過去記事の修正 22 クラシック編 | geezenstacの森

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過去記事の修正 21

クラシック編

 

 かれこれ15年ほどブログを書いていると、何を書いたのか忘れてしまっている記事がたくさんあります。色々な方に過去記事にアクセスしていただき、思いがけずへぇー!!という記事に出くわすことがあります。今回の記事でいうと「ブリュッヘンのターヘル・ムジーク」なんかがそんな記事でした。このCDを所有していたこと自体忘れているんですなぁ。レコード時代は餌箱を前にして、一枚一枚ジャケットを確認しながら購入していましたから記憶がまだあるのですが、CD時代になってからはネットでまとめ買いすることが多いのでジャケットの記憶も曖昧なんですなぁ。それにデザインが小さいですから尚更です。

 

 

 セルのブラームスはレコードでも全集を持っていました。昔はブラームスなど真剣に聴いていなかったので気がつきませんでしたが、第1番の冒頭が性急で唖然としたのを覚えています。

 

 

 小生はアンセルメにあまり偏見を持っていなかったので彼の演奏はどんなものでも聴いていました。ですから、ウェーバーを最初に知ったのは多分アンセルメのこの演奏でした。帰って、こういったあっさり系の演奏を聴いていたので、カラヤンなんかのどっしりした演奏を反対に好まなかったのかもしれません。

 

 

 反対にこのメータ、ブレンデルの皇帝は、廉価版初期から目に留まっていたので帰って敬遠していたところがあり、ついにレコード時代は聴いたことがありませんでした。改めてこうして聴いてみると、フレッシュながらちょっと荒削りだなぁと感じます。

 

 

 レコード時代の東芝系の「ワールド・レコードクラブ」を取り上げています。どちらかというと、キャピトルの音源を使ったホーム・ミュージック的な要素の強いレコードであまり縁がなかったレーベルでした。

 

 

 日本ではいきなり廉価版で登場したドヴォルザークというイメージでした。まあ、今では市場から消えてしまっていますが、小生はドヴォルザークはチャイコフスキーよりも好きで手持ちの全集の中でもクーベリックやノイマンよりもよく聴きます。

 

 

 バーンスタインはシューマンはウィーンフィルと再録していますが、サン・サーンスの交響曲第3番はニューヨークフィルとが唯一の録音でした。ても、CBSにはオーマンディの名盤があったのでこのバーンスタイン版はほとんど話題になりませんでした。

 

 

 全集には全く固執しないズビン・メータは、ウィーンフィルとは全く録音はなく、ロスフィルトのこの録音と、初期にイスラエルフィルと7番を残しているだけです。そういえばメータはチャイコフスキーの交響曲も全く録音していないのではないでしょうか。今ひとつ存在感がないのはそんなところにも理由があるのではないでしょうか。

 

 

 昔が名盤と言われている演奏で、フルニエの代表盤でもありますなぁ。CD初期から廉価版で登場し、カップリングもいいのでずっと愛聴している一枚です。

 

 

 これはまた珍しい見合わせのドヴォルザークのチェロ協奏曲で、セル盤が王道ならこちらは異端のライブ盤といったところでしょう。ベートーヴェンの交響曲全集同様一聴に値します。ただ、あまり知られている音源ではありません。

 

 

 ソニーのヴィヴァルテが活動休止したので、ターヘルムジーク・バロック管弦楽団は今は自主レーベルを中心に活動しています。まあ、ヴィヴァルテ時代も数多の古楽器オーケストラの中では埋没的なところもあり、そんなに目立ってはいなかったと思います。

 

 

 ランチベリーはイギリスではバレー音楽にかけては、デッカのボニングと人気を二分していました。そんな彼のチャイコフスキーは原曲にはないイギリスの踊りまで挿入して、バレーを盛り上げていました。

 

 

 アシャケナージはラフマニノフは十八番でしたから何度も録音していますが、これはハイティンクと組んだ録音です。デッカがコンセルトヘボウと録音するのは極めて珍しかったのではないでしょうか。

 

 

 テレフンケン時代のダス・アルテ・ヴォルクに録音した一枚で当時の親しい仲間のオランダ合奏団と全曲録音しています。DGのアルヒーフと競争していたんですなぁ。ブリュッヘンはブロックフレーテ奏者とばかり思っていたのでこういう録音が出てきたことに当時は驚いたものですが、その後の18世紀オーケストラとの活動を鑑みるに必然の流れだったように思います。

 

 

 こちらはのちのヴィヴァルテにつながるセオンに録音されたクイケンの「四季」です。最小の各楽器一名という究極の編成で録音されたこの演奏は、この曲が合奏協奏曲という原点を改めて認識させてくれます。

 

 

 アシュケナージはベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を3度録音していますが、これは弾き振りということでの最後の録音です。オーケストラがクリーヴランドということも意外ですが、ここでは彼の理想の演奏が完成したと見ることができます。ただ、それが最良の演奏かというと評価が分かれるところで、タレの大評判としてはメータの指揮によるものが一番流通しているようです。

 

 

 CDの初期に発売されたデモンストレーション用の一枚です。フィリップスの録音は派手ではありませんが、レコード時代からウォームトーンのしっとりとしたサウンドが特徴でした。ここでは、そういうフィリップスサウンドがデジタルでどう変わったのかを聴ける貴重なそー捨てして血養蜂しましたる個人的にはこのCDでエサ・ペッカ・サロネンを初めて知りました。

 

 

 いまでも、白鳥の湖の名盤と称せられる録音です。バレエ畑が長い指揮者ですが、オペラも得意で、で作家にかなりの録音を残しています。アシュケナージの初期の録音でも伴奏を務めのしたし、中村紘子のショパンの協奏曲のバックもこのフィストラーリが勤めていました。

 

 

 なんとなく、メンデルスゾーンというとヴァイオリン協奏曲のイメージからした女性的な弱々しさを感じるのですが、このショルティのメンデルスゾーンはそういう概念を吹き飛ばす骨太さがあります。