幼稚園受験をした頃の息子を振り返って思うこと
今から１1年ほど前
息子が幼稚園受験をした頃のお話です。
幼稚園受験と言っても
我が家は名門幼稚園を受けるような
いわゆるお受験ではありませんでした。
私の住む地域は
定員のある幼稚園ばかりだったので
誰でも希望すれば入れるという園はほぼなく
幼稚園に入るために
ある程度の考査を
受けなければなりませんでした。
主人も私も田舎育ちだったので
そんな経験はなく
幼稚園で受験なんて、、、
と考えていましたが
近隣の幼稚園はみんな
そんな状態だったので
受けないと幼稚園に入れない
という環境でした。
幼稚園に入れないと困るので
息子は入園前に通う幼児教室に
通わせることにしました。
早生まれの男の子ということもあってか
私から離れるのはとても大変でした。
幼児教室の先生には
「1人でできることを増やしてあげると
安心してママから離れますよ」
「かわいいからとママが手を出さずに
1人でできるように待ってあげてくださいね」
とよく言われていました。
そんな言葉を鵜呑みにし
「私が甘やかしてるから
この子は私から離れないんだ」
と思い込んでしまった私は
息子になんでも1人でやらせようと
必死でした。
そして幼稚園の考査でも
ママから離れない子は
うちの息子だけで
ずっと付き添っていました。
そしてその園でも先生から
幼児教室と同じようなことを言われ
やっぱり私の関わり方がいけないのかと
また更にがんばることになってしまいました。
でも今思うと
本当にそうだったのだろうかと
思ってしまいます。
1人でできることが増えたら
ママから離れられるではなく
ただ甘えたかった
甘えたい気持ちを
ママに受け止めて欲しかった
ただそれだけだったのでは？
と思えてなりません。
子供の成長のペースは人それぞれ。
それを幼稚園受験に合わせて
できなければいけないと
親もプレッシャーを感じ
子どもにプレッシャーを与えることが
本当に子供のためになるのかなと
今は疑問に思います、、、
息子は息子のペースでできればいいと
ある程度手伝ってあげながら
甘えたい気持ちも受け止めながら
接していたら、、、
今頃こんなに苦しい思いを
させなくても済んだのでは？
とついつい考えてしまうこともありました。
でもその時はそれがベストだと思っていた
もちろん小さい頃から
もっと息子のありのままを
受け容れてあげられたら今頃元気に
学校に通っていたかもしれない
だけどそんな昔も含めて
今だからちゃんと気づくことができた
だから絶対に自分が変わろうと思えた
今のタイミングがベストだったのだと
今は思えています。
気づいた時から変わればいい。
気づかせてくれた子供たちに感謝ですね。
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