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geezenstacの森

音楽に映画たまに美術、そして読書三昧のブログです

葉月の散財

 

 コンサートが早めに終わったので時間潰しにレコード店を覗きに行ってまたまた散財してしまいました。もう収納スペースがないのに困ったものです。ただ、今年のイベントの後にプレーヤーとアンプを新調し、カートリッジもオークションで入手していたのでついつい手が伸びてしまったんですなぁ。したが今回捕獲したレコードたちです。相変わらずごった煮です。

 

 

 

 

 アシュケナージはCDでボックスセットは所有していますが、こちらは1978年に発売された2枚組で、4曲のピアノ協奏曲が収録されています。この中でびっくりしたのはアシュケナージは初期にはイッセルシュテットやダヴィッド・ジンマンとも録音を残していたことです。此は知りませんでした。

 

 

 此も珍しい映画音楽畑のクロード・ボーリングとランパルが共演しているアルバムです。びっくりするのはランパルはフルートを吹いているのではなく指揮をしているという代物だからです。そして、共演しているのがイギリス室内管弦楽団ということで2度びっくりです。

 

 

 パイヤールがエラートがRCA翼下に入ってから録音したモーツァルトのフルート協奏曲集です。ここでフルートを吹いているのはあんとセラーシュ・アドリアンですが、ほとんどりゅうつうしていません。不思議なレコードです。1976年の発売のようですが、この当時はやはりランパルの影に隠れていたんでしょうかねぇ。

 

 

 カナダのチェリストのオーフラ・ハーノイを覚えている人はどれくらいいるでしょうかねぇ。RCAに結構録音していたはずですが、今ではほとんど忘れ去られています。これは1984年に録音されてもので、どういうわけか1985年にはポリドールにもう一枚「ヘイ・ジュード」というアルバムも録音しています。

 

 

 スイングル・シンガーズの2枚組のアルバムです。このスポットライト・オンシリーズは1976年にフィリップスから全世界発売されています。もちろん各国で中身は違いますが、このスイングル・シンガーズは全世界共通で発売されています。MJQとの共演のソースも含まれていて、なかなかの内容です。

 

 

 此は今回一番びっくりしたアルバムです。当時発売されていた「スターズ・オン」シリーズの亜流品ですが、こんなものがワーナーパイオニアから発売されていたんですなぁ。まあ、フックト・オン・クラシックがちゃんとしたロイヤル・フィルというオーケストラを使っていたのに対して、こちらは臨時編成の「ネオン・フィルハーモニー」といういかにも安っぽいオーケストラが演奏しています。確かにフックト・音のようなシームレスなアレンジにはなっていますが、このオーケストラはピアニストのマーク・アイザックスがクレジットされていることもあり、ピアノが中心のアレンジになっています。

 

 まあ、おいおい此らのアルバムを取り上げていくことにします。

ユーカリアンサンブル

第39回演奏会

 

曲目/

ベートーヴェン バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲

フォーレ 組曲「ペレアスとメリザンド」

モーツァルト 交響曲第31番「パリ」

 

指揮 長縄洋明

 

 

 お盆休みにこんなコンサートが開催されていました。今日も最高気温37℃という酷暑予報でしたが、ちょうど休みだったので出かけてみました。このコンサートはネットで見つけましたが、不思議なことに名東、文化小劇場の冊子には、この日のコンサートの案内は掲載されていませんでした。どうしたことでしょう。そんなことで、入場時間になっても、お客さんはそれほど入場してきませんでした。

 

 多分、コンサートの告知は、うまくいってなかったんでしょう。このアンサンブルのホームページがありますが、なんと2023年から更新されていません。これではお客さんは来ませんわなぁ。

 

ステージ左には2曲目に使う電子ピアノが置いてあります

 

 フォーレにモーツァルトの「パリ」とフランスの薫り高いプログラムですが、前回同様「団員全員が乗れてトロンボーンがない曲」という大人の事情が入っています。この団体、アンサンブルであって、オーケストラではありません。本来なら室内楽曲が中心になってしかるべきのアンサンブルです。もう少し古典よりバロックの室内楽曲をメインにしたプログラムの方が良いのではないでしょうかね。

 

 プログラムはベートーベンとモーツァルト、それにフォーレという選曲です。昨年はモーツァルト、フォーレ、そしてシューベルトでした。どうも古典にこだわりがあるようですが、プログラムが短すぎるような気がします。冒頭のベートーヴェンから音量はあるのですが、弦のピッチが合っていません。せめて下の演奏ぐらいアンサンブルが揃っていると聞いている方も満足できるのですがねぇ。

 

 

 2曲目はフォーレの「ペレアスとメリザンド」組曲です。この曲では3曲目の「シシリアーノ」でハープが活躍しますが、この演奏会ではその音色を電子ピアノが肩代わりしていました。電子ピアノはこういう使い方もできるんだなぁると感心しきりです。メンバー表を確認したのですが、弦楽器の半数以上が虎メンバーです。うーん、フルートやホルンなどのソロ楽器はなかなかの演奏でしたがやはりアンサンブルが揃っていないのはこのせいなのかなぁと感じてしまいます。

 

 

 最後はモーツアルトのパリ交響曲です。思い出深い曲で、最初に聴いたのはパリの「サル・ガヴォー」でのアントニオ・ヤニグロ指揮するカメラータ・アカデミカ・ザルツブルク」の演奏会でした。そのため、期待したのですがやはりアンサンブルの乱れが目立ちます。技術力の前に指揮者は一体どんな指導をしてきたのかを疑ってしまいます。せめて、下の映像ぐらいの演奏で纏めてほしいものです。

 

 

 時間が余ったのでアンコールが2曲演奏されましたが、告知がありませんでした。プログラムからするとパリに関係する曲だったのでしょうがSNSを使用していないのでわかりませんでした。ステージも少し覇気がなく、もう少しアクティブに活動してほしいですね。

 

 

ラベック姉妹

バーンスタイン:ウエスト・サイド・ストーリー

シンフォニック・ダンス&ソングス

 

曲目/

バーンスタイン(コスタル編):ウェスト・サイド・ストーリー〜シンフォニック・ダンス
(2台ピアノ&パーカッション・ヴァージョン)
1.オーヴァーチュア 2:00
2.スケルツァンド    1:56
3.ブルース   1:51
4.サムホエア  3:18
5.(スケルツォ):アンダンテ・コン・モト - ヴィヴァーチェ・イル・レッジェーロ   3:05
6.マンボ  2:10
7.チャ・チャ   1:45
8.クール   3:45     
9.ランブル   1:51
10.私は愛してる(フィナーレ)   3:23
バーンスタイン(コスタル編):ウェスト・サイド・ストーリー〜ソングス
(2台ピアノ・ヴァージョン)
11.なにか起こりそう   2:40
12.マリア   3:03
13.アメリカ   2:21
14.ジェット・ソング   2:13
15.ワン・ハンド、ワン・ハート   2:16
16.アイ・フィール・プリティ  2:35
17.トゥナイト   2:49
18.あんな男に〜私は愛してる   5:49

【演奏】
カティア・ラベック(ピアノ)
マリエル・ラベック(ピアノ)
ジャン=ピエール・ドルーエ&シルヴィオ・グァルダ(パーカッション)(1)
トリロク・グルトゥ(ジャズ・ドラム&パーカッション)(1)

【録音】1988/11/01 スタジオ・ダヴ―、パリ

 

仏SONY CLASSICAL  88883717462/12

 

 これもフランスソニーの「PERFECT PIANO COLLECTION LA DISCO THEQUE IDEALE PIANO」と題されたボックスセットに収録されている一枚です。オリジナルとは違いますが、ジャケットは取り敢えず専用のモノを製作しています。ただ、録音データとか演奏者のデータはいい加減のものです。そんなことで市販のCDのデータを引っ張ってきています。

 

 フランスの姉妹デュオ、カティア&マリエル・ラベックによるバーンスタインの『ウエスト・サイド・ストーリー』に因むアルバムです。アレンジを担当したアーウィン・コスタルは、ブロードウェイ・ミュージカルのオーケストレイターにして20世紀アメリカを代表するミュージカル&映画音楽のアレンジャーであり、『ウエスト・サイド・ストーリー』のブロードウェイ版と映画版のオーケストレーションも担当しました。また『ウェスト・サイド・ストーリー〜シンフォニック・ダンス』をシド・ラミンと共にオーケストレーションしたことでも知られます。そんなこの曲を知り尽くしたコスタルによる巧みなアレンジは、まるでオリジナルがこの編成であるかのように高い完成度を誇ります。カティア&マリエル・ラベックも「ウエスト・サイド・ストーリー」の世界を生き生きと感情豊かに描き出しています。

 

 まあ、唯一の欠点は一曲一曲がすべて短いという事です。こんな感じです。パーカッション入りのバージョンはさすが多彩な音がして原曲の雰囲気をよく伝えています。

 

 

 

 

 

 

 実演のマンボはこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 後半は2台のピアノバージョンでミュージカルの歌の部分だけを演奏しています。こちらは代表的な「アメリカ」をライブ映像で聞いてみましょうか。

 

 

 全曲をYouTubeで楽しみたい方は下記へアクセスしてみてください。頭に「https:」をつければアクセスできます。

 

//www.youtube.com/watch?v=ZadorJ6smAg&list=OLAK5uy_kGcC6K-9XtW8xQI7Kv28pXevsCtU4U3LY

 

 

 

 

 

 

第73回 南風展

中日文化センター、アート倶楽部カルチェ・ラタン合同展

 

 

 愛知芸術文化センター8階愛知県美術館ギャラリーで、南風展が開催されています。主催者の南風会は、自己発生的な自由の創造活動を標榜しています。洋画・日本画など絵画作品74点が展示されています。また、同会と中日文化センター、アート俱楽部カルチェ・ラタン(名古屋市千種区)の合同展として、幼児から91歳までの作品も展示されています。

 

過去取り上げている記事です。

 

 

 

 取り上げているのは小生の琴線に触れたものに絞っています。そのため例によってYouTubeにアップされている映像とはから莉子となっています。

 

Kobe port tower   神田京子

 

草原に 祖父江美枝子

 

 

 

青の刻 吉川サキ子

 

自画像 高橋裕美

 

美しき心のままに 榎本喜保

 

諏訪大社・睦月 川尻章吾

 

摩天楼海譚 森脇友梨

 

愛の里 山田数康

 

風景画 横沢宇宙

 

伊根の船屋 小田勇

 

向日葵の巫女 小埜武司

 

Mon profil   渡邊茜

 

ベネチア 小坂裕子

 

あなたと私 山本有子

 

青のベルベット 平岡耕太郎

 

嵯峨野の厭離庵紅葉 小林義明

 

水辺の朝 小林益一

 

家族でディズニー〜私の還暦祝い〜 平子映子

 

なかま〜麗春〜 兒島吉美 

 

渓流に光映える 平野純吉

 

 ここからは子供たちの作品です。

 

 

 

迫力があります

 

 

 

この俯瞰的描き方、運転席の中の人物まで描かれています

 

 

 YouTubeの動画です。

 

 

 

2025金属造形展

 

 お盆の週は主催者側もお休みなのか会場は使用していないスペースもあり、魅力は半減していますが、今年は案内が届きましたので早速出かけました。ただ、そのせいか出品者も作品数もちょっと減っていました。この展覧会は過去にも以下のように出かけています。

 

 

 

 

 

 

会場の様子

 

 

この2作品は岡本佳子氏の作品です。

 

それぞれにオブジェとして存在価値があります。

 

 

 

 

昨年までは「リス」でしたが今年は違いました。

 

 

 

松村明育 植物と虫 3部作

 

 

 

diversity 小川華子

 

廃景-1 藤中克典

 

層ー巑Ⅲ   中西政勝

 

 

 

 

 

 

飛翔 浦田直人

 

 

 

 

 

銅谷祐子さんの作品は毎年馬がモチーフになっています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DOG   佐野敏朗

 

Helix-2

 

ループタイ 近藤由依