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fuyusunのfree time

長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

回転ずしなるものが誕生して久しいけれど、何故か縁遠かった当家である。

一番の理由が、気分をそそる大手のお店が身近になかったからだと思う。

ちょっと前に母にせがまれて行ったスシロー。あそこも、ある意味便利だし不便だ。

結局、別にお寿司を食べるだけの外出って・・・。

お寿司を食べる前後のイベント。これが不便では生活的ではない。

 

ところが、通勤の道筋に「スシロー」が誕生した。

JR荻窪の駅前♪食事の前後は充実。

 

本日、真新しいスシローに行ってまいりました。

ちょうど厨房の声が良く聞こえる席におりました。

どうも、日本の人ではない人が多い現場のようです。

どこもそうかな・・・?!

が、今は指導期間中なのかもですが、前行ったスシローに比べてシャリの握りが微妙でした。

 

 

思えば、これから外国人雇用のあり方が変わるようですね。

一番変わりそうな介護の現場を間近にしています。

こんな「解禁」という言葉の前に、すでに外国人の人と共に働いた事もあります。

ある人などは、中国で看護師をされていて管理職をされていたけれど、

日本の資格取得が出来なくて看護助手をしていた方もいました。

日本の資格取得について、

彼女曰く、「去年だったら大丈夫だったけれど、制度が変わった」と何年も前の事ですが言っていました。

こういう狭間な人は可愛そうですね。

 

しかし、基本的に受け入れようという国々の方は民族的にのんびりしている方が多いです。

日本に来て日本人と同等゜に見えるように働いている姿は、たぶん彼らにとって100倍頑張っているのでしょう。

彼らにとって100倍努力しないと日本人とは同等ではない。これは差別でなく現実。

日本人がいかに今まで勤勉であったかの証です。

その勤勉さで成した日本です。それを失って欲しくないなぁ。

 

たぶん、人手不足の職場に、採用された外国人はきっとちやほやされるのだと思います。

しかし、そこで勘違いされてはいけないのだと思います。

日本人が求めているのは「勤勉さ」である事を。

だから、ちやほやしたい気持ちをぐっとこらえるべきです。

 

もともとがのんびりした人種の人でも、教育次第で勤勉になるのです。

日本で働く外国人にも勤勉さを求めましょう。

猫の手ではなく、人の手であるように教育しましょう。

 

しかし、労働者として外国人がきちっとしちゃうと、チャライ日本人の受け皿が亡くなる。

みんなが求める一流企業に努められる人なんて限られた人なのに、

落ちこぼれた人はどこに行ったんだろう。

落ちこぼれた人がいそうなところには、片言の日本語を話す人ばかり。

昔は、落ちこぼれた人も社会に出て・・・なんて話があったけれど、今は、いったん落ちこぼれると落ちこぼれたまんまなのかな。

どう生きているのか不思議。

 

 

 

本日、ずいぶん長く入院した方が旅立って行った。

本当に、ずっと何もない方で、影薄くあの場所に随分長い間入院していらした。

最近、貧血が進んでちょっと心配ではあったけれど、

顔色が悪い程度で何一つ変わらない方であった。

昨日の夜勤者が何気に呼吸の変化に気が付いて、あれあれ血圧も測れないでバタバタしたそうな。

私は、この方が入院して以来、ご家族を見たことがない。ある情報では、毎月入院費を払う際に顔だけちらっと見る程度で帰っていくご家族を見ている人もいる。ふーん・・・そうなんだ。と話を聞いて思った。ずっとずっと独りぼっちと思ったから安心した。

が。。。

まあ、一人娘が嫁に行くとそうなるんだろうな。

結局は娘の旦那にとっては他人なわけである。元気な頃の娘夫婦の関わり方なのかも知れない。

他家に嫁いだ娘はなかなか率先して介護ができないのは現実である。

嫁ぎ先が優先。

一人娘だったりすると辛いものがありますね。

 

危篤となって、午前中に娘夫婦登場。医師の説明を聞いてさっぱりしたものである。まあ、超高齢者。望むのも酷であるが。

臨終時に、あまり早く行けないかもという事で色々と医師に説明を受けていた。

しかし、この段階で「お寺さん」という言葉を聞いたのはお初である。それくらいさっぱり。

東京には在住ですが、東京も広い。連絡を受けてもすぐには行けない・・・。

こちらで確認をして退の準備可という話を耳にして、色々事情はあるけれど寂しさを感じた。

 

医師から説明を受けて、すぐに帰宅してしまったご家族。が、すぐに状態急下降で旅立った患者さん。

行ったり来たり・・・なかなか決着つかずより、本当にご家族思い。

それも、呼び戻して臨終に間に合った。超凄い。

 

死後の処置後、娘の夫は死後のご遺体を見ようとしなかった。勢いに押されて娘さんの奥様も「いいです」と。

霊安室に運んで、綺麗にしたのでお顔を見ませんかともう一度促したら、娘さんは初めて感情をあらわにそうです。

 

すべてがスムーズ。

一旦岐路に付いたご夫婦をすぐに呼び止める事ができて、、、

本当にご家族思いです。

ついでに、あっさりと・・・。嫁の立場の娘にとって本当に好都合です。

 

何気に人は、看取る人の事情を考えて出発している気がします。

 

地味な患者さんてしたが、本当に教科書的なよい臨終だったように思います。

 

 

 

 

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この数年、CS放送やBS放送で韓流や華流の時代劇を良く観ている。

中国や朝鮮半島の人たちの苗字は大概一文字だなぁ。なんて最近気が付いた私である。

若気の至りで演劇をやっていたころ、学校巡回の仕事をしていた頃があった。芥川龍之介の『杜子春』の杜子春を随分長い間演じていた。仙人の鉄冠子のお爺さんもお母さんも杜子春の事を「とししゅん」と呼んでいたなぁ。私はこの主人公の名前が「とししゅん」だとずっと思い込んでいた。しかし、最近になって気が付いたのだ。彼の名前は子春(ししゅん)である事を。杜は苗字だ(驚)

普段の生活で、その間柄や立場とか場所とかで呼び方は違うと思うけれど、

「○○さん」と苗字を呼んだり、「〇子さん」と名前で呼んだり・・・どちらかだなぁ。なかなか「○○ 〇子さん」と氏名で呼ぶ事は少ないように思う。

中国だと「王さん」・「李さん」・「張さん」、韓国だと「金さん」・「李さん」・「朴さん」とよく目にする苗字がある。調べたところ、韓国の苗字の種類は約260種類なんですって。中国は実は一字だけの苗字だけでなく、二文字や三文字の姓もあるらしいけれど1万2000種類ほどしかないそうだ。二文字の姓は100種類程度。三文字の姓は稀。すなわち、ほとんどが一文字の姓であるといってもいい感じですね。ちなみに日本は29万1129種類もあるそうだ。

日本では集団に石を投げれば「佐藤さん」や「鈴木さん」に当たると言われるけれど、中国では「王さん」に当たるだろうし、韓国では「金さん」に当たるんでしょうね。

 

しかし、

今になって、あの芝居の台本に疑問あり。仙人の鉄冠子が「杜子春」と彼を氏名で呼ぶのは間違えではないと思う。

が、親しい周りの人が日常会話で「杜子春」と氏名で呼ぶだろうかという事である。「杜さん」か「子春さん」だろうな普通。特に母親は絶対に「子春」と呼ぶに違いない。

あの頃は主人公が「杜子春」という名の少年と信じて演じていたので何も疑問を感じなかったけれど、

今更に気が付いて大笑いである。

 

そうそう、私は『三国志』の曹操も個を示す名前と思い込んでいた。そして、本当は曹が氏で操が名前である事を最近になって気が付いた。

なんとも間抜けである。

 

昨日は母のちょっと早い誕生日祝いに歌舞伎鑑賞。

前は、何かものを買ってお食事という祝いの仕方だったが、最近は慶事というと「歌舞伎鑑賞」が定見番に。

本当は人気の第二部に母を連れて行ってあげたかったのですが、、、

大人気の演目。シフトを待っていたら、お休みに合う日は全部満席。という事で、舞踊好きな私は舞踊のある第一部を選びました。

このチョイスは良かったと思います。本当は三部もいいなぁと思っていたけれど、色々楽しめる方が贅沢。出演メンバーを確認。どちらも素敵だったけれど、通し狂言よりも“色々”を重視。第一部を選択した。・・・この決定に母の好みは一切無視。私の独断で決定。ひどい娘である。

でも、結果として母も新作ものもありの第一部の演目を喜んでくれたので良かったです。

 

『花魁草』

本当に泣けちゃいました。幕が開いて、最初のヒロイン登場でヒロインを演じる方の“男”を感じて違和感がありました。長襦袢(?)という薄手の着物姿のせいですかね。

が、その場面以降はヒロインはヒロインになってくれたから良かったです。

そうそう、

母の実家の方は、お女郎さんの事を「おやまさん」と呼んでいたそうです。独特ながに股姿だったそうで・・・。その姿を聞くと、違和感のあったヒロインの姿はまさにお女郎さんだったのかもしれません。

自分も何度か宿場町のお女郎さんとか演じた事がありますが、そんな事をイメージして役作りした事がない。女郎=阿婆擦れという感じで演じていたけれど・・・何気に違っていたかなと今になって思う。

しかしながら、この芝居の演出はとても良かった。とくに最後の場面は、観客に創造的想像力を十分に発揮させてくれて楽しかった。

 

最近の舞踊の演出等々で気になるのは、観客の想像的想像力を発揮させてくれずに、強制的に「こういう場面」と観念化して演出される事が主流になっている。

照明や大道具などなど最新の技術に表現力が頼っている感じがして、

「なんか嫌だ」という感じがしていたのですね。が、今回のように、最新の技術を駆使して、観客の想像的想像力を湧き立たせてくれる演出は素晴らしいと思う。

 

『龍虎』

早変わりの技術が凄かった。

特に、隈取から綺麗な白塗りの変身・・・。どんな技術だったのでしょうね。シール?!・・・超マジック♪

しみじみと太棹三味線の底力を感じました。竹本の場合、どう数を表現するのか分かりませんが、長唄的表現で四挺四枚という少数ユニットなのに、お囃子の銅鑼や大太鼓の音に負けず存在を示すというのは凄いと思いました。

新しい幸四郎丈。なんか“若い”というイメージが強いのですが、すっかりベテランへの道を歩んでいらっしゃいますね。

当たり前なのですが、ご子息の舞踊も素晴らしかったですが、幸四郎丈の芯を感じた演目でした。

 

『心中月夜星野屋』

落語をベースの新作歌舞伎でした。

久々に拝見した七之助丈の美しさに魅了された。

獅童丈の阿婆擦れ母さんの演技も光っていた。そして、妾の情を試すようなせこい旦那の中車丈の演技も素敵だった。

所謂一般の役者さんから、歌舞伎に転じた中車丈も最近はすっかりご自分の芸を定着しているなぁと感じます。

なんかちょっと前は「遠慮」という雰囲気を感じていたのですが。

本当に、今の彼の芸風はいい感じだなと思います。

 

 

座席の後ろに、歌舞伎大好きな若手の方が、職場の同僚を誘って歌舞伎鑑賞しているのかなという女性の二人組を発見。

職場でも先輩らしく指導的。「ネットで筋立てを読むといいんだけれど・・・」・・・客席内はネットが通じなくて残念なことに。ロビーに出て筋書きを読む事を勧める先輩。でも、一ベルが過ぎていて。。。時間がないよ?!

結局、後輩は筋書きを知らずに観劇。そして演目終了後の先輩は「分かりやすい演目でよかったわね」と。

そうそう、最近の歌舞伎は素人にも分かりやす事を感じる。

相変わらず義太夫は何を言っているか分からないけれど、芝居を見ていると分かりやすい。

たぶん、歌舞伎役者の皆さまは「分かりやすい歌舞伎」を目指されているんじゃないかな。

さて、来月の秀山祭のちけっともゲット。福助丈の復帰公演。児太郎でビューを拝見しています。長い間闘病をされていて復帰されるんですよね。絶対に観たいという事でチケットをゲット。

母に「来月も芝居見物できるよ」と伝える。「来月は敬老の日のプレゼントかね^^」とすかさず。

単に母と一緒に芝居見物したいのですが、名目ないと母も「ごちそうになる」で気にしますから。難しいです。

 

本当に歌舞伎って楽しい。

 

 

 

朝鮮時代のお話し。暴君で有名な第10代王燕山君とその異母弟である第11代王中宗。そして、その兄弟から愛された中宗の妻である端敬王后の物語である。

第9代王の成宗の二番目の王妃は、多くの側室に囲まれた夫に嫉妬して、王の顔を引っ掻いた事で廃位され、挙句の果てに賜薬で亡くなった。

実母の死の原因を知らずに成長した燕山君は、9代目から王位を引き継いで、最初は普通の王様だったらしい。でも、重臣というのは自分の立場をよくするために、色々画策する人がいる。日本にも、悪い家臣というのは登場する。しかし、何気にこの王と重臣の関係はこの国独特のような感じがする。だから、たまに理解しがたい事もある。まあ、とにもかくにも、その立場を良くしたい人が母の死の真実を告げちゃったりする。そして王は復讐の鬼となって朝鮮王朝最大の暴君となる。

このドラマを観ていて、いやいや奸臣の存在もそうだが、こんな人間関係じゃ暴君になるよね。。。だった。

中宗の妻は燕山君の王妃の兄の一人娘だった。

ドラマでは、どうも弟の縁談を進めつつも、彼女に恋心を抱いているようだった。

自分の心に素直になって、弟のフィアンセをとってしまえばハッピーエンドだったかもしれない。

それは、二人が愛したシン氏の性格が素晴らしいから。暴君の怒りも収まり良い王に生まれ変わったかも知れないと思った。

 

端敬王后は、まだ中宗が王族だった頃から相思相愛。が二人が幸せに夫婦生活を営む事を願っていなかった。

始めは、中宗の実母。燕山君の王妃の兄であり、燕山君側近でもある彼女の父親に対する警戒から、床入りも許さなかった母親。

二人が夫婦生活をなそうとすると必ず何かが起きる。

でも、それが故に築かれたプラトニックな深い愛情で結ばれた夫婦となったのでしょうね。

クーデターの後に、中宗が王位について、中宗の反対を押し切って重臣の願いで端敬王后は廃位となった。たった7日間で彼女は王妃の立場を失う。

それでも、二人の愛は永遠に続き心の夫婦関係が生涯続いたのだそうだ。

 

中宗の2番目の妻は体が弱くて早逝。それでも12代王を生んだけれど・・・。そこで、ふたたび、王は最初の妻の復位を願ったらしい。

でも難しいよね。そんな王を気遣った元王妃は「すでに王様は跡継ぎを手にしている。もし自分が男子を生んだりしたら、王様とお兄様のような争いのもととなり、そういうことを王様は望まないでしょ」と手紙を書く。本当に素晴らしい女性だ。

 

この中宗という人は女運の悪い王様だ。

1人目の妻は深い愛で結ばれつつも永遠のプラトニックな夫婦の形となる。2番目は早逝。三代目は自分の息子を王にするために第12代王を世子の時代から毒殺を試みた悪女。この皇后の弟の嫁は鄭蘭貞という、朝鮮史上3代悪女として登場する人。この女も悪いが、私は中宗の三代目の妻である文定皇后はナンバーワンの悪女と思っている。

3代悪女・・・。考えたら、身分が低い地位から権力を得た人ばかりだなぁ。チャンオクチョンがナンバーワンなのは奴婢から王妃に成りあがったからなんだろうなと思う。オクチョン以外は妓生出身者だ。

そうそう、燕山君を廃して中宗の王朝を作った功臣のパクさん。ドラマでは行き過ぎて罪人に。でもね、この人の幼女はしっかり側室になっていて、一時期は3番目の王妃候補だったらしい。

でも、のちのち、この側室は男の子を生んでいるんだけれど、自分の子どもを王位に付けたくて、世子を呪った罪で子どもともども罰せられたとか。

12代目仁宗という人も色々なところから、呪われたり毒を盛られたりと大変な人だったなぁ。

 

7日の王妃を視聴して、ずっと借りれなかったオクニョの最終回のDVDをゲットしたので視聴。

考えてみれば、オクニョもこの中宗の娘。ここに登場している王も中宗の息子。ずっと悪事を働いている大妃は中宗の3番目の奥さんです。

 

あのまま端敬王妃が王妃だったら朝鮮時代ももっと平穏な感じだつたんじゃないかな。

 

久々に泣けたドラマです。

 

 

 

Xファイルシリーズはずっとご贔屓な作品である。

あの大人気な時代から大分立ちますよね。すっかり、中年になってしまったモルダーとスカリー。熱く燃えていた若きFBIの捜査官も過ぎ去った年月にすっかり鮮麗されてしまって、今一つ切れ味が悪い。

が、考えてみたら、当時のままと言うのもあり得ない。もし、当時のままの二人だったら今以上に違和感があるに違いない。

謎多き・・・という事ですし、世界の運命を握っている番組なので、きっと今後も続編が続くと思う。

彼らがFBIを定年するまで続くのかな。

自分の成長と合わせて、それはそれで楽しいのかも知れにい。

あの頃は若くて切れがあった・・・。それは自分にも言える事なのです。はははっ(汗)

 

第二次世界大戦の時代のフランス。

たぶんユダヤ人でもお金持ちのお家の子どもたちでしょう。レジスタンスの一環事業なんですかね。ナチスから子どもたちを守るために児童施設に保護。しかし、時がたつにつれて、そこも危険に。子供たちはスイスを目指して逃げていくというお話し。

よい映画でした。

国境のない日本。戦争の惨事は色々だけれど、こういった「中立国を目指して逃げる」という事はなかった事でしょう。

 

 

そうそう、たまたまCS放送で『サウンド・オブ・ミュージック』を観た。思えば、オーストリアに在住の一家がナチスの手から逃れようとラストシーンは山越えをしている。彼らが目指しているのもスイスである。

 

ヨーロッパ諸国のユダヤ人や反ナチスの人々は、ナチスの手を逃れるためにスイスに向けて脱出。

「母国を捨てる」。なかなか日本人には考えにくい感じである。しかし、地続きの大陸。「命」が一番大切。「いつか戻ればよい」という事で、島国の日本人に比べて自由度が高いのかもしれない。

しかし、みんながみんなスイスを目指して・・・、スイスの人口は大丈夫なのかなと心配するのは私だけなんだろうか。

スイスが中立国になったのは1815年。そういえば、このオーストリアも1955年に中立国となっている。

すべての国が中立国になれば、世の中に戦争は無くなるのだろうな。

しかし、人間というのは、平和を好むのと同時に争いを好む。自分と価値観の違う人を排除する傾向にある。

そういった感情があるかぎり戦争は無くならないのでしょうね。

 

映画を観て、ナチスは酷い輩と思うけれど、逆の立場の視点だと、レジスタンスは酷いとなるのが感情でしょうね。

たまたま、ナチが酷い立場の映画が多いけれど・・・。

同盟国だった日本も近隣諸外国から「酷い国」とされている。けれど、わが国の視点で作成された映画は原爆を落とされたり、酷い空襲を受けたり・・・。敵国は本当にひどい事をする。

結局は「価値観の違うものを排除する」という事で戦争は無くならないのでしょうね。

しかし、日本は憲法九条があるので中立かと思えば・・・違うのですね。立場あやふや・・・。

むず痒い国家です。本当に。

本日は歌舞伎鑑賞。社会人のための歌舞伎教室という事で国立劇場に言ってまいりました。

解説は、スッポンの話から、花道、揚幕・・・毎年恒例。が、今年はちょいと簡素化されていたような気がする。

毎年、黒子さんの話があったと思うのですが、今年は無かった。ちょっと吃驚。

 

『日本振袖始』

八岐大蛇のお話しである。というか、色々な神話がミックスされてできたお話しという感じである。

須佐之男命=素戔嗚尊。天照大御神の弟。とんでもない荒神様で、色々やらかしてお姉さまを天岩戸に隠れさせてしまう原因の弟。

八岐大蛇を退治したのは彼だし、そのご縁で櫛名田比売=稲田姫である。

しかし、八岐大蛇=岩長姫というのが???

岩長姫は木花咲耶姫の姉と言われている。天照大御神の孫の瓊瓊杵尊に妹とセットで嫁がされた。が、やや見た目が??!だった姉は実家に戻された。父である大山祇神は「イワナガヒメを差し上げたのは天孫が岩のように永遠のものとなるように、コノハナノサクヤビメを差し上げたのは天孫が花のように繁栄するようにと願って差し出したのに」と激怒。「姉を返した事で天孫の寿命は短くなるだろう」と告げたのだそうだ。また、妹が妊娠して岩長姫が呪ったとされ、それが人間が短命だという始まりなのだそうだ。

そうそう、古事記では須佐之男命の子と結婚したのが岩長姫。じゃあ、息子の嫁を退治してしまったのか!

 

まあ、細かい事にこだわる。歌舞伎の世界ではタブーである。

「ああ、楽しかった♪」

今日芝居を観て席を立った時に感じたあの思いが大切である。

やっぱり歌舞伎は楽しいね♪

 

今日は土用の丑の日。

今年も一応ウナギを食べて夏バテ予防。

六月末に罹った風邪。咳だけ残って苦しい今日この頃。また、咳喘息かな?!

先月下旬から、すっかり風邪をこじらせてしまって・・・。止まらない咳にすっかり寝不足の今日この頃です。

 

さて、

最近、鑑賞して面白かった映画を記録しておこう。

中国・香港合作映画。

倭寇と明軍との戦いの話である。

懐かしい。Gメン'75の倉田保昭氏。今もなおアクション俳優としてご活躍なのですね。

日本のアクション俳優というと、千葉真一に並んでこの人の顔が浮かぶ。

倭寇。なんか日本の海賊というイメージがあるが、実は日本人と高麗人で作られた海賊。これは前期倭寇。たぶん、この映画の倭寇は、明の海禁政策による懲罰を恐れた浙江省や福建省の中国人が中心で日本人・ポルトガル人など色々な民族で構成された海賊で後期倭寇と呼ばれた人たちだろう。

 

倭寇VS明軍のお話し。倭寇のリーダーは実は松浦藩の武士で明の財を奪って武器調達を目的とした人。つまり、倭寇という海賊を装って藩の密命を背負っている人が一部混じって構成された海賊たち。

ちなみに松浦藩というのはない。後期倭寇の日本対策は秀吉が出した海賊禁止令だそうだから・・・。まだ「藩」というものは存在しない時代である。

海賊として有名なのは松浦党。長崎平戸あたりの豪族。

嵯峨源氏の流れをくむ松浦氏。渡辺綱がーに始まる渡辺氏を棟梁とする摂津の滝口武者の一族。水軍として瀬戸内あたりを統括した渡辺党の分派だそうで・・・。始祖である松浦久は渡辺綱の子である奈古屋授の孫なのだそうだ。

鬼退治・土蜘蛛退治に出てくる渡辺綱と海賊。意外な接点に吃驚である。

天下分け目の関ヶ原で徳川軍に付いたんでしょうね。江戸時代にはいっ6万3千石の平戸藩の外様大名になる。

 

松浦藩の密命軍団の中に「若」と呼ばれている人がいた。もしかしたら、松浦のお坊ちゃん?!この若役を演じているのは、淫行騒ぎで活動自粛している小出恵介氏。たぶんギリギリ騒ぎの前に封が切られたんでしょうね。たぶん、あの時代売れていた彼は倉田氏以上の日本人向けの看板となる出演者だったんだと思うのですが、騒ぎの影響で小出君が出演していますという事が伏せられているような扱いだ。

さて、主人公である戚継光は本当に倭寇退治に活躍した人物らしい。彼の上司である胡宗憲も実在の人。この人の末裔が中華人民共和国第六代国家主席だった胡錦濤なのだそうで・・・これも吃驚。

 

明の軍隊はぜんぜん弱くて倭寇に全く歯がたたない。若き将軍の戚継光は自分の土地・財・家族を全力で守ろうとする庶民の力に注目。一般人を取り込んで倭寇に立ち向かう。その作戦がバッチリヒット。倭寇退治ができた。

自分たちの家族、土地を守る力は国土を守る力となる。民の力は偉大なり。ザ・中国という感じがした。

 

なかなか見ごたえのある映画でした。

 

 

テレビでスシローの宣伝を見るたびに、

「スシローのお寿司が食べてみたい」という母。普通のお寿司屋さんも巷の回転ずしも知っている母ですが・・・。

どうも、普通の回転ずしとは違うというイメージらしい。

確かに、大手なので安心だし、色々と工夫があって、普通の回転ずしとは違うかも。

しかし、近辺にないのですね・・・。

が、ちょっとバスを乗って歩いていくとスシローがあるという情報を得た。

 

十一時開店なのに、開店前から並んでいた。店員の対応からいつも来ているお客さんのようだった。

会計をして感じたのですが、

流れてくるものだけ食べていれば、満腹以上でも1000円以内で収まる感じ。

毎日のランチでもおかしくはないと思った。

 

初めてなので、オプションなしで・・・。でも楽しめた。

母もウキウキだった。母のリクウェストでニコニコになってもらえてよかった。

「また行こうね」という母♪

けっこう、バスで行けば便利。特に母なんて高齢者パスでタダだし。

が、不便で、

そのあとの移動か面倒。そこがネックなのよね。

でも美味しかった。