動物の余生 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

人間より動物好き 獣医師シワ男

埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

  天先案内人さんの愛犬が

  一昨年の9月から多臓器不全に

  なってから余生を過ごしてきたが

  旅立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  一昨年の9月に多臓器不全発覚。

  まさかここまで生きているとは

  想像もできませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  これだけの疾患があっても楽に

  穏やかに苦痛なく生きられるんだ

  ってことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ゆずの場合は生命に直結しかねない

  疾患を複数抱えながらも

  全く痛い苦しい様子は見られず

  ただにこやかに楽し気に生きてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  足が悪いからって可哀そうではないし

  ガンがあるからって辛い余命を

  生きる必要はないんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  この1年私はこれらの疾患を何とかしよう

  ではなく、疾患からくるQOL(生活の質)を

  落とす症状の解消に意識をあわせていました。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

  疾患があること前提です。

  人間の最期も同じだと思うのです。

  疾患名がどれだけあろうとも

  どんな深刻な疾患名が付こうとも

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  人間ならその本人や家族が

  ペットならその飼い主が

  疾患に意識くぎ付けで過ごすか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  日々を楽しむことに意識を向けるかで

  全く違う時間が流れるはず。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ってブログで書いてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  穏やかな安らかな看取りで

  生き物の本来の姿なんじゃないかと

  思うのさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  治療するのか、しないのか

  点滴するのか、しないのか

  ホントに飼主さんは迷うと思うし

 

 

 

 

 

 

 

 

  どうしたらいいかわからなく

  なるよねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  通常なら下痢してれば下痢止めとか

  食べないなら食欲増進剤とか

  点滴とかすると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  多臓器不全になってから

  治療してたらきっとここまで

  穏やかな余生にはならなかった

  と思うね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  もっと短命になってたと思うし

  つらい余生になったかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  治療しないと言う選択をしても

  状態が悪くなればビビって

  点滴したり治療したくなるよねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  それでも医学的な処置はしない

  選択をして穏やかな旅立ちを

  迎えることができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  実は枯れるように旅立つためには

  準備期間があって体は脱水を

  していく必要があるんよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  旅立つ直近で医療行為を辞めても

  体が脱水しないと枯れるように

  旅立つことは難しいのさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  更に脱水する時に下痢したり

  せん妄と言って脳が脱水すると

  神経症状が出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

  ケイレンしたり、バタバタしたり

  遠吠えのように鳴いたりするから

  この症状をみると動物がつらいんじゃ

  ないかってみてられなくなるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  下顎呼吸と言って口がパクパクする

  呼吸になると苦しいんじゃないかって

  心配になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  でもこれが枯れるように旅立つ

  準備であって苦しくないんだけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  飼主さんとしては心配だし

  みてられないかもしれないね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  この準備を経て最期は眠るように

  穏やかに旅立つことができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  最期が眠るように旅立つのは

  この準備期間は必要なのさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  この準備期間がないと最期に

  苦しい症状の中での旅立ちになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  どっちがいいかだね。

  余生を症状を抑え込む治療をして

  最期苦しい症状になっちゃうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  余生を脱水、せん妄、下顎呼吸の

  見た目苦しそうな準備期間を経て

  最期穏やかに眠るように旅立つか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  動物はこうしてほしいとは言わないから

  ぼくら飼主が選択することになる。
  選べないねー。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日もありがとう

 人間より動物好きの獣医

 獣医師シワ男

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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