地方の小さな介護事業所を引き継いで一年で売り上げ1.5倍、利益27倍にしたサラリーマン
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本ブログですが、内容を再編成するため、一時休業とさせて頂きます。

これまでお読みいただいた方、本当にありがとうございます。


より役立つコンテンツ目指してがんばります。

家庭医の先生からの学びをシェアしてきましたが、そろそろ一旦テーマを切り替えていきます。



今日は「確定申告」について・・・



数年前に初めて確定申告をしました。


サラリーマンとしての収入以外の収入があったので。

今は税理士さんにお願いしていますが、その頃は自分で調べながらなってました。



色々な事業をしておいでの方だとちょっと大変ですが、基本的にサラリーマンがメインの場合は正直大したことはありません。



しかも、税金の仕組みとか、実際いくら納税しているのかも肌で分かって、結構良い経験だったと思います。



そして、まず思った事、


何故、学校で教えないんだろう??


って事でした。



そんなに難しい訳ではないです。

簡単な足し算、引き算、割り算。



確定申告をすると、税金の仕組みが分かって、だから政府の方針が気になり、政治にも関心が出て、選挙の投票率も上がって、より良いのでは?



と、色々考えていた瞬間、その正反対の答えが頭に浮かびました。



そうか!


そうなったら困るんだ!!



国民がみんな確定申告をして、税金に敏感になって、政治や行政に関心を持たれると、正直うっとうしいだろうなあ。



学校で確定申告を教えた方が都合が悪いんだ。



なあんて、政治の姿を意地悪に解釈した瞬間でした!(^^)!




でも、本当に確定申告は経験するべきだと思います。


色々考えさせられますので。

家庭医医療という分野について習っています。

見つけてしまったこれからの日本の医療のキモ




かゆみは辛いですよね。

ひょっとしたら痛いよりも辛い。


冬場は肌も乾燥しやすくかゆみが出てくる事が結構多いです。

肌の乾燥がかゆみの原因の場合、保湿が最も効果的な治療です。


そして保湿以上じゅうような事、それは

「掻かないこと。」


かゆみに対して薬を塗っているのに全然効かないとすると、その理由の多くは掻いてしまっているからです。

家庭医の先生曰く、

「掻いてはいけません、我慢する必要があります。」

(T_T)

それができれば苦労しないよ~。

だって、かゆいんだもん。


私のホンネとしてはそんな感じなのですが、かゆいから掻く、さらにかゆくなる、そして更に掻く…。
この悪循環を断ち切らなければなりません。


ではどうしたらいいのでしょうか?

先生から聞いたカンタンな対処法を2つ(ちなみに、掻かないかわりに叩いたりつねったり、というのも悪化させてしまうからダメだそうです。)

1つは冷やす、ということです。冷やすとかゆみは和らぎます。

逆に暖めるとかゆみは悪化します。熱い風呂に長時間つかるのは要注意です。


2つ目は、気をまぎらわす。特に両手を使って集中できるものに集中すると良いらしいです。


かゆみの感覚には波があって、強烈なかゆみが24時間続きっぱなしということはありません。そのかゆみのピークが過ぎるまで掻かずに我慢するため、両手を使って掻かないようにしつつ、他のことに注意をむけるような作業をしてその波がすぎるのを待つのだそうです。


先生は、DSのようなゲーム、ルービックキューブのようなパズル、編み物など、とにかく両手がふさがっていることが大事だと言ってました。

こうやって掻くのを我慢しつつ、薬を使って治療してかゆみがちょっと治まって…の好循環に入りこむと良いでしょう。

私も乾燥肌で、ホント辛いです。

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見つけてしまったこれからの日本の医療のキモ

大抵の薬は「食後」の服用が指示されています。

胃に負担がかかるから?

変な副作用が出るから?


食後に飲む理由があるのでしょうけど、食後に飲むように指示されるため、朝食を食べられなかったから薬を飲んでいないとか、食欲がなくて食事がとれていないので毎食後の薬も飲んでいないなんて話は結構あります。

しかも食欲不振の治療のための薬なのに・・・みたいな時も。


薬を指示通りに服用することは非常に大切なことですが、しかし実際に「食後」というタイミングでなければならない事は結構少ないみたいです。

むしろ、ほとんどの薬は食後にこだわらないらしい。

ではなぜ「食後」と指示されるのか?


お医者さんの狙いとしては、食事とリンクさせる事で飲み忘れを防ぐことが目的という場合が大半のようなのです。薬を飲むことは忘れても、食事を忘れる人はあまりいませんので。だから食事と関連づけようと言うのがお医者さんの考えらしいのです。


まあ、でも、だとすれば、もうちょっとお医者さんの方も言い方があるんじゃない?と正直言って思ってしまいます(>_<)


みなさんも、薬をもらったら、お医者さんに一度聞いてみてください。

(もちろん、糖尿病の薬や骨粗鬆症の薬、服用薬同士の相互作用の関係などで食事とのタイミングに意味がある場合もありあますので、ご注意を。)

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見つけてしまったこれからの日本の医療のキモ



一般のクリニックでは、毎日の中の多くの患者さんは定期的に通院している人だそうです。

高血圧症とか糖尿病とか。


ですから、日常的には大きな体調不良もなく、「元気に」通院してきます。

そんな中で、世間話のように趣味の話なんかもしているそうです。


何とも、穏やかで微笑ましい風景が浮かびます。


しかし、これは別に何となく時間があったからしているわけでも、親しみやすさをアピールしているわけでもないそうです。


例えば洋裁を趣味にしているおばあちゃんがいました。

洋裁では針に糸を通さないといけません。


ですから、この人にとっては洋裁ができる程度に目がしっかりしていること、手先が動くことは結構重要なわけです。

一方ではそこまでの視力や指先の器用さを必要としない人もたくさんいます。


そうすると、客観的な体の状態は同じでも、それを病気だと捉えたり、困ったりするのは結構人それぞれの状況によると言えます。

そして体の状態をどう感じるかは、その人の生活に大きく関係します。


膝の調子が悪くても日常生活に問題が無ければいい人と、アスリート並の身体能力を目指す人とではだいぶ違うわけです。


病気であってもなくても、身体機能の低下についてそれがどのような意味を持つのか、個別性の高い問題に対応することも家庭医の先生は、自分たちの役割のひとつだと考えています。


一見病気とは関係のないような趣味の話をしたり、家族関係や社会背景にも目を配ることには、そのような目的もあるようです。


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見つけてしまったこれからの日本の医療のキモ

患者さんの診断がつかない時もちょくちょくあるらしいです。

例えば、37度ちょっとの微熱が続いている患者さん。

それ以外にはこれと言った症状はない。

診療を受けている患者さんは心配だからどうにか治して欲しいと相談してきますが、正直これと言った原因も見当たらず、そのため原因もはっきりしないので治療も確定できない。

そんな時はどうするか?

取り敢えず「泳がす」

つまり、経過をみていくんですね。時間とともに症状の変化など、新たな情報が増えたり、もしくは症状そのものが無くなってしまったりする事はよくあるそうです。

私たちは、一つの医療機関にかかって、なかなか良くならないとすぐ別な医療機関に行ってしまう事があります。

これはあまり良い事ではないみたいです。

まずは、最初受診した医療機関に通院して、それでも改善がなければその医療機関から他の医療機関に紹介して貰う事が治療への近道だとの事。

今時、自分のプライドでよそのお医者さんに紹介しない様なお医者さんは皆無なので、気軽に聞いてみてたら良いようです。

そうは言っても、気を遣って、なかなか言えるものではありませんが(>_<)

原因が分からなくても、病状が続いていても、決して放り出す事もなく、家庭医の先生たちはずっと寄り添ってくれます。

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風邪で病院にかかる時、症状聞いて、診察して、薬が出て。

大体、いつもこんな感じですよね。

これって、家庭医にかかっても、一般の内科医にかかってもほとんどの場合同じ感じになるらしいです。

インプット⇒マシン⇒アウトプット

 情報  ⇒医者 ⇒治療

 情報⇒一般の医者⇒治療

 情報⇒  家庭医 ⇒治療

こんな感じで、同じインプットで同じアウトプット。

だったら、一般的な医者と家庭医とで何が違うの?

そんな疑問が浮かんだので、この点について聞いてみると、その家庭医の先生はやや口ごもって、説明しにくいような感じでした。

しいて言えば、「入ってきた情報の解釈の仕方に違いがある」との事でした。

例えばもっと、その患者さんの社会的背景を考慮するとの事。

患者さんが30代の女性とだったら、単にその人の症状だけでなく、家族構成の中に小さな子供はいないかとか、仕事をしているのかとか、そう言った事まで体系立てて診療しているそうです。

単に病気だけではなく、その人の人間としての全体像を考慮するのがより家庭医的な診療と言えるでしょう。

これまでの医学教育では、こういった社会的背景を意識した診療はあまり意識されず、その結果社会的は背景を診療でどの程度考慮するかは医者の裁量に任されていました。

しかし、家庭医はこういった事をキチンと網羅したトレーニングを受けてきています。

ですから、家庭医は当たり前の事として患者さんの社会的背景を重視しています。

ただ、そんな事はちょっと気の利いたお医者さんなら結構やってるとも思います。

実際少ないとは思いますが、そんなお医者さんとも時々巡り合いますし、巡り合えたらラッキーだなと思います。

そう言ったお医者さんがいるのも事実なので、家庭医の特徴がこれだとは言いにくく、その辺が口ごもった理由だった様です。

家庭医のすごさは、ただ症状聞いて、ただ薬を出すだけではなく、その患者のあらゆる側面を考慮した上質な診療を日々人知れず継続している事だと思います。

私たちは、私たちの知らない処で、こっそりと守られている・・・。

家庭医とはそんな存在なのかもしれません。

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見つけてしまったこれからの日本の医療のキモ

先日も、家庭医に「専門」という言葉が馴染まない事はお話ししました。

特定の臓器を診る専門化ではない、そういう事ですね。


では実際、家庭医の守備範囲は何処なのか?


・家庭医はどんな人の健康問題にも対応します。

・家庭医は診療範囲は病気だけに限りません。

・家庭医は赤ちゃんからお年寄りまで、男女問わず診ます。

・家庭医は病気や症状の種類を限定することはありません。

・家庭医は病気であるかどうかに関係なくあらゆる健康問題に対応します。

ただし、あらゆる健康問題に対応するといっても全ての問題に対して自己完結する訳ではなく、専門的な検査や治療が必要な場合は大きな病院の特定の科に紹介をして必要な検査や治療をうけてもらうわけです。



日本の医療は基本的にフリーアクセス状態なので、患者さん自身が臓器別専門科を最初から選んで受診をするということが日常的です。

頭痛がするから脳外科、咳が出るから呼吸器みたいな。


しかし、いきなり専門科にかかる事の問題も結構あります。


一つは、患者さん自身が適切な科を選択できるとは限らないという事です。
頭痛の原因が頭の中にあるとは限りません。目や鼻の病気で頭痛がおきている事も頻繁にあります。そうすると脳外科ではなく眼科や耳鼻科の問題になります。


もう一つは、かなりな数の日常的な病気は専門科の検査や治療を必要としないからです。
頭痛の原因で最も多い緊張型頭痛や片頭痛という病気は、これらの診断には特別な検査や、特殊な治療をする必要はないそうです。



やはり、とっかかりでしっかり方向づけしてくれる家庭医の存在は、迷える子羊にとって有難いです(笑)

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見つけてしまったこれからの日本の医療のキモ

このところちょっと風邪気味だったのですが、私は元々風邪で病院にはかからない派です。

寝て治す!

そんな感じですね。

元々意外と熱に強いのもあるからかもしれません。

風邪は万病の素とも言いますが、まあとにかく寝て治します。

ちなみに、風を治す薬は無いそうです。

はい、無いそうです。

じゃあ風邪で病院にかかって貰っていた薬は何なのか?

市販の風邪薬は何なのか?

一般に風邪と言えば、熱が出て、だるくて、のどの痛み、咳や痰、腹痛・嘔吐・下痢などが症状として浮かびます。

これら風邪症状の原因のほとんどは「風邪のウイルス」だと言われています。

このウイルスがのどに感染したり、お腹に感染したりして種々の症状を引き起こします。

じゃあ、風邪を治すという事は、このウイルスをやっつけて排除する事になりますが、実はそんな薬はまだ存在していないというのです。

我々が気軽に貰っている抗生物質ですが、あれとてウイルスには効きません。

似てはいますが、全く異なる「細菌」には効きます。

ですから、風邪だから抗生剤を内服するというのは何の関連もないと言えます。

ただし、風邪症状の中でも、例えば激しい咳や痰がらみ、膿みたいなものがべっとりとついて扁桃腺が腫れているといったタイプの風邪は、細菌感染症の可能性も高く、その場合は抗生物質を内服する道理があります。

ですから、風邪を一発で治すために点滴しても全く関係ないんですね。

風邪薬と言われて貰った薬も、実は症状を和らげる薬に過ぎず、これまた治す事には関係ないんです。

じゃあ、どうやって治るのか?

普通の人なら、寝てりゃ治ります。

寝てなくても、恐らく何だかんだで治ります。

時間とともにウイルスが消滅、除去されれば治ります。

だから、寝れば良いのです。体力を落とさないように、しっかり栄養や水分を摂って、あとは可能な限り寝る。

そうやって治っていきます。

こんな事言っちゃうと、医者の商売あがったりな様な気がしますが、家庭医の先生は教えてくれました。

商売っ気ないですね(笑)

ちなみに、インフルエンザだとかは少し別な話なので、それはまた別なところで。

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インフルエンザの話も家庭医の先生に聞きました。



我々がインフルエンザで病院にかかると、タミフルとか、インフルエンザの薬を出される事が増えました。


私たちが小さい頃、タミフルみたいな薬はありませんでした。


じゃあ、どうしてたかと言うと、数日かけて自然と治ってたんですよね。つまり特別な治療をしていなくても自分の治る力で自然と治っていたのです。



昔は自然と治って、今は自然と治らないわけはないので、今でも自然と治るはずです。


でも、大体病院にかかるとタミフルみたいな薬をだされます。



医学の世界でも、この薬を使うべきかどうか、未だに意見が分かれているようです。



抗インフルエンザ薬は安易に投与すべきでないとする理由といては
  1. インフルエンザウイルスが薬に対して耐性を獲得し、薬が効かなくなる恐れがある。
  2. そもそもインフルエンザは健康な人であれば短期間で自然軽快する病気である
  3. 薬を使っても症状改善を1日程度早めるだけである
こういったものが言われているそうです。

これらの理由を見てみると、まあ言われてみればその通りかもしれないけど、でも私は薬を使いたい、そう感じるかも方も多いかもしれません。


逆に私たちが抗インフルエンザ薬を使いたい理由を考えてみると
  1. 1日でも早く症状を改善したい (学校に行きたい、職場復帰したい)
  2. 家族にうつしたくない
  3. 身近に高齢者、乳児がいるのでうつしたくない
  4. 薬があるのだから使いたい
といったところでしょうか。

その家庭医の先生も3の場合には薬をつかう必要はあるだろうとの事でした。

2は難しいところだけど、既に感染している可能性も高いし、治療開始後数日の中でうつす可能性も高いので、あまり意味がないかもしれないとの事。

1、4の理由であれば耐性ウイルスの出現のことを考えてやはり使用はできるだけ控えたいとの事でした。

しかしそうは言っても、インフルエンザ薬の情報、感染拡大の情報が圧倒的すぎて、安易な抗インフルエンザ薬の耐性獲得による問題なんて吹き飛ばされてしまい、薬をつかうことが当然という流れは強まる一方で、なかなか難しいのが実情とおっしゃってました。

(こう考えると、他の色々な薬も本当に必要なのか十分に考える必要がありそうな気がします。製薬会社が色々な薬の宣伝をしますが、それらは効果はあるのだろうけど、本当に必要なのかまでかは教えてくれませんもんね。)



あるものをあえて使わないというのは難しいですが、それでも薬を使わないという選択肢に共感を持つ人もいるはず。

家庭医の先生はそんな人の選択にも寄り添ってくれるみたいです。