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3DS/川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング/任天堂

3DSの修理のため、11月中半から1ヶ月弱の間、鬼トレはお休みしていた。手元に戻った7日以降はトレーニングを再開している。今日は久々に報告を。

修理から戻って、まず、3週間ぶりに鬼計算をやったところ、意外とすんなり出来たので驚いた。しかし、持久力は確実に落ちている様子。通常、鬼計算に取り組む5分間には、徐々にパフォーマンスが落ちてゆく。その落下速度が速い。1回目2回目は出来ても、3回目以降は頭が回らずボロボロ。そんな印象である。久々の鬼計算で、久々の脳が絞られる感覚。今日でトレ再開して1週間だが、やはり何となく調子がよいような気がする。

さて、本来は、3DS修理の間にモノにしてしまおうと考えていた数字記憶術だが、はっきり言って全く進んでない。ベースとなる数字記憶表がちっとも完成しないからだ。一旦作って覚えてしまうとやり直しがききづらいため慎重に作っている、と言う事もあるが、それにしても遅々として進まない。鬼トレ成績の飛躍的向上は、しばらく後になりそうだ。

上でも見たように、気負わず、ただ、毎日淡々と鬼計算を続けるだけでも、意外と効果はあるような気がするので、まあ、脳トレ系の賞状でも目指して、ぼちぼちと続けていこうか。

修理のためのショップ往復と、このウィークエンドで、合わせて8人も鬼トレ仲間をゲットできたのは嬉しかった。普通の人ばかりだったので、もちろん全員に勝った。

出席日数 120日
鬼トレグレード AA
鬼トレ対決 11勝 → 19勝
賞状 74/106

記録(初週 → 先週 → 今回)。○印は先週から伸びたところ。▲は上限終了。

●集中時間 測定
46秒 → 5分5秒 → 5分5秒

●鬼トレ
鬼計算 3バック → 6バック → 6バック
鬼めくり レベル9 → レベル11 → レベル11
鬼ネズミ 4匹 → 速い5匹 → 速い5匹
鬼朗読 レベル4 → レベル5 → レベル7
鬼記号 速い2バック → 速い4バック → 速い4バック
鬼ブロック レベル5 → レベル9 → レベル9
鬼カップ 5カップ → 7カップ → 7カップ
鬼耳算 2バック →3バック → 3バック

●鬼トレ補助
計算20 40秒 → 16秒 → 16秒
漢字破壊 2分07秒 → 1分1秒 → 1分1秒
倍数探し 54秒 → 39秒 → 39秒
加算格闘 109点 → 245点 → 245点
漢字宇宙 222点 → 254点 → 254点
釣銭渡し 1分38秒 → 41秒 → 41秒
○計算100 2分13秒 → 1分54秒 → 1分46秒
加算破壊 1分8秒 → 1分3秒 → 1分3秒
時計計測 1分36秒 → 1分17秒 → 1分17秒

●脳トレ
▲陣取対局 3面 → 56面 → 60面
○赤黒赤黒 普通 2勝 → 36勝 → 41勝
○赤黒赤黒 難しい 1勝 → 22勝 → 26勝
名曲演奏 91点 → 99点 → 99点
○同色整列 簡単 1勝 → 22勝 → 28勝
○同色整列 普通 1勝 → 13勝 → 15勝
○同色整列 難しい 1勝 → 13勝 → 14勝
同色整列 すごく難しい 0勝 → 1勝 → 1勝
同色整列 ものすごく難しい 0勝 → 0勝 → 0勝
▲飛石課題 1面 → 50面 → 60面
▲聖徳太子 100点 → 100点 → 100点
○札番増減 普通 3勝 → 20勝 → 23勝
札番増減 難しい 1勝 → 1勝 → 1勝
▲ 漢字書取 100点 → 100点 → 100点
○二角消去 普通 3勝 → 40勝 → 52勝
○二角消去 難しい 4勝 → 27勝 → 29勝

●リラックス
脂肪爆発 簡単 2189点 → 2189点 → 2189点
脂肪爆発 普通 1432点 → 1804点 → 1804点
脂肪爆発 難しい 1170点 → 1170点 → 1170点
細菌撲滅 簡単 82点 → 616点 → 616点
細菌撲滅 普通 183点 → 183点 → 183点
細菌撲滅 難しい 249点 → 249点 → 249点

賞状残り

★6 ???(多分出席200日)
★★12 鬼トレ対決で30勝
★★13 ???(多分対決勝利数100勝)
★★15 1日に10人と鬼トレ対決
★★★17 集中時間測定で10分記録
★★★18 ???(多分集中時間測定15分)
★38 1日で鬼トレを5つ
★★49 鬼トレ仲間30人以上
★★50 ???(多分鬼トレ仲間100人)
★★★52 鬼計算で7バック記録
★★★★53 ???(多分鬼計算)
★★★★54 ???(多分鬼計算)
★★★★56 鬼めくりでレベル13記録
★★★58 鬼ネズミで6匹記録
★★★★62 鬼記号で7バック記録
★★★★68 鬼耳算で5バック記録
★★★70 計算20でロケット級
★★★72 漢字破壊でロケット級
★★★74 倍数探しでロケット級
★★★75 加算格闘で新幹線級以上
★★★★76 ???(多分加算格闘ロケット級)
★★★77 漢字宇宙で新幹線級以上
★★★★78 ???(多分漢字宇宙ロケット級)
★★★80 釣銭渡しでロケット級
★★★81 計算100で新幹線級以上
★★★★82 ???(多分計算100ロケット級)
★★★84 加算破壊でロケット級
★★★86 時間計測でロケット級以上
★91 赤黒赤黒合計100勝
★★★93 名曲演奏でロケット級
★95 同色整列合計100勝
★102 札番増減合計100勝
★106 二角消去合計100勝


鬼トレの過去エントリ

先週読んだ漫画 12/12/9-12/15

●ハチミツとクローバー 3巻/羽海野チカ

キャラの魅力がますます発揮されてきた。とても面白く目が離せない。特に、森田先輩の奔放かつ繊細な感性が素晴らしい。はぐや山田の恋心もよい。巻末のおまけページも出色だ。次巻も楽しみ。


●ぎゅわんぶらあ自己中心派 5巻/片山まさゆき

こつこつ読み進める。時事ネタはかなり古くて読解が難しいものも。


●ちはやふる 15巻/末次由紀

高校選手権、団体戦完結。決勝での富士崎との熱闘。熱だけじゃなく、気合いだけじゃない。ちゃんと、この1年の努力が問われているんだ、という納得の内容。やっぱりいいね。次の個人戦。ちはやたちの熱に当てられたクイーンや新の変化にも期待かな。


●スクールランブル 1-4巻/小林尽

今一番の期待株。半年ぐらい前に、夏のあらし!の作者の代表作、という事で20冊ぐらいを確保。放置していたが、置いておくのも場所ふさぎと、最近読み出した。そしたら、かなり面白い。妻も気に入っている様子。学園物で、ラブコメ&ギャグ、という感じ。メインはギャグだろうか。登場人物の名前が関西地名なのが面白い。主人公より、周囲キャラの魅力の方が高い。お気に入りは花井。


●悪魔とラブソング 11巻/桃森ミヨシ

声を失ったマリアと、右手を失った目黒。二人は恋人となり、互いを想い合う。声より目黒の手を心配し、右手のケガを厭わずマリアをかばう。賢者の贈り物の話に出てくるような二人。マリアは封印されてきた陰惨な自分の過去に向き合う決意を固める。頭でっかちだった目黒が体を張ってマリアに向き合い支える姿が胸を打つが、その気にしすぎな性格が二人の関係に影を落とす。ラストに向けて急展開。


●本屋の森のあかり 1巻/磯谷友紀

仕事場で56巻まとめて拾った本。ちょっとトロイが本が好きな書店員あかりの奮闘記。大規模書店チェーンの社員あかりは、地方都市の支店で本に囲まれ楽しく仕事をしていたが、東京の本店に異動となる。規模も雰囲気もまるで違う大都会の旗艦店にとまどいながら、一癖も二癖もある同僚に囲まれ、落ち込んだり癒されたりしながら毎日の仕事に打ち込む様子を描く。妄想系お仕事漫画か。本屋の舞台裏などを紹介しながらも、基本は、本が好き、本が好きだからこの仕事が好き、本好きに悪い人はいない、というほのぼのスタンス。マイナス面や暗部は描かないみたいな雰囲気。ほんわかしたい人向けだろう。画力は並下。まあ、手元にあるし暇を見てもう少し読んでみても良いかな、という感じ。

3DS/下液晶タッチパネル修理顛末

修理に出していた3DSが戻ってきたので顛末をメモ。

症状:
1.タッチ位置がずれる。特に画面左側で、縦線を引くと、左に5mmほどずれる。いつから発症したかは覚えていないが、気づいたらこうなっていた。LLを購入し、鬼トレをDLした夏頃から気になるように。
2.十字キーの端がヒビ割れて欠けてくる。多分素材と塗装の製造上の欠陥だろう。

購入から1年以上が経過しているので無償修理は対象外。ただし、購入店のソフマップで長期保障に入っていたので、それを使用した。後述するが、ソフマップの長期保障は入ってもあまりメリットがないようだ。

修理に出すと鬼トレがプレイできなくなり、記録が途絶えてしまうので、最初は修理に消極的だったが、年末を前にいい機会と思い切った。

前述のように、購入時にソフマップのプレミアムワランティSに加入していた。保障期間は3年。以前からの慣習でよく検討せずに「取り敢えず長期保障を」と、保障内容が変わっているのも知らずに加入していた。掛け金は購入時に1000円。

電話で訊くと、修理のためには故障品を店舗まで持っていくか、引き取りサービス(有償1500円)を使用せよとの事だったので、11月17日の土曜に指定店舗のなんば店へ持ち込んだ。当然だが、ワランティ証書を持ってゆく事。

ところが、電話ではなんば店と指定されたが、実はザウルスの方に行かなくてはならなかった事が分かった。しかし、店員さんが気を利かせて特別に取り扱ってくれた。故障機を渡し、症状を説明してカルテを作成。3DSからSDを抜き、念のためタッチペンとストラップも外す。本体メモリが初期化される事、液晶保護シートが剥がされる事を了承した一筆を書き込む。署名して控えをもらって受け付け完了。

修理見積もりが上がった時点で電話連絡とのこと。プレミアムワランティSは、全額保障ではなく、修理費の30%は自己負担となる。保障加入時には意識しておらず、当然全額保障になると思っていたのでビックリ。
修理が完了したあとは、メーカーから店舗へ送られるので、また取りに来るか、配達サービス(有償1500円)との事だった。取りに来るなら土日しかないが、早く欲しいという気持ちもある。が、どう考えても1500円は高すぎる。取り敢えず、店舗に届いた時点で電話が入るので、その時に選択できるようにしてもらった。

ソフマップから見積もりの電話が入ったのが11月22日。こちらが訴えた症状を確認し、その修理費は、5179円とのことであった。3割負担なので、1554円はこちらの持ち出しだ。すぐに修理に入って欲しいと回答。修理が完了して届くまでには10日程見ておけとの事だった。

やきもきしながら待つ事10日。修理完了品が届いたとソフマップから電話があったのは12月3日。12月8日はWiiUの発売でバタバタするだろうと言う事で、7日金曜の夜に取りに行った。

初代3DSと、久しぶりのご対面。その場で起動し動作の確認。対処は交換修理と記載されていた。当然液晶シートは無くなっていたが、わざわざ剥がしたシートも一緒に付いてきていた。本体メモリは当然ながら消去無しだった。

症状を訴えた十字キーだけでなく、4つボタン、電源ボタンと、LR以外のボタン類はすべて交換になっていた。そして、その交換品が、元々のパーツとは異なる仕様であった。元々のボタン素材は筐体の素材と同じ(少なくとも表面塗装は)であったが、交換品は、多分、強度と耐久性を優先した素材で、筐体のようなラメ系塗装が施されていない。やはり、もとのラメ塗装素材は潜在的に強度的な不安を抱えていたと言う事だろう。

さて、実際に鬼トレで操作感を確認。二角消去が爆速で出来る!思ったままの牌がピンポイントで取れる!当たり前の事ではあるが、感動した。こうしてみるとやっぱり修理して良かったと思った。

最後に長期保障の検証を。

今回の修理費は5179円であった。一方で、保障に対する費用は、購入時掛け金が1000円、実費負担分が1554円、修理依頼時と引き取り時の交通費が地下鉄2往復で1240円の合計3794円。手放してからまた手に入れるまでの実質修理期間は21日間。
一方、直接任天堂に修理に出していたらどうか。費用は実費5179円、修理センターへの送付送料実費(我が家の場合京都宛なら500円で宅急便が出せる)の合計5679円。期間は、店舗へ出向いたり取り次ぎ等のオーバーヘッドを削除できるので、ざっと見積もって今回の想定では、多分14日ほどだろう。
つまり、無保証時の実費の僅か25%を節約するために、1週間余計に時間が掛かるというサービスだった訳である。5千円というのは修理費用としては平均的な額だと思うし、たとえ修理実費が1万円だったとしても、節約額は50%がいいところだ。
このように、ソフマップのプレミアムワランティSは、数万程度のガジェットの保障としては、全く向いてないサービスと言えるだろう。もちろんメーカー毎に故障率や修理費用が異なってくるので、壊れやすく修理代が高いものには向いているかも知れない。ただし、プレミアムワランティSの保障内容はメーカー保障に準じるとあるので、ユーザーに責のある破損や水没、事故災害などの場合には保障が受けられない。無論、盗難時も無対応だ。
個人的には、もうソフマップでプレミアムワランティに入る事はないだろう。それはつまり、長期保障が必要な製品を今後ソフマップで買う事はない、という意味である。店員さんの対応はすごく良かったので残念だが致し方ない。

WiiU/WiiU初期不良本体の代替機到着 & Nintendo Land所感

任天堂サポートさんが頑張ってくれたお陰で、本体代替品は8日発送され、翌9日の朝11時前には到着した。予約して発売日に購入したのに、週末WiiUで遊べない、という悲しい事態は辛うじて回避できた訳である。
ヤマトのSDさんに故障機をポンと渡して、早速代替本体を取り出す。中にはお詫びの手紙と共に、保証書貼付用の新しいシリアルNo.シールが同梱されていた。

今度は、初期設定をスムーズにパス。正直ほっとした。しかしここからが長かった。
ユーザー登録と本体更新とソフトDL&インストールを行い、さて、それじゃNintendo Landを遊ぼうか!となるまでに、たっぷり3時間近く掛かったのだ。まあ、最初だけだから仕方ないが。諸サーバは混んでるだろうと思っていたが、2度ほど接続エラーを吐いただけで、スムーズにDL完了したのは意外だった。

ではWiiU本体周りのファーストインプレッション。

まず難点から。とにかく遅い。WiiUメニューから各ソフトや機能を立ち上げる時、そしてWiiUメニューに戻る時。Wiiや3DSの比でなく遅い。これはダメでしょ。本体パワーが上がって速くなる事を期待していたのに、むしろ遅くなるなんて思いもしなかった。これは早急に改善の上更新して欲しい。
この機能なんだっけ?このアイコンなんだっけ?と疑問に思っても、開くのに20秒、閉じてメニューに戻るのに20秒の、1分近く掛かると思ったら、気軽に開いてみようなんて気が失せる。いらんアイコンにうっかり触らないようにと思ってしまうほどだ。
まだあまり触り込んでないが、起動してからの各機能はレスポンス良いみたいだ。

メインのWiiUゲームパッド。軽いのはもう書いた通り。その印象通り操作性は割合良い。ただし、持ち上げた状態で、タッチ操作を行おうとすると片手持ちになり非常に不安。なので、この辺りは本体機能ではなくソフトの話だが、メニュー系操作は、必ず十字キー&ボタンに対応して、両手保持のまま操作できるようにすべきだろう。Nintendo Landでもそうだが、タッチ強制があるのは本当に残念。
タッチ操作自体は、非常に軽々調整されていて感触がよい。
液晶の質は必要十分だろう。初代3DSやPSP-3000、ましてやvitaを見てしまうとがっくりと見劣るが、普通のゲームプレイには支障はない。それより本当に遅延無くスムーズに表示できているのは、そうと知ってはいてもやはり感心した。我が家のブラウン管TVの表示と比べて、目視では遅延が分からない。多分、下手な液晶テレビのデジタル入力なら、パッドよりテレビの方が遅れるだろう。WiiUカラオケではその辺りの調整も行っていたのは興味深い。
WiiUゲームパッドへの無線映像送信は、全く不安無く、切断どころか、一度もブロックノイズさえ見受けられなかった。同室での使用ならかなり安定している様子。今度、どこの部屋まで届くか検証してみよう。
バッテリ持ちがやはり短い印象。4時間ほどで赤点灯になる。切れるのは多分それから1時間後ぐらいだろうか。丸一日パーティの主役を務めるにはやや心許ない容量では。まあ最悪ACに繋いだままプレイすれば良いのだが。
Wiiのリモコンプラスもそうだが、仕様であり問題無いとは分かっていても、振るとカラカラ音がする作りはどうだろうか。生理的に受け付けないし不安になる。

本体の設定メニュー周りは、ちょっとごちゃごちゃした印象か。この辺はもうすこし触ってからまた書こう。

期待していた、Wiiゲームのロードに関しては時間が無く未検証。それどころか、Nintendo LandもDL版なので、ディスク自体入れていない。なので、ひょっとすると、今度はディスクドライブ不良機だった、という可能性はある訳だ。読み込み速度については検証したらまた報告したい。

さて、次にNintendo Landについてだが、時間がないので少しだけ。詳細はまた少々遊び込んでから書きたい。

まず第一印象としては、これはWiiU自体の機能の話だが、非常に画面が綺麗だな、と。ただし、1080ではないような。720みたいな印象だ。うちのTVだと1080i設定なので、720が入ると画面端が切れてしまうのだ。まあ、表示内容的には、ゲームパッドがあるのでそれほど困る訳ではないのだが。
システム的なベースは丁寧に作ってある印象をうける。ただし、上でも書いた、一部ボタン操作できない点は本当に残念だ。
各ゲーム自体の内容については、思っていた以上に面白い、という感じ。
特に、このソフトでメインテーマとなるのは「鬼ごっこ」な訳であるが、我が家のように夫婦二人だけでのプレイでは人数が少なくて楽しさも微妙なんじゃないの?と予想していた。しかし、意外と面白い。特に気に入ったのは、やはりシンプルなマリオチェイス。ただ、非対称プレイに拘るあまり、対戦しか無いのは(ひょっとしてあるのかな?)残念だ。人間のチェイサー二人&CPU鬼プレイなどがあれば楽しかったろう。
その点、協力するチームプレイゲームは、声掛け合って盛り上がるのでより楽しい。ゼルダが結構難しくて面白い。
独り用のミニアトラクションもそれぞれ丁寧に作ってある印象。クラッシュコースはしばしば紹介されていたし、そこで見ていた通りに面白かったが、それ以外にも、全く期待してなかったヨッシーも意外と燃えるし、大味そうだった手裏剣道場も結構楽しい。F-ZEROの操作性の良さは凄い。ぜひゲームパッドでのハンドル操作で、新しいマリカをプレイしたいと強く思った。

ところで、Miiverseについては、あまり興味ないしこんな鬱陶しい代物は早々切るか、と思っていたが、意外と気にならない。さり気なく目にとまる程度で、たまにくすっとするようなメッセージもあるし、ハイスコアをアピールされたりすると、なにっと対抗意識が燃える。

以上、大あわてで初日の印象を書いた。ほんの一部だけしか見れていないし、じっくり遊んだら変わる印象もあるだろうから、詳細はまた後日書きたい。

ともあれ、WiiU、買って良かったな、と言う事でやれやれ。

おまけ。
WiiとWiiUの併用時の、センサーバーについて。計画通り、センサーバーをWiiUに取り付け、Wii使用時はWiiUの電源も入れておく、という運用で問題無く使用可能。

先週読んだ漫画 12/12/2-12/8

●漂流教室 6巻/楳図かずお


完結巻。ハッピーエンドではないが、救いのある結末だった。ある意味人間礼賛。主人公達である小学生の子供が変わり果てた未来の世界を彷徨い、元の世界に戻ることを渇望した挙げ句、最終的には、そこを故郷として生き抜く決意を固める展開は素晴らしい。容赦のない残虐描写も、そのプロセスには必須だろう。
室生犀星の「ふるさとは遠きにありて思うものそして悲しくうたうもの/よしやうらぶれて異土の乞食となるとても帰るところにあるまじや」という有名な詩句がどうしても浮かんでくる。故郷を離れ、自ら新に故郷を作るというテーマが、とくに高度成長期の人々に与えた印象は凄まじかったのでは。その辺が名作の所以か。


●キングダム 1巻/原泰久


Amazonで漫画を買ったら付いてきた見本コミックを読む。古代中国は春秋戦国時代。混迷の秦に生まれ、戦争孤児から将軍に這い上がらんとする少年主人公と、失った朋友に託された狙われた秦王。天性の武の才を武器に、今少年の戦いは火蓋を切って落とされた、というような感じ。
確かに面白いが、別段フツーのバトル漫画、という印象。


●ぎゅわんぶらあ自己中心派 4巻/片山まさゆき

手持ち漫画が溜まってきたので頑張ってコツコツ消化中のシリーズ。よくまあ麻雀でこれだけパロディが描けるもんだと感心する。最初は特に期待してなかったが、実は結構味があって面白い。


●幸福喫茶3丁目 10巻/松月滉


今巻では、潤がクッキー造りに挑戦し、周囲にプレゼントする事で、草や健志などハーレムメンバーが悶絶する展開が柱。一方で、シリーズ初となる悪役(?)の存在もちらりと。潤の父との因果もありそうで、今後の展開は波乱含み。次巻に期待。


●荒川アンダーザブリッジ 1巻/中村光


聖お兄さんの作者による代表作なので以前から注目していたが、ようやく職場で拾ったので、読んでみた。
伝染るんですをストーリーにした、と言う感じ。面白くない事はないのだが、なんか白い印象。ギャグや作者の意図が、個人的な嗜好の片隅を掠っているような。2巻はまあ、また拾った時にでも読もうか。


●パタリロ! 1巻/魔夜峰央


妻が次に読む漫画シリーズとして選んできたのでご相伴。懐かしいなあ。母が買っていたので実家に揃っており、小学生低学年頃の愛読書だった。10才の誕生日を迎えた時、ああ、僕はとてもじゃないが、この同い年のパタリロ・ド・マリネール8世には及ばないな、と人生初の挫折を味わわされたキャラである。
たしか3~40巻ぐらいまでは何度も読み返したはず。それ以後は疎遠だな。この1巻も、内容は良く覚えていた。30年前の作品を30年ぶりに読んだ訳だが、星新一バリの古びなさには驚いた。それは、一見、独特のギャグセンスが目を引く魔夜峰央が、実は古典をきちんと読み込んで消化しアレンジしたりパロディしたりする名手だから、という点も影響しているのではないか。上の荒川のようにセンスだけで描いてる作品では、多分10年もすれば読めた物ではなくなるだろう。もちろんそれが悪いと言う事ではない。


WiiU/WiiU購入&初期不良大当たりの巻

という事で、早速本日午前中にトイザらスへ予約WiiUの引き取りに行ってきた。
いそいそと戻って設置し、WiiUゲームパッドに液晶保護シートを貼り、早速電源オンで初期設定だー!

というところで、なぜか本体電源が落ちる。その後は電源赤ランプが点滅し、取説によると「コンセントを引っこ抜いて2分待ってやり直せ」との事である。その通りにしてみるが、何度トライしても、時刻設定や日付設定の所で、本体電源が勝手に落ちてしまう。

認めたくはないが、まあ、初期不良個体にぶち当たったと言うことで間違いないだろう。

販売店と任天堂サポートと何度か電話でやり取りした結果(当然ながら異常に混み合っていた)、サポートの人と電話で一緒に作業してやはり不具合が発生することを確認した後、新品本体のみを発送してもらうことで対応頂けることになった。本日発送なので、多分明日には遅くとも明後日には届くだろう、との事だ。早く買いに行って良かったよ。

まあ、複雑な工業製品では、初期不良は交通事故みたいなものだ。よって、大事なのは初期不良を出さないことではなくて、初期不良を如何にサポートするか、である。その意味では、今回の対応は、取り敢えず「不可」では無いと思う。

と言うことでインプレッションも何もないが、一言、WiiUゲームパッドは、でかい。そしてビックリするほど軽い。これならゲームプレイにもそれほど支障はないかも知れない。まあ、実際にやってみないと分からないが。

取り敢えず今日は、FF13-2とEDF3、レギンレイヴをやって過ごします。夜はカルド対戦の予定。

本日感心した事があって、トイザらスが予約の枠を削ってでも本日販売分を作っていた事。黒6台、白9台で、開店即完売みたいだったが、やっぱり、こういう地道な活動が大事だよな。

ついでに。本日使用したのは、ホリの「指紋防止 空気ゼロ ピタ貼り for Wii U GamePad」である。簡単にすごく綺麗に貼れた事を述べておこう。



Wii/ありがとうWiiの6年間

さて、いよいよ明日8日はWiiUの発売日。
我が家でも当然予約しているので、早朝から引き取りに行く予定である。
WiiUやそのソフトのレビューやインプレッションはまた稿を改めて行う予定だが、今日は、世代交代するWiiにスポットを当てよう。
以前から書いているように、我が家では、結局Wiiは引退しない。Wii本体は引き続き、WiiおよびGCのゲームプレーヤーとして使用し続ける予定である(しかし、WiiディスクゲームのロードがWiiUで爆速になっていた場合にはこの限りでない)。しかし、一応区切りと言うことで、これまでの我が家でのWiiの活躍を振り返ってみよう。

Wiiの購入は2006年12月2日。発売日当日である。発売に先立つ1ヶ月ほど前に、その予約権を得るための争奪戦があった。始発でトイザらスに向かい、開店の10時までの数時間を、寒風吹きすさぶ中、PSPのカルネージハートを震えながらプレイして過ごしたのも今では良い思い出である。月日は流れ、早幾年。本日までの6年間、2198日、ほとんど毎日のように電源を入れ、ゲームを遊んできた。生活の必需品とも言えたろう。家族で過ごす楽しい時間をたくさん作ってくれた。その観点からは間違いなく素晴らしいゲーム機であったと断言できる。

さて、Wiiにはプレイしたゲームを記録する本体機能がある。そして、みんなのニンテンドーチャンネルには、それを集計する機能がある。ここではそのデータを貼り付けて、我が家でどんなゲームを遊んできたか、メモっておきたい。クリア優先ヌルゲーマーの記録など見ても他人には何の役にも立たないだろう事は分かっているがご容赦頂こう。しかし、プレイ時間を開示するというのは、自らの暗所を開陳するようで、なぜか気恥ずかしくどことなく淫靡な趣があるものだ。

タイトル プレイ時間 起動回数
マリオカートWii 307時間53分 480
大乱闘スマッシュブラザーズX 263時間50分 139
Wii Fit 235時間24分 390
みんなのニンテンドーチャンネル 230時間33分 534
ことばのパズル もじぴったんWii 175時間42分 371
アークライズ ファンタジア 166時間04分 51
ゼノブレイド 114時間20分 44
Wii Fit Plus 113時間03分 336
Wiiの間 108時間09分 270
斬撃のレギンレイヴ 96時間38分 45
Wii Sports 93時間28分 121
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス 91時間19分 35
マリオストライカーズチャージド 89時間28分 73
ゼルダの伝説 スカイウォードソード 88時間56分 31
ファイアーエムブレム 暁の女神 86時間08分 32
スーパーマリオギャラクシー2 78時間04分 22
不思議のダンジョン 風来のシレン3 73時間32分 44
スーパーマリオギャラクシー 67時間48分 39
Fitness Party 62時間47分 115
New スーパーマリオブラザーズ Wii 58時間37分 32
タクトオブマジック 53時間23分 27
王様物語 52時間00分 22
Wii Sports Resort 47時間51分 41
ドンキーコング リターンズ 47時間29分 27
インターネットチャンネル 46時間49分 368
428 封鎖された渋谷で 43時間30分 21
みんなで投票チャンネル 43時間18分 521
オプーナ 42時間31分 20
パンドラの塔 君のもとへ帰るまで 42時間30分 17
THE LAST STORY 41時間29分 14
モンスターハンター3 37時間37分 16
スカイ・クロラ・イノセン・テイセス 32時間22分 19
小さな王様と約束の国 FFCC 32時間00分 30
Wi-Fi8人バトル ボンバーマン 29時間20分 38
EA SPORTS アクティブ パーソナルトレーナーWii 30日生活改善プログラム 27時間16分 60
SDガンダム SCAD HAMMERS 27時間02分 14
毛糸のカービィ 24時間27分 19
グーの惑星 24時間11分 25
お天気チャンネル 23時間38分 822
コロリンパ2 23時間31分 16
ニュースチャンネル 22時間12分 111
罪と罰 宇宙の後継者 21時間31分 16
宝島Z バルバロスの秘宝 20時間23分 12
METROID Other M 20時間19分 13
アナザーコード:R 記憶の扉 19時間48分 10
似顔絵チャンネル 18時間46分 133
はじめてのWiiパック 17時間28分 11
Miiコンテストチャンネル 17時間05分 127
イースI・II 16時間45分 5
Wiiショッピングチャンネル 15時間31分 147
コロリンパ 15時間09分 22
BIT.TRIP CORE リズム星人の逆襲 15時間00分 32
DISASTER DAY OF CRISIS 14時間57分 4
Wii Music 14時間39分 12
Dewy's Adventure 水精デューイの大冒険!! 14時間37分 10
FFCC クリスタルベアラー 13時間36分 7
SPACE INVADERS GET EVEN 12時間47分 16
キュースポーツ Wi-Fi対戦ビリヤード 12時間23分 20
Wii Party 10時間49分 10
BIT.TRIP RUNNER リズム星人の激走 10時間38分 21
NHK紅白クイズ合戦 10時間29分 5
安藤ケンサク 10時間16分 10
ラビッツ・パーティー 10時間09分 10
アイソメトリック&カラテエクササイズ Wiiで骨盤Fitness 9時間38分 28
ソロモンの鍵(FC版) 8時間56分 18
EA SPORTS アクティブ パーソナルトレーナーWii 6週間集中ひきしめプログラム 8時間16分 15
レッツキャッチ 7時間37分 22
キャプテン★レインボー 7時間32分 7
レッツタップ 6時間53分 5
オーバーターン 6時間50分 6
珍道中!!ポールの大冒険 6時間10分 12
タントアール 6時間04分 12
たたいて弾む スーパースマッシュボール・プラス 5時間22分 5
テレビの友チャンネル 4時間49分 111
BIT.TRIP VOID リズム星人の弾幕 4時間11分 14
DanceDanceRevolution HOTEST PARTY 4時間06分 7
Hula Wii フラで始める美と健康! 3時間57分 9
エキサイトバイク ワールドレース 3時間51分 7
FOREVER BLUE 3時間30分 3
結界師 黒芒楼の影 3時間24分 2
ガンスターヒーローズ 3時間10分 4
ファミリートレーナー 3時間02分 3
すーぱーぐっすんおよよ 2時間49分 3
Wiiリモコンプラス バラエティパック 2時間39分 2
ブロブ:カラフルなきぼう 2時間31分 3
グラディウス(FC版) 2時間20分 10
リンクのボウガントレーニング 2時間02分 2
ハッピーダンスコレクション 1時間58分 7
Wiiでやわらかあたま塾 1時間38分 4
マッスル行進曲 1時間31分 6
バルーンファイト 1時間30分 3
ボナンザブラザーズ 1時間26分 2
ドンキーコングJR.の算数遊び 1時間18分 2
マリオブラザーズ 1時間13分 2
パイロットウイングス 1時間12分 2
スーパーモンキーボール ウキウキパーティー大集合 1時間10分 2
ぷよぷよ7 1時間09分 1
メジャマジ・マーチ 1時間04分 7
仮面ライダー クライマックスヒーローズW 0時間59分 2
ふぁみこん昔話 新・鬼ヶ島(前後編) 0時間52分 2
ツインビー 0時間49分 3
BIT.TRIP BEAT 0時間43分 1
ファミリートレーナー2 0時間42分 1
ソウルキャリバー レジェンズ 0時間40分 1
きょうとあしたの占いラッキーチャンネル 0時間36分 2
太鼓の達人Wii 0時間34分 1
スイングゴルフ パンヤ 0時間27分 1
写真チャンネル1.1 0時間27分 8
ビリーズブートキャンプ Wiiでエンジョイダイエット! 0時間26分 2
出前チャンネル 0時間24分 3
スーパーマリオ64 0時間23分 1
ゼビウス(FC版) 0時間22分 5
マリオのスーパーピクロス 0時間21分 1
エキサイトバイク 0時間21分 1
デジカメプリントチャンネル 0時間18分 1
スーパーマリオブラザーズ 0時間17分 2
スカイキッド(FC版) 0時間16分 2
ファミリースキー ワールドスキー&スノーボード 0時間16分 1
ギャラガ(FC版) 0時間13分 2
イー・アル・カンフー 0時間11分 3
Peince of Persia 0時間05分 1
合計 3844時間44分 6500

全121タイトルで3844時間44分≒160日。Wiiの初期定価は2万5千円であるので、1時間あたりの遊興費に換算して、約6円50銭である(ただし後述のGCゲーム分が入っていない)。

最も遊んだと言えるのは、やはりマリカWii。特にプレイモチベーションとして、ソフト発売から2年間での、月に2度の大会の存在が大きいだろう。義弟や妻と、コンマ01秒のバトルを繰り広げたのは楽しかった。新規大会の停止と増加する改造チーターの前に、プレイがガクッと減り、その後、3DSでのマリカ7へと舞台は移ってしまったが、先日、約1年ぶりにマリカWiiを対戦してみて、やはりその面白さはマリカ7とは別種でありいまだ健在だと強く思った。フレンドで競えるランキングの存在は大きい。是非WiiUのマリカでは重点を置いて欲しい。
スマブラは現在でもちょくちょくプレイする。WiiUでのスマブラ次回作は13年中と言われているが、多分14年へずれこむだろう。まだ1年以上はちょくちょくプレイすることになりそうだ。あー、今思い出したが、クリアゲッターの宿題放置したままだった。やらないとな~。
Wii Fitは、機能追加版のWii Fit Plusとデータが別れてしまっているが、まとめればプレイ時間はダントツ1位となる。ここ1年ほどは、すっかりPS3のFit in 6での運動が定番化したので、ほとんど起動していないが、WiiUでのFitUには、当然関心が大である。運動強度を上げ、説明や好評を端折れる、上級者向け機能を装備して欲しい。そういや、FitUは米ではロンチだったか。ちょっと調べてみよう。

プレイ時間が多いと言うことはそれだけ遊んだ面白かった、という事であるが、単純に時間が多ければ良いという訳でもない。70時間以上プレイした割にはピンとこないゲームもあれば、起動数回累計10時間ちょっとでクリアしたものの、非常に強く心に残っているゲームもあるからだ。
表の下部は、極短時間プレイのゲームが並ぶ。もちろん、プレイしたけど詰まらなかったゲームもあるし、面白けど大作のプレイが割り込んできて放置している内に忘れ去られてしまった、というようなものもある。VCなどは、オープニングを見るためだけにDLし、それで満足した物も多い。

ところで、上でも少し書いたが、Wiiのゲーム記録機能はGCゲームには対応していない。GCゲームの起動時には、ハード的にGCに切り替わってしまうからだ。しかし、このWii本体では、Wiiソフトに負けず劣らずGCゲームも多数プレイしてきている。正確なプレイ時間は分からないが、プレイ時間の多そうな主立ったソフトを列挙しておこう。

ゼルダの伝説 風のタクト
ガチャフォース
ピクミン
ピクミン2
バテン・カイトス
バテン・カイトス2
ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡
ファイナル・ファンタジー・クリスタル・クロニクル
テイルズ オブ シンフォニア
ドンキーコング ジャングルビート
メトロイドプライム
突撃!!ファミコンウォーズ
ルイージマンション
バイオハザード
動物番長
大玉
伝説のクイズ王決定戦
くるりんスカッシュ!

どう少なく見積もっても、これらのGCゲームのプレイ時間合計が1000時間を下ることはないだろう。

まだまだプレイしたいと思っているWiiゲーム、GCゲームは多数ある。棚に並べた手持ちのストックだけでも、両手両足×夫婦二人では数え切れないほどだ。もちろん、WiiUや3DSでの新作もどんどん出る。PS3や360で遊びたいゲームも積まれている。どれだけ時間を取れるかがポイントだが、平日は一日せいぜい3時間ゲームできれば御の字の生活では、積みゲー消化も追いつかない。
それでも、今年7年目を迎えるWii本体には頑張ってもらい、今後もWiiやGCのゲームをプレイしていきたい。

6年間ありがとう。そしてこれからもよろしく。

陽だまりの彼女/越谷オサム

新聞書評がよかったので読んでみた。
底の浅いラノベという感じで、今ひとつだった。

以下、激しくネタバレのため注意。


主人公の浩介は広告会社に勤める社会人2年生。ある日、クライアント先で偶然出会ったのは、中学の時クラスメートで親しかった真緒。浩介が引っ越ししてから10年ぶりの再会だった。気分屋で「学年有数のバカ」ということで浮いた存在だった真緒。真緒に対する嫌がらせに憤ったことから合わせてハブられた浩介。子猫のようにじゃれついてくる真緒を、浩介はクールなポーズを取りながらなんやかんやと面倒を見た。クラスメイトへの愚痴を聞いたり、分数の計算を教えたり。
その真緒が今、目を疑うほど、別人のように成長して、浩介の目の前に現れたのだ。二人は旧交を温め、デートを重ね、恋人となり、交際を渋る両親を振りきって駆け落ちして入籍し、再会から数ヶ月後には夫婦となって共に暮らしはじめる。10年の空白を埋めるように甘い時を過ごす二人。この中盤の描写が長い。
真緒には不思議な秘密があった。里子だった彼女は、13歳の時、記憶を失って素っ裸で歩いているところを保護されたという。里子から後に養子縁組した彼女の母は、突然現れた子だから、また突然になくなってしまうような気がすると、彼女の秘密がいつか彼女を辛い目に遭わせるのではないかと心配する。
二人の濃密で幸せな、陽だまりのような1年が過ぎようとした頃、元気をなくし、激しく痩せた様子の真緒に、
浩介は不安を隠しきれない。説得の末、病院で検査を受けたが異常はない。
真緒は、帰り道の公園で、冗談と言うことにして浩介に語る。13年生きてきたけど、もう限界。私の命は、これまでなの、と。私はすごい幸せ者だった。でももう少し浩介と一緒にいたかったな。涙を浮かべてつぶやく妻をいぶかる浩介に、なんちゃってー、と甘えてくる真緒。そのまま羽目を外して二人の甘い時を心ゆくまで楽しんだ翌朝、朝刊を取りに行くと部屋を出たきり、真緒は二度と戻らなかった。

と言うような展開。
基本恋愛話で、うっすらミステリ調。果たしてその正体は…。なんとファンタジーでしたとさ。
要は鶴の恩返し。真緒の正体は、中学生の浩介が拾って看病したけど1週間でいなくなった猫の生まれ変わり。つまりは猫の化身で、その正体がもたらす伏線がかなりちりばめられているので、勘のいい人なら読んでいる内に早々気づいてしまうだろう。そもそもヒロインの名前からして猫(マオ)ですがな。

しかし、このプロットを尤もらしく書こうとするあまり、あちこちに無理があるような気がしてならない。
浩介に逢いたいが為にわざわざ人間の姿になって現れたと言うのに、なぜ真緒は10年も浩介を放っておいたのだろう。好意的に解釈すれば、最終的に浩介に選ばれるために、自分を磨く期間として10年の人間修行が必要だった、という事はあるだろう。本人も作中で語っているように、思いの外人間としての暮らしや交友関係を楽しんでしまった、と言うことでもある。しかし冷静に考えると、たった1年の素晴らしい幸せの後、寿命により真緒が消えてしまう、というお涙展開の為の時間稼ぎにしか思えない。大学の4年間、東京の大学に進んだ浩介を捜すため、東京の女子大に入学してコンパしまくった、というのは納得がいかない。浩介の引っ越し先を必死で探したと言うが、学校関係者その他に聞けば棲むことなのに、(自分に酷いことをした)あんなやつらには訊きたくない、との一言で片づけてしまうのもどうか。

失踪に近い形で最愛の真緒が消えてしまったというのに、浩介のフットワークの重さは何だろう。まず事故を疑い駆けずり回るところを、自室でうろうろして、翌日には普通に出社。その後も、人々の記憶からも真緒など元々居なかったかのように消えてしまった世界での浩介の振る舞いには、どことなく作者の予定調和の匂いが漂ってくる。

さらに生まれ変わった真緒が子猫となって、また浩介の元に現れる、というラストもどうか。
帯や紹介で、これを安易にハッピーエンドと断ずる編集は、あまりに何も考えてないだろう。

結局ファンタジーなのは全く問題無い。ただし、それらしい雰囲気もなにもなく、いきなりラストにドンと持ってくる手法は乱暴だ。これでは夢オチに近く、人によってはバカにされたと憤るだろう。

主人公二人をはじめ、登場人物の描写もベッタリと浅く、あまり魅力が感じられない。ま、ラノベならこの程度でしょうと言われてもやむなしだ。主人公の男性がショボクレなのはラノベとして必須だろうからやむを得ないとして、真緒にもう少し魅力があれば多少は読めるようになったろうに。

もちろんこうした酷評の半分以上は、健康な猫がわずか13才で寿命を迎えるという作者の非道に噛みついた個人的な心情によるものではあるが、それを差し引いても、それほど見るべき物があるような作品ではないだろう。

ビーチボーイズをちょっと聴いてみたくなったな、というのが敢えて言うなら唯一の収穫か。

越谷オサム
陽だまりの彼女

先週読んだ漫画 12/11/25-12/1

●鋼鉄の華っ柱 9巻/西森博之

あっけない幕切れ。人気無く打ち切りなのかと思わせる。御前崎興産再興まで魅せて欲しかった処。惜しまれながらの最終巻、という帯コピーはちょっとセンスを疑う。序盤中盤は素晴らしかっただけに、本当に残念。お茶にごすはあんなに素晴らしいエンドだったのにな。


●鉄子の旅 6巻/菊池直恵/横見浩彦

こちらも最終巻。こっちは本当に惜しまれる。最終話の演出も素晴らしいし、なにか、長いRPGをクリアしたような心持ち。本当に素晴らしい作品だった。横見キャラの活かし方など、ぐたぐたになりがちな企画を上手にまとめきった手腕が本当に冴えていたなあ。周辺書籍も漁ってみる予定。

●ハチミツとクローバー 2巻/羽海野チカ

説明書きだらけで、中学生のラクガキのような、ちょこまかした紙面が素晴らしい雰囲気。すっかりファンになった。山田を応援したくなる。やっぱりドラマとは結構流れも異なるね。次巻も非常に楽しみだ。

部屋/E・ドナヒュー/土屋京子

新聞の書評で見て読んでみた。大変面白かった。

舞台はアメリカ。19才の女子学生が変質者に拉致された。男は自宅裏庭の納屋を改造し、女性を監禁した。防音壁にコルクを貼り、地中には金網を埋め、窓はなく、唯一の明かり取りの天窓も網入りだ。出入り口はブザーの鳴る暗証番号ロック。ナイフと鈍器で抵抗し、手首を折られて観念してからは、その3.3m四方の「部屋」が彼女の世界の全てになった。彼女は妊娠と死産流産を繰り返し、やがて男児を「部屋」に産み落とす。

その子、ジャックがこの話の主人公である。物語は彼が5才の誕生日を迎えるところから始まる。狭い部屋の中で母親と二人きりの生活。僅かに外の世界を感じさせるものは、母親が時々見せてくれるテレビに映る「他のわくせい」、天窓のぼんやりとした明かり、そして洋服だんすに隠れ眠る夜に時折やってくる「オールド・ニック」。

5才の驚くほど聡明で心豊かな少年の目を通して語られる文体のみずみずしさが素晴らしい。この物語の主旨は、異常で陰惨な犯罪行為の詳細を描くことではない。物語中盤で訪れる脱出劇などの展開を描くことでもない。特異な状況を設定することにより、人が世界を捉えると言うことはどういう事なのか、という疑問を丹念に提示してゆくのだ。

ジャックにとって世界は、自分と、ママと、「部屋」だけ。オールド・ニックは神話に近く、テレビや絵本の世界は空想だ。濃密な親子関係に浸り、母親の他に向けようのない愛情と情熱を一身に受け、狭い「部屋」の全てを把握して生活してきた。世界のことを何も知らないジャックは、「世界」の全てを知っていた。
物語後半で、ジャックは「外の世界」へおそるおそる踏み出す。順応性に富む年齢と、生来の利発さを発揮して何もかもが変わってしまった世界に対峙するが、時に「部屋」を懐かしみ、そこへ戻ろうとするジャック。
「部屋」と決別するジャックを描いたラストは、胸を打つ。
それは、ついつい自分の知っていることしか知ろうとしない我々の姿は、「部屋」が世界の全てだと思っているジャックと、程度の差しか違わない事を思い知るからである。
初めての雨粒を頬に受け、初めて感じる風に吹かれ、目の焦点の合わせ方も分からない遠景に囲まれ、自分を取り巻く、音、光、匂い、そして何より人の洪水にのまれ、それでも我々は自分の足で立ち、それらを受け入れることが出来るだろうか。世界はつねに、自分の「部屋」の外に広がっている。自分を「部屋」に閉じこめている者がいるとしたら、それはオールド・ニックではなく、ひょっとすると自分自身なのかも知れない。

とにかく読んでいて、ジャックの心情や行動から目が離せない感じ。周到に配された設定や、ぽつっと出てくる台詞や行動のバックグラウンドなど、よく練られていて感心しきり。引き込まれて一気に読んだ。

E・ドナヒュー/土屋京子
部屋