんと肉まんくんの姉が交際しているとか、意外な展開も。
そしてもちろん、かき回してくれる新入生がいいね。スミレは千早のライバルに鳴りそうな予感。秘めた才能と根性が開花しそう。新人に押されてしまわないよう、かなちゃんと机くんの一皮むける成長譚も是非読みたい。
急遽試合に出ることになったスミレ。初の公式戦で緊張しながらも、千早の戦いぶりなどにあてられ、勝ちたいと思うようになる。必死で覚えようとして、脳の使ってなかった部分にメキメキと血が流れ出す、という描写、最近鬼トレやってるので親近感がわく。
ちはやふるの過去エントリ
3DSDLS/クラブニンテンドーピクロス/任天堂
文字通りクラブニンテンドーのプレゼントとして80ポイントで登場。早速DL。
SFCのマリオのピクロスのように、「彫る」感触ではないので、なんか肩すかしの操作感であったが、操作自体は容易だし、慣れたら結構、これはこれで楽しいかも。
ミクロスやタイムアタックなど、意外とちまちま遊んでいる。
SFCのマリオのピクロスのように、「彫る」感触ではないので、なんか肩すかしの操作感であったが、操作自体は容易だし、慣れたら結構、これはこれで楽しいかも。
ミクロスやタイムアタックなど、意外とちまちま遊んでいる。
3DS/川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング/任天堂
ということで、恒例月曜鬼トレ報告。
<近況まとめ>
停滞していた鬼計算が伸びた。速い5バックで毎回70~83%、みたいな近況だったので、その内越えるだろうとは思っていた。6バックも1発目の6個は当然書けるとして、中盤も何とか拾って据え置きキープ。絶対無理、という感じはしないので、十分に慣れたらクリアできるだろう。
先週は中盤頃からやや鬼めくりに力を入れた。これは2つ目的があって、1)「同じ鬼トレを続けて7日」の賞状を順に取って行く。2)連日続けて練習して効果的に成績を上げる。である。よって今後は、基本の鬼計算と、もう一種目の鬼トレは賞状を取って成績が伸びるまである程度続けて行おうと思う。
鬼トレグレードはAに上がった。
先週書いていた、鬼トレの秘密テクニックの腹案は実行中である。が、そもそも、数字の記憶力を鍛えて、その後鬼計算に導入する、というものであるからして、習得して成績に反映できるようになるまでには時間が掛かる。というか、やってみると出来るようになるかどうかも怪しい感じだ。とにかく数字記憶が苦手なのだ、という事は身に沁みて分かった。鬼計算の5バックの5つの数字など、本当に1瞬で完全に忘れ去ってしまうことしばしばで嫌になる。ということで、進捗の報告は1ヶ月単位で待って欲しいところ。
その他は、例によって脳トレが進んだぐらいだろうか。
そうそう、先週はストップウォッチでタイムを計りながら二角消去を解いてみたので記録を載せておく。
二角消去平均タイム 普通 87秒(6回分)、難しい 323秒(4回分)。思っていたより時間が掛かっている印象。ペンでのタッチミスが多く時間をロスしている。タッチパネルが故障でずれてタッチしづらいためだ。3DSをやめて、LLでプレイすれば多分現状でも10秒単位でスコアが縮まると思う。「普通」は平均で1分切りたい所。
今日は、鬼トレと不正記録について考えてみよう。
もちろんハードを改造したりセーブデータをハックすればどんな記録でも載せられるが、そういうのは無しで、一般プレイヤーが普通に出来る範囲での不正について。
不正の難易度
★ … 誰でも悪魔がささやくだけでいつでもすぐに出来る
★★ … 実行には明確な意志と準備、もしくは労力が必要
★★★ … 不正はほぼ無理
鬼計算 … ★★。計算して次々紙に答えを記録するAとそれを見ながら答えをタッチペンで入力するBの二人組作戦。ワークスタイルを構築できれば、問題なく上限99バックまで行けるだろう。それを一人でやるのはまともに鬼計算をやるよりワーキングメモリが必要になるだろう。
鬼めくり … ★。これは簡単。めくるたびに紙に書いておけばよい。回答に時間制限がないので、100%クリアできる。
鬼ネズミ … ★★。回答に時間制限がないので、ビデオ機器で録画しておき、コマ送り・スロー再生しながら紙にメモれば多分100%クリアは問題ないだろう。今時誰でもビデオ録画機ぐらい持っている。
鬼朗読 … ★。これが一番簡単だろう。単語をメモっておくだけで、上限まで100%クリアできる。
鬼記号 … ★★。基本的に鬼計算作戦で不正可能。ただし、記号を正確にメモるために符号化するなどの工夫が要るだろう。
鬼ブロック … ★。ブロックの位置を符号化(右から1,2,3…など)しメモるだけで100%クリア可能。
鬼カップ … ★。番号を書いた碁石やミカンなどを並べ、画面を見ながら同様に動かすだけで不正可能。
鬼耳算 … ★★。基本的に鬼計算作戦で不正可能。
集中力測定も、基本的に鬼計算作戦で不正可能。ただし、どれだけ二人で息がぴったりと不正作業を続けられるかという意味では、むしろそれはれっきとした集中力測定なのかもしれない。★★。
鬼トレ補助のトレーニングは、全てが単純な計算や漢字書取の作業の集積で且つ時間制限があるので不正は極めて難しい。★★★である。
脳トレは、いくつかの種類に分かれる。
不完全情報パズル系 … ★★★。トランプものは不正不可。というか紙を使おうがペンを使おうがそれでも解ければ多分トレーニングになっているだろう。
完全情報パズル系 … ★★。陣取、飛石、二角は、ちょっと心得があればパソコンで簡単に解法プログラムを作れるだろう。初期値を入力すれば、あっと言う間に総当たりして解いてくれる筈だ。だが、陣取、飛石は問題数に上限があるから労力に見合わないだろうし、二角は多分初期値入力の時間で解けるだろう。
名曲演奏 … ★★★。テンポを無視して慎重にタッチしても95点が上限である。100点は不正無理だろう。
聖徳太子 … ★。録音機で出題を録音して何度も聴けばよい。
漢字書取 … ★。単純なカンニングでOK。
リラックスは不正不可だろう。★★★。
書いてみて意外と鬼トレの不正が簡単なことに気づいて驚いた。
もちろん、ある特定の出題形式での回答に習熟する、ということはあるだろう。種目の得意不得意もあるだろう。他の鬼トレは殆どやって無くて、一つの種目ばっかりやっているのだ、ということもあり得る。しかしそれでも、鬼めくりレベル32という驚異の記憶能力の者が、鬼計算3バックということはないだろう。鬼ネズミを3匹しか覚えられないというのも疑問だ。
★~★★、特に★での極端な成績は、★★★での成績を見た上で総合的に判断した方が良いだろう。
微妙なのが、テクニックの扱いだ。教授は、「鬼トレはテクニックOK。どんどんテクニックを考えて使え」と助言するが、まさか鬼めくりでの紙とペンはテクニックとは想定していないだろう。しかし、例えば、鬼ブロックでの、数字に符号化して覚える技法を、紙とペンを使わず脳内だけで行うなら、不正ではなくテクニックと言えるのではないか。また、私のように、まず記憶術を鍛え、それから鬼トレに取り組もう、というようなやり方はどうだろう。人によってはちょっとグレーだと思うかも知れない。
いずれにせよ、しょせんゲームなのだから、自身の楽しみのために自分で線引きすればいいだろう。多くの人が狡いと思うような方法を使って他人に勝ち、悦に入っている人もいるだろうが、まあ好き好きである。
ちなみに鬼トレでは鬼トレ仲間はリジェクトできないようだ。
出席日数 58日
鬼トレグレード B → A
鬼トレ対決 8勝 → 9勝
賞状 50 → 53/106
記録(初週 → 先週 → 今回)。○印は先週から伸びたところ
●集中時間 測定
46秒 → 5分5秒 → 5分5秒
●鬼トレ
○鬼計算 3バック → 速い5バック → 6バック
○鬼めくり レベル9 → レベル9 → レベル11
鬼ネズミ 4匹 → 速い4匹 → 速い4匹
鬼朗読 レベル4 → レベル5 → レベル5
鬼記号 速い2バック → 速い3バック → 速い3バック
鬼ブロック レベル5 → レベル6 → レベル6
鬼カップ 5カップ → 速い5カップ → 速い5カップ
鬼耳算 2バック →3バック → 3バック
●鬼トレ補助
○計算20 40秒 → 20秒 → 18秒
漢字破壊 2分07秒 → 1分20秒 → 1分20秒
倍数探し 54秒 → 54秒58 → 54秒58
加算格闘 109点 → 245点 → 245点
漢字宇宙 222点 → 254点 → 254点
釣銭渡し 1分38秒 → 46秒 → 46秒
計算100 2分13秒 → 1分54秒 → 1分54秒
加算破壊 1分8秒 → 1分8秒 → 1分8秒
時計計測 1分36秒 → 1分36秒 → 1分36秒
●脳トレ
○陣取対局 3面 → 44面 → 50面
○赤黒赤黒 普通 2勝 → 14勝 → 16勝
赤黒赤黒 難しい 1勝 → 10勝 → 10勝
名曲演奏 91点 → 95点 → 95点
○同色整列 簡単 1勝 → 10勝 → 12勝
同色整列 普通 1勝 → 5勝 → 5勝
○同色整列 難しい 1勝 → 6勝 → 7勝
同色整列 すごく難しい 0勝 → 1勝 → 1勝
同色整列 ものすごく難しい 0勝 → 0勝 → 0勝
○飛石課題 1面 → 37面 → 43面
聖徳太子 100点 → 100点 → 100点
○札番増減 普通 3勝 → 10勝 → 11勝
札番増減 難しい 1勝 → 1勝 → 1勝
漢字書取 100点 → 100点 → 100点
○二角消去 普通 3勝 → 8勝 → 17勝
○二角消去 難しい 4勝 → 7勝 → 11勝
●リラックス
脂肪爆発 簡単 2189点 → 2189点 → 2189点
脂肪爆発 普通 1432点 → 1804点 → 1804点
脂肪爆発 難しい 1170点 → 1170点 → 1170点
細菌撲滅 簡単 82点 → 616点 → 616点
細菌撲滅 普通 183点 → 183点 → 183点
細菌撲滅 難しい 249点 → 249点 → 249点
鬼トレの過去エントリ

<近況まとめ>
停滞していた鬼計算が伸びた。速い5バックで毎回70~83%、みたいな近況だったので、その内越えるだろうとは思っていた。6バックも1発目の6個は当然書けるとして、中盤も何とか拾って据え置きキープ。絶対無理、という感じはしないので、十分に慣れたらクリアできるだろう。
先週は中盤頃からやや鬼めくりに力を入れた。これは2つ目的があって、1)「同じ鬼トレを続けて7日」の賞状を順に取って行く。2)連日続けて練習して効果的に成績を上げる。である。よって今後は、基本の鬼計算と、もう一種目の鬼トレは賞状を取って成績が伸びるまである程度続けて行おうと思う。
鬼トレグレードはAに上がった。
先週書いていた、鬼トレの秘密テクニックの腹案は実行中である。が、そもそも、数字の記憶力を鍛えて、その後鬼計算に導入する、というものであるからして、習得して成績に反映できるようになるまでには時間が掛かる。というか、やってみると出来るようになるかどうかも怪しい感じだ。とにかく数字記憶が苦手なのだ、という事は身に沁みて分かった。鬼計算の5バックの5つの数字など、本当に1瞬で完全に忘れ去ってしまうことしばしばで嫌になる。ということで、進捗の報告は1ヶ月単位で待って欲しいところ。
その他は、例によって脳トレが進んだぐらいだろうか。
そうそう、先週はストップウォッチでタイムを計りながら二角消去を解いてみたので記録を載せておく。
二角消去平均タイム 普通 87秒(6回分)、難しい 323秒(4回分)。思っていたより時間が掛かっている印象。ペンでのタッチミスが多く時間をロスしている。タッチパネルが故障でずれてタッチしづらいためだ。3DSをやめて、LLでプレイすれば多分現状でも10秒単位でスコアが縮まると思う。「普通」は平均で1分切りたい所。
今日は、鬼トレと不正記録について考えてみよう。
もちろんハードを改造したりセーブデータをハックすればどんな記録でも載せられるが、そういうのは無しで、一般プレイヤーが普通に出来る範囲での不正について。
不正の難易度
★ … 誰でも悪魔がささやくだけでいつでもすぐに出来る
★★ … 実行には明確な意志と準備、もしくは労力が必要
★★★ … 不正はほぼ無理
鬼計算 … ★★。計算して次々紙に答えを記録するAとそれを見ながら答えをタッチペンで入力するBの二人組作戦。ワークスタイルを構築できれば、問題なく上限99バックまで行けるだろう。それを一人でやるのはまともに鬼計算をやるよりワーキングメモリが必要になるだろう。
鬼めくり … ★。これは簡単。めくるたびに紙に書いておけばよい。回答に時間制限がないので、100%クリアできる。
鬼ネズミ … ★★。回答に時間制限がないので、ビデオ機器で録画しておき、コマ送り・スロー再生しながら紙にメモれば多分100%クリアは問題ないだろう。今時誰でもビデオ録画機ぐらい持っている。
鬼朗読 … ★。これが一番簡単だろう。単語をメモっておくだけで、上限まで100%クリアできる。
鬼記号 … ★★。基本的に鬼計算作戦で不正可能。ただし、記号を正確にメモるために符号化するなどの工夫が要るだろう。
鬼ブロック … ★。ブロックの位置を符号化(右から1,2,3…など)しメモるだけで100%クリア可能。
鬼カップ … ★。番号を書いた碁石やミカンなどを並べ、画面を見ながら同様に動かすだけで不正可能。
鬼耳算 … ★★。基本的に鬼計算作戦で不正可能。
集中力測定も、基本的に鬼計算作戦で不正可能。ただし、どれだけ二人で息がぴったりと不正作業を続けられるかという意味では、むしろそれはれっきとした集中力測定なのかもしれない。★★。
鬼トレ補助のトレーニングは、全てが単純な計算や漢字書取の作業の集積で且つ時間制限があるので不正は極めて難しい。★★★である。
脳トレは、いくつかの種類に分かれる。
不完全情報パズル系 … ★★★。トランプものは不正不可。というか紙を使おうがペンを使おうがそれでも解ければ多分トレーニングになっているだろう。
完全情報パズル系 … ★★。陣取、飛石、二角は、ちょっと心得があればパソコンで簡単に解法プログラムを作れるだろう。初期値を入力すれば、あっと言う間に総当たりして解いてくれる筈だ。だが、陣取、飛石は問題数に上限があるから労力に見合わないだろうし、二角は多分初期値入力の時間で解けるだろう。
名曲演奏 … ★★★。テンポを無視して慎重にタッチしても95点が上限である。100点は不正無理だろう。
聖徳太子 … ★。録音機で出題を録音して何度も聴けばよい。
漢字書取 … ★。単純なカンニングでOK。
リラックスは不正不可だろう。★★★。
書いてみて意外と鬼トレの不正が簡単なことに気づいて驚いた。
もちろん、ある特定の出題形式での回答に習熟する、ということはあるだろう。種目の得意不得意もあるだろう。他の鬼トレは殆どやって無くて、一つの種目ばっかりやっているのだ、ということもあり得る。しかしそれでも、鬼めくりレベル32という驚異の記憶能力の者が、鬼計算3バックということはないだろう。鬼ネズミを3匹しか覚えられないというのも疑問だ。
★~★★、特に★での極端な成績は、★★★での成績を見た上で総合的に判断した方が良いだろう。
微妙なのが、テクニックの扱いだ。教授は、「鬼トレはテクニックOK。どんどんテクニックを考えて使え」と助言するが、まさか鬼めくりでの紙とペンはテクニックとは想定していないだろう。しかし、例えば、鬼ブロックでの、数字に符号化して覚える技法を、紙とペンを使わず脳内だけで行うなら、不正ではなくテクニックと言えるのではないか。また、私のように、まず記憶術を鍛え、それから鬼トレに取り組もう、というようなやり方はどうだろう。人によってはちょっとグレーだと思うかも知れない。
いずれにせよ、しょせんゲームなのだから、自身の楽しみのために自分で線引きすればいいだろう。多くの人が狡いと思うような方法を使って他人に勝ち、悦に入っている人もいるだろうが、まあ好き好きである。
ちなみに鬼トレでは鬼トレ仲間はリジェクトできないようだ。
出席日数 58日
鬼トレグレード B → A
鬼トレ対決 8勝 → 9勝
賞状 50 → 53/106
記録(初週 → 先週 → 今回)。○印は先週から伸びたところ
●集中時間 測定
46秒 → 5分5秒 → 5分5秒
●鬼トレ
○鬼計算 3バック → 速い5バック → 6バック
○鬼めくり レベル9 → レベル9 → レベル11
鬼ネズミ 4匹 → 速い4匹 → 速い4匹
鬼朗読 レベル4 → レベル5 → レベル5
鬼記号 速い2バック → 速い3バック → 速い3バック
鬼ブロック レベル5 → レベル6 → レベル6
鬼カップ 5カップ → 速い5カップ → 速い5カップ
鬼耳算 2バック →3バック → 3バック
●鬼トレ補助
○計算20 40秒 → 20秒 → 18秒
漢字破壊 2分07秒 → 1分20秒 → 1分20秒
倍数探し 54秒 → 54秒58 → 54秒58
加算格闘 109点 → 245点 → 245点
漢字宇宙 222点 → 254点 → 254点
釣銭渡し 1分38秒 → 46秒 → 46秒
計算100 2分13秒 → 1分54秒 → 1分54秒
加算破壊 1分8秒 → 1分8秒 → 1分8秒
時計計測 1分36秒 → 1分36秒 → 1分36秒
●脳トレ
○陣取対局 3面 → 44面 → 50面
○赤黒赤黒 普通 2勝 → 14勝 → 16勝
赤黒赤黒 難しい 1勝 → 10勝 → 10勝
名曲演奏 91点 → 95点 → 95点
○同色整列 簡単 1勝 → 10勝 → 12勝
同色整列 普通 1勝 → 5勝 → 5勝
○同色整列 難しい 1勝 → 6勝 → 7勝
同色整列 すごく難しい 0勝 → 1勝 → 1勝
同色整列 ものすごく難しい 0勝 → 0勝 → 0勝
○飛石課題 1面 → 37面 → 43面
聖徳太子 100点 → 100点 → 100点
○札番増減 普通 3勝 → 10勝 → 11勝
札番増減 難しい 1勝 → 1勝 → 1勝
漢字書取 100点 → 100点 → 100点
○二角消去 普通 3勝 → 8勝 → 17勝
○二角消去 難しい 4勝 → 7勝 → 11勝
●リラックス
脂肪爆発 簡単 2189点 → 2189点 → 2189点
脂肪爆発 普通 1432点 → 1804点 → 1804点
脂肪爆発 難しい 1170点 → 1170点 → 1170点
細菌撲滅 簡単 82点 → 616点 → 616点
細菌撲滅 普通 183点 → 183点 → 183点
細菌撲滅 難しい 249点 → 249点 → 249点
鬼トレの過去エントリ
幸福喫茶3丁目 5巻/松月滉
5巻の見所は、やはりボヌールの松本店長が帰ってくるところか。
潤の存在により、優しい表情を見せるようになった、一郎、そして進藤。
父、と呼びたい、呼んで欲しい、呼べない、呼んでもらえない。
そんな葛藤と悩みと、進藤の幼少期のエピソードを織り交ぜてストーリーは進む。
その他はあべかわ草の恋の自覚など。表紙の潤父母は出番無し。
相変わらずの、笑顔一番ほのぼの展開。
凄まじい魅力とか、心に刺さる演出などは皆無だが、ボーっと読んでボーっと楽しみ、ほんの少し癒される。そして惰性で、次も読むか、とそんな印象。
しかし、作画は酷い。ちょっと最近手を抜きすぎだろう。

松月滉
幸福喫茶3丁目 5巻
潤の存在により、優しい表情を見せるようになった、一郎、そして進藤。
父、と呼びたい、呼んで欲しい、呼べない、呼んでもらえない。
そんな葛藤と悩みと、進藤の幼少期のエピソードを織り交ぜてストーリーは進む。
その他はあべかわ草の恋の自覚など。表紙の潤父母は出番無し。
相変わらずの、笑顔一番ほのぼの展開。
凄まじい魅力とか、心に刺さる演出などは皆無だが、ボーっと読んでボーっと楽しみ、ほんの少し癒される。そして惰性で、次も読むか、とそんな印象。
しかし、作画は酷い。ちょっと最近手を抜きすぎだろう。
3DS/すれちがいMii広場 すれちがいマップのコンプへ
このあいだ、連休の日曜に、大阪国際空港へ行って来た。
目的は2つ。
1)すれちがいマップをコンプする。
2)鬼トレ仲間を収集する。
かなり集まってはいるものの、やはり普段の生活では、なかなか他県のMiiはやってこない。ならばこちらから出向くまで。
これまで近所のフェリーターミナルにしばしば通って、四国九州沖縄方面は大体揃った。
問題は北関東、東北系である。彼の地では3DS保有者自体少なそうだし、難易度は高い。
現状、国内37地域、海外2地域をゲット。国内の残りは、北から岩手、山形、宮城、福島、新潟、茨城、富山、山梨、鳥取、長崎、の10県である。
さてどこへ行くかである。もちろん人が多いところが最も効率がよい。ヨドバシカメラなら全国から人が来るはずで、多数の地域とすれ違える可能性は高い。実際、先日の遠征でも数地域をゲットしている。
しかし、同じ場所では面白くないし、もっとダイレクトに全国から人が来る場所を、そう考えて浮かぶのは空港である。という事で、飛行機を眺めついでに伊丹空港へ行く事にした。
連休だったので、人出も多く、出発直後の地下鉄からすでにすれちがい多数。千里中央でモノレールに乗り換え、空港へ到着。晴れて日射しが強かったが、一時雨もパラつく。昼食やおやつを食べながら、空港ビルを行ったり来たり。その後、妻のアイデアで、到着ゲートで網を張るのが良いのでは?という事で、到着のタイムテーブルを見ながら南北の両ゲートで待機。妻は目論見通り、鹿児島便から吐き出された搭乗者の一群から鹿児島のすれちがいMiiをゲットしていた。
帰り道に寄ったATCを含め、都合58人すれちがい。やはり狙い通り関西以外の都道府県率が非常に高く、新たに岩手、山形、茨城をゲット。残り7地域となった。妻はもう少し稼いだようだ。
面白いもので、複数の3DSを持っていても、すれちがい結果は結構バラバラになる。すれ違える3DSがやってきて、1台と通信している間、他の3DSは待っており、先のすれちがい通信が終了した頃には、もう遠くまで離れてしまった、という事だろう。先日引っ越した元の3DSも持っていったが、こちらは新しい7つの都道府県とすれ違っていた。その中には私の欲しかった新潟もあり、ちょっと残念である。
という事で、地域を集めるなら空港は狙い目といえよう。
そして鬼トレ仲間。こちらもかなりの収穫。何と一挙5人も来た。
しかもトレーニング日数1ヶ月超の中級~上級者揃いで嬉しいところ。鬼計算8バックや鬼めくりレベル32といった、文字通りの鬼神もいた。
鬼トレもそこそこ売れているみたいだし、やはり一度遊べば本体だけですれ違える3DSの仕組みが効いている。今後も、だんだん増えてくるだろう。楽しみである。
目的は2つ。
1)すれちがいマップをコンプする。
2)鬼トレ仲間を収集する。
かなり集まってはいるものの、やはり普段の生活では、なかなか他県のMiiはやってこない。ならばこちらから出向くまで。
これまで近所のフェリーターミナルにしばしば通って、四国九州沖縄方面は大体揃った。
問題は北関東、東北系である。彼の地では3DS保有者自体少なそうだし、難易度は高い。
現状、国内37地域、海外2地域をゲット。国内の残りは、北から岩手、山形、宮城、福島、新潟、茨城、富山、山梨、鳥取、長崎、の10県である。
さてどこへ行くかである。もちろん人が多いところが最も効率がよい。ヨドバシカメラなら全国から人が来るはずで、多数の地域とすれ違える可能性は高い。実際、先日の遠征でも数地域をゲットしている。
しかし、同じ場所では面白くないし、もっとダイレクトに全国から人が来る場所を、そう考えて浮かぶのは空港である。という事で、飛行機を眺めついでに伊丹空港へ行く事にした。
連休だったので、人出も多く、出発直後の地下鉄からすでにすれちがい多数。千里中央でモノレールに乗り換え、空港へ到着。晴れて日射しが強かったが、一時雨もパラつく。昼食やおやつを食べながら、空港ビルを行ったり来たり。その後、妻のアイデアで、到着ゲートで網を張るのが良いのでは?という事で、到着のタイムテーブルを見ながら南北の両ゲートで待機。妻は目論見通り、鹿児島便から吐き出された搭乗者の一群から鹿児島のすれちがいMiiをゲットしていた。
帰り道に寄ったATCを含め、都合58人すれちがい。やはり狙い通り関西以外の都道府県率が非常に高く、新たに岩手、山形、茨城をゲット。残り7地域となった。妻はもう少し稼いだようだ。
面白いもので、複数の3DSを持っていても、すれちがい結果は結構バラバラになる。すれ違える3DSがやってきて、1台と通信している間、他の3DSは待っており、先のすれちがい通信が終了した頃には、もう遠くまで離れてしまった、という事だろう。先日引っ越した元の3DSも持っていったが、こちらは新しい7つの都道府県とすれ違っていた。その中には私の欲しかった新潟もあり、ちょっと残念である。
という事で、地域を集めるなら空港は狙い目といえよう。
そして鬼トレ仲間。こちらもかなりの収穫。何と一挙5人も来た。
しかもトレーニング日数1ヶ月超の中級~上級者揃いで嬉しいところ。鬼計算8バックや鬼めくりレベル32といった、文字通りの鬼神もいた。
鬼トレもそこそこ売れているみたいだし、やはり一度遊べば本体だけですれ違える3DSの仕組みが効いている。今後も、だんだん増えてくるだろう。楽しみである。
PS/ファイナルファンタジーIX/スクウェア
先日ようやくクリア。60時間ぐらいと、やり込みは殆どせず。
大変素晴らしいゲームだった。FFの中では、個人的には1,2を争う出来だと思う。
何が良かったかと言って、やはりゲームならではの演出が素晴らしい。
特にエーコと出会うマダイン・サリでのエピソードなどは秀逸では。
とにかく畳み掛けるように挿入されるエピソードが丁寧に作られており、それらが織りなす物語の奥行き感、今、この場所にあるストーリーという感覚は、とても書籍や映画の及ぶところではない。しかも数十時間1度のプレイでは、多分8割程度しか見てないのではないだろうか。
FF12の真の主人公がバルフレアだったように、FF9の真の主人公はビビだろう。
FF9のテーマである「生きる、とは何か?」について、作られた生命であり、僅か1年そこそこで寿命を迎える運命を背負った黒魔導師の少年が教えてくれる。いや、一緒にそれを知るために旅をする、と言ったほうが良いだろうか。君が教えてくれたとビビは言うが、本当はそうじゃない。
自分がどこから来て、どこへ行くのか。今、自分の成すべき事は何か。生きる事。誰と一緒に?
スタンダードなATBバトルも安心して楽しめた。演出が省略された召還獣もサクサクで使いやすい。多分、FF8の連打召還が不評なのを受けての調整だろう。英断である。単純な物理を弱めにし、属性や魔法攻撃を強化して、バトルに彩りを持たせている。クイナの「まずいアルよ!」だけはちょっとなあ。折角苦労したのに、文句言うなよ、と。
坂口さんお得意のガイア理論がベース。ただ調整はマイルドなので、それほどは違和感ないだろう。
音楽もかなりよかったと思う。どこか寂寥感漂う管楽器系の音を多用した楽曲と、プレリュードなど、定番をアレンジして上手く配した終盤など、とくに魅了される曲が多かった。ぜひサントラは入手したい。
総評としては、最後のオーソドックスRPG、という印象である。奇を衒わない演出、分かり易く受け入れやすいキャラクター造形(これも多分FF8の反省だろう)、鉄分の少ない世界観、安定のコマンドATB。FFの一つの到達点がここだろう。
最後、死地に向かうジタンとガーネット(あえてこう書く)の会話のシーンがとても印象的だった。
数年後、またふとプレイしても良いかも知れない。
ファイナルファンタジーIXの過去エントリ
スクウェア
ファイナルファンタジーIX
大変素晴らしいゲームだった。FFの中では、個人的には1,2を争う出来だと思う。
何が良かったかと言って、やはりゲームならではの演出が素晴らしい。
特にエーコと出会うマダイン・サリでのエピソードなどは秀逸では。
とにかく畳み掛けるように挿入されるエピソードが丁寧に作られており、それらが織りなす物語の奥行き感、今、この場所にあるストーリーという感覚は、とても書籍や映画の及ぶところではない。しかも数十時間1度のプレイでは、多分8割程度しか見てないのではないだろうか。
FF12の真の主人公がバルフレアだったように、FF9の真の主人公はビビだろう。
FF9のテーマである「生きる、とは何か?」について、作られた生命であり、僅か1年そこそこで寿命を迎える運命を背負った黒魔導師の少年が教えてくれる。いや、一緒にそれを知るために旅をする、と言ったほうが良いだろうか。君が教えてくれたとビビは言うが、本当はそうじゃない。
自分がどこから来て、どこへ行くのか。今、自分の成すべき事は何か。生きる事。誰と一緒に?
スタンダードなATBバトルも安心して楽しめた。演出が省略された召還獣もサクサクで使いやすい。多分、FF8の連打召還が不評なのを受けての調整だろう。英断である。単純な物理を弱めにし、属性や魔法攻撃を強化して、バトルに彩りを持たせている。クイナの「まずいアルよ!」だけはちょっとなあ。折角苦労したのに、文句言うなよ、と。
坂口さんお得意のガイア理論がベース。ただ調整はマイルドなので、それほどは違和感ないだろう。
音楽もかなりよかったと思う。どこか寂寥感漂う管楽器系の音を多用した楽曲と、プレリュードなど、定番をアレンジして上手く配した終盤など、とくに魅了される曲が多かった。ぜひサントラは入手したい。
総評としては、最後のオーソドックスRPG、という印象である。奇を衒わない演出、分かり易く受け入れやすいキャラクター造形(これも多分FF8の反省だろう)、鉄分の少ない世界観、安定のコマンドATB。FFの一つの到達点がここだろう。
最後、死地に向かうジタンとガーネット(あえてこう書く)の会話のシーンがとても印象的だった。
数年後、またふとプレイしても良いかも知れない。
ファイナルファンタジーIXの過去エントリ
スラムダンク 30巻・31巻/井上雄彦
という事で、ラスト2冊はイッキ読み。
湘北の戦いも、花道の成長の物語も、これで終わりである。
素晴らしい漫画だったと思う。人気漫画である理由を身に沁みて理解した。
この漫画が描いたもの、それは、スポーツの試合というものの本質的な面白さ。そして、あるスポーツを好きになる、という心理がどのようにして育まれてゆくのか、という2点である。
主人公の花道を始め特異で魅力的なキャラをキラ星の如く配し、バックストーリーを丹念に描いて、漫画としての上質なエンターテインメントを醸造しているが、それはこの漫画の本質ではない。
バスケの試合は面白いよ。俺はバスケが好きなんだよ。
ただそれだけの単純な想いを、いかに見つめ続けられるか。その集中の深さ、表現の鋭さこそが、作者の才能だと思う。
だから、終盤、花道に架せられた重い選択肢に読者はたじろぐ。
ルーズボールを拾う超ファインプレー。湘北の命を繋いだ驚異のプレイと引換に、花道は背中を痛める。試合への継続出場、さらには今後の選手生命すら危ぶむ周囲をよそに、花道はダンコたる決意を固める。
花道には、今、この瞬間、バスケットボールをプレイする事が存在の全てだった。
最強の湘北メンバーと一緒に、高校王者の山王工業を相手に、あとたった数分間、ボールを使った遊びを行う。ただそれだけのために、どれだけのものを引き替えようと、どれだけの苦痛に打ちのめされようと、花道はコートに立つ事を選んだ。栄光。天から差す光のように、もし人生にそう呼べる瞬く程の時間があるとするなら、花道にとっては、今がまさに栄光の時だった。
この一瞬のために、全てを費やす。精神も、肉体も、そして生命さえも。
これこそがスポーツの神髄であり、人は何故生きるのかという哲学の答えであり、愚かな人間の最大の愚かさであり、そして同時に人間の最大の素晴らしさでもあるのだろう。
キャプテンの赤木は、バスケで全国制覇が宿願だった。それは履歴書の目玉が欲しかったという事ではない。推薦で大学に行きたかった訳でもない。最高のバスケット技術を身につけて、最強のバスケチームと、同じく最強のチームメイトで、最高のバスケの試合がしたかったのだ。
それこそが、この山王戦だった。
全国大会とはいえ、まだ二回戦。しかし、だれも次の試合など考えていない。今の試合こそが、得られる最高の試合だという事が、皆十分すぎる程分かっていたからだ。
この一瞬に賭けるとは、そういう事である。
だから、この山王戦を描ききったところで物語がぷっつりと終わりを迎えるのは、むしろ自然である。
これ以上の試合なんて無いから。
4ヶ月前、ハルコにつられて、思わずバスケットが好きですと口走ってしまった花道は、物語の最後で、「大好きです」と、再度自分に語るように、ハルコに宣言する。全存在を賭けても良いと言える程、バスケットに魅せられてしまった花道。バスケットへの思いが溢れてゆく様を丹念に描いたこの漫画は、きっと多くの読者に、同じようなバスケット愛を育んでしまった事だろう。
もちろんストーリーという点でも並々ならぬ魅力を持っていた漫画であった。
最も印象的なシーン。花道と流川、最後のハイタッチ。たった4ヶ月だが、密度の濃い4ヶ月を共に過ごしてきた者達。顔を合わせれば反発し、絶対に互いを認めない。しかし本当は誰よりも互いの才能、力量、そしてその意志の力を認め合っている。信頼と言っても良い。そうした二人の全ての想いを描き切ったシーンだったろう。

井上雄彦
スラムダンク 30巻・31巻
湘北の戦いも、花道の成長の物語も、これで終わりである。
素晴らしい漫画だったと思う。人気漫画である理由を身に沁みて理解した。
この漫画が描いたもの、それは、スポーツの試合というものの本質的な面白さ。そして、あるスポーツを好きになる、という心理がどのようにして育まれてゆくのか、という2点である。
主人公の花道を始め特異で魅力的なキャラをキラ星の如く配し、バックストーリーを丹念に描いて、漫画としての上質なエンターテインメントを醸造しているが、それはこの漫画の本質ではない。
バスケの試合は面白いよ。俺はバスケが好きなんだよ。
ただそれだけの単純な想いを、いかに見つめ続けられるか。その集中の深さ、表現の鋭さこそが、作者の才能だと思う。
だから、終盤、花道に架せられた重い選択肢に読者はたじろぐ。
ルーズボールを拾う超ファインプレー。湘北の命を繋いだ驚異のプレイと引換に、花道は背中を痛める。試合への継続出場、さらには今後の選手生命すら危ぶむ周囲をよそに、花道はダンコたる決意を固める。
花道には、今、この瞬間、バスケットボールをプレイする事が存在の全てだった。
最強の湘北メンバーと一緒に、高校王者の山王工業を相手に、あとたった数分間、ボールを使った遊びを行う。ただそれだけのために、どれだけのものを引き替えようと、どれだけの苦痛に打ちのめされようと、花道はコートに立つ事を選んだ。栄光。天から差す光のように、もし人生にそう呼べる瞬く程の時間があるとするなら、花道にとっては、今がまさに栄光の時だった。
この一瞬のために、全てを費やす。精神も、肉体も、そして生命さえも。
これこそがスポーツの神髄であり、人は何故生きるのかという哲学の答えであり、愚かな人間の最大の愚かさであり、そして同時に人間の最大の素晴らしさでもあるのだろう。
キャプテンの赤木は、バスケで全国制覇が宿願だった。それは履歴書の目玉が欲しかったという事ではない。推薦で大学に行きたかった訳でもない。最高のバスケット技術を身につけて、最強のバスケチームと、同じく最強のチームメイトで、最高のバスケの試合がしたかったのだ。
それこそが、この山王戦だった。
全国大会とはいえ、まだ二回戦。しかし、だれも次の試合など考えていない。今の試合こそが、得られる最高の試合だという事が、皆十分すぎる程分かっていたからだ。
この一瞬に賭けるとは、そういう事である。
だから、この山王戦を描ききったところで物語がぷっつりと終わりを迎えるのは、むしろ自然である。
これ以上の試合なんて無いから。
4ヶ月前、ハルコにつられて、思わずバスケットが好きですと口走ってしまった花道は、物語の最後で、「大好きです」と、再度自分に語るように、ハルコに宣言する。全存在を賭けても良いと言える程、バスケットに魅せられてしまった花道。バスケットへの思いが溢れてゆく様を丹念に描いたこの漫画は、きっと多くの読者に、同じようなバスケット愛を育んでしまった事だろう。
もちろんストーリーという点でも並々ならぬ魅力を持っていた漫画であった。
最も印象的なシーン。花道と流川、最後のハイタッチ。たった4ヶ月だが、密度の濃い4ヶ月を共に過ごしてきた者達。顔を合わせれば反発し、絶対に互いを認めない。しかし本当は誰よりも互いの才能、力量、そしてその意志の力を認め合っている。信頼と言っても良い。そうした二人の全ての想いを描き切ったシーンだったろう。