読んだり観たり聴いたりしたもの -80ページ目

青のメソポタミア/秋里和国

この間読んだ「それでも地球は回ってる 」の作者の作品。

SFものというのは、やはり80年代テイストを感じるね。

高度に発達した科学を持つ異星人(外見は地球人とうり二つ)が、彼らが青の惑星と呼ぶ惑星、地球へ調査に来て、もろもろあって、彼らの一部は青に留まり、シュメール文明として人類と文明の祖となった、というお話。

ぼく地球、アーシアン、マージナルといった系統のテイストだが、作品の出来としては今ひとつか。
描写もプロットも平凡な印象。
能力が高いが感情を持たない補佐官という設定をもう少し前面に出しても良かったかも。

続刊もあるようだ。機会があれば。

秋里和国
青のメソポタミア

鉄子の旅/菊池直恵/横見浩彦

最近ハマっている漫画。
先日図書館でふと見かけて何気なく手に取り、面白かったので現在3巻まで読んだ。

鉄(テツ)というのはご存じのように鉄道マニアの異称(愛称・蔑称)な訳であるが、そこから派生して、女性の鉄道マニアを鉄子と称す、という用語はこの漫画で確立されたのではないだろうか。

JR・私鉄全9843駅乗下車という偉業を成し遂げたトラベルライター横見浩彦が推すお奨めの鉄道の旅を、女性漫画家にルポらせる、という企画で始まった漫画。
白羽の矢が立ったのが駆け出しで当時仕事の無かった菊池直恵である。他の作品は読んだこと無いが、クセのない絵柄は読みやすい。前川たけしに何となく似た少年漫画風の絵柄で、どことなくねこぢるや青木雄二といったような濃い雰囲気をほのかに感じる。人物に目がいきがちだが、鉄道の「旅」を伝えなければならないこの漫画で重要な「旅の風景(含む鉄道)」を、漫画的に簡潔にかつ的確に、しかも雰囲気を十分に滲ませて描けているのは素直に上手いと思う。

ローカル線の廃線イベントや、地方私鉄の全駅下車、大都市での大回りや鈍行での長距離の旅など、毎回鉄道ファンなら興味を引かれずにはいられないような旅をチョイスし、横見、菊池そして担当編集の気心の知れた三人旅が繰り広げられる。
ここでポイントなのは、鉄道に乗れるぞ!というだけで狂喜乱舞のマニアの鑑、横見のハイテンションと、仕事だからやってるけど鉄道なんて何にも好きじゃありません、という菊池のクールさの対比である。
鉄子の旅でありながら、鉄子がいないのだ。菊池は鉄道マニアでもないし、鉄道が好きでもない。
東京から十数時間を掛けて鈍行で九州まで行った挙げ句、何も観光せずとんぼ返りするような、鉄道マニアでもなければ苦行としか思えない旅に連れ回され、横見の鬱陶しく恥ずかしいハイテンションに辟易し、菊池は帰りたい、止めたい、飽きたの連発である。
もしも本を売りたいのであるなら、鉄におもねって巧言令色で旅や鉄道を褒めちぎっても良いし、鉄以外にアピールしたいなら観光などにどっと紙幅を割いても良いはずである。
でもそうしない。
あくまでノンフィクションでルポするだけ。トラブルも間違いも、そのまま描く。一般人としての冷めた視点で、鉄の旅を描くのだ。
この、ルポである、という点がミソ。行程の風景を客観的に淡々と描くのみで、菊池の主観や印象などは極力抑えてある。鉄でない菊池が無理してピントのはずれたような取って付けたような感想を描いたところで、誰にも響くものではない、という事を知り抜いているのだろう。連載開始時に悩み抜いてたどり着いた結論なのではないか。ただでさえ漫画家ともあれば自己顕示欲があるはずで、ついつい自分のことを描こうとするはずである。自分の主観で語りがちになるものだ。そこを抑え、自分を殺して、鉄である横見の奇行と彼の愛する鉄道の旅を、客観的に描ききるというのは、こうして言うほど簡単ではないはずであり非常に感服した。

これにより、まず横見という鉄がキャラとして立つ。そしてこの横見キャラに、菊池キャラが非鉄オタの立場から突っ込みまくる、というのがこの漫画の、漫画としての印象の厚さの秘密ではないかと思われる。
菊池の突っ込みは激しく、予定調和のお約束突っ込みなどではなく、鉄の愛する鉄道の魅力を全否定することも躊躇せず、企画自体の存続など歯牙にも掛けない潔さである。
遠路はるばるやってきて横見の紹介する駅の、鉄道の魅力が皆目分からない。理解できない。それを説明しようともしない、表現力のない横見に噛みつきダメ出ししまくる菊池。そしてさらに驚くのはそれを露ほども気に掛けない横見である。読者として時にハラハラとそして時にクスリと見守るこうした応酬が、この漫画のもう一本の柱であることは間違いないだろう。繰り返すが、これをすべて菊池の主観だけでやってしまうとタダの三流エッセイ漫画に堕してしまう。きっちりと客観的に鉄と鉄道を描いているからこそ、こうした揺るがぬ土台があってこその漫画表現なのである。

全く鉄道が嫌い、という人でもなければ、誰でも多少は鉄道の旅に関する思い出やロマンがあるだろう。学生時代に、夜行で上京したり、青春18切符で周遊したりした経験を持つ人は少なくないだろう。鉄道自体に関する描画ではきちんと主観を殺してあるため、こういう人達の印象やイメージがスッと投影されうる。駅での乗車のコマがあり、車内のコマがあり、下車のコマがある。ただそれだけの描写であっても、読者は自分の乗車体験をそこにばちっと当てはめることにより、臨場感たっぷりのリアルな乗車イメージをそこから自動的に引き出すことが出来るのだ。省略しデフォルメすることによって逆に強いイメージを引き出す、このさじ加減が素晴らしいバランスなのである。明確な意志をもって、かなり計算して描いているのではないかと思う。

基本はこの生真面目で重厚(?)な鉄と鉄道描写。
しかし、そのベース上で展開されるキャラの物語も、実は結構面白い。
ハイテンションな横見ももちろん印象的だが、やはりなんと言っても菊池のキャラが出色だろう。
もうローカル線の駅なんて飽きたと叫びつつ、それでも横見が見つけ出した駅の絶景には「…へえ」とつぶやく、このソフトな意地っ張りぶりがなかなか沁みるのだ。駅弁一つで機嫌が直るのもグッド。
そして門前の小僧ではないが、旅を続ける内に、徐々に鉄が染みてくる菊池の言動にも注目だ。

「鉄子の旅」は、鉄子が旅をするのではない。
そのタイトルの真意は、「鉄が鉄子を求める旅」、もしくは「立派な鉄子への旅」、そんな印象である。

本物しか伝わらない。だから本物を描こう。この企画で本物なのは、横見の鉄道への愛だ。だからそれを主観で汚すことなくきっちりと描こうと腹を括ったのであろう菊池の決意、それもまた本物であるに違いない。

次巻も非常に楽しみだ。

菊池直恵/横見浩彦
鉄子の旅

これはペンです/円城塔

書評で興味を引かれたので最近読んだ。この著者は初めて読む。
短編2本収録。この2話は関連している。

奇想天外な小説である。
前半は、自動論文生成プログラムを作成した才人の叔父と文通する姪の話。
後半は、完全なる記憶力を持った奇人の父を追憶する息子の話。

生きること、存在すること、記憶すること、語られること、そして語る言語そのもの。
これらの同値性がたすき掛けのようにめぐり、互いに入れ替わり、その意味を問い続ける。

私が私であるのは、私が私である記憶があるからだろうか。
私は記憶だろうか。記憶が私なのだろうか。
私は私であることを、あなたに語る。
私は言葉だろうか。言葉が私なのだろうか。
私とは記憶であり言葉であり言葉を紡ぐ行為そのものであるのだ。
「これはペンです」という言葉だけを書くことが出来るペンは、「私は何者か」と問い続けるだけの自意識へと繋がってゆくのだろう。

文体もスッキリとして読みやすいし、ほのかな衒学趣味がマイルドで心地よい。何の前置きも説明もなく、ソーカルとかハリ・セルダンとかオブジェクト指向のメソッド命名とか出てきて、そのままスッと放られるような文章展開の連続にゾクゾクする向きにはお奨めだ。実際の処、私もこうした引用の元ネタは6割ぐらいしか分からないが、それでも十分楽しめる。

こうしたコンテキストのなかで、叔父、という単語でふと思い出したのが、ホフスタッターの「ゲーデル、エッシャー、バッハ」での一節だ。もしかして、あちらは伯父だったかな?

是非別の作品も読んでみたい。

3DS/川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング/任天堂

ということで、隔週月曜鬼トレ報告。

<近況まとめ>
現在取り組んでいるのは、引き続き、鬼トレ各種目の1週間継続表彰を順に取得すること。鬼朗読まで取った。前回も書いたが、やはり1週間ほど続けてやると成績も伸びる。
10月第1週は色々あって忙しく、鬼トレ時間をほとんど取れなかった。欠席は嫌なので、出席のハンコだけ押して何もトレーニングしない、という日も続いた。
そういう状況だったので、ずっと続けていた鬼計算を1週間休んで、その後、さて1週間ぶりにやってみる、という状況が発生した。果たして能力は維持されているのか?それとも休みによって衰えるのか。
結果から言うと、変わりなし、だった。いきなり1週間ぶりにスタートした速い5バックでもそこそこ対応できたし、後半疲れて落ちたものの5バックなら、結構余裕を感じた。一度鍛えて身に付いた鬼トレテクは、数日休んだぐらいでは、急速に失われる、ということは無いようだ。ただしゲーム中で教授も警告しているが、長いこと休んでいると落ちていくらしい。ただ、維持だけであれば毎日ガリガリとプレイする必要は無さそうだ。

鬼計算は今は1日おきぐらいでプレイ。伸びない代わりに落ちることもない。

その他は、脳トレをガリガリと。パズル系の、陣取対局と飛石課題が共に全60面クリアして終了。陣取りは終盤の3面ぐらいがかなり難しくて試行錯誤に時間が掛かった。飛び石はサクサクとクリア。
ということで時間が空く事になったので、そろそろ鬼トレ補助系に取り組むべき時期だろうか。

ここで、前回の予告通り、賞状の取得状況を見てみよう。なお、???はまだ内容が見えてないもの。
○ … 既得
★ … 容易、もしくは単なる時間の問題
★★ … 少々頑張れば、もしくは時間と労力を掛ければ取得可能
★★★ … 幸運があれば、もしくは相当集中して取り組めば取得できる可能性あり
★★★★ … 奇跡の発生、もしくは異常なほどの能力向上がないと多分無理

○1 成績データを東北大学に送る
○2 3日出席
○3 10日出席
○4 50日出席
★5 100日出席
★6 ???(多分出席200日)
○7 3日続けて出席
○8 7日続けて出席
○9 30日続けて出席
○10 誰かと鬼トレ対決
○11 鬼トレ対決で3勝
★★12 鬼トレ対決で30勝
★★13 ???(多分対決勝利数100勝)
○14 1日に5人と鬼トレ対決
★★15 1日に10人と鬼トレ対決
○16 集中時間測定で3分記録
★★★17 集中時間測定で10分記録
★★★★18 ???(多分集中時間測定)
○19 鬼計算を3日連続
○20 鬼計算を7日連続
○21 鬼めくりを3日連続
○22 鬼めくりを7日連続
○23 鬼ネズミを3日連続
○24 鬼ネズミを7日連続
○25 鬼朗読を3日連続
○26 鬼朗読を7日連続
★27 鬼記号を3日連続
★28 ???(多分鬼記号7日)
★29 鬼ブロックを3日連続
★30 ???(多分鬼ブロック7日)
★31 鬼カップを3日連続
★32 ???(多分鬼カップ7日)
★33 鬼耳算を3日連続
★34 ???(多分鬼耳算7日)
○35 鬼トレどれでも10日連続
○36 鬼トレどれでも30日連続
○37 1日で鬼トレを2つ
★38 1日で鬼トレを5つ
○39 誰かとすれちがい通信
○40 脳講座第7回を受講
○41 脳ニュース第5回を視聴
○42 脳クイズに全部正解
○43 個人データを2つ以上作成
○44 誕生日に鬼トレ
○45 日曜日に鬼トレ
○46 すれちがい通信で手書き
○47 自分のハンコをデザイン
○48 鬼トレ仲間3人以上
★★49 鬼トレ仲間30人以上
★★50 ???(多分鬼トレ仲間100人)
○51 鬼計算で4バック記録
★★★52 鬼計算で7バック記録
★★★★53 ???(多分鬼計算)
★★★★54 ???(多分鬼計算)
○55 鬼めくりでレベル7記録
★★★★56 鬼めくりでレベル13記録
○57 鬼ネズミで4匹記録
★★58 鬼ネズミで6匹記録
○59 鬼朗読でレベル4記録
○60 鬼朗読でレベル5記録
★★61 鬼記号で4バック記録
★★★★62 ???(多分鬼記号)
○63 鬼ブロックでレベル6記録
★★64 鬼ブロックでレベル9記録
○65 鬼カップで5カップ記録
★★★66 鬼カップで7カップ記録
○67 鬼耳算で3バック記録
★★★★68 鬼耳算で5バック記録
○69 計算20で新幹線級以上
★★★70 計算20でロケット級
○71 漢字破壊で新幹線級以上
★★★72 漢字破壊でロケット級
○73 倍数探しで新幹線級以上
★★★74 倍数探しでロケット級
★★★75 加算格闘で新幹線級以上
★★★★76 ???(多分加算格闘ロケット級)
★★★77 漢字宇宙で新幹線級以上
★★★★78 ???(多分漢字宇宙ロケット級)
○79 釣銭渡しで新幹線級以上
★★★80 釣銭渡しでロケット級
★★★81 計算100で新幹線級以上
★★★★82 ???(多分計算100ロケット級)
○83 加算破壊で新幹線級以上
★★★84 加算破壊でロケット級
★★★85 時間計測で新幹線級以上
★★★★86 ???(多分時間計測ロケット級)
○87 陣取対局で20面正解
○88 陣取対局で40面正解
○89 陣取対局で全問正解
○90 赤黒赤黒合計10勝
★91 赤黒赤黒合計100勝
○92 名曲演奏で新幹線級以上
★★★93 名曲演奏でロケット級
○94 同色整列合計10勝
★95 同色整列合計100勝
○96 飛石課題で20面正解
○97 飛石課題で40面正解
○98 飛石課題で全面正解
○99 聖徳太子で新幹線級以上
○100 聖徳太子でロケット級
○101 札番増減合計10勝
★102 札番増減合計100勝
○103 漢字書取で新幹線級以上
○104 漢字書取でロケット級
○105 二角消去合計10勝
★106 二角消去合計100勝

ということで、既得60、★が15、★★が8個、となり、83個までは見えた。
問題は★★★以上の分だ。級の基準が分からないので★3つと4つの差はわりと適当である。とにかくガリガリ取り組むしかあるまい。取り敢えず、今日から鬼トレ補助も1つずつ順にやっていこうか。
最終的には賞状100まで行ければ素晴らしい。

相変わらず出歩いていても、近隣では鬼トレ仲間には滅多にお目に掛からない。ヨドバシ行くしかないのか…。

出席日数 79日
鬼トレグレード A
鬼トレ対決 10勝
賞状 55 → 60/106

記録(初週 → 先週 → 今回)。○印は先週から伸びたところ。▲は上限終了。

●集中時間 測定
46秒 → 5分5秒 → 5分5秒

●鬼トレ
鬼計算 3バック → 6バック → 6バック
鬼めくり レベル9 → レベル11 → レベル11
鬼ネズミ 4匹 → 速い5匹 → 速い5匹
○鬼朗読 レベル4 → レベル5 → レベル7
鬼記号 速い2バック → 速い3バック → 速い3バック
鬼ブロック レベル5 → レベル6 → レベル6
鬼カップ 5カップ → 速い5カップ → 速い5カップ
鬼耳算 2バック →3バック → 3バック

●鬼トレ補助
計算20 40秒 → 18秒 → 18秒
漢字破壊 2分07秒 → 1分20秒 → 1分20秒
倍数探し 54秒 → 49秒 → 49秒
加算格闘 109点 → 245点 → 245点
漢字宇宙 222点 → 254点 → 254点
釣銭渡し 1分38秒 → 46秒 → 46秒
計算100 2分13秒 → 1分54秒 → 1分54秒
加算破壊 1分8秒 → 1分8秒 → 1分8秒
時計計測 1分36秒 → 1分36秒 → 1分36秒

●脳トレ
▲陣取対局 3面 → 56面 → 60面
○赤黒赤黒 普通 2勝 → 16勝 → 20勝
○赤黒赤黒 難しい 1勝 → 11勝 → 13勝
名曲演奏 91点 → 95点 → 95点
○同色整列 簡単 1勝 → 12勝 → 14勝
○同色整列 普通 1勝 → 6勝 → 7勝
○同色整列 難しい 1勝 → 7勝 → 8勝
同色整列 すごく難しい 0勝 → 1勝 → 1勝
同色整列 ものすごく難しい 0勝 → 0勝 → 0勝
▲飛石課題 1面 → 50面 → 60面
▲聖徳太子 100点 → 100点 → 100点
○札番増減 普通 3勝 → 11勝 → 13勝
札番増減 難しい 1勝 → 1勝 → 1勝
▲ 漢字書取 100点 → 100点 → 100点
○二角消去 普通 3勝 → 19勝 → 23勝
○二角消去 難しい 4勝 → 13勝 → 17勝

●リラックス
脂肪爆発 簡単 2189点 → 2189点 → 2189点
脂肪爆発 普通 1432点 → 1804点 → 1804点
脂肪爆発 難しい 1170点 → 1170点 → 1170点
細菌撲滅 簡単 82点 → 616点 → 616点
細菌撲滅 普通 183点 → 183点 → 183点
細菌撲滅 難しい 249点 → 249点 → 249点

鬼トレの過去エントリ

和献洋彩 にんにん ATC店

義父義母義弟が遊びに来ることになり、夕食を食べに行こうと先日店をチョイスした。
近所でおいしそうな処は、ということで、妻が選んできたのがこの店。
そういえば最近見かけるけど行ったこと無かったな、という事で改めて検索してみると、割と評判がよい。
テレビは見ないので分からないが、ローカル局で料理コーナーを担当してるという名物オーナーシェフの店(本店は堺らしい)だった。
じつはもうすぐ妻の誕生日ということもあったので、妻の希望のこの店を予約して今日、行ってきた。

上中下とある中で、3400円の中コースを。

盛りつけ調理ともかなり凝った料理だった。素材も割合よく、かなり美味しく頂いた。ボリュームもあり、コストパフォーマンスは抜群だろう。
秋と言うことで、栗まんじゅうの海老あんかけや、焼き松茸など季節を満喫した。

妻が誕生日なのでサービスよろしくね、と予約時にお願いしておいたら、コースのデザートをサプライズにチェンジしてくれた。
パンを一斤つかった巨大なハニートーストにクリームやアイス・コンポート山盛りのスイーツが大皿で登場。花火がついてチョコ文字でHappyBirthday!感極まって涙ぐむほど、思いの外妻が喜んでくれたので嬉しかった。店員さんありがとう。
たっぷりのコース料理でお腹いっぱいでさえなければ、トーストの耳の城壁まで完食できただろう。おいしかった。

今度はぜひランチでも気楽に利用したいと思う。

漂流教室 1巻/楳図かずお

これも超有名な漫画という事で手に取ってみた。
実は楳図かずおは、あまり読んだことがない。もちろんパラパラとは見たことがあるし、超有名なまことちゃんを始め、その特異な画風も知っている。

どうも設定はSFサバイバルで。人類の滅んだ未来(?)へ教室ごと飛ばされた小学生達が、懸命に生き延びようとする話、といった感じのようだ。
ほとんどの吹き出しがギザギザの叫び形状であるなど、描き込んだ特濃のコマが読者に迫る。今時の、読者に媚びるような緩いテンションの漫画には、逆立ちしても出せない迫力だろう。

ストーリーももちろん楽しみだが、あまり好きじゃないなと思っていたこの楳図テイストが、実は結構嫌いじゃないと知って意外だった。浸みてくるような雰囲気の描写は素晴らしいと思う。


楳図かずお
漂流教室 1巻

日出処の天子 1巻/山岸涼子

漫画評論や名作についての話題でしょっちゅう見かける有名な漫画である。
その内読みたいと思っていた。

そもそもあまり歴史に詳しくないので、聖徳太子をテーマにしたこの作品が、どういう位置付けにあるのかは正確には分からない。
しかし、厩戸王子が超能力を持っているような描写からは、この作品をエンターテインメントとして自由な想像力で描こうとしている作者の意図が見える。
主人公は蘇我蝦夷(毛人(えみし))のようである。女性と見紛うような美麗な相貌と明晰な頭脳、そして冷徹な打算と大胆な行動力を備えた厩戸王子に、毛人は我知らず惹かれてゆく。

この厩戸王子の造形と描写が実によい。能面のように心を閉ざした表情から、鬼人の如き形相、そして毛人に見せる弾けるような笑顔。謎めいて、妖しげで、毛人でなくても目が離せないという感じ。
実は厩戸は女性で、毛人を憎からず思っているのではないだろうか。

今後どういう展開になって行くのか楽しみである。

山岸涼子
日出処の天子 1巻

ブログの今後について

去年の7月から毎日ブログを書く、ということで1年ちょっと続けてきた。
ほとんど漫画の感想といった下らない文章ばかりだが、書いてる本人は結構楽しかった。

ただ、これが結構時間を消費する。読んでいる人は、この拙文で?と意外に思うだろうが、才のない身の悲哀である。

先日39才になった。30代も残すところ1年。不惑の10年をどう生きるのか。その方向性をきちんと考える1年にしたい。生来ずぼらで面倒くさがりなので諸事山積している訳だ。いろいろと片して見通しを良くしたいものだ。

そのため、ブログを書くのを止めることにした。
先週、仕事が多忙だったこともあり丸っと1週休んでみた。するとかなり時間が取れて驚いたのである。これはこの時間を当てれば色々なことが出来そうだぞ、と。

今後は以前のように、気が向いた時だけ書こうと思う。月数本かと。
鬼トレ報告も、安定期になったこともあり、毎週は不要だろう。2週に1回ほどで。

3DS/川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング/任天堂

台風一過の恒例月曜鬼トレ報告。

<近況まとめ>
前回から、鬼計算以外の鬼トレを継続して練習するようにしている。前回は鬼めくり、そして今回は鬼ネズミ。やはり1週間ほど続けてやると伸びる。そして賞状も取れる。
鬼計算は6バックに行ったのは結局1回切り。幻のようだ。殆どの時間は相変わらず5バック速い5バックをうろうろで進展無し。下手すると時々4バックまで落ちる。
今週はあまりプレイに時間を掛けなかった。鬼トレも一服の感か。陣取りの難度が上がって時間が掛かるようになってきた。なかなか解けずに焦れる。とうとう本日は時間切れで朝の内には解けなかった。途中からずっと一日1題を続けてきたのにここに来て中断とは悔しい。時間があればまた夜挑戦してみるが…。その点、飛石はごちゃごちゃやっていれば1分程度でスルッと解けるので気分的に楽。
漢字書取を毎日。3日に1回ぐらいは100点だが、大概は毎日1~2個書けない漢字がある。それをその場で数回書いて覚えて、翌日再試験。この繰り返しで結構漢字が書けるようになってきた感あり。何となく嬉しい。時間も短いので気楽。

どうも忙しかったり時間が取れないようで、妻も義弟ちょっと鬼トレから離れたりで記録が伸び悩みの様子。そのため自分のモチベにも多少影響あり。今は毎朝30分ほどのプレイだが、今後はどうしようかな。
取り敢えず賞状コンプを一つずつ狙おうか。まず鬼トレ7日を全部取ろう。あとは並行して鬼トレ補助の新幹線・ロケット。脳トレのカウント系。鬼トレの高レベル表彰は難しそうだな~。ということで来週は残りの賞状と対策を検討しよう。


出席日数 65日
鬼トレグレード A
鬼トレ対決 9勝 → 10勝
賞状 53 → 55/106

記録(初週 → 先週 → 今回)。○印は先週から伸びたところ

●集中時間 測定
46秒 → 5分5秒 → 5分5秒

●鬼トレ
鬼計算 3バック → 6バック → 6バック
鬼めくり レベル9 → レベル11 → レベル11
○鬼ネズミ 4匹 → 速い4匹 → 速い5匹
鬼朗読 レベル4 → レベル5 → レベル5
鬼記号 速い2バック → 速い3バック → 速い3バック
鬼ブロック レベル5 → レベル6 → レベル6
鬼カップ 5カップ → 速い5カップ → 速い5カップ
鬼耳算 2バック →3バック → 3バック

●鬼トレ補助
計算20 40秒 → 18秒 → 18秒
漢字破壊 2分07秒 → 1分20秒 → 1分20秒
○倍数探し 54秒 → 54秒58 → 49秒
加算格闘 109点 → 245点 → 245点
漢字宇宙 222点 → 254点 → 254点
釣銭渡し 1分38秒 → 46秒 → 46秒
計算100 2分13秒 → 1分54秒 → 1分54秒
加算破壊 1分8秒 → 1分8秒 → 1分8秒
時計計測 1分36秒 → 1分36秒 → 1分36秒

●脳トレ
○陣取対局 3面 → 50面 → 56面
赤黒赤黒 普通 2勝 → 16勝 → 16勝
○赤黒赤黒 難しい 1勝 → 10勝 → 11勝
名曲演奏 91点 → 95点 → 95点
同色整列 簡単 1勝 → 12勝 → 12勝
○同色整列 普通 1勝 → 5勝 → 6勝
同色整列 難しい 1勝 → 7勝 → 7勝
同色整列 すごく難しい 0勝 → 1勝 → 1勝
同色整列 ものすごく難しい 0勝 → 0勝 → 0勝
○飛石課題 1面 → 43面 → 50面
聖徳太子 100点 → 100点 → 100点
札番増減 普通 3勝 → 11勝 → 11勝
札番増減 難しい 1勝 → 1勝 → 1勝
漢字書取 100点 → 100点 → 100点
○二角消去 普通 3勝 → 17勝 → 19勝
○二角消去 難しい 4勝 → 11勝 → 13勝

●リラックス
脂肪爆発 簡単 2189点 → 2189点 → 2189点
脂肪爆発 普通 1432点 → 1804点 → 1804点
脂肪爆発 難しい 1170点 → 1170点 → 1170点
細菌撲滅 簡単 82点 → 616点 → 616点
細菌撲滅 普通 183点 → 183点 → 183点
細菌撲滅 難しい 249点 → 249点 → 249点

鬼トレの過去エントリ


テクノロジーとイノベーション 進化/生成の理論/W・ブライアン・アーサー

現代社会がテクノロジーの上に成り立っていることは言を待たないが、そうしたテクノロジーは、なぜ、どうやって発展するのか。歴史的事実の列挙ではなく、理論としてその原理を考察したいわば基礎的研究。

目的を持って自然現象を用いたもの、というテクノロジーの定義から始まり、組み合わせることにより新たなテクノロジーを生み出すその性質からテクノロジーは創発的であるとし、ダーウィニズムとのアナロジーを用いて、その発展進化を説く。設計の本質を組合せと捉える点は、以前読んだ「デザイン・ルール」と同様で、パロアルトに所属するというIT技術系の著者にはなじみ深い考え方なのであろう。

ただし、生物学的進化はあくまでアナロジーである。テクノロジーが創発生を持っているように見えたり、ミームといった文脈で語ることが出来たとしても、もちろん個々のテクノロジーに意志や目的がある訳ではない。テクノロジーは人間が造り出すものであり、テクノロジーは経済というフィールドでの表現である、というのが著者の主張である。

テクノロジードメインの誕生や、パラダイムシフトなど、テクノロジーにまつわる百花繚乱のモチーフをベースから説き起こしており、大変興味深い書籍だ。文章も非常に読みやすい。

ただ、本書の性質上、非常にメタ的な視点からの論考が多く、論として興味深くまとまっているとしても、それがどれだけ現実に即しているか、という点は若干疑問がある。
例えば、本書は西洋還元主義的に料理されたテクノロジー論であるが、テクノロジーには「知」だけではなく、「技」という側面もあり、つまりテクノロジーのある要素は、属人性が強くドメインで広く普遍化できないという状況がありえる。一人の職人だけが持つ技能であり、コピーも継承も出来ない、「コンポーネント」となり得ないテクノロジーの存在についての考察があっても良かっただろう。実際、そのようなタイプのテクノロジーが最先端のドメインで中枢の一角を担う割合は、現実の中では決して軽視できないと思う。
それは単に「コンポーネント」化されるのに時間が掛かっている、ということではない。現状としてコンポーネント化する事が出来ず、職人の個体寿命と共に永遠に失われるタイプのテクノロジーがあると言うことである。それでもドメインや経済に齟齬を来さないのは、そのテクノロジーをゼロからあらたに「習得」する別の職人が登場し、その職責を引き継ぐからである。そうした後継が途絶えた時点で、そのテクノロジーは再度創発されるまで恒久的に失われる。
このように知と技はテクノロジーの両輪だと思うが、本書では明らかに知に偏重している。

また、本書は、テクノロジーはそれ自身として発展する能力をもつ、ということを示したが、何故発展するのか、どちらに発展するのか、という点については言及が薄い。まあそれは本書のフィールドを超えているのだろう。

W・ブライアン・アーサー
テクノロジーとイノベーション 進化/生成の理論