(浅煎・荒挽きコーヒーとの出会い no.10)

 

名人H氏の焙煎データーが『一つの参考データー』にはなるが『焙煎方法の虎の巻』ではないという現実の壁に愕然としてしまいました。

 

サー困りました σ(*_*;

焙煎が、完全に暗礁に乗り上げた気分でした。

 

 

師匠と二人 『あーでもないこうでもない』とコーヒー豆を前にして、日々、焙煎に

悪戦苦闘していたころです。

 

また一人「コーヒー仲間」が加わりました。

そのころ、東大阪市に『〇路〇コーヒーチェーン』と言うのがあったのですが、

そこの責任者であったN氏との交流が始まったのです。

 

私が、後にそちらの店でお世話になることになるのですが、その時はそんなことは

露ほども思っていませんでした。

 

当時、コーヒー専門店と言うのがブームのようになり始めていたころです。

『〇路〇コーヒーチェーン』でも、チェーン店にコーヒー豆を供給するために

自家焙煎に取り組み始めていた矢先でした。

 

 

たちまちに意気投合して、共に焙煎研究に取り組む同志になりました。

N氏は、とてもデーターと言うのを重視される方でした。

 

それまでは私も師匠も、大まかな感性に頼るような焙煎の仕方でしたが、

N氏は一釜ごとに焙煎のデーターをグラフにして記録するのです。

 

温度・火力・時間ごとの温度変化・排気弁の調整位置など・・・

とにかく事細かに記録できるものは全て記録して行きました。

 

焙煎方法がある程度確立されてきてからは、此のころのようなデーター収集は

さすがになくなりましたが、この方法は今も引き継いで日々の焙煎を記録する

習慣が身に付きました。

 

何年分のデーターを、改めて観てみますと焙煎方法が少しずつ変化してきて

いるのが、凄く良く判ります。

その時・その時の最善を尽くしてきた結果の記録ですが、改めて読み返して

みると、焙煎方法と言うのは決して一つではないのだと思います。

 

 

N氏のデーター集積というやり方は、とても有益でした。

どのような焙煎をしたら、どんな味になるのかと言うことが記録として残って

行きますので、一つ一つの焙煎の仕方を潰すように検証してゆくことが可能に

なりました。

 

それまでは、霧のかなたに姿さえ見えなかった焙煎方法が、ぼんやりながら

その実態を表し始めてきました。

 

焙煎修行も、新たなステージに立つことができたような思いでした。

 

 

次回に続く・・・

 

 

▼前回までのお話

 

(浅煎・荒挽きコーヒーとの出会い no,1)

 

(浅煎・荒挽きコーヒーとの出会い no,2)

 

(浅煎・荒挽きコーヒーとの出会い no,3)

 

(浅煎・荒挽きコーヒーとの出会い no,4)

 

(浅煎・荒挽きコーヒーとの出会い no,5

 

(浅煎・荒挽きコーヒーとの出会い no.6)

 

(浅煎・荒挽きコーヒーとの出会い no.7)

 

(浅煎・荒挽きコーヒーとの出会い no.8)

 

(浅煎・荒挽きコーヒーとの出会い no.9)

 

 

 

   
●お届けしたいのは『こだわり』です●

自家焙煎の店 フクモト珈琲

大阪府東大阪市近江堂2丁目10-49

(TEL)06-6725-6172  (FAX)06-6736-3393

【営業時間】9:00~19:00
【定休日】日曜・月曜

◇コーヒー豆価格一覧◇
(グーグル地図)

 

◇フクモト珈琲HP

https://www.fukumotocoffee.com/

 

◇フクモト珈琲facebook

https://www.facebook.com/fukumotocoffee

 

◇フクモト珈琲ブログ

https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/

 

◇フクモト珈琲インスタグラム

https://www.instagram.com/fukumoto.coffee/

 

◇コーヒー屋店主のつぶやき◇

 

◇コーヒーの焙煎について◇ 

 

◆『低温焙煎 』を考察する◆

 

 

 

フクモト珈琲は 『長瀬タウンガイド』の活動に参加しています!