本日は歌舞伎鑑賞。社会人のための歌舞伎教室という事で国立劇場に言ってまいりました。
解説は、スッポンの話から、花道、揚幕・・・毎年恒例。が、今年はちょいと簡素化されていたような気がする。
毎年、黒子さんの話があったと思うのですが、今年は無かった。ちょっと吃驚。
『日本振袖始』
八岐大蛇のお話しである。というか、色々な神話がミックスされてできたお話しという感じである。
須佐之男命=素戔嗚尊。天照大御神の弟。とんでもない荒神様で、色々やらかしてお姉さまを天岩戸に隠れさせてしまう原因の弟。
八岐大蛇を退治したのは彼だし、そのご縁で櫛名田比売=稲田姫である。
しかし、八岐大蛇=岩長姫というのが???
岩長姫は木花咲耶姫の姉と言われている。天照大御神の孫の瓊瓊杵尊に妹とセットで嫁がされた。が、やや見た目が??!だった姉は実家に戻された。父である大山祇神は「イワナガヒメを差し上げたのは天孫が岩のように永遠のものとなるように、コノハナノサクヤビメを差し上げたのは天孫が花のように繁栄するようにと願って差し出したのに」と激怒。「姉を返した事で天孫の寿命は短くなるだろう」と告げたのだそうだ。また、妹が妊娠して岩長姫が呪ったとされ、それが人間が短命だという始まりなのだそうだ。
そうそう、古事記では須佐之男命の子と結婚したのが岩長姫。じゃあ、息子の嫁を退治してしまったのか!
まあ、細かい事にこだわる。歌舞伎の世界ではタブーである。
「ああ、楽しかった♪」
今日芝居を観て席を立った時に感じたあの思いが大切である。
やっぱり歌舞伎は楽しいね♪
今日は土用の丑の日。
今年も一応ウナギを食べて夏バテ予防。
六月末に罹った風邪。咳だけ残って苦しい今日この頃。また、咳喘息かな?!