ユーカリアンサンブル第39回演奏会 | geezenstacの森

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ユーカリアンサンブル

第39回演奏会

 

曲目/

ベートーヴェン バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲

フォーレ 組曲「ペレアスとメリザンド」

モーツァルト 交響曲第31番「パリ」

 

指揮 長縄洋明

 

 

 お盆休みにこんなコンサートが開催されていました。今日も最高気温37℃という酷暑予報でしたが、ちょうど休みだったので出かけてみました。このコンサートはネットで見つけましたが、不思議なことに名東、文化小劇場の冊子には、この日のコンサートの案内は掲載されていませんでした。どうしたことでしょう。そんなことで、入場時間になっても、お客さんはそれほど入場してきませんでした。

 

 多分、コンサートの告知は、うまくいってなかったんでしょう。このアンサンブルのホームページがありますが、なんと2023年から更新されていません。これではお客さんは来ませんわなぁ。

 

ステージ左には2曲目に使う電子ピアノが置いてあります

 

 フォーレにモーツァルトの「パリ」とフランスの薫り高いプログラムですが、前回同様「団員全員が乗れてトロンボーンがない曲」という大人の事情が入っています。この団体、アンサンブルであって、オーケストラではありません。本来なら室内楽曲が中心になってしかるべきのアンサンブルです。もう少し古典よりバロックの室内楽曲をメインにしたプログラムの方が良いのではないでしょうかね。

 

 プログラムはベートーベンとモーツァルト、それにフォーレという選曲です。昨年はモーツァルト、フォーレ、そしてシューベルトでした。どうも古典にこだわりがあるようですが、プログラムが短すぎるような気がします。冒頭のベートーヴェンから音量はあるのですが、弦のピッチが合っていません。せめて下の演奏ぐらいアンサンブルが揃っていると聞いている方も満足できるのですがねぇ。

 

 

 2曲目はフォーレの「ペレアスとメリザンド」組曲です。この曲では3曲目の「シシリアーノ」でハープが活躍しますが、この演奏会ではその音色を電子ピアノが肩代わりしていました。電子ピアノはこういう使い方もできるんだなぁると感心しきりです。メンバー表を確認したのですが、弦楽器の半数以上が虎メンバーです。うーん、フルートやホルンなどのソロ楽器はなかなかの演奏でしたがやはりアンサンブルが揃っていないのはこのせいなのかなぁと感じてしまいます。

 

 

 最後はモーツアルトのパリ交響曲です。思い出深い曲で、最初に聴いたのはパリの「サル・ガヴォー」でのアントニオ・ヤニグロ指揮するカメラータ・アカデミカ・ザルツブルク」の演奏会でした。そのため、期待したのですがやはりアンサンブルの乱れが目立ちます。技術力の前に指揮者は一体どんな指導をしてきたのかを疑ってしまいます。せめて、下の映像ぐらいの演奏で纏めてほしいものです。

 

 

 時間が余ったのでアンコールが2曲演奏されましたが、告知がありませんでした。プログラムからするとパリに関係する曲だったのでしょうがSNSを使用していないのでわかりませんでした。ステージも少し覇気がなく、もう少しアクティブに活動してほしいですね。